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1章
1章 1話
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東雲晃也の朝はこの日本という場所でも当然早かった。身支度を済ませ、すぐに明と自分の為の朝食を作り、そして昨日行った城へ赴いた。行くとそこには夜半がいて、
「待ってたよ。さあ、こちらへ」
と、奥の部屋へ案内された。そこにはとある少年2人がいて、
「彼らが今日から君の臣兵になる人達だよ」
と言った。そもそも臣兵とはなんだと聞くと、
「臣兵って言うのはね、まあ言ってしまえば家臣みたいなもので、位の高い者にだけ与えられる使い人のようなものだよ」
そこで誰しもが思う疑問が生まれた。
「え?ってことは僕の地位が高いってこと・・・?」
「ああ、その通りだ」
「え、僕何もしてないんですけど...」
「ああ、でも君はいるだけでいいんだ。ほら、よくいるだろ。いるだけで勇気が出るみたいなやつ」
「はぁ」
当然それは嘘だと気がついた。だがそれ以上に呆れが勝ってあまり声が出なかった。
「まあ何事も受け入れることが肝心だよ。てか、そのうち分かるさ、なんで自分がここに居るかなんてね」
すると夜半は場を一掃するかのように咳払いをして言った。
「それじゃあ君たち3人に早速任務、してもらおっか」
「んで任務って・・・これかよ!!!」
任務として渡された紙には卵10パックや肉なんかいう文字列があり、
「これ・・・なんすか?」
恐る恐る聞くと、
「ああ、それはね、買い出しだよ!」
これまでにないにっこり笑顔でそう伝えた。これまでにないほどっていえるほどこの人と関わった覚えないけど。そんな訳で渋々買い出しに行くことになった。すると右隣の背の高い好青年が口を開く。
「まあまあ、あの人は何を言い出すのか。今に始まったことでは無いですし、実際驚きませんでしたよ」
そう笑いながら言う彼は名を南雲氷雨(なぐもひさめ)という。
「俺はあの人のこと、ちゃんとしてる人だと思ってたんだけどな」
そういう僕の左隣にいる彼は日神陽太(ひのかみようた)という。南雲君が好青年だとしたら日神君はスポーツ少年のように見える。しかし実際は日神君はとても熱心な勉強家で、南雲君の方が運動をしているらしい。人は見た目では判断出来ないとはこのことだ。いやだって南雲君は肌凄く白いけど日神君は少し焼けてるからてっきり、そう言うと、
「よく言われます。でも肌の白さは体質なのであまり関係ないかと」
と、笑みをこぼしながら言う。買い出しに行く道中でかなり仲良くなった印象がある2人だったからこれからもやっていけるな、と思っていた。すると話題は互いの能力の話になる。
「東雲さん?はどういう能力なの?」
「こら陽太。目上の人には敬語を使いなさい」
「・・・お前は俺のおかんか」
微笑しながら僕は、
「まあまあ、目上っていっても年だけだしそんなに気にしなくていいよ。ここに入ったのは君達の方が先輩なんだから」
と、後ろにそびえ立つあの大きな城に向かって指を指した。
「いえ東雲さん。それじゃ困るんです。こいつ、いつもどんな人にもこんな感じで」
「いいだろ?よくフレンドリーだねって褒められるんだから」
「それって褒められてるのか?」
「褒められてるだろ!」
大通りで人が大勢いるのに日神君は大笑いして周りから見られていた。
「あーそうそう、能力だよ能力。東雲さんあんたの能力って何なんだ?」
もう何言っても無駄だと悟ったような南雲君は呆れた顔をした。
「僕の能力、っていうかそもそも能力ってものがあんまりわかってないんだけど。そのなんて言うかな、僕の能力は・・・」
それを言おうとした次の瞬間、目の先数十メートル先のビルから爆発が起こった。それとほぼ同時刻、南雲君、日神君のポケットに入っていた携帯が鳴り出し、
「横須ビル3階よりテロ発生。近くにいるもの、至急対処願う」
「・・・これ1番近いの俺らじゃね?」
日神君が言う。ああ、軍の仕事やりたくないんだけどな。2人に続いてビルに向かって走った。
「待ってたよ。さあ、こちらへ」
と、奥の部屋へ案内された。そこにはとある少年2人がいて、
「彼らが今日から君の臣兵になる人達だよ」
と言った。そもそも臣兵とはなんだと聞くと、
「臣兵って言うのはね、まあ言ってしまえば家臣みたいなもので、位の高い者にだけ与えられる使い人のようなものだよ」
そこで誰しもが思う疑問が生まれた。
「え?ってことは僕の地位が高いってこと・・・?」
「ああ、その通りだ」
「え、僕何もしてないんですけど...」
「ああ、でも君はいるだけでいいんだ。ほら、よくいるだろ。いるだけで勇気が出るみたいなやつ」
「はぁ」
当然それは嘘だと気がついた。だがそれ以上に呆れが勝ってあまり声が出なかった。
「まあ何事も受け入れることが肝心だよ。てか、そのうち分かるさ、なんで自分がここに居るかなんてね」
すると夜半は場を一掃するかのように咳払いをして言った。
「それじゃあ君たち3人に早速任務、してもらおっか」
「んで任務って・・・これかよ!!!」
任務として渡された紙には卵10パックや肉なんかいう文字列があり、
「これ・・・なんすか?」
恐る恐る聞くと、
「ああ、それはね、買い出しだよ!」
これまでにないにっこり笑顔でそう伝えた。これまでにないほどっていえるほどこの人と関わった覚えないけど。そんな訳で渋々買い出しに行くことになった。すると右隣の背の高い好青年が口を開く。
「まあまあ、あの人は何を言い出すのか。今に始まったことでは無いですし、実際驚きませんでしたよ」
そう笑いながら言う彼は名を南雲氷雨(なぐもひさめ)という。
「俺はあの人のこと、ちゃんとしてる人だと思ってたんだけどな」
そういう僕の左隣にいる彼は日神陽太(ひのかみようた)という。南雲君が好青年だとしたら日神君はスポーツ少年のように見える。しかし実際は日神君はとても熱心な勉強家で、南雲君の方が運動をしているらしい。人は見た目では判断出来ないとはこのことだ。いやだって南雲君は肌凄く白いけど日神君は少し焼けてるからてっきり、そう言うと、
「よく言われます。でも肌の白さは体質なのであまり関係ないかと」
と、笑みをこぼしながら言う。買い出しに行く道中でかなり仲良くなった印象がある2人だったからこれからもやっていけるな、と思っていた。すると話題は互いの能力の話になる。
「東雲さん?はどういう能力なの?」
「こら陽太。目上の人には敬語を使いなさい」
「・・・お前は俺のおかんか」
微笑しながら僕は、
「まあまあ、目上っていっても年だけだしそんなに気にしなくていいよ。ここに入ったのは君達の方が先輩なんだから」
と、後ろにそびえ立つあの大きな城に向かって指を指した。
「いえ東雲さん。それじゃ困るんです。こいつ、いつもどんな人にもこんな感じで」
「いいだろ?よくフレンドリーだねって褒められるんだから」
「それって褒められてるのか?」
「褒められてるだろ!」
大通りで人が大勢いるのに日神君は大笑いして周りから見られていた。
「あーそうそう、能力だよ能力。東雲さんあんたの能力って何なんだ?」
もう何言っても無駄だと悟ったような南雲君は呆れた顔をした。
「僕の能力、っていうかそもそも能力ってものがあんまりわかってないんだけど。そのなんて言うかな、僕の能力は・・・」
それを言おうとした次の瞬間、目の先数十メートル先のビルから爆発が起こった。それとほぼ同時刻、南雲君、日神君のポケットに入っていた携帯が鳴り出し、
「横須ビル3階よりテロ発生。近くにいるもの、至急対処願う」
「・・・これ1番近いの俺らじゃね?」
日神君が言う。ああ、軍の仕事やりたくないんだけどな。2人に続いてビルに向かって走った。
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