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エピローグ - ① -
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俺とレーナの婚約と結婚は異例の速さで進められ、婚約してから三ヶ月で結婚式という速さだった。
そして、彼女が今も不安に思っている任務についても、結婚と同時に騎士団長就任の辞令が出ているので、彼女を安心させられそうだ。
婚約した俺は、諜報員として働かされた時の功績+その時のお詫び(?)で、准将に昇格された。
まぁ、それでお茶を濁されたのだろうが、国に仕えるのが当たり前の騎士だらけの家系では、そんな物なのだろうとも思う。
何より、レーナと結婚できる事が、俺にとっては大切な事だから。
この先ずっと彼女と一緒にいる事が出来るのが俺にとっては一番だ。
レーナの希望で、婚約の御披露目も結婚式も身内だけという、ささやかなものになるが、その中で出来る限りは、華やかに、幸せな思い出になる様にしてあげたいと思っている。
***********
そして今日、待ちに待った彼女との結婚式だ。
朝早くから準備をしている為、彼女にはまだ会えない。早く会いたい。なのに、時間は進まない。
今日は一族の末席のリンドブルム侯爵家の結婚式だが、親族一同が出席している。
身内だけと言っても凄い数である。
そして驚く事に、国王陛下と王妃殿下がお忍びで来ていた。
お陰で、式が始まる前に、シュトラウス子爵夫妻は卒倒するわ、レーナも失神寸前になるわ、親族の一部から、一族の末席に何故出席しているのかと、苦言を言われるわ。
いい迷惑である。
勿論、口にも顔にも出さないが…。
それともう一つ。ちょっとした騒ぎもあったのだが、それはまた別の話…。
**********
待ちに待った式の始まりだ。
俺は祭壇で、子爵にエスコートされ、バージンロードを歩いてくるレーナを見ていた。
いや、息をするのも忘れるほど見惚れた。
夢じゃないよな。
思わず自分の手の甲を抓っていた。
痛い…夢じゃない…。
レーナが俺の前まで来た。
俺はレーナに手の平を上に向けて、彼女に差し出した。
彼女は、ゆっくりと手を伸ばし、俺の手の平の上に乗せた。
顔はベールで隠れて分からないが、首の辺りが朱く染まっている。恐らく顔を朱くしていると思われる。
そのまま式は進行していき、結婚の宣誓書に二人でサインした後、指輪の交換をした後、いよいよ誓いのキスである。
ぷるぷる震える手で、ベールを上に上げた俺は、彼女のあまりの美しさに見惚れて固まった。
目の前の、立ち会い人が咳払いをして我に返った。
感動に打ち震えながら、彼女の唇に口付けた。
「これにより、二人は正式に婚姻を結んだと認める。」
立ち会い人の、その言葉を聞いた俺は彼女の肩を抱いて、頬に口付け、彼女の顔を見た。
彼女の眦から涙が溢れている。
俺は、口付け、その涙を吸いとった。
それに驚き、赤面して照れた様な困った様な顔をした彼女を抱き締めたのだった。
**********
式場から馬車に乗り、 侯爵邸に着いた。
結婚を機に侯爵位を継ぎ、両親は侯爵領にある別荘に住んでいる。邸内は改築され、内装も以前とは違う。そして、俺たちの部屋は侯爵夫妻が使用する部屋になっている。
俺は、照れまくっている彼女を横抱きにして馬車から下ろすと、執事とメイド長を先頭に、左右に並んで出迎えている使用人達の間を通り、そのまま玄関から邸内に入った。
当然、そのまま彼女の部屋まで行って、彼女を下ろすと、部屋に控えていたメイドに彼女の世話を頼むと自室へと移動した。
この後、祝宴があるので、風呂に入り、身支度を整え、彼女の部屋との間にある寝室を抜けて、彼女の部屋と直接繋がっている扉をノックした。
彼女の支度も丁度終わった様で、返事が聞こえた後、メイドが扉を開けた。
寝室の扉を抜けて彼女の部屋に入った。
彼女の美しさに息を呑む。メイド達に依ってドレスアップされた彼女が美しくて、他の男に見せたくない。
自分の腕の中にこのまま閉じ込めてしまいたくなる。
「コンラート様?」
動かなくなった彼の事を、不思議そうに、首を傾げた彼女がキョトンとした顔で見ていた。
「では、行こうか。」
そう言って左腕を差し出すと、彼女が恥ずかしそうに腕に手を添えた。
そして邸のホールへ向かったのだった。
お披露目の為の祝宴は大盛況で、疲れた彼女は少し早めに部屋へと下がった。
この後俺は中々部屋へ下がらせてもらえなかった。
やっと解放されたのは、日付が変わってからだった。
部屋に戻り、大きく息を吐き出してクラバットを外して、着ていた服を脱ぎ、風呂に入った。
風呂から出た後、膝下までの丈のバスローブを着ると、寝室の扉をノックした。
返事があったので、扉を開けて寝室に入ると、彼女は窓辺に立って月を見ていたようだった。
傍まで行って後ろから抱きしめると、俺の胸に彼女は背を凭れさせた。
そして、彼女が今も不安に思っている任務についても、結婚と同時に騎士団長就任の辞令が出ているので、彼女を安心させられそうだ。
婚約した俺は、諜報員として働かされた時の功績+その時のお詫び(?)で、准将に昇格された。
まぁ、それでお茶を濁されたのだろうが、国に仕えるのが当たり前の騎士だらけの家系では、そんな物なのだろうとも思う。
何より、レーナと結婚できる事が、俺にとっては大切な事だから。
この先ずっと彼女と一緒にいる事が出来るのが俺にとっては一番だ。
レーナの希望で、婚約の御披露目も結婚式も身内だけという、ささやかなものになるが、その中で出来る限りは、華やかに、幸せな思い出になる様にしてあげたいと思っている。
***********
そして今日、待ちに待った彼女との結婚式だ。
朝早くから準備をしている為、彼女にはまだ会えない。早く会いたい。なのに、時間は進まない。
今日は一族の末席のリンドブルム侯爵家の結婚式だが、親族一同が出席している。
身内だけと言っても凄い数である。
そして驚く事に、国王陛下と王妃殿下がお忍びで来ていた。
お陰で、式が始まる前に、シュトラウス子爵夫妻は卒倒するわ、レーナも失神寸前になるわ、親族の一部から、一族の末席に何故出席しているのかと、苦言を言われるわ。
いい迷惑である。
勿論、口にも顔にも出さないが…。
それともう一つ。ちょっとした騒ぎもあったのだが、それはまた別の話…。
**********
待ちに待った式の始まりだ。
俺は祭壇で、子爵にエスコートされ、バージンロードを歩いてくるレーナを見ていた。
いや、息をするのも忘れるほど見惚れた。
夢じゃないよな。
思わず自分の手の甲を抓っていた。
痛い…夢じゃない…。
レーナが俺の前まで来た。
俺はレーナに手の平を上に向けて、彼女に差し出した。
彼女は、ゆっくりと手を伸ばし、俺の手の平の上に乗せた。
顔はベールで隠れて分からないが、首の辺りが朱く染まっている。恐らく顔を朱くしていると思われる。
そのまま式は進行していき、結婚の宣誓書に二人でサインした後、指輪の交換をした後、いよいよ誓いのキスである。
ぷるぷる震える手で、ベールを上に上げた俺は、彼女のあまりの美しさに見惚れて固まった。
目の前の、立ち会い人が咳払いをして我に返った。
感動に打ち震えながら、彼女の唇に口付けた。
「これにより、二人は正式に婚姻を結んだと認める。」
立ち会い人の、その言葉を聞いた俺は彼女の肩を抱いて、頬に口付け、彼女の顔を見た。
彼女の眦から涙が溢れている。
俺は、口付け、その涙を吸いとった。
それに驚き、赤面して照れた様な困った様な顔をした彼女を抱き締めたのだった。
**********
式場から馬車に乗り、 侯爵邸に着いた。
結婚を機に侯爵位を継ぎ、両親は侯爵領にある別荘に住んでいる。邸内は改築され、内装も以前とは違う。そして、俺たちの部屋は侯爵夫妻が使用する部屋になっている。
俺は、照れまくっている彼女を横抱きにして馬車から下ろすと、執事とメイド長を先頭に、左右に並んで出迎えている使用人達の間を通り、そのまま玄関から邸内に入った。
当然、そのまま彼女の部屋まで行って、彼女を下ろすと、部屋に控えていたメイドに彼女の世話を頼むと自室へと移動した。
この後、祝宴があるので、風呂に入り、身支度を整え、彼女の部屋との間にある寝室を抜けて、彼女の部屋と直接繋がっている扉をノックした。
彼女の支度も丁度終わった様で、返事が聞こえた後、メイドが扉を開けた。
寝室の扉を抜けて彼女の部屋に入った。
彼女の美しさに息を呑む。メイド達に依ってドレスアップされた彼女が美しくて、他の男に見せたくない。
自分の腕の中にこのまま閉じ込めてしまいたくなる。
「コンラート様?」
動かなくなった彼の事を、不思議そうに、首を傾げた彼女がキョトンとした顔で見ていた。
「では、行こうか。」
そう言って左腕を差し出すと、彼女が恥ずかしそうに腕に手を添えた。
そして邸のホールへ向かったのだった。
お披露目の為の祝宴は大盛況で、疲れた彼女は少し早めに部屋へと下がった。
この後俺は中々部屋へ下がらせてもらえなかった。
やっと解放されたのは、日付が変わってからだった。
部屋に戻り、大きく息を吐き出してクラバットを外して、着ていた服を脱ぎ、風呂に入った。
風呂から出た後、膝下までの丈のバスローブを着ると、寝室の扉をノックした。
返事があったので、扉を開けて寝室に入ると、彼女は窓辺に立って月を見ていたようだった。
傍まで行って後ろから抱きしめると、俺の胸に彼女は背を凭れさせた。
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