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こちらはシェルター村です。
使いこなせ!召喚獣
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ギルドから帰ってとりあえずのところはエイルの家(ありえないくらいの豪邸)に住ませてもらえることになった。
自分の部屋と食事が用意され、これからの生活に夢を抱いているのに……!!
「おーい。ナオヤ。ポテチ買ってこい」
「ナオヤ。俺様の命令に従え」
「ナオヤー……」
組んだ日から思ってたけどさ。やっぱり
「立場逆じゃね?」
ダウトにそう言うと、
「なーにを言っているんだ!召喚獣と人間は必ずしも人間が上とは限らないのだぞ?召喚獣が立場が上のときだってあるのだ!」
だってさ。立場が上だとか
「それはお前の自論だろ?」
「ああ!そうだ!」
いや、自論はマジでよしてくれ。長々と話されても困る。
それにしても、何だよこの扱いは。エイルも呆れた様子でこっち見てるし。やっぱりこいつと組むべきじゃなかったのか。
「よし!そろそろ練習場に行きましょうか!」
「練習場?」
ダンジョンとかじゃなくて?練習場なんだ。
「練習場って言うのは、召喚獣を使いこなすために練習できる場所のことよ。まずはスキルから磨いていかないと」
「おおー。村とは言え、そんなところがあったのか」
「ここは村って言ってるけど、結構設備とか整ってるの」
すごいなシェルター村。ギルドはあるにしても練習場なんかあるなんて。全然そんな感じじゃなかったのに。
「行くか!ダウト」
ダウトを見ると、しょうがねぇな。行ってやるよ的な目で見てきた。目潰ししたくなるほど人を煽ることができるのかこの狐。
「よし!そうと決まれば早速行きましょう!」
*
「結構人多いな」
しかも小さい子ばっかり。幼い子達が何歳も離れている俺の事を見て笑ったり驚いたり呆気にとられている。
「精霊の使いは小さい頃から教育されてるが多いの。まあ、ナオヤは例外だから、気にせずいきましょう」
「まあ、気にしてても仕方ないか。よし!エイル!何からやればいい?」
「そうね……。まずはその狐の能力を見せて貰って、それからスキルの練習をした方がいいわね」
ダウト様だと何回言ったら分かるのだ!とダウトが言っている。いい加減飽きないのか不安にもなってくるが、まあいい。ダウトの能力とやらを見せてもらおうではないか!
「じゃあ、早くダウトの能力見せてくれよ」
「任せろ!!このダウト様のパワーは強いなんてものではないぞ!見ておれ!」
強いなんてものではないのか!最強か!少し期待を抱きつつ、黙ってダウトの方に集中する。
「ヤドリギダウトォ!!!!」
名前ダサッ!!ヤドリギダウトって。何それ。ダサッ(2回目)ほら。エイルも大分引いてるよ。
「ホワァ!!!」
ダウトの能力ヤドリギダウトが、的目掛けて飛んで行った。おお!結構つよ……い?
「的より下に落ちてるわね。的に届いていないわ」
「え。届いてないの?」
「ええ。直前で落下してるわ」
強いなんてものではない。つまり弱いと言うことか。なるほどなるほど。よく分かった。そしてさらにエイルは続けた。
「一般的な召喚獣の能力でならあの的は軽く割ってしまうのだけれど」
「それで届いていないのか……。弱っ!!」
「う、うるさい!さっきからごちゃごちゃごちゃごちゃ!!あれは、まぐれだ!今度やったら絶対に成功するぞ!絶対に!」
ええー。本当か?疑ってかかると、ダウトは少し後ずさりした後、ふんっと鼻を鳴らして、
「じゃあ、今度こそ見せてやる。ダウト様の驚異的な威力を!!」
本気じゃなかったのかよ。まあ、本気なんてダウトは一言も言ってないけど。
「おりゃあ!ヤドリギダウトォ!!」
いや、それさっきのスキルだろ。今やっても意味ないから。
「落下したな」
「したわね」
「う、うるさいうるさい!黙っておれ!」
案の定、今度のスキル、ヤドリギダウト(2回目)は見事に直角に折れ曲り、的には当たらなかった。
「さてはお前、この弱さで全然組む相手が見つからなかったり?」
「違うわ!!!そんな簡単な理由などではない!俺様は人間が大嫌いなのだ!」
現に今その大嫌いな奴と行動を共にしてますけどね。と、突っ込みたくなったが、それは置いといて。
「エイル……。こっから俺たちのスキルって出来たりする?」
「ええ。極限までに弱いけど、出来るのは出来るわ」
「え、これで!?」
「これでとか言うな!!ダウト様のスキルとダウト様に向かって!!」
怒られたが、スルーして先に進む。いちいち相手していたらキリがないからな。
「まずはスキルの名前だけど、どうする?名前なしでもいいけど……。そうするとそのスキルのことを『アレ』で通さないといけなくなるからちょっと不便ね。で、どうする?」
「ぃよし!では、名前を決め……」
「無題でいこう」
「なぜだ!!愚か者!」
お前が考え付いたのだったらろくなものないだろ。絶対。
「ホワァ!俺のスキル来い!!」
……。何も起きませんけど?
「あ。忘れてた。全然装備してないじゃない!鍛冶屋に行くわよ!」
装備って忘れるもの?でも、確かに何にも装備してない。
そう考えていると、エイルに腕を掴まれた。
「鍛冶屋に行きましょう!装備しなくちゃ!」
「え!?えー!!?」
「おい!ダウト様を置いていくなぁ!」
自分の部屋と食事が用意され、これからの生活に夢を抱いているのに……!!
「おーい。ナオヤ。ポテチ買ってこい」
「ナオヤ。俺様の命令に従え」
「ナオヤー……」
組んだ日から思ってたけどさ。やっぱり
「立場逆じゃね?」
ダウトにそう言うと、
「なーにを言っているんだ!召喚獣と人間は必ずしも人間が上とは限らないのだぞ?召喚獣が立場が上のときだってあるのだ!」
だってさ。立場が上だとか
「それはお前の自論だろ?」
「ああ!そうだ!」
いや、自論はマジでよしてくれ。長々と話されても困る。
それにしても、何だよこの扱いは。エイルも呆れた様子でこっち見てるし。やっぱりこいつと組むべきじゃなかったのか。
「よし!そろそろ練習場に行きましょうか!」
「練習場?」
ダンジョンとかじゃなくて?練習場なんだ。
「練習場って言うのは、召喚獣を使いこなすために練習できる場所のことよ。まずはスキルから磨いていかないと」
「おおー。村とは言え、そんなところがあったのか」
「ここは村って言ってるけど、結構設備とか整ってるの」
すごいなシェルター村。ギルドはあるにしても練習場なんかあるなんて。全然そんな感じじゃなかったのに。
「行くか!ダウト」
ダウトを見ると、しょうがねぇな。行ってやるよ的な目で見てきた。目潰ししたくなるほど人を煽ることができるのかこの狐。
「よし!そうと決まれば早速行きましょう!」
*
「結構人多いな」
しかも小さい子ばっかり。幼い子達が何歳も離れている俺の事を見て笑ったり驚いたり呆気にとられている。
「精霊の使いは小さい頃から教育されてるが多いの。まあ、ナオヤは例外だから、気にせずいきましょう」
「まあ、気にしてても仕方ないか。よし!エイル!何からやればいい?」
「そうね……。まずはその狐の能力を見せて貰って、それからスキルの練習をした方がいいわね」
ダウト様だと何回言ったら分かるのだ!とダウトが言っている。いい加減飽きないのか不安にもなってくるが、まあいい。ダウトの能力とやらを見せてもらおうではないか!
「じゃあ、早くダウトの能力見せてくれよ」
「任せろ!!このダウト様のパワーは強いなんてものではないぞ!見ておれ!」
強いなんてものではないのか!最強か!少し期待を抱きつつ、黙ってダウトの方に集中する。
「ヤドリギダウトォ!!!!」
名前ダサッ!!ヤドリギダウトって。何それ。ダサッ(2回目)ほら。エイルも大分引いてるよ。
「ホワァ!!!」
ダウトの能力ヤドリギダウトが、的目掛けて飛んで行った。おお!結構つよ……い?
「的より下に落ちてるわね。的に届いていないわ」
「え。届いてないの?」
「ええ。直前で落下してるわ」
強いなんてものではない。つまり弱いと言うことか。なるほどなるほど。よく分かった。そしてさらにエイルは続けた。
「一般的な召喚獣の能力でならあの的は軽く割ってしまうのだけれど」
「それで届いていないのか……。弱っ!!」
「う、うるさい!さっきからごちゃごちゃごちゃごちゃ!!あれは、まぐれだ!今度やったら絶対に成功するぞ!絶対に!」
ええー。本当か?疑ってかかると、ダウトは少し後ずさりした後、ふんっと鼻を鳴らして、
「じゃあ、今度こそ見せてやる。ダウト様の驚異的な威力を!!」
本気じゃなかったのかよ。まあ、本気なんてダウトは一言も言ってないけど。
「おりゃあ!ヤドリギダウトォ!!」
いや、それさっきのスキルだろ。今やっても意味ないから。
「落下したな」
「したわね」
「う、うるさいうるさい!黙っておれ!」
案の定、今度のスキル、ヤドリギダウト(2回目)は見事に直角に折れ曲り、的には当たらなかった。
「さてはお前、この弱さで全然組む相手が見つからなかったり?」
「違うわ!!!そんな簡単な理由などではない!俺様は人間が大嫌いなのだ!」
現に今その大嫌いな奴と行動を共にしてますけどね。と、突っ込みたくなったが、それは置いといて。
「エイル……。こっから俺たちのスキルって出来たりする?」
「ええ。極限までに弱いけど、出来るのは出来るわ」
「え、これで!?」
「これでとか言うな!!ダウト様のスキルとダウト様に向かって!!」
怒られたが、スルーして先に進む。いちいち相手していたらキリがないからな。
「まずはスキルの名前だけど、どうする?名前なしでもいいけど……。そうするとそのスキルのことを『アレ』で通さないといけなくなるからちょっと不便ね。で、どうする?」
「ぃよし!では、名前を決め……」
「無題でいこう」
「なぜだ!!愚か者!」
お前が考え付いたのだったらろくなものないだろ。絶対。
「ホワァ!俺のスキル来い!!」
……。何も起きませんけど?
「あ。忘れてた。全然装備してないじゃない!鍛冶屋に行くわよ!」
装備って忘れるもの?でも、確かに何にも装備してない。
そう考えていると、エイルに腕を掴まれた。
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「え!?えー!!?」
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