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レオンルート
2.念のための確認は、決定してからしてももう遅い
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「レオン・ネストルです」
シンプルに名前だけ言い、お辞儀してくれたのは焦げ茶の髪だが太陽の下では青っぽくも見える、濃い灰色の瞳をした青年だった。
王太子であるヴァレリー殿下の護衛騎士の一人で、そしてヴァレリー殿下との婚約を断るためにこちらから縁談を申し込んだ相手でもある。
「ははは、いくらレオン君が格好いいとは言えそんなに見つめてはいけないよ、セシリス」
そんな彼を唖然としてただ見つめていた私は、お父様にやんわり窘められハッとした。
「セシリス・フローチェですわ」
内心慌てつつも、公爵令嬢として恥ずかしくないよう冷静にお辞儀し、そしてまた彼をチラリと盗み見る。
お茶会という名の顔合わせを行ったフローチェ公爵家とネストル伯爵家、もちろんその中心にいるのがこの度無事に“めいんるーと”から脱却しこれでもう処刑されないと安心しきっていた私と、その婚約者になったレオン様なのだが⋯
“私⋯この顔見たことある気がするわ、あの予言書で⋯!”
なんて気付き、ツツ⋯と背に汗が伝った。
本当ならばすぐにでも予言書を確認しにいきたいところだが、残念ながらこのお茶会の中心である私が席を外すなんて許される訳もなく、「少し二人で歩いてきたらどうだ?」という父の言葉に頷く。
レオン様はとても穏やかな微笑みでさっとエスコートしてくれ、仲良く二人で歩きだしたものの⋯
“嫌な予感が、物ッ凄く嫌な予感がするわね⋯!?”
予言書の存在が頭を過り、私はレオン様との散策に全然集中出来なかった。
そしてそんな私の様子に気付いたらしいレオン様が、ふいに顔を覗き込んできて。
「もしかして具合が悪いのでしょうか?」
「へっ!?え、あ、いえ別に⋯っ!」
公爵令嬢として恥ずかしくない対応とは?と頭を抱えたくなるような、とても残念な返事をしてしまう。
貴族令嬢としての嗜みで、常に微笑むよう訓練してきている⋯にも関わらず、上手く微笑めないのも仕方ない。
あの予言書は、『私の死』を予言していたのだから⋯。
“貴族令嬢として、そして婚約者との初顔合わせというこの状況⋯当然抜ける訳にもいかないし、でも予言書が気になって全然集中出来ないわ⋯!”
悪いクセだとはわかっているのだが、それでも気になるものは気になる訳で。
“少しだけ、少しだけ確認して戻ってくるってダメかしら、勘違いだったとわかれば安心して顔合わせも出来るもの。それに万が一彼も予言書の登場人物だとしたら、それこそ早く対処するに越したことはないわ⋯”
うぐぐ、と思わず唸る。
最早公爵令嬢とは、どころか貴族⋯いや、妙齢の女性としてアウトな気がするほど様子のおかしい私だったが、それでもレオン様は心配そうに様子を窺うだけで。
“ー⋯この優しさに、付け込みましょう!”
だって気になるんだもの。なんて思い切り開き直った結論を出した私は、くるりと彼の方を向いた。
「あのっ!レオン様!!」
「ど、どうかされましたか?」
勢いよく声をかけられ一瞬怯んだ彼に、ここぞとばかりに詰め寄る。
「折角の二人の時間なのに申し訳ないのですが、少し急用がございまして!すぐに戻って参りますので、少しの時間をお潰し願えませんか!?」
レオン様を放置し自分の用事を優先したなんて父にバレたら大目玉確実。
だが本当に予言書をチラリと確認するだけですぐ戻るつもりだったので、このまま少しだけ庭園の散策を一人でして貰いすぐ合流すれば問題ない⋯なんて思ってそう願い出たのだが。
「⋯⋯それは、僕との時間がつまらない、という事ですか?」
「え⋯?」
先程までは穏やかな微笑みと、気遣う眼差し。
決して口数は多くないが落ち着いた声色⋯だったはずなのに、ガラリと雰囲気を変え冷気を孕む声がまとわりつくような彼にゾクッとした。
「れ、レオン様⋯?」
「教えてください、何故離れる事を望むのですか」
「え、え⋯?いえ、離れる事を望んだ訳ではなくて、その⋯」
“ちょっと予言書見に行くだけです!”なんてもちろん言えるはずもなく。
じりじりと物理的に距離も詰められ思わず後ずさってしまった。
「では、何故ですか」
「何故と問われましても、その⋯少し部屋に気になる事がありまして⋯っ」
「それは僕との時間よりも大事な事なんですか」
「えぇっ!?それはその⋯っ」
“ひえぇ、急に雰囲気が変わっちゃったんですけどぉ!!”
思わず冷や汗が流れる。
このおかしくなった雰囲気がなんなのかわからず、どうすればこの状況を打破できるのかも想像がつかなくて途方に暮れた。
そしてこの突然の変化に脳内が対応出来なかったのか、開き直っただけと言うか⋯
「で、でしたらご一緒されますか!?」
「⋯はい?」
気付けばそんな事を口走ってしまっていて。
“ま、まぁそもそもあの予言書はお祖父様が買ったもので、誰かに見られてはいけないなんて事ありませんし⋯”
うん、だったら問題ないわね、なんて自分の中で結論を出しレオン様の反応を見る。
私の中の今気にすべき事は予言書の確認、優先順位は自分の生存だ。
「えっと、セシリス様は⋯それで構わないのですか?」
「え?えぇ、もちろんですわ」
“むしろ当事者だったならば、予言書を確認して適切な対応を出来るかもしれないものね!”
なんて軽く考えにこやかに頷き、少し赤くなった彼の顔を見て⋯
そこでやっとハッとした。
“こ、この状況って、もしかしてもしかしなくても私が誘ってるみたいになってる⋯!?”
異性を誰もいない私室に誘う、それも相手は初対面とはいえ婚約者だ。大義名分まである訳で。
圧倒的にやらかしたと気付き、なんとか取り繕いたいが脳内でパニックを起こし思考が纏まらない。
恥ずかしさから顔に熱が集まり、その事も更に羞恥を誘う。
上手く言葉が出ず、あうあうと焦る私を暫く見ていた彼は⋯
「⋯ふふ、魅力的なお誘いですが、今日は遠慮しておきますね」
と、さっき一瞬漏れでていた冷気なんて気のせいだったかと思うほどにこやかに微笑んでいた。
「え?えっと⋯」
「すみません、拒絶されたのかと思って取り乱してしまったようで」
「あ、その、拒絶⋯だなんて、そんな⋯」
「そうですよね。だって第二王子殿下からの婚約を蹴ってまで僕を選んで下さったセシリス様が、まさか拒絶なんてするはずありませんもんね?」
「ぅえ!?あ、あはは、はい、そうですわ⋯」
“お、穏やかに微笑んでるのになんか⋯、なんか寒い⋯!”
これは反論しては絶対マズイやつだ、と本能が警告し、慌てて自身も笑って誤魔化した。
ザ・問題の後回し、である。
「お部屋は次の機会に取っておきます。今日は顔合わせですので、そろそろ戻った方がいいでしょうし」
「あ、はい、そ⋯うですわね」
予言書は気になるが、ひとまずははしたない令嬢にならずにすんだことに安堵し、チラチラと垣間見える不穏さに目を瞑った。
レオン様はすぐに穏やかなだけの雰囲気に戻り、何事もなかったかのように促されるまま家族の元に戻る。
結局予言書の確認は出来なかったものの、その後は何もなく和やかに顔合わせのお茶会を私はなんとか終えたのだった。
シンプルに名前だけ言い、お辞儀してくれたのは焦げ茶の髪だが太陽の下では青っぽくも見える、濃い灰色の瞳をした青年だった。
王太子であるヴァレリー殿下の護衛騎士の一人で、そしてヴァレリー殿下との婚約を断るためにこちらから縁談を申し込んだ相手でもある。
「ははは、いくらレオン君が格好いいとは言えそんなに見つめてはいけないよ、セシリス」
そんな彼を唖然としてただ見つめていた私は、お父様にやんわり窘められハッとした。
「セシリス・フローチェですわ」
内心慌てつつも、公爵令嬢として恥ずかしくないよう冷静にお辞儀し、そしてまた彼をチラリと盗み見る。
お茶会という名の顔合わせを行ったフローチェ公爵家とネストル伯爵家、もちろんその中心にいるのがこの度無事に“めいんるーと”から脱却しこれでもう処刑されないと安心しきっていた私と、その婚約者になったレオン様なのだが⋯
“私⋯この顔見たことある気がするわ、あの予言書で⋯!”
なんて気付き、ツツ⋯と背に汗が伝った。
本当ならばすぐにでも予言書を確認しにいきたいところだが、残念ながらこのお茶会の中心である私が席を外すなんて許される訳もなく、「少し二人で歩いてきたらどうだ?」という父の言葉に頷く。
レオン様はとても穏やかな微笑みでさっとエスコートしてくれ、仲良く二人で歩きだしたものの⋯
“嫌な予感が、物ッ凄く嫌な予感がするわね⋯!?”
予言書の存在が頭を過り、私はレオン様との散策に全然集中出来なかった。
そしてそんな私の様子に気付いたらしいレオン様が、ふいに顔を覗き込んできて。
「もしかして具合が悪いのでしょうか?」
「へっ!?え、あ、いえ別に⋯っ!」
公爵令嬢として恥ずかしくない対応とは?と頭を抱えたくなるような、とても残念な返事をしてしまう。
貴族令嬢としての嗜みで、常に微笑むよう訓練してきている⋯にも関わらず、上手く微笑めないのも仕方ない。
あの予言書は、『私の死』を予言していたのだから⋯。
“貴族令嬢として、そして婚約者との初顔合わせというこの状況⋯当然抜ける訳にもいかないし、でも予言書が気になって全然集中出来ないわ⋯!”
悪いクセだとはわかっているのだが、それでも気になるものは気になる訳で。
“少しだけ、少しだけ確認して戻ってくるってダメかしら、勘違いだったとわかれば安心して顔合わせも出来るもの。それに万が一彼も予言書の登場人物だとしたら、それこそ早く対処するに越したことはないわ⋯”
うぐぐ、と思わず唸る。
最早公爵令嬢とは、どころか貴族⋯いや、妙齢の女性としてアウトな気がするほど様子のおかしい私だったが、それでもレオン様は心配そうに様子を窺うだけで。
“ー⋯この優しさに、付け込みましょう!”
だって気になるんだもの。なんて思い切り開き直った結論を出した私は、くるりと彼の方を向いた。
「あのっ!レオン様!!」
「ど、どうかされましたか?」
勢いよく声をかけられ一瞬怯んだ彼に、ここぞとばかりに詰め寄る。
「折角の二人の時間なのに申し訳ないのですが、少し急用がございまして!すぐに戻って参りますので、少しの時間をお潰し願えませんか!?」
レオン様を放置し自分の用事を優先したなんて父にバレたら大目玉確実。
だが本当に予言書をチラリと確認するだけですぐ戻るつもりだったので、このまま少しだけ庭園の散策を一人でして貰いすぐ合流すれば問題ない⋯なんて思ってそう願い出たのだが。
「⋯⋯それは、僕との時間がつまらない、という事ですか?」
「え⋯?」
先程までは穏やかな微笑みと、気遣う眼差し。
決して口数は多くないが落ち着いた声色⋯だったはずなのに、ガラリと雰囲気を変え冷気を孕む声がまとわりつくような彼にゾクッとした。
「れ、レオン様⋯?」
「教えてください、何故離れる事を望むのですか」
「え、え⋯?いえ、離れる事を望んだ訳ではなくて、その⋯」
“ちょっと予言書見に行くだけです!”なんてもちろん言えるはずもなく。
じりじりと物理的に距離も詰められ思わず後ずさってしまった。
「では、何故ですか」
「何故と問われましても、その⋯少し部屋に気になる事がありまして⋯っ」
「それは僕との時間よりも大事な事なんですか」
「えぇっ!?それはその⋯っ」
“ひえぇ、急に雰囲気が変わっちゃったんですけどぉ!!”
思わず冷や汗が流れる。
このおかしくなった雰囲気がなんなのかわからず、どうすればこの状況を打破できるのかも想像がつかなくて途方に暮れた。
そしてこの突然の変化に脳内が対応出来なかったのか、開き直っただけと言うか⋯
「で、でしたらご一緒されますか!?」
「⋯はい?」
気付けばそんな事を口走ってしまっていて。
“ま、まぁそもそもあの予言書はお祖父様が買ったもので、誰かに見られてはいけないなんて事ありませんし⋯”
うん、だったら問題ないわね、なんて自分の中で結論を出しレオン様の反応を見る。
私の中の今気にすべき事は予言書の確認、優先順位は自分の生存だ。
「えっと、セシリス様は⋯それで構わないのですか?」
「え?えぇ、もちろんですわ」
“むしろ当事者だったならば、予言書を確認して適切な対応を出来るかもしれないものね!”
なんて軽く考えにこやかに頷き、少し赤くなった彼の顔を見て⋯
そこでやっとハッとした。
“こ、この状況って、もしかしてもしかしなくても私が誘ってるみたいになってる⋯!?”
異性を誰もいない私室に誘う、それも相手は初対面とはいえ婚約者だ。大義名分まである訳で。
圧倒的にやらかしたと気付き、なんとか取り繕いたいが脳内でパニックを起こし思考が纏まらない。
恥ずかしさから顔に熱が集まり、その事も更に羞恥を誘う。
上手く言葉が出ず、あうあうと焦る私を暫く見ていた彼は⋯
「⋯ふふ、魅力的なお誘いですが、今日は遠慮しておきますね」
と、さっき一瞬漏れでていた冷気なんて気のせいだったかと思うほどにこやかに微笑んでいた。
「え?えっと⋯」
「すみません、拒絶されたのかと思って取り乱してしまったようで」
「あ、その、拒絶⋯だなんて、そんな⋯」
「そうですよね。だって第二王子殿下からの婚約を蹴ってまで僕を選んで下さったセシリス様が、まさか拒絶なんてするはずありませんもんね?」
「ぅえ!?あ、あはは、はい、そうですわ⋯」
“お、穏やかに微笑んでるのになんか⋯、なんか寒い⋯!”
これは反論しては絶対マズイやつだ、と本能が警告し、慌てて自身も笑って誤魔化した。
ザ・問題の後回し、である。
「お部屋は次の機会に取っておきます。今日は顔合わせですので、そろそろ戻った方がいいでしょうし」
「あ、はい、そ⋯うですわね」
予言書は気になるが、ひとまずははしたない令嬢にならずにすんだことに安堵し、チラチラと垣間見える不穏さに目を瞑った。
レオン様はすぐに穏やかなだけの雰囲気に戻り、何事もなかったかのように促されるまま家族の元に戻る。
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