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2章
2章 1話
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「ただいま。明ー、帰ったぞー・・・って」
晃也が家から帰るとそこは荒らされていた。窓が割れていて、家の中に明の姿は無かった。全速力で走って明を探した。息が切れるほど走った後、明を見つけた。だが見つけた瞬間、明を連れ去ったと思われる奴が明に刃を向け・・・足がすくんで動けない。
そして奴は、明の首を掻っ切った。
いつもよりも一段と早く起きた。ベッドは寝汗で大変な事になっていた。理由は分かっている。胸糞悪い夢を見た。リビングに降り、明を見て一安心した。そもそも夜半からここのマンションは厳重な警備がされているから余程の事が無い限り、窓ガラスが割れる事も、連れ去られることも無い。だが、晃也の中で一つの焦りが出ていた。それは明を守るということ。
ここ約2ヶ月程軍人として暮らしてみて分かったことは、この街、もといこの国は事件が多い。実際、1日1回事件に赴くのは当たり前。多い時は1日3回なんて日もあった。軍人は晃也達だけでは無いことからも事件の多さが見てうかがえる。だからこそ感じる焦り。本当にあの夢で起きたことが本当に起こるのでは無いのだろうか。そういった焦りが今日、こうして確信に迫った。
『ほう・・・強さに恋焦がれていると見える。』
頭の中で響いた。いつものあの声だ。
「・・・そんなことより前から気になってた。あんた、誰なんだ?いっつも聞く前に消えやがって」
『俺の名か?・・・そうだな、ひとまずダジャと言っておくよ』
「ダジャか・・・じゃあダジャ、あんたは僕の何なんだ?」
『それは俺が言うべき事じゃない。それより考えてみろ。なんで戦いでも無いのに俺が出てきたのか』
確かに今までダジャが出てきた時はいつも戦いで僕が危ない時だった。だが、今はこの現状に焦りを感じているだけで、戦っている場面ではない。
『お前が悩んでいる悩みなど単純だ。自分は弱い。なら強くなればいい、それだけだ』
「そんなん出来るなら今でもしてるよ!」
『・・・黄竜という者に会うといい。奴から戦い方を学べ』
「なんだよそれ、一体誰なんだ?」
『ごちゃごちゃうるさいぞ。強くなりたいのだろう?ならば動け。自分から動かんやつが強くなれるわけが無いだろう』
「ああ、わかったよ!その黄竜って奴の所に行けばいいんだろ!」
そこからダジャの声は聞こえなくなった。
・・・黄竜って奴、どこにいんの?
晃也が家から帰るとそこは荒らされていた。窓が割れていて、家の中に明の姿は無かった。全速力で走って明を探した。息が切れるほど走った後、明を見つけた。だが見つけた瞬間、明を連れ去ったと思われる奴が明に刃を向け・・・足がすくんで動けない。
そして奴は、明の首を掻っ切った。
いつもよりも一段と早く起きた。ベッドは寝汗で大変な事になっていた。理由は分かっている。胸糞悪い夢を見た。リビングに降り、明を見て一安心した。そもそも夜半からここのマンションは厳重な警備がされているから余程の事が無い限り、窓ガラスが割れる事も、連れ去られることも無い。だが、晃也の中で一つの焦りが出ていた。それは明を守るということ。
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『ほう・・・強さに恋焦がれていると見える。』
頭の中で響いた。いつものあの声だ。
「・・・そんなことより前から気になってた。あんた、誰なんだ?いっつも聞く前に消えやがって」
『俺の名か?・・・そうだな、ひとまずダジャと言っておくよ』
「ダジャか・・・じゃあダジャ、あんたは僕の何なんだ?」
『それは俺が言うべき事じゃない。それより考えてみろ。なんで戦いでも無いのに俺が出てきたのか』
確かに今までダジャが出てきた時はいつも戦いで僕が危ない時だった。だが、今はこの現状に焦りを感じているだけで、戦っている場面ではない。
『お前が悩んでいる悩みなど単純だ。自分は弱い。なら強くなればいい、それだけだ』
「そんなん出来るなら今でもしてるよ!」
『・・・黄竜という者に会うといい。奴から戦い方を学べ』
「なんだよそれ、一体誰なんだ?」
『ごちゃごちゃうるさいぞ。強くなりたいのだろう?ならば動け。自分から動かんやつが強くなれるわけが無いだろう』
「ああ、わかったよ!その黄竜って奴の所に行けばいいんだろ!」
そこからダジャの声は聞こえなくなった。
・・・黄竜って奴、どこにいんの?
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