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寝取られ編
侵入できません
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※直人視点
※テレフォンセックス
※ネトラレ(未遂)
要素があります。苦手な方は注意。
オマケでは本当にネトラレるバッドエンド編もあります
◆
俺には向いてないってのに、販売のテクニックを教えてやれと遠方に出張させられることになった。
本来なら近場の者をあてるのが普通だが、なんでも研修相手がお偉いさんの息子らしく、しかも何故か俺を希望したとのことでやむを得ず。
長いものには巻かれろというか、俺も普段は社会の歯車に組み込まれた人間なので、上に逆らえないのがつらいところだ。
俺の元マゾ奴隷も上には何人か存在しているのだが、今回はそれより更に上からの指示だったという話。
しかし、本当になんで俺なんだか……。
売り上げがいいから文句は言われないが、新人への指導が上手いと言われたことはお世辞にもない。
考えられるのは、コネがなさそうなのに売り上げのいい販売員で一番距離が近くにいる相手ということで白羽の矢があたった……というくらいだ。
お偉いさんの息子なら、それなりに責任のある人物をあてる、というのも考慮すれば、範囲もかなり絞られるだろうしな。
多少面倒だが出張ついでに観光も悪くないと、普段の俺なら考えたことだろう。何しろ費用は全て向こう持ちだ。
だが、俺は今、大きなペットを飼っている。
うざくてわがままで、俺がいなきゃ死んじまいそうな、頭の悪いペットを。
俺が出張だと言ったらまた散々うるさく騒ぐだろう、と思っていたのだが……。
「直人さんが僕を置いて出張へ行くと言うなら、この場で死んでやるぅ!」
想像以上だった。
包丁を自分の喉元に突き付けるのはさすがに危ないからやめておけ、望。
ついでに言うならこの流れで何故全裸になる。救急車を呼んだ時に俺が変態扱いされるじゃないか。死なれても同様だ。
……それが狙いか? まったく本当に面倒なことをしやがる。
俺の部屋じゃなくて、こいつの部屋で話し始めるべきだった。こいつの部屋なら、無視して帰ることもできたしな。
マゾのくせにこの態度がでかいペット様は、どこまでもどうしようもない男だ。
「お前も会社員なら、上に従うのが当たり前だということくらいわかるだろう?」
「わかりますけど、そんな直人さん見たくないッ! 離れたくもない!」
「なら、いっそお前が仕事を休んでついてこい。邪魔をしないと約束するならそれくらいは許可してやる」
まずい。うっかりとんでもない許可を出した。
冷静でいるつもりだが、さすがの俺も少し焦っているのかもしれない。キチガイに刃物ほど危険な物はないからな。
「そ、それは……無理です」
会社員である以上、これは当たり前の返事だ。なのに、俺は驚いてしまった。
こいつなら本当に休んできてもおかしくはないと思ったからだ。
心底ホッとした。
「だろう?」
「ううう。本当はついていきたいです。でも、会社を長期休めばここぞとばかりにクビを切られそうな予感がするんですよ!」
こいつ会社で一体何をやっているんだ。あまり聞きたくない。聞けば我がことのように恥ずかしくなってくるに違いない。
「きゅ、休日飛行機で、行ってもいいですか? その、SMグッズに使いすぎてあまり旅費ないんですけど、頑張りますから」
ちなみに俺とのプレイで使ったSMグッズを見る限りでは、財布が危うくなるようなレベルではない。量的にも。
これは相変わらずセルフプレイを続けていると思ってもいいだろう。お仕置きだな。
「わかった。たまにならな。ほんの一ヶ月だ。すぐ帰ってくるさ」
「隣に直人さんがいない生活。それだけで耐えられないのに、その後輩は絶対直人さんを狙ってます! 行かせたくない! 本当に行かせたくない! あっ、出張には行かせたくないけどベッドではイカせたいです!」
……最後のどうでもいいだろ。ちゃっかり欲望を口にするな、アホが。
「周りが全てゲイだと思うなよ」
「でも、直人さんはゲイじゃないですか」
「まあ俺はそうだが……」
「しかも、自分の好みだったら僕がいてもつまみ食いしそうじゃないですか」
「しないさ。俺は割りと恋人に対しては一途なんだ」
「身体はそうかもしれない。でも、僕にとっては貴方が誰かを足蹴にするだけで浮気なんですよっ!」
「…………」
俺は元々恋人がいる時に浮気するタイプじゃない。いや……浮気はしないタイプだった、と言ったほうがいいだろうか。
望は俺の好みとは違う。言ってみれば今恋人に据えてはいるが、普段ならば望が『つまみ食い』であるべき存在だ。恋人不在の時にとりあえず腹を満たしておくか程度の。
だから確かに奴の言う通り、たまには俺好みなサドをマゾに調教したくなることもある。
もし俺を希望したという後輩が、俺好みな、生意気なサドだったら……まあ、ゲイでなくても無理矢理モノにする可能性はある。
だがしかし。それは、相手がお偉いさんの息子じゃなければの話だ。
「な、直人さん黙り込むなんて酷いっ……! 浮気するって言ってるようなものじゃないですか!」
「待て。さっきも言っただろう。相手はお偉いさんの息子だ。早々手は出さない」
「じゃあ向こうから誘ってきたら……どうするんですか!?」
「自分から誘ってくるような奴が俺のタイプじゃないことは、お前も知っていると思うがな。タイプじゃない奴を、お前という恋人がいるのに無理にどうこうしないさ」
望は怒ったような疑っているような顔で、俺を見上げてくる。
「……で、でも、直人さんが襲われたら。僕以外の奴に抱かれたらって思うと、胸が張り裂けそうです。抱くのはまだ許します。でも、足蹴にするのと僕にしか許してない尻穴を許すのはダメです!」
お前の中では俺が誰かを抱くより足蹴にすることのほうが重要性が高いんだな。
「許す? 許さない? お前はいつから俺に命令できる立場になったんだ?」
常用の鞭をベルトから出して、望の持った包丁を弾く。そのまま足にしなる鞭を絡ませて、床に引きずり倒して腹を踏んだ。
「アッ……ああん、直人さんっ……」
「こうして腹を踏まれただけで簡単に勃起しやがる変態が」
「ぼ、僕が勃起するだけだと思ったら大間違いなんですから……っ」
「ほう」
「もうイッちゃいました……」
いっそのことこの場で死なせてやればよかった。
いや、それは困るな。俺の部屋だから。
「イイコで待っていろ。ご褒美はたっぷりくれてやるよ」
「はい……」
望がうっとりとした表情で俺を見る。射精後で気怠げにしているせいか、少しそそられた。
「休日はそちらに行きますから、浮気……しないでくださいね」
「ああ、安心しろ」
「僕以外を足蹴にしないでくださいね」
「しないさ」
「鞭も振るっちゃダメですよ」
……しつこいな。
「あと、あと……。やっぱり、抱いたら嫌です、僕以外」
まいった。少しだけ、可愛いと思ってしまった。俺はキスで答えを返し、とりあえず今日はこのまま抱いてやろうかと望の身体に手を這わせた。
「あっ、ダメです、直人さん。ご褒美、ちょっとだけ前借りほしいです。暫く会えない分、貴方を抱きたいです。僕以外の誰かに抱かれたいなんて気を起こさないように」
「馬鹿め。俺はタチだぞ。抱かれたいと思うことなど、あるはずがないし抱かれてやるつもりもない」
「だから僕にだけ、抱かせてください。ね、お願いっ!」
「ならお前こそ俺に抱かれておくんだな。俺が他の誰も抱きたいと思わないように、たっぷりと」
「う……。ううう……。わ、かりました……。で、でも、僕にも抱かせてください……ね」
俺に抱かれるのを素直にオーケーする望に、少し驚いた。こればっかりはいつもひたすらに拒みやがるくせに。
「ククッ……。仕方ない。今日はサービスしてやるよ」
ほんの少しだけ……な。
※テレフォンセックス
※ネトラレ(未遂)
要素があります。苦手な方は注意。
オマケでは本当にネトラレるバッドエンド編もあります
◆
俺には向いてないってのに、販売のテクニックを教えてやれと遠方に出張させられることになった。
本来なら近場の者をあてるのが普通だが、なんでも研修相手がお偉いさんの息子らしく、しかも何故か俺を希望したとのことでやむを得ず。
長いものには巻かれろというか、俺も普段は社会の歯車に組み込まれた人間なので、上に逆らえないのがつらいところだ。
俺の元マゾ奴隷も上には何人か存在しているのだが、今回はそれより更に上からの指示だったという話。
しかし、本当になんで俺なんだか……。
売り上げがいいから文句は言われないが、新人への指導が上手いと言われたことはお世辞にもない。
考えられるのは、コネがなさそうなのに売り上げのいい販売員で一番距離が近くにいる相手ということで白羽の矢があたった……というくらいだ。
お偉いさんの息子なら、それなりに責任のある人物をあてる、というのも考慮すれば、範囲もかなり絞られるだろうしな。
多少面倒だが出張ついでに観光も悪くないと、普段の俺なら考えたことだろう。何しろ費用は全て向こう持ちだ。
だが、俺は今、大きなペットを飼っている。
うざくてわがままで、俺がいなきゃ死んじまいそうな、頭の悪いペットを。
俺が出張だと言ったらまた散々うるさく騒ぐだろう、と思っていたのだが……。
「直人さんが僕を置いて出張へ行くと言うなら、この場で死んでやるぅ!」
想像以上だった。
包丁を自分の喉元に突き付けるのはさすがに危ないからやめておけ、望。
ついでに言うならこの流れで何故全裸になる。救急車を呼んだ時に俺が変態扱いされるじゃないか。死なれても同様だ。
……それが狙いか? まったく本当に面倒なことをしやがる。
俺の部屋じゃなくて、こいつの部屋で話し始めるべきだった。こいつの部屋なら、無視して帰ることもできたしな。
マゾのくせにこの態度がでかいペット様は、どこまでもどうしようもない男だ。
「お前も会社員なら、上に従うのが当たり前だということくらいわかるだろう?」
「わかりますけど、そんな直人さん見たくないッ! 離れたくもない!」
「なら、いっそお前が仕事を休んでついてこい。邪魔をしないと約束するならそれくらいは許可してやる」
まずい。うっかりとんでもない許可を出した。
冷静でいるつもりだが、さすがの俺も少し焦っているのかもしれない。キチガイに刃物ほど危険な物はないからな。
「そ、それは……無理です」
会社員である以上、これは当たり前の返事だ。なのに、俺は驚いてしまった。
こいつなら本当に休んできてもおかしくはないと思ったからだ。
心底ホッとした。
「だろう?」
「ううう。本当はついていきたいです。でも、会社を長期休めばここぞとばかりにクビを切られそうな予感がするんですよ!」
こいつ会社で一体何をやっているんだ。あまり聞きたくない。聞けば我がことのように恥ずかしくなってくるに違いない。
「きゅ、休日飛行機で、行ってもいいですか? その、SMグッズに使いすぎてあまり旅費ないんですけど、頑張りますから」
ちなみに俺とのプレイで使ったSMグッズを見る限りでは、財布が危うくなるようなレベルではない。量的にも。
これは相変わらずセルフプレイを続けていると思ってもいいだろう。お仕置きだな。
「わかった。たまにならな。ほんの一ヶ月だ。すぐ帰ってくるさ」
「隣に直人さんがいない生活。それだけで耐えられないのに、その後輩は絶対直人さんを狙ってます! 行かせたくない! 本当に行かせたくない! あっ、出張には行かせたくないけどベッドではイカせたいです!」
……最後のどうでもいいだろ。ちゃっかり欲望を口にするな、アホが。
「周りが全てゲイだと思うなよ」
「でも、直人さんはゲイじゃないですか」
「まあ俺はそうだが……」
「しかも、自分の好みだったら僕がいてもつまみ食いしそうじゃないですか」
「しないさ。俺は割りと恋人に対しては一途なんだ」
「身体はそうかもしれない。でも、僕にとっては貴方が誰かを足蹴にするだけで浮気なんですよっ!」
「…………」
俺は元々恋人がいる時に浮気するタイプじゃない。いや……浮気はしないタイプだった、と言ったほうがいいだろうか。
望は俺の好みとは違う。言ってみれば今恋人に据えてはいるが、普段ならば望が『つまみ食い』であるべき存在だ。恋人不在の時にとりあえず腹を満たしておくか程度の。
だから確かに奴の言う通り、たまには俺好みなサドをマゾに調教したくなることもある。
もし俺を希望したという後輩が、俺好みな、生意気なサドだったら……まあ、ゲイでなくても無理矢理モノにする可能性はある。
だがしかし。それは、相手がお偉いさんの息子じゃなければの話だ。
「な、直人さん黙り込むなんて酷いっ……! 浮気するって言ってるようなものじゃないですか!」
「待て。さっきも言っただろう。相手はお偉いさんの息子だ。早々手は出さない」
「じゃあ向こうから誘ってきたら……どうするんですか!?」
「自分から誘ってくるような奴が俺のタイプじゃないことは、お前も知っていると思うがな。タイプじゃない奴を、お前という恋人がいるのに無理にどうこうしないさ」
望は怒ったような疑っているような顔で、俺を見上げてくる。
「……で、でも、直人さんが襲われたら。僕以外の奴に抱かれたらって思うと、胸が張り裂けそうです。抱くのはまだ許します。でも、足蹴にするのと僕にしか許してない尻穴を許すのはダメです!」
お前の中では俺が誰かを抱くより足蹴にすることのほうが重要性が高いんだな。
「許す? 許さない? お前はいつから俺に命令できる立場になったんだ?」
常用の鞭をベルトから出して、望の持った包丁を弾く。そのまま足にしなる鞭を絡ませて、床に引きずり倒して腹を踏んだ。
「アッ……ああん、直人さんっ……」
「こうして腹を踏まれただけで簡単に勃起しやがる変態が」
「ぼ、僕が勃起するだけだと思ったら大間違いなんですから……っ」
「ほう」
「もうイッちゃいました……」
いっそのことこの場で死なせてやればよかった。
いや、それは困るな。俺の部屋だから。
「イイコで待っていろ。ご褒美はたっぷりくれてやるよ」
「はい……」
望がうっとりとした表情で俺を見る。射精後で気怠げにしているせいか、少しそそられた。
「休日はそちらに行きますから、浮気……しないでくださいね」
「ああ、安心しろ」
「僕以外を足蹴にしないでくださいね」
「しないさ」
「鞭も振るっちゃダメですよ」
……しつこいな。
「あと、あと……。やっぱり、抱いたら嫌です、僕以外」
まいった。少しだけ、可愛いと思ってしまった。俺はキスで答えを返し、とりあえず今日はこのまま抱いてやろうかと望の身体に手を這わせた。
「あっ、ダメです、直人さん。ご褒美、ちょっとだけ前借りほしいです。暫く会えない分、貴方を抱きたいです。僕以外の誰かに抱かれたいなんて気を起こさないように」
「馬鹿め。俺はタチだぞ。抱かれたいと思うことなど、あるはずがないし抱かれてやるつもりもない」
「だから僕にだけ、抱かせてください。ね、お願いっ!」
「ならお前こそ俺に抱かれておくんだな。俺が他の誰も抱きたいと思わないように、たっぷりと」
「う……。ううう……。わ、かりました……。で、でも、僕にも抱かせてください……ね」
俺に抱かれるのを素直にオーケーする望に、少し驚いた。こればっかりはいつもひたすらに拒みやがるくせに。
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