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第3章 身勝手な理由で「やり直そう」という元婚約者。
【2.やり直したい身勝手な理由】
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「よかった、ありがとうマリア。いいタイミングだったわ。昔のものとはいえ、あんな手紙、ヘルベルトには聞かせたくなかったもの」
リリエッタは女中頭のマリアに礼を言った。
「そうですよね。昔の恋文持ち出すとか、本当腐ってます!」
とマリアも憤慨しながら頷いたとき、リリエッタは急に不安な顔になって、
「でも……昔のこととはいえ……、私がアーゼル様に恋文出したとか知って、ヘルベルトは悲しんだかしら……」
と言い出した。
マリははきょとんとする。
「大丈夫じゃないですか?」
「え? なんでそんなあっさり?」
リリエッタが疑い深そうに聞くと、マリアはふうっと呆れたようにため息をついた。
「だってお嬢様、アーゼル様と婚約してたときは『アーゼル様が大好き』とヘルベルト様の前でも公言してらっしゃいましたよ。よくのろけてらっしゃいましたでしょう?」
「あ……!」
リリエッタには思い当たる節がたくさんあった。
「ですから、今更かと。ねぇ?」
マリアは、リリエッタの納得を促すようにゆっくりと言った。
しかし、リリエッタは簡単に納得するわけにはいかなかった。
「……今更か……。でも、そうはいっても、それは私がアーゼル様と婚約していたときの話でしょう? 今は私はヘルベルトのものなんだもの。やっぱり昔のことでも気になるんじゃないかしら」
ちょっとオロオロしている。
「どうでしょう。今はお嬢様の気持ちを信じていると思いますけどね。でも気になるなら、ちゃんとご自分の口で仰ればいいんですよ。アーゼル様なんて昔のこと、恋文だって昔のこと、今はあなただけですって」
マリアがリリエッタの心配など鼻にもかけない様子で簡潔に言うと、リリエッタは少し納得したように、
「そうね。ちゃんと言うっていうのは、大事かもしれないわ」
と答えた。
翌日。
ヘルベルトがリリエッタの邸に遊びに来たので、リリエッタは今日『今はあなたが好きだから』とヘルベルトにちゃんと言おうと思った。
天気がいいので二人で庭を散歩しながら、リリエッタがヘルベルトの様子をちらちら窺い、ちょっと真面目なことを言えるタイミングを探っていると。
不意にヘルベルトが庭の隅の方に何かを見つけたようで、急にしゃがみ込んだ。ヘルベルトの視線の先には黄色い花をつけた一株の草が生えていた。
背の低い草だ。ぎざぎざの葉をこんもり茂らせ、ぽこぽこ黄色い花をたくさんつけている。
いかにも普通の雑草のように見えるので、リリエッタは不思議そうに首を傾げた。
なぜヘルベルトは熱心にこの花を見ているのだろう?
しかし、リリエッタにとっては雑草などどうでもよい。ヘルベルトがアーゼルのことを気にしていないかどうかが心配だった。気にしてないなた問題ない! 少しでも気にしているようなら、「私はヘルベルトだけだから」とちゃんと伝えたい。
ヘルベルトがいつまでも花から目を離さないので、リリエッタは辛抱切らして声をかけた。
「ヘルベルト、あのさ……」
聞きにくいことなので、リリエッタは少しごもごしている。
ヘルベルトはのんびりとリリエッタを振り返った。
「ん? 何? この草の名前知ってるの? 知ってるんなら問題ないんだけどさ」
『問題』と言われてリリエッタは少しびっくりする。
「知らないけど、何その草。問題?」
ヘルベルトはうーんと唸った。
「たぶんクサノオウかなあ? こんなに元気よく育ってるし庭師が気づいてないはずないんだけど。なんで抜かないのかな。リリエッタが間違って食べたらけっこう問題なのに……」
「私、道端の草、食べないし! 何、毒?」
「うん、毒」
「えっ。ダメじゃん! なんで毒草が……。って、いや、それは今はいい。雑草のことはあとで執事に言っておくから。でも、あのさ……ちょっと話聞いてもらいたくて」
リリエッタは毒草にズレた話を元に戻そうとした。
ヘルベルトは優しい目でリリエッタを見つめ返す。
「ん? いいよ、何?」
「あのさ、昨日のアーゼル様のことなんだけど……」
そう言いかけてリリエッタは、自分がアーゼルに書いた手紙の内容を思い出して、急にカッと恥ずかしくなった。
いやいや、恥ずかしがってる場合ではない。
ちゃんとヘルベルトに弁解しなければ……。しかし、なんだかスムーズに言えない。
別に難しい内容ではない、「私は今はヘルベルトが好きだから」って言うだけなのに、なんか……。なんでだろう……。
リリエッタは困ってしまって、下を向いた。自分で話し出したことなのに。
すると、ヘルベルトがとぼけた声をあげた。
「あ、アーゼル殿の手紙をびちゃびちゃにしちゃったこと? 水ぶっかけられて、あれは気の毒だったねー。アーゼル殿、ちょっとハゲてたもんね。思わず頭に手が伸びてたから、無意識にハゲを隠そうとしてたんだよね、きっと」
「え、頭押さえてたのってそういうこと?」
リリエッタは思わず聞き返した。
「だと思うけど? 執事が何よりすぐタオルを頭にかぶせにいって、グッジョブと思ったもんね。ありゃーたぶん若ハゲだ」
「……」
「おっと、笑っちゃダメだよ。人の容姿を笑うのは気の毒だからね」
「気の毒だと言うわりには言い方にトゲがあるわよ」
「あるかもね。あんな過去の手紙をひっぱり出されちゃ」
ヘルベルトは過去のを強調したが、急に手紙のことを言い出されたのでリリエッタはハッとした。
「ヘルベルト……! やっぱり気を悪くしてた? ごめんなさい、私、心配で……」
やはりヘルベルトは自分がアーゼル様に書いた手紙のことを気にしていたんだ!
リリエッタはズキっとして、すぐに弁解しなくちゃ、と思った。
しかし、ヘルベルトの方はなんだか納得顔で「うんうん」と頷いている。
「え?」
とリリエッタが思っていると、ヘルベルトが同意するように言った。
「リリエッタ、心配そうな顔してたよねー。アーゼル殿ってば国外追放されたはずなのに、なんでまだここにいるかって話だよね。俺にバレたら噂が回って、アーゼル殿の不法滞在が国王の知るところになっちゃうって心配してたのかな? でも大丈夫! 俺、知ってたから。アーゼル殿が国外追放のはずなのにまだ国内に残ってること」
リリエッタはぽかんとした。
え? 今、ヘルベルト、何て?
「ちょっと待って! アーゼル様、国外追放なの?」
「そうだよ、あれ、知らなかった?」
「なんで? ワートン公爵家の執事がワートン公爵家の資産をこっそり盗んでたって事件でしょ? 雇用人を管理しきれなかったアーゼル様が廃嫡されたのは分かるけど、なんで国外追放まで? 別にアーゼル様自身が犯罪をしたわけでは……」
リリエッタは首を傾げた。
すると、ヘルベルトが噂話をするように小声になった。
「それがさ。国王陛下からの貴重な預かり品も、例の泥棒執事に売られちゃったんだって」
「え! それヤバっ!」
リリエッタは思わず手で口元を覆った。
ヘルベルトもうんうん頷いている。
「だよねー。」
「でも、国外追放されてるならさ、なんでアーゼル様、私に向かって『やり直そう』って? 国外追放でしょ?」
リリエッタが理解に苦しむ顔で呟くと、ヘルベルトも「はあー」と大きくため息をついて言った。
「それはアーゼル殿がアホだから。王宮の有力貴族で、国王陛下に近いマクファー伯爵家の婿になれば、マクファー伯爵家が何とかしてくれるかもとか思ってるんじゃない?」
それを聞くとリリエッタは顔を顰めた。
「そんな……。アーゼル様、なんて自分勝手なの」
「だよね。何考えてるんだか。だいぶ迷惑だよね、なんとかしないとね」
「そうね。」
「まあ、任せてよ!」
そう言うと、ヘルベルトはいきなり立ち上がった。
もう目の前の毒草のことは見えていないようだ。
そしてヘルベルトが何か用事を思い出したように帰る素振りを見せたので、リリエッタはヘルベルトの態度の急変に驚いた。
「え? ヘルベルト?」
「じゃ、また来るよ」
「あ、はい……」
リリエッタはヘルベルトの勢いに押されて、素直に見送ってしまった。
しかし、見送ってしまってからハッとする。
……「はい」じゃない!
私、ヘルベルトに言わなきゃいけないこと、言えてないじゃない!
少し離れたところで、女中頭のマリアも、呆れたようなじとーっとした目でリリエッタを見つめていた。
リリエッタは女中頭のマリアに礼を言った。
「そうですよね。昔の恋文持ち出すとか、本当腐ってます!」
とマリアも憤慨しながら頷いたとき、リリエッタは急に不安な顔になって、
「でも……昔のこととはいえ……、私がアーゼル様に恋文出したとか知って、ヘルベルトは悲しんだかしら……」
と言い出した。
マリははきょとんとする。
「大丈夫じゃないですか?」
「え? なんでそんなあっさり?」
リリエッタが疑い深そうに聞くと、マリアはふうっと呆れたようにため息をついた。
「だってお嬢様、アーゼル様と婚約してたときは『アーゼル様が大好き』とヘルベルト様の前でも公言してらっしゃいましたよ。よくのろけてらっしゃいましたでしょう?」
「あ……!」
リリエッタには思い当たる節がたくさんあった。
「ですから、今更かと。ねぇ?」
マリアは、リリエッタの納得を促すようにゆっくりと言った。
しかし、リリエッタは簡単に納得するわけにはいかなかった。
「……今更か……。でも、そうはいっても、それは私がアーゼル様と婚約していたときの話でしょう? 今は私はヘルベルトのものなんだもの。やっぱり昔のことでも気になるんじゃないかしら」
ちょっとオロオロしている。
「どうでしょう。今はお嬢様の気持ちを信じていると思いますけどね。でも気になるなら、ちゃんとご自分の口で仰ればいいんですよ。アーゼル様なんて昔のこと、恋文だって昔のこと、今はあなただけですって」
マリアがリリエッタの心配など鼻にもかけない様子で簡潔に言うと、リリエッタは少し納得したように、
「そうね。ちゃんと言うっていうのは、大事かもしれないわ」
と答えた。
翌日。
ヘルベルトがリリエッタの邸に遊びに来たので、リリエッタは今日『今はあなたが好きだから』とヘルベルトにちゃんと言おうと思った。
天気がいいので二人で庭を散歩しながら、リリエッタがヘルベルトの様子をちらちら窺い、ちょっと真面目なことを言えるタイミングを探っていると。
不意にヘルベルトが庭の隅の方に何かを見つけたようで、急にしゃがみ込んだ。ヘルベルトの視線の先には黄色い花をつけた一株の草が生えていた。
背の低い草だ。ぎざぎざの葉をこんもり茂らせ、ぽこぽこ黄色い花をたくさんつけている。
いかにも普通の雑草のように見えるので、リリエッタは不思議そうに首を傾げた。
なぜヘルベルトは熱心にこの花を見ているのだろう?
しかし、リリエッタにとっては雑草などどうでもよい。ヘルベルトがアーゼルのことを気にしていないかどうかが心配だった。気にしてないなた問題ない! 少しでも気にしているようなら、「私はヘルベルトだけだから」とちゃんと伝えたい。
ヘルベルトがいつまでも花から目を離さないので、リリエッタは辛抱切らして声をかけた。
「ヘルベルト、あのさ……」
聞きにくいことなので、リリエッタは少しごもごしている。
ヘルベルトはのんびりとリリエッタを振り返った。
「ん? 何? この草の名前知ってるの? 知ってるんなら問題ないんだけどさ」
『問題』と言われてリリエッタは少しびっくりする。
「知らないけど、何その草。問題?」
ヘルベルトはうーんと唸った。
「たぶんクサノオウかなあ? こんなに元気よく育ってるし庭師が気づいてないはずないんだけど。なんで抜かないのかな。リリエッタが間違って食べたらけっこう問題なのに……」
「私、道端の草、食べないし! 何、毒?」
「うん、毒」
「えっ。ダメじゃん! なんで毒草が……。って、いや、それは今はいい。雑草のことはあとで執事に言っておくから。でも、あのさ……ちょっと話聞いてもらいたくて」
リリエッタは毒草にズレた話を元に戻そうとした。
ヘルベルトは優しい目でリリエッタを見つめ返す。
「ん? いいよ、何?」
「あのさ、昨日のアーゼル様のことなんだけど……」
そう言いかけてリリエッタは、自分がアーゼルに書いた手紙の内容を思い出して、急にカッと恥ずかしくなった。
いやいや、恥ずかしがってる場合ではない。
ちゃんとヘルベルトに弁解しなければ……。しかし、なんだかスムーズに言えない。
別に難しい内容ではない、「私は今はヘルベルトが好きだから」って言うだけなのに、なんか……。なんでだろう……。
リリエッタは困ってしまって、下を向いた。自分で話し出したことなのに。
すると、ヘルベルトがとぼけた声をあげた。
「あ、アーゼル殿の手紙をびちゃびちゃにしちゃったこと? 水ぶっかけられて、あれは気の毒だったねー。アーゼル殿、ちょっとハゲてたもんね。思わず頭に手が伸びてたから、無意識にハゲを隠そうとしてたんだよね、きっと」
「え、頭押さえてたのってそういうこと?」
リリエッタは思わず聞き返した。
「だと思うけど? 執事が何よりすぐタオルを頭にかぶせにいって、グッジョブと思ったもんね。ありゃーたぶん若ハゲだ」
「……」
「おっと、笑っちゃダメだよ。人の容姿を笑うのは気の毒だからね」
「気の毒だと言うわりには言い方にトゲがあるわよ」
「あるかもね。あんな過去の手紙をひっぱり出されちゃ」
ヘルベルトは過去のを強調したが、急に手紙のことを言い出されたのでリリエッタはハッとした。
「ヘルベルト……! やっぱり気を悪くしてた? ごめんなさい、私、心配で……」
やはりヘルベルトは自分がアーゼル様に書いた手紙のことを気にしていたんだ!
リリエッタはズキっとして、すぐに弁解しなくちゃ、と思った。
しかし、ヘルベルトの方はなんだか納得顔で「うんうん」と頷いている。
「え?」
とリリエッタが思っていると、ヘルベルトが同意するように言った。
「リリエッタ、心配そうな顔してたよねー。アーゼル殿ってば国外追放されたはずなのに、なんでまだここにいるかって話だよね。俺にバレたら噂が回って、アーゼル殿の不法滞在が国王の知るところになっちゃうって心配してたのかな? でも大丈夫! 俺、知ってたから。アーゼル殿が国外追放のはずなのにまだ国内に残ってること」
リリエッタはぽかんとした。
え? 今、ヘルベルト、何て?
「ちょっと待って! アーゼル様、国外追放なの?」
「そうだよ、あれ、知らなかった?」
「なんで? ワートン公爵家の執事がワートン公爵家の資産をこっそり盗んでたって事件でしょ? 雇用人を管理しきれなかったアーゼル様が廃嫡されたのは分かるけど、なんで国外追放まで? 別にアーゼル様自身が犯罪をしたわけでは……」
リリエッタは首を傾げた。
すると、ヘルベルトが噂話をするように小声になった。
「それがさ。国王陛下からの貴重な預かり品も、例の泥棒執事に売られちゃったんだって」
「え! それヤバっ!」
リリエッタは思わず手で口元を覆った。
ヘルベルトもうんうん頷いている。
「だよねー。」
「でも、国外追放されてるならさ、なんでアーゼル様、私に向かって『やり直そう』って? 国外追放でしょ?」
リリエッタが理解に苦しむ顔で呟くと、ヘルベルトも「はあー」と大きくため息をついて言った。
「それはアーゼル殿がアホだから。王宮の有力貴族で、国王陛下に近いマクファー伯爵家の婿になれば、マクファー伯爵家が何とかしてくれるかもとか思ってるんじゃない?」
それを聞くとリリエッタは顔を顰めた。
「そんな……。アーゼル様、なんて自分勝手なの」
「だよね。何考えてるんだか。だいぶ迷惑だよね、なんとかしないとね」
「そうね。」
「まあ、任せてよ!」
そう言うと、ヘルベルトはいきなり立ち上がった。
もう目の前の毒草のことは見えていないようだ。
そしてヘルベルトが何か用事を思い出したように帰る素振りを見せたので、リリエッタはヘルベルトの態度の急変に驚いた。
「え? ヘルベルト?」
「じゃ、また来るよ」
「あ、はい……」
リリエッタはヘルベルトの勢いに押されて、素直に見送ってしまった。
しかし、見送ってしまってからハッとする。
……「はい」じゃない!
私、ヘルベルトに言わなきゃいけないこと、言えてないじゃない!
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