20 / 21
17-3重ねる体◆
しおりを挟む
それに触るのは、当然、初めてである。
ちらりと見はしたが、間近で、まじまじと見るのは初めてだ。
彩人にこんなものがついているなんて、いまだに不思議で仕方がない。
――こんな大きなもの、どうやってズボンにしまっているんだろう。普段はふにゃってなってたとしても、急に大きくなったら、どうするんだろう。
ふわふわとした頭で、どうでもよいことを考えながら、波奈は胡座をかいた彩人の前で、手を動かしていた。
触り心地は悪くない。
硬い。
大きい。
つるりとした先端から、透明な液がにじみ出ているのが、何だかすごく、いやらしい。
「ハナっ……っ……」
彩人が色っぽい息を漏らしているのも、ぞくぞくする。自分がされていた時とはまた違う、悦びがあった。
波奈が気持ちよくなると蜜を漏らすように、彩人も気持ちよいとそこから蜜が漏れるのだろう。
にじみ出た液が、たらりと茎の部分に垂れていく。
液で滑りが良くなった淫茎を、指で輪を作って握り、上下に擦った。
口でする愛撫があるのは知っていたけれど、まだちょっと勇気がない。
「ハナ……もういいよ。でちゃいそう」
目元を赤く染め、色っぽい顔で彩人が言う。
「いいよ。だして」
というか射精しないと、彩人も辛いだろう。そのために、波奈は恥ずかしいけれど擦っているのだ。
「挿入はしないから。一緒に気持ちよくなりたい」
彩人はそう言って、波奈に膝立ちするように言う。
足を閉じて、ベッドの上に膝立ちという、よくわからない格好をさせられ戸惑っていると、背後から彩人に抱きしめられた。
そして――。
「あっ……アヤっ……」
太股の合間に硬いものが差し込まれる。
そして波奈の秘部に硬いものを擦りつけるように、彩人が背後で腰を振り始めた。
「あっ……だめっ……」
陰部を擦るそれは、先ほどまで触っていた彩人の剛直だ。
意識すると、雄を求めるように、ヒクヒクと蠢いた。
ぐちゅぐちゅと淫音が鳴り始めたのは、波奈のそこがヒクつくたびに、新たな蜜をこぼしているせいだ。
滑りがよくなり、動きも滑らかになる。
「アヤっ……あっ、あっ……んん」
俯くと、淫靡な光景が目に飛び込んできた。
自分の足の間から、彩人の先端が見え、消える。
恥ずかしい、いやらしい光景は、波奈の快楽を煽った。
「ひゃっ……あああん……」
背後から回ってきた手が、波奈の陰核に触れる。
くりくりと指で優しく弄くられ、波奈は顎を上げて、悦楽を極めた。
「ハナっ……ハナっ……」
ぐったりと四つん這いのような格好になった波奈を、彩人が背後から獣のように犯す――真似事をする。
「くっ……あ……」
彩人が甘い息を漏らした。
おそらく射精をしたのだろう。
うつ伏せになりぐったりしていると、仰向けにひっくり返され、口づけをされる。
「ハナ」
彩人が満ち足りた顔をしていたので、波奈も嬉しくなり、自分からキスをしたのだが――。
「もう一回しよう。今度は前から」
弾んだ声で言われた。
挿入もなしに、その日、波奈は幾度も彼と体を重ねた。
波奈が疲れ果てるまで、続けられた。
際限のない彩人の性欲に、波奈はこれからの結婚生活を不安に思った。
ちらりと見はしたが、間近で、まじまじと見るのは初めてだ。
彩人にこんなものがついているなんて、いまだに不思議で仕方がない。
――こんな大きなもの、どうやってズボンにしまっているんだろう。普段はふにゃってなってたとしても、急に大きくなったら、どうするんだろう。
ふわふわとした頭で、どうでもよいことを考えながら、波奈は胡座をかいた彩人の前で、手を動かしていた。
触り心地は悪くない。
硬い。
大きい。
つるりとした先端から、透明な液がにじみ出ているのが、何だかすごく、いやらしい。
「ハナっ……っ……」
彩人が色っぽい息を漏らしているのも、ぞくぞくする。自分がされていた時とはまた違う、悦びがあった。
波奈が気持ちよくなると蜜を漏らすように、彩人も気持ちよいとそこから蜜が漏れるのだろう。
にじみ出た液が、たらりと茎の部分に垂れていく。
液で滑りが良くなった淫茎を、指で輪を作って握り、上下に擦った。
口でする愛撫があるのは知っていたけれど、まだちょっと勇気がない。
「ハナ……もういいよ。でちゃいそう」
目元を赤く染め、色っぽい顔で彩人が言う。
「いいよ。だして」
というか射精しないと、彩人も辛いだろう。そのために、波奈は恥ずかしいけれど擦っているのだ。
「挿入はしないから。一緒に気持ちよくなりたい」
彩人はそう言って、波奈に膝立ちするように言う。
足を閉じて、ベッドの上に膝立ちという、よくわからない格好をさせられ戸惑っていると、背後から彩人に抱きしめられた。
そして――。
「あっ……アヤっ……」
太股の合間に硬いものが差し込まれる。
そして波奈の秘部に硬いものを擦りつけるように、彩人が背後で腰を振り始めた。
「あっ……だめっ……」
陰部を擦るそれは、先ほどまで触っていた彩人の剛直だ。
意識すると、雄を求めるように、ヒクヒクと蠢いた。
ぐちゅぐちゅと淫音が鳴り始めたのは、波奈のそこがヒクつくたびに、新たな蜜をこぼしているせいだ。
滑りがよくなり、動きも滑らかになる。
「アヤっ……あっ、あっ……んん」
俯くと、淫靡な光景が目に飛び込んできた。
自分の足の間から、彩人の先端が見え、消える。
恥ずかしい、いやらしい光景は、波奈の快楽を煽った。
「ひゃっ……あああん……」
背後から回ってきた手が、波奈の陰核に触れる。
くりくりと指で優しく弄くられ、波奈は顎を上げて、悦楽を極めた。
「ハナっ……ハナっ……」
ぐったりと四つん這いのような格好になった波奈を、彩人が背後から獣のように犯す――真似事をする。
「くっ……あ……」
彩人が甘い息を漏らした。
おそらく射精をしたのだろう。
うつ伏せになりぐったりしていると、仰向けにひっくり返され、口づけをされる。
「ハナ」
彩人が満ち足りた顔をしていたので、波奈も嬉しくなり、自分からキスをしたのだが――。
「もう一回しよう。今度は前から」
弾んだ声で言われた。
挿入もなしに、その日、波奈は幾度も彼と体を重ねた。
波奈が疲れ果てるまで、続けられた。
際限のない彩人の性欲に、波奈はこれからの結婚生活を不安に思った。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
931
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる