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第2章 入団までの1年間(1)、新たな攻略対象との出会い
33:鍛錬2日目、迷宮都市にまだ着かない(2)
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アルフレッドに指し示された小屋。
そのトイレに駆け込んだ私は、いましがたの出来事を思い返す・・・・。
どう考えても、アルフレッドにキスをされた。
・・・・・・・しかも・・・・深い・・・ほう・・・・・・・・。
簡素なトイレの中で頭を抱えてうずくまる。
もちろんお腹が痛いわけじゃない・・・・・・。
「なんなんだ・・・・あいつは・・・・・・・」
(まさか、女だとバレたから、ああいうことを・・・・・・?)
・・・とそこまで思って、首を振る。
アルフレッドは腐っても王族だ。私がレイ皇国の貴族令嬢だと知っていたら、逆にあんなことなどしないだろう・・・・・・。
下手したら、王家の大不祥事になりかねない。
頭がものすごく混乱している。
喪女も私の中の貴族令嬢・レティシアもパンク寸前だ・・・・というかすでに色々パンクしている気がする。
前世では25歳まで生きた記憶があるが、いわゆる引きこもりの喪女だった。
奇跡的に一瞬付き合った彼氏とも、軽いキスしかしたことがない・・・・・・。
なんというか初めての深いキスは・・・・・こう気持ちよか・・・・
・・・とそこまで思って、また首を振る。
自分の心臓の音がドクドク高速で鳴り響いているのが分かる・・・・・・頭に血が上りすぎて、気絶しそう・・・むしろ気絶して、この状況をどうにかしたいくらいだ・・・・。
(なんで私はこういう時に限って、気絶しないんだよ!)
自分の体に、理不尽な怒りがこみ上げ、それにより自分の混乱状態を改めて自覚し、さらに深く頭を抱えてしまう。
「とりあえず、落ち着こう・・・・」
肩をすくめて、息を吐きだすと何とか少し落ち着いてきた気がした。
とりあえずいまの状況で何が一番大切かを思い出す。
第一に大切なことは「兄・フレデリックを公爵にすること」だ。
そのためには、アルフレッドに私が女だとバレるわけにはいかない・・・だろう。
・・・つまり、いまのところバレてないだろうから、これに関しては問題ないといえるのではないだろうか?
第二に大切なことは、「剣と魔法の世界を思う存分に楽しむこと」だ。
せっかくの異世界、楽しむに限るからな。
・・・・そして、いま迷宮に向かってるので、これも問題ないといえるのではないだろうか?
むしろこの森でこれから魔獣を倒せる経験ができそうなことを考えると、プラスといえる。
(あー・・・・・・あと・・・いま、大切なことは・・・・・・)
とそこまで考えて、ふと気づく。
「特にないな・・・・・・」と。
「ああ・・・・つまり、何も問題ないじゃないか」
まぁ・・・またキスでもされたら私の精神衛生上、困るということはあるがこれ以上キスされなければ<特に問題はない>・・・・・・ということだ。
アルフレッドが、なぜ私にキスしたのかは全く意味がわからないが・・・。
(そういえば昨日は、娼館・娼館わめいていたしな・・・なんかあれなんだろう。
男性特有の・・・・・・・。・・・・私はいま兄・フレデリックの格好をしているが、兄自身もその兄に似ている私自身も、まぁ自分で言うのもなんだが、かなりの美形だしな。
もしかしたら、つい多少うっかり間違えることもあるかもしれない。
喪女には全く意味が分からない男性特有の現象だが・・・きっとそうだろう)
・・・と無理やり納得させた後、また首を振る。
娼婦とアルフレッドがそういう関係になっているのを想像して、少しイラッときてしまったのだ。
しかし息を吐きだして、そのかすかに芽生えた気持ちを私はスルーすることにした。
そもそも兄のふりをしているいま、恋だの愛だのできないのだから仕方ない。
万が一、相手から兄・フレデリックのふりをした私を<好き>だと言われても、それは私ではない。
大体、兄が再び<アイオス>から<フレデリック>になったときに、そんな状態では困るだろう。
「・・・それ以前に恋だの愛だのは、前世を思い出したいま、しばらくする気はないしな」
そう言って肩をすくめ、立ち上がる。
さて、問題が解決したいま、トイレにこれ以上引きこもるのは止めにしよう。
いまは引きこもりの喪女「理奈」ではなく、貴族令嬢「レティシア」、さらには貴族令息「フレデリック」なのだから。
(キスされた衝撃でアルフレッドが、何を言っていたかあまり覚えてないが、確か私がトイレから出たら<魔石を取る>とか言っていた気がする。
多少グロいだろうが、魔獣の解体もちょっと楽しみだな。
あととりあえず、アルフレッドのところに戻ったら、<白馬には乗らない>ことを言う必要があるな。
さすがに問題は解決したとはいえ、あんなことがあった後でまた密着状態は・・・かなり・・・キツい・・・)
そうして、私はトイレから・・・・小屋から出て、アルフレッドのいるであろう場所を視界に入れた。
だが・・・その瞬間、私の未来予想図がもろくも崩れ去ったことを知る。
・・・・アルフレッドが血を流して、倒れていたのだ。
そのトイレに駆け込んだ私は、いましがたの出来事を思い返す・・・・。
どう考えても、アルフレッドにキスをされた。
・・・・・・・しかも・・・・深い・・・ほう・・・・・・・・。
簡素なトイレの中で頭を抱えてうずくまる。
もちろんお腹が痛いわけじゃない・・・・・・。
「なんなんだ・・・・あいつは・・・・・・・」
(まさか、女だとバレたから、ああいうことを・・・・・・?)
・・・とそこまで思って、首を振る。
アルフレッドは腐っても王族だ。私がレイ皇国の貴族令嬢だと知っていたら、逆にあんなことなどしないだろう・・・・・・。
下手したら、王家の大不祥事になりかねない。
頭がものすごく混乱している。
喪女も私の中の貴族令嬢・レティシアもパンク寸前だ・・・・というかすでに色々パンクしている気がする。
前世では25歳まで生きた記憶があるが、いわゆる引きこもりの喪女だった。
奇跡的に一瞬付き合った彼氏とも、軽いキスしかしたことがない・・・・・・。
なんというか初めての深いキスは・・・・・こう気持ちよか・・・・
・・・とそこまで思って、また首を振る。
自分の心臓の音がドクドク高速で鳴り響いているのが分かる・・・・・・頭に血が上りすぎて、気絶しそう・・・むしろ気絶して、この状況をどうにかしたいくらいだ・・・・。
(なんで私はこういう時に限って、気絶しないんだよ!)
自分の体に、理不尽な怒りがこみ上げ、それにより自分の混乱状態を改めて自覚し、さらに深く頭を抱えてしまう。
「とりあえず、落ち着こう・・・・」
肩をすくめて、息を吐きだすと何とか少し落ち着いてきた気がした。
とりあえずいまの状況で何が一番大切かを思い出す。
第一に大切なことは「兄・フレデリックを公爵にすること」だ。
そのためには、アルフレッドに私が女だとバレるわけにはいかない・・・だろう。
・・・つまり、いまのところバレてないだろうから、これに関しては問題ないといえるのではないだろうか?
第二に大切なことは、「剣と魔法の世界を思う存分に楽しむこと」だ。
せっかくの異世界、楽しむに限るからな。
・・・・そして、いま迷宮に向かってるので、これも問題ないといえるのではないだろうか?
むしろこの森でこれから魔獣を倒せる経験ができそうなことを考えると、プラスといえる。
(あー・・・・・・あと・・・いま、大切なことは・・・・・・)
とそこまで考えて、ふと気づく。
「特にないな・・・・・・」と。
「ああ・・・・つまり、何も問題ないじゃないか」
まぁ・・・またキスでもされたら私の精神衛生上、困るということはあるがこれ以上キスされなければ<特に問題はない>・・・・・・ということだ。
アルフレッドが、なぜ私にキスしたのかは全く意味がわからないが・・・。
(そういえば昨日は、娼館・娼館わめいていたしな・・・なんかあれなんだろう。
男性特有の・・・・・・・。・・・・私はいま兄・フレデリックの格好をしているが、兄自身もその兄に似ている私自身も、まぁ自分で言うのもなんだが、かなりの美形だしな。
もしかしたら、つい多少うっかり間違えることもあるかもしれない。
喪女には全く意味が分からない男性特有の現象だが・・・きっとそうだろう)
・・・と無理やり納得させた後、また首を振る。
娼婦とアルフレッドがそういう関係になっているのを想像して、少しイラッときてしまったのだ。
しかし息を吐きだして、そのかすかに芽生えた気持ちを私はスルーすることにした。
そもそも兄のふりをしているいま、恋だの愛だのできないのだから仕方ない。
万が一、相手から兄・フレデリックのふりをした私を<好き>だと言われても、それは私ではない。
大体、兄が再び<アイオス>から<フレデリック>になったときに、そんな状態では困るだろう。
「・・・それ以前に恋だの愛だのは、前世を思い出したいま、しばらくする気はないしな」
そう言って肩をすくめ、立ち上がる。
さて、問題が解決したいま、トイレにこれ以上引きこもるのは止めにしよう。
いまは引きこもりの喪女「理奈」ではなく、貴族令嬢「レティシア」、さらには貴族令息「フレデリック」なのだから。
(キスされた衝撃でアルフレッドが、何を言っていたかあまり覚えてないが、確か私がトイレから出たら<魔石を取る>とか言っていた気がする。
多少グロいだろうが、魔獣の解体もちょっと楽しみだな。
あととりあえず、アルフレッドのところに戻ったら、<白馬には乗らない>ことを言う必要があるな。
さすがに問題は解決したとはいえ、あんなことがあった後でまた密着状態は・・・かなり・・・キツい・・・)
そうして、私はトイレから・・・・小屋から出て、アルフレッドのいるであろう場所を視界に入れた。
だが・・・その瞬間、私の未来予想図がもろくも崩れ去ったことを知る。
・・・・アルフレッドが血を流して、倒れていたのだ。
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