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第十八話
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王宮の石畳が、足音を冷たく響かせた。
レオンハルト殿下と並んで歩く廊下は、いつもより長く感じられる。護衛として二人きりで市街を回っていた時と違い、王宮の厳かな空気が私の緊張を倍加させた。
結界を使ってしまった。
あの暗殺者を前に、無意識に発動させてしまった金色の光。祖母から受け継いだ結界魔術が、王子を守るために炸裂した瞬間の記憶が、まだ掌に残っている。
オスカー騎士団長に、どう説明すればいいのか。
胸の奥で焦りが渦巻く。息を整えようとしたが、心臓の鼓動は収まらない。バレたら終わりだ。結界魔術の使い手だと知られたら、男装も、騎士としての立場も、全てが崩れる。宰相フェリックスが探している「エリアーナ・ハーヴェスト」だと気づかれたら――。
「緊張しているのか、エリアス」
殿下の声に、私は顔を上げた。
殿下は穏やかに微笑んでいた。孤児院で子供たちに見せていた、あの優しい表情だ。
「いえ、そのようなことは......」
「初任務で暗殺者と戦ったのだ。緊張するのは当然だろう」
殿下の言葉が胸に沁みる。この人は、私を責めるつもりはないのだろうか。結界魔術のことを、不審に思わないのだろうか。
近衛騎士団長室の扉が見えてきた。重厚な木製の扉の向こうに、オスカー団長が待っている。
殿下が扉を叩いた。
「入れ」
低く威厳のある声。私は背筋を伸ばし、殿下に続いて室内に入った。
執務机の前に立つオスカー団長は、私たちを鋭い眼差しで見据えた。長年の戦場経験から培われた、研ぎ澄まされた観察眼。嘘を見抜かれそうで、喉が渇く。
「殿下、エリアス。報告を」
「うむ」
殿下が一歩前に出た。
「市街視察中、暗殺者に襲撃された。火炎魔法と雷撃魔法による攻撃だったが、エリアスの活躍で難を逃れた」
オスカー団長の視線が、私に向けられた。
「詳しく聞かせろ、エリアス」
心臓が跳ね上がる。
「はっ」
私は姿勢を正し、声を低く保つよう意識しながら口を開いた。
「孤児院の門を出た直後、黒衣の暗殺者が現れました。火炎魔法が殿下に向けて放たれたため、私は殿下の前に出て......」
言葉が詰まる。結界のことを、どう説明すればいい。
「そして?」
オスカー団長が促す。
「魔法が、なぜか効きませんでした」
私は慎重に言葉を選んだ。
「炎が私たちの前で消えたのです。理由は分かりませんが、運が良かったのだと......」
嘘だ。完全な嘘だ。だが、真実を明かすわけにはいかない。
オスカー団長の目が細められた。疑念の色が浮かんでいる。私は拳を握りしめた。バレただろうか。この人は、騎士団を率いる歴戦の戦士だ。新人騎士の嘘など、すぐに見抜かれる。
「オスカー」
殿下が口を開いた。
「エリアスの言う通りだ。魔法が私たちに届く前に、何かが妨げた。詳しい原因は不明だが、暗殺者も困惑していた。おそらく、暗殺者自身の魔法制御に問題があったのだろう」
殿下の声には、確信に満ちた響きがあった。まるで本当にそう信じているかのように。だが、私には分かる。殿下は嘘をついている。私を庇っている。
オスカー団長は殿下を見つめ、それから私に視線を戻した。
「......そうか」
短い返答。疑念は消えていないようだったが、殿下の言葉を否定することはしなかった。
「で、暗殺者は?」
「逃走しました」
私は答えた。
「二人組で、一人は私の剣で負傷させましたが、仲間に引きずられて路地の奥へ消えました。追撃は殿下の安全を優先し、断念しました」
「正しい判断だ」
オスカー団長が頷いた。
「護衛の第一は、守るべき者の安全だ。敵の捕縛は二の次だ」
その言葉に、私の緊張が少しだけ和らいだ。だが、団長の次の言葉で再び固まった。
「エリアス、お前の剣技は優秀だ。だが、魔法が効かなかったという点については、後日改めて調査する」
「......はい」
声が震えそうになるのを必死で抑えた。
「だが、今回の件で一つ明らかになったことがある」
オスカー団長が殿下を見た。
「殿下、エリアスを正式に殿下の護衛騎士として任命することを提案します」
私の息が止まった。
護衛騎士......正式に?
「彼は優秀だ。新人であることは確かだが、実戦で殿下を守り抜いた。今後も殿下の警護を任せるべきかと」
オスカー団長の言葉に、殿下が微笑んだ。
「私も同じ意見だ。エリアス、これからも私の側にいてくれるか」
殿下の青い瞳が、私を真っ直ぐに見つめる。
婚約していた頃、何度も見た眼差しだ。優しくて、温かくて、信頼に満ちている。
胸が詰まった。
復讐のために近づいたはずなのに、殿下を守ってしまった。そして今、正式に護衛騎士として側にいることを許されようとしている。
喜びと、罪悪感と、混乱が胸の中で渦巻いた。
「......謹んで、お受けいたします」
私は膝をついた。騎士としての礼。拳を胸に当て、頭を下げる。
「忠誠を誓います、レオンハルト殿下」
「よろしく頼む、エリアス」
殿下の手が、私の肩に置かれた。温かい手。婚約していた頃、何度も触れられた手だ。
涙が出そうになった。だが、堪えた。今、泣くわけにはいかない。
「これで正式だ。エリアス・ハート、お前は本日より第一王子レオンハルト殿下付き護衛騎士に任命する」
オスカー団長の宣言が、室内に響いた。
「以上だ。下がってよい」
「はっ」
私は立ち上がり、敬礼をして退室した。
廊下に出た途端、全身の力が抜けた。
壁に背中を預け、天井を見上げる。
護衛騎士に、任命された。
レオンハルト殿下の側に、正式にいられる。
嬉しいはずだった。復讐のために近づきたかった相手の側に、堂々といられるのだから。
だけど、胸の奥で何かが痛んだ。
殿下は私を庇ってくれた。結界魔術のことを、オスカー団長に追及されないよう守ってくれた。
なぜ?
私はただの新人騎士のはずなのに。殿下にとって私は、婚約破棄した「退屈な」元婚約者なのに。
「......わからない」
呟いた言葉が、静かな廊下に溶けていく。
殿下の優しさが、本物なのか演技なのか。
婚約破棄の冷酷さが、本心なのか嘘なのか。
全てが謎だった。だが、一つだけ確かなことがある。
私は、レオンハルト殿下を守りたいと思った。
それが復讐者としての私を裏切る感情だとしても、心の奥底から湧き上がる想いは否定できなかった。
掌に残る金色の光の感触を確かめながら、私は騎士寮へと足を向けた。
護衛騎士として、これからも殿下の側にいる。
復讐のためか、それとも――。
答えは、まだ見つからない。
ただ、胸の奥で燃えていた復讐の炎が、少しずつ別の何かに変わり始めていることだけは、確かだった。
レオンハルト殿下と並んで歩く廊下は、いつもより長く感じられる。護衛として二人きりで市街を回っていた時と違い、王宮の厳かな空気が私の緊張を倍加させた。
結界を使ってしまった。
あの暗殺者を前に、無意識に発動させてしまった金色の光。祖母から受け継いだ結界魔術が、王子を守るために炸裂した瞬間の記憶が、まだ掌に残っている。
オスカー騎士団長に、どう説明すればいいのか。
胸の奥で焦りが渦巻く。息を整えようとしたが、心臓の鼓動は収まらない。バレたら終わりだ。結界魔術の使い手だと知られたら、男装も、騎士としての立場も、全てが崩れる。宰相フェリックスが探している「エリアーナ・ハーヴェスト」だと気づかれたら――。
「緊張しているのか、エリアス」
殿下の声に、私は顔を上げた。
殿下は穏やかに微笑んでいた。孤児院で子供たちに見せていた、あの優しい表情だ。
「いえ、そのようなことは......」
「初任務で暗殺者と戦ったのだ。緊張するのは当然だろう」
殿下の言葉が胸に沁みる。この人は、私を責めるつもりはないのだろうか。結界魔術のことを、不審に思わないのだろうか。
近衛騎士団長室の扉が見えてきた。重厚な木製の扉の向こうに、オスカー団長が待っている。
殿下が扉を叩いた。
「入れ」
低く威厳のある声。私は背筋を伸ばし、殿下に続いて室内に入った。
執務机の前に立つオスカー団長は、私たちを鋭い眼差しで見据えた。長年の戦場経験から培われた、研ぎ澄まされた観察眼。嘘を見抜かれそうで、喉が渇く。
「殿下、エリアス。報告を」
「うむ」
殿下が一歩前に出た。
「市街視察中、暗殺者に襲撃された。火炎魔法と雷撃魔法による攻撃だったが、エリアスの活躍で難を逃れた」
オスカー団長の視線が、私に向けられた。
「詳しく聞かせろ、エリアス」
心臓が跳ね上がる。
「はっ」
私は姿勢を正し、声を低く保つよう意識しながら口を開いた。
「孤児院の門を出た直後、黒衣の暗殺者が現れました。火炎魔法が殿下に向けて放たれたため、私は殿下の前に出て......」
言葉が詰まる。結界のことを、どう説明すればいい。
「そして?」
オスカー団長が促す。
「魔法が、なぜか効きませんでした」
私は慎重に言葉を選んだ。
「炎が私たちの前で消えたのです。理由は分かりませんが、運が良かったのだと......」
嘘だ。完全な嘘だ。だが、真実を明かすわけにはいかない。
オスカー団長の目が細められた。疑念の色が浮かんでいる。私は拳を握りしめた。バレただろうか。この人は、騎士団を率いる歴戦の戦士だ。新人騎士の嘘など、すぐに見抜かれる。
「オスカー」
殿下が口を開いた。
「エリアスの言う通りだ。魔法が私たちに届く前に、何かが妨げた。詳しい原因は不明だが、暗殺者も困惑していた。おそらく、暗殺者自身の魔法制御に問題があったのだろう」
殿下の声には、確信に満ちた響きがあった。まるで本当にそう信じているかのように。だが、私には分かる。殿下は嘘をついている。私を庇っている。
オスカー団長は殿下を見つめ、それから私に視線を戻した。
「......そうか」
短い返答。疑念は消えていないようだったが、殿下の言葉を否定することはしなかった。
「で、暗殺者は?」
「逃走しました」
私は答えた。
「二人組で、一人は私の剣で負傷させましたが、仲間に引きずられて路地の奥へ消えました。追撃は殿下の安全を優先し、断念しました」
「正しい判断だ」
オスカー団長が頷いた。
「護衛の第一は、守るべき者の安全だ。敵の捕縛は二の次だ」
その言葉に、私の緊張が少しだけ和らいだ。だが、団長の次の言葉で再び固まった。
「エリアス、お前の剣技は優秀だ。だが、魔法が効かなかったという点については、後日改めて調査する」
「......はい」
声が震えそうになるのを必死で抑えた。
「だが、今回の件で一つ明らかになったことがある」
オスカー団長が殿下を見た。
「殿下、エリアスを正式に殿下の護衛騎士として任命することを提案します」
私の息が止まった。
護衛騎士......正式に?
「彼は優秀だ。新人であることは確かだが、実戦で殿下を守り抜いた。今後も殿下の警護を任せるべきかと」
オスカー団長の言葉に、殿下が微笑んだ。
「私も同じ意見だ。エリアス、これからも私の側にいてくれるか」
殿下の青い瞳が、私を真っ直ぐに見つめる。
婚約していた頃、何度も見た眼差しだ。優しくて、温かくて、信頼に満ちている。
胸が詰まった。
復讐のために近づいたはずなのに、殿下を守ってしまった。そして今、正式に護衛騎士として側にいることを許されようとしている。
喜びと、罪悪感と、混乱が胸の中で渦巻いた。
「......謹んで、お受けいたします」
私は膝をついた。騎士としての礼。拳を胸に当て、頭を下げる。
「忠誠を誓います、レオンハルト殿下」
「よろしく頼む、エリアス」
殿下の手が、私の肩に置かれた。温かい手。婚約していた頃、何度も触れられた手だ。
涙が出そうになった。だが、堪えた。今、泣くわけにはいかない。
「これで正式だ。エリアス・ハート、お前は本日より第一王子レオンハルト殿下付き護衛騎士に任命する」
オスカー団長の宣言が、室内に響いた。
「以上だ。下がってよい」
「はっ」
私は立ち上がり、敬礼をして退室した。
廊下に出た途端、全身の力が抜けた。
壁に背中を預け、天井を見上げる。
護衛騎士に、任命された。
レオンハルト殿下の側に、正式にいられる。
嬉しいはずだった。復讐のために近づきたかった相手の側に、堂々といられるのだから。
だけど、胸の奥で何かが痛んだ。
殿下は私を庇ってくれた。結界魔術のことを、オスカー団長に追及されないよう守ってくれた。
なぜ?
私はただの新人騎士のはずなのに。殿下にとって私は、婚約破棄した「退屈な」元婚約者なのに。
「......わからない」
呟いた言葉が、静かな廊下に溶けていく。
殿下の優しさが、本物なのか演技なのか。
婚約破棄の冷酷さが、本心なのか嘘なのか。
全てが謎だった。だが、一つだけ確かなことがある。
私は、レオンハルト殿下を守りたいと思った。
それが復讐者としての私を裏切る感情だとしても、心の奥底から湧き上がる想いは否定できなかった。
掌に残る金色の光の感触を確かめながら、私は騎士寮へと足を向けた。
護衛騎士として、これからも殿下の側にいる。
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