心乱れて

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【本編完結】感謝御礼!!番外編③

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*本編でR18がほぼ無かったので、感謝御礼!!ということで少し書いてみました。
(っと……訂正、少しではなく、ガッツリではありませんがR18です。←ウソです。思ったよりガッツリになってしまいました。というか……羽目を外し過ぎました。スミマセン……😭)

*↓以下、R18描写等(ど下ネタも)入ります。
 苦手な方は全力で回避願います!
 読まれる方は自己責任でお願いします!

*“感謝御礼!!番外編”として書いていますが軽いノリで書いている為、本編とは“似て非なる”物語としてお読み下さい。

*本編の雰囲気やイメージを壊したくない方はスルーして下さい。

*あと、ライアンのファンの方!先に謝っておきます。ごめんなさい!(^-^;
 ライアンが変な方向に振り切れたキャラになってます。
 ライアンのイメージを壊したくない方もスルーでお願いします。
 


~~~~~~~~~~


 長かった……。

 何とか彼女に誠意を示して結婚まで漕ぎ着けた。

 そして今日、彼女は俺の妻になり今夜は悲願の初夜……初夜……初夜……なんていい響きなんだ。

 と、期待に胸もも膨らませている。

 ワイングラスを片手に喉を潤しながら妻を待っている。

 まだかなまだかなぁ~🎶

 小さく控え目なノックが聞こえて心臓はMax最速で鼓動ビートを刻む。

 部屋に入り、扉を閉めた彼女は俯いたまま消え入りそうな声で言った。

「お願い、灯りを…薄暗く…して……。」

 恥ずかしがっている彼女が可愛過ぎる!
 少しでも早く抱き締めたくて俺からも近付いた。

 二人、向かい合わせに立ち俯いた彼女のおとがいに手を当て顔を上向かせた。

 頭から湯気が出そうなほど真っ赤になって、目を潤ませる彼女に胸が熱くなる。

 顔を傾け、唇に触れるだけの口付けをした。
 ドクドクと耳元で聞こえる自分の心臓の音が彼女にバレないように願いながら余裕振ってみせる。

 一度顔を離し彼女の顔を見ると軽く目を閉じていた。
 可愛いその顔を見て顔が緩むのが自分でもわかった。

 再び触れるだけの口付けをしてから啄むような口付けを何度もしながら彼女に囁いた。

「ニア、愛している。この先もずっと俺と一緒に居て欲しい。」

 俺の胸に手を当て、小さく「はい。」と答える彼女に深く口付けた。
 膝に力が入らないらしい彼女の膝裏に手を入れ横抱きにするとベッドの方へと移動した。

 勿論、その間も啄むように口付けたり、深く口付けたりした。

 そっとベッドの上に彼女の体を置く。

 目を見詰め、首筋に顔を埋めてその甘い匂いに酔い痴れる。

 初めて彼女の甘い匂いを嗅いでから癖になってしまい、彼女を抱き締めた時は必ず首筋に顔を埋めて堪能している。

 首筋に舌を這わせると甘い吐息が瑞瑞しい桜貝色の唇から洩れるともっと味わいたくて首筋から鎖骨へと舌を這わせる。

 擽ったそうに肩を竦めるのが可愛いい。

 ガウンの紐を解き、はだけさせるとその姿に目を細め息を飲む。

 こ、これは…まさか!?
 あの噂に聞くベビードールとか言うやつか!!

 ゴクリと生唾を飲む。

 心なしか全身が燃えるように熱い気がする。

 真っ白でスケスケな生地、襟や袖、裾にはヒラヒラのレースが付いていて天女の羽衣みたいで、ヒラヒラと俺を誘っているようだ。

 二つの膨らみの頂にある小ぶりなサクランボのような淡いピンク色の尖りがツンとスケスケの生地を押し上げていて思わずパクリと口に含む。

「ぁ…ふ…。」

 想像していた通りの甘い声が彼女の口から出る。

 堪らずスケスケの生地ごと舐めしゃぶり、反対側の膨らみを柔々と揉み、時々尖りを摘まんだり転がしたりする。

「ふ…ぅ…んぁ……。」

 その度に甘い声が洩れ、息が切れ切れになってくる。

 声を抑えるように手の甲を唇に当て、小刻みにイヤイヤと首を振る。
 その様に劣情を煽られ彼女の中に入りたくて抑えが効かなくなりそうなのを何とか遣り過ごす。

 初夜だ!初夜なんだぞ!優しく解してやらないと駄目だ!!

 先端を指先で摘まんだり転がしたりしながら胸から腹にかけて舌を這わせ、触れるか触れないかの力加減で脇から腰につぅぅっと指を這わす。

 その刺激から逃れようと身を捩るが、がっちりと腕で腰を固定する。お腹から下腹部へと舌先だけで舐めたり指を這わせたりして時々ピクッと彼女の体は小さく跳ねるのを見て悦に入る。

 両足を広げ、自分の体をその間に割り込ませると両膝を立てさせる。

 前面に申し訳程度の面積しかない小さな三角形の生地が彼女の出した愛蜜で張り付き淫らに俺(自身)を誘っている。

 蜜で濡れそぼった其処を指で上下に摩る。

「ぁ…っああぁっ!!」

 一声啼いた彼女が腰が跳ね、背を仰け反らせたが、両腿の下に腕を入れ、骨盤の両端の上を掴み体ごと下に引き戻す。

 するとすぐ目の前に秘所が……。

 ゴクリと唾を呑む。

 何て不埒で淫らなんだ。

 食らい付きたくなるのを抑えられずパクリと食む。

「や、な、なに!?」

 驚く彼女に構わず舐めしゃぶる。

 甘い匂いだけじゃなく本当に甘い。

 夢中でむしゃぶりつくと嬌声を上げ、引き剥がそうと思ったのか俺の頭に手をやるも逆に押し付ける形になり、益々甘い悲鳴を上げる。

 一旦顔を離すと結んだ紐の間からつぷりと指を入れた。

「あああっ!!」

 ハッ、ハッと小刻みに息をして眉を寄せている。
 痛いのかと思い指を抜こうと手前に引くと

「ふぅっ…ンんんー!!」

 背をしならせて体を震わせた。
 それを見て下腹部に熱が集まる。

「軽くイッたのか?」
「ぅ……イッ…た…?」

 見ると頬を上気させ目をトロンとした目を俺に向けている。

 か、可愛い…俺だけだ…。
 俺だけがこの表情を見る事ができるんだ!!

「初めての時は、ちゃんと解しておかないと痛いらしい。だから…任せて…。」

 黙って頷く彼女をウットリと見上げて微笑むと微笑み返してくれた。

 指を出し入れしながら角度や向きを変え、彼女の反応を見ながら内壁を擦る。

 それを繰り返しながら、最終的に三本の指を入れた。

 切なげに身悶える肢体が艶めかしくて……もう……無理だった。

 濡れて意味を成さない小さな三角形の紐を解いて引き抜くとベッドの下に放り投げ自分の下穿きの前を寛げた。

 剛直が勢い良くブルンと飛び出した。

「…ッヒ!!…」

 しまった!ニアが見てしまった。

 頼む!恐がらないでくれ!!

 祈る思いで顔を近付け、啄むようにキスすると舌を絡め口中を貪るように何度も角度を変えながら深く口付けた。

 息も絶え絶えに喘ぐ彼女を見ながら蜜壺に触れるととろりと蜜が……。
 指に塗すとすぐ上の突起を小刻みに揺らず。

 嬌声を上げ背中を仰け反らせたところへ指を入れる。

「は…ふぁッ!!…ま…あぅン…待って…ェアぁッ…ぅぅンんんん~!!」
「またイッた?可愛い。」

 頬に口付けた後、剛直を握り先端に蜜を塗すように突起や蜜壺の入り口を撫で擦る。

「…ン…フッ…あっ…。」

 モノに比べて小さいから、彼女の反応を見ながら腰を進める事にした。

 そして……
 いよいよ……!!

 俺の心臓はバクバクと速いスピードで鼓動を打っている。
 これまでで一番興奮している。

 彼女の濡れそぼった蜜口に押し当ててグッと力を入れた。

 その時…!?

 ボタッ!ボタッ!!ボタボタボタッ!!

 見ると

 赤い点が……(赤い?)

「え?」
「!?」

 自分の顔に降り注ぐ物に驚いた彼女が、軽く拭った手を見て意識を失った。

「…ニ…ニア!?って、おい!大丈夫か!?」

 肩を掴んで揺するが目を覚まさない。

 焦る俺。
 意識を失ったままの彼女。

 こうして俺の初夜は悪夢のように終わった。

 仕方ねぇーだろ!!
 いいじゃねぇかよー!



 だが、これで終わりじゃなかった……。

 

 野獣のようにギラついた俺の血に塗れた顔と、大量に出た鼻血の所為でニアがトラウマを抱えてしまい、のまま三週間が過ぎた。

 毎夜、抑えきれない欲望に叫び出したくなる。

 ハアハアハアハア……。
 もう……ダメだぁー!!
 無理だぁーッ!!

 あれ以来、分けられてしまった寝室……。

 俺はニアの部屋に侵入した。

 ハアハア……。

 呼吸は荒く、耳元でドクドクと脈打つ。

 上掛けを剥ぎ取り、寝衣の裾を捲り上げ、下着を剥ぎ取る。

「ち、ちよっ…待っ…!!」

「お願い!先っちょだけでも!!」

 ニアに抱きつき叫んだ。




 ドゴッ!!

「痛ってーな!」

 目を開けると俺にしがみ付かれ目に涙を浮かべて赤面するニア。
 
 え?

 スパーンッ!!

 頭を叩かれる。

「ねぇーちゃん、先っちょだけでも入れさせてやれよ!ギヤハハハッ!!」

 隣の座敷で飲んでいたおっさん達が、ギャハハ、ガハハ、イヒヒと嗤って冷やかしている。

 再び頭を叩かれ、視線を上げると鬼のような形相で仁王立ちするハロルドが指の関節をバキバキ言わせていた。

 あ……死んだ……。

 この後一月ほどニアは口をきいてくれなかった。(涙)


△▽△▽△▽△▽△▽△▽△


─ 後日談 by シトリン ─

 いや、最初はね良かったんですよ。ムニャムニャ言いながらニヤニヤしたり眉間に皺を寄せたり、百面相が面白くて。

 皆でほっぺた突っついたり抓ったりしたりして。

 そのうち顔を真っ赤にしてニヤニヤしたり、ハアハア言い出すし、ニアちゃんに抱きついて離れないし……。  

 下半身ガッチガチにした時はニアちゃん泣きそうになってましたよ。
 あと、見て恐怖で引き攣った顔をして逃げようとしても、ライアンさんががっちりとへばり付いて取れないし……。

 で、留めがアレでしょ
「お願い!先っちょだけでも!!」
 って……。

 もう……無いですね。無い無い。
 ニアちゃんとより戻そうったって……ねぇ、無理でしょ。

 そのシトリンの記録装置による報告を聞いたオルカリオンとアレクが笑顔で指の関節をバキバキ言わせていたのをライアンは知らない。



~~~~~~~~~~


*いつもお読みいただきありがとうございます!
*お気に入り、しおり、エール等、本当にありがとうございます!!

*次話は“あとがき”になります。
「読んでやってもいいぜ!!」という方はよろしくお願いします。
「んなもん、読みたくもねぇよ!!」という方はスルーして下さい。
 
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