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従者の叱責
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「旦那様、貴方の行動は紳士としてあるまじき行為です」
レイチェルが部屋で一人朝食をとっている時、リヒャルトは執務室で専属の従者に苦言を呈されていた。
リヒャルトと同年代である彼の名はカール。デュラン伯爵家よりリヒャルトに仕える彼の乳兄弟だ。
「……カール、口が過ぎるぞ」
思い当たるところがあるのか、リヒャルトは気まずげに目を逸らす。
そんな彼の態度にカールは眉を吊り上げて怒った。
「ご自分が何をしたかの自覚はあるようですね?」
「……………………」
カールの問いかけにリヒャルトは無言を貫いた。
その態度にカールは大きくため息をつく。
「いいですか、貴方は初夜を共に過ごした奥様を一人部屋に置き去りにしたのです。これは紳士として完全にマナー違反だと分かりますよね?」
「……それは……そうだが、僕だって彼女に一年放置されたのだからそれくらい……」
その返答にカールは再び大きなため息をついた。
「旦那様……貴方はご自身の立場を何も分かっておりませんね」
「は? 立場だと?」
「ええ。いいですか、貴方は奥様に見初められたからこそ婿として迎えられたのです。言うなれば旦那様は奥様のご寵愛のみに縋る立場、それなのに奥様のご機嫌伺いもしないなど有り得ません」
「……どうして僕が彼女の機嫌を伺わなければならない! 僕は新婚早々一年も放置されるという屈辱を受けたのだぞ? 蔑ろにされた相手に媚びを売るなど御免だ!」
不貞腐れたリヒャルトの態度にカールは「情けない」と頭を振った。
「一年も奥様に放置されたことにつきましては同情致します。ですが……言わせてもらえば旦那様はご自分の方から奥様との関係を改善しようと努力なさいませんでしたよね?」
「は? 何を言っている!? 僕は何度も面会を試みたではないか! それを拒否し続けたのは彼女の方だ!」
「その面会の申し込みもせいぜい3回程でしたよね? 後はもういいやとばかりに放置していましたよね? その程度でそんな“努力しました”みたいな顔をされてもね……」
実際カールは何度もリヒャルトにレイチェルへの面会を試みるよう促していた。
数回程度断られたくらいで諦めてはいけないと。
「貴方のその受け身な態度は改善すべきだと、私もお父君も口を酸っぱくして申し上げてきたでしょう? 現状で離縁されたら困るのは貴方のほうです。ならば奥様のご寵愛を受けるために努力をすべきでしょう?」
「……僕は寵愛なんて望んでいない。だいたい、彼女の方から僕に一目惚れをしたといって婚姻を申し込んできたんじゃないか。だったら彼女の方から歩み寄るのが礼儀だろう!」
「…………はあ……そこですよ、旦那様の駄目なところは」
「は? なんだと!?」
「行動のなにもかもが中途半端です! 寵愛など望んでいないというのであれば、婚姻なぞ受けねばよかったでしょう? でも貴方はそれを受けてシスカ家に婿入りなさった。ならば腹をくくって婚家に貢献できるようにせねばなりませんのに、それもなさらない。アレも嫌、コレも嫌と……まるで聞き分けの無い幼子のようです」
「貢献ならしている! ちゃんと領地経営の補佐はしているじゃないか!」
「仕事だけなら別に婿じゃなくとも可能です。婿だけにしかできない仕事は当主である奥様に尽くすことですよ。貴方は奥様に尽くしていると言えますか? 歩み寄りを諦めて事態を傍観し、せっかく奥様と共寝ができたというのに、事が済めば今までの仕返しとばかりに冷たくあしらう。……このままだと間違いなく嫌われますよ?」
「だ、だが! あちらから一方的に好意を示して金と権力で僕を手に入れたんだぞ?」
「そうですね。では、その奥様からの好意がなくなったらどうします?」
「は………………?」
「何ですかその顔……。まさか、どれだけ冷たい態度をとろうとも奥様が貴方を嫌いになることはないと思っています? どこから来るんですかその自信は……」
リヒャルトは想像もしていなかったことを言われ唖然とした。
自分に惚れこんでいるレイチェルは、自分がどんな態度をとろうとも変わらず好きでいてくれるという謎の自信が確かに彼の中にはあった。
「奥様が貴方への好意を無くせば貴方はお役御免になりますよ。それでよいのですか?」
「だ、だが! レイチェル様は婚姻関係を続けると約束してくれた! 一年も放置したお詫びだと……」
「一年放置したお詫びですか……。ふむ、ならば……奥様も一年我慢すれば離縁して構わないということですね?」
「は? どうしてそうなる!?」
「貴方が一年放置された仕返しとして奥様に冷たくするのなら、奥様はその冷遇に一年耐えればおあいこになりますよね?」
「あ……い、いや……それは……」
言われれば確かにそうだ。
リヒャルトは自分が放置された詫びとしてレイチェルに一生をかけて償ってもらうような気でいた。だが、よく考えればそれはなんとも傲慢な考えで、レイチェルがその通りにしなければいけない根拠は何処にもない。
「ですが、奥様ほど高貴な御方にそんな態度をとること自体が無礼に当たります。国王陛下の姪であり公爵家の当主である奥様に貧乏伯爵家の次男如きが冷たくあたるなど言語道断です」
「貧乏伯爵家だと!? デュラン家を馬鹿にするつもりか!」
「純然たる事実ではないですか? だいたい、奥様から支援を受けたおかげでデュラン家の借金は無くなり領民も飢えずに暮らせるのです。その御恩を思えばたかだか一年放置されたくらい許すべきでは?」
「っ!? だがそれは……僕を買った金だ!」
「そうですよ、貴方が婿入りするだけで何千もの領民の暮らしが豊かになったのです。それに対して御恩は感じないので?」
「それは……でも……今更そんなことを言われても……」
「今更……?」
はっ、とカールは呆れた笑みを浮かべる。
「以前から私は散々貴方に苦言を呈していたはずですよ? その度に貴方は『あちらが先に自分を蔑ろにした』と言って聞く耳を持ってくださいませんでした……。新婚早々に放置された貴方の悲しみを考えると私もそんなに強く言えませんでしたが……今回のことで遠慮しないことに決めました。せっかく奥様の方から歩み寄ってくださったのに、仕返しとばかりに寝所に放置するなど最低です。初夜明けに一人残された奥様の悲しみが分かりませんか?」
「……………………」
カールの叱責にリヒャルトは何も返せなかった。
閨を共にした妻を一人寝所に残すという今までの意趣返しに暗い満足感を覚えると同時にひどい罪悪感が芽生えた。
きっと、妻は今頃一夜を共にした夫に冷たくされて惨めな思いをしているだろう。
もしかするともう、彼女の中にある自分への好意は消え去ってしまっているかもしれない。
そこまで考えてリヒャルトは血の気が引いた。
ただ自分を放置して蔑ろにした妻に仕返しをしたかった。
そしてそれを実行して満足したかといえばそうではない。
むしろ後悔でずっと胸が痛いし、寝所を出る際に見た妻の悲しそうな顔が頭から離れない。
「勘違いしてはいけません、人の愛情は永遠ではないのです。奥様の御心が貴方から離れていかない保障など何処にもありません。もしかすると既に遅いかもしれませんね……。ちなみに女性は一度愛が冷めると二度と燃えあがらないと聞きます。つまり一度冷めたらもう終わりということですね」
カールの言葉にリヒャルトは慌てて椅子から立ち上がった。
「…………レイチェル様の元に行ってくる」
「ええ、そうした方がよろしいでしょう」
よほど焦っているのか机や調度品に足をぶつけ、その衝撃で書類が床に落ちるのも構わずリヒャルトは急いで部屋を後にする。そしてカールは主が走り去った後の執務室で散らばった書類を片付けながらぼそりと呟いた。
「見た目はすこぶるいいけど、中身は格好悪いんだよな……」
長年の付き合いだからこそカールは知っている。リヒャルトの中身が割とポンコツだということを。
だからこそ、レイチェルのように蝶よ花よと大切にされてきた深窓の姫君相手ではうまくいかないだろうなと予想していた。
なまじ顔が良かったせいで何もしなくとも持て囃されてきたリヒャルトは受け身な性格だ。
そんな彼が傅かれて当然の立場にあるレイチェルの機嫌を伺う真似をするわけもなく、それどころか傷つけてしまうという失態を犯した。
受け身のくせに余計な真似をしやがって……と書類を整頓しながらカールは頭の中でリヒャルトに悪態をついた。
レイチェルが部屋で一人朝食をとっている時、リヒャルトは執務室で専属の従者に苦言を呈されていた。
リヒャルトと同年代である彼の名はカール。デュラン伯爵家よりリヒャルトに仕える彼の乳兄弟だ。
「……カール、口が過ぎるぞ」
思い当たるところがあるのか、リヒャルトは気まずげに目を逸らす。
そんな彼の態度にカールは眉を吊り上げて怒った。
「ご自分が何をしたかの自覚はあるようですね?」
「……………………」
カールの問いかけにリヒャルトは無言を貫いた。
その態度にカールは大きくため息をつく。
「いいですか、貴方は初夜を共に過ごした奥様を一人部屋に置き去りにしたのです。これは紳士として完全にマナー違反だと分かりますよね?」
「……それは……そうだが、僕だって彼女に一年放置されたのだからそれくらい……」
その返答にカールは再び大きなため息をついた。
「旦那様……貴方はご自身の立場を何も分かっておりませんね」
「は? 立場だと?」
「ええ。いいですか、貴方は奥様に見初められたからこそ婿として迎えられたのです。言うなれば旦那様は奥様のご寵愛のみに縋る立場、それなのに奥様のご機嫌伺いもしないなど有り得ません」
「……どうして僕が彼女の機嫌を伺わなければならない! 僕は新婚早々一年も放置されるという屈辱を受けたのだぞ? 蔑ろにされた相手に媚びを売るなど御免だ!」
不貞腐れたリヒャルトの態度にカールは「情けない」と頭を振った。
「一年も奥様に放置されたことにつきましては同情致します。ですが……言わせてもらえば旦那様はご自分の方から奥様との関係を改善しようと努力なさいませんでしたよね?」
「は? 何を言っている!? 僕は何度も面会を試みたではないか! それを拒否し続けたのは彼女の方だ!」
「その面会の申し込みもせいぜい3回程でしたよね? 後はもういいやとばかりに放置していましたよね? その程度でそんな“努力しました”みたいな顔をされてもね……」
実際カールは何度もリヒャルトにレイチェルへの面会を試みるよう促していた。
数回程度断られたくらいで諦めてはいけないと。
「貴方のその受け身な態度は改善すべきだと、私もお父君も口を酸っぱくして申し上げてきたでしょう? 現状で離縁されたら困るのは貴方のほうです。ならば奥様のご寵愛を受けるために努力をすべきでしょう?」
「……僕は寵愛なんて望んでいない。だいたい、彼女の方から僕に一目惚れをしたといって婚姻を申し込んできたんじゃないか。だったら彼女の方から歩み寄るのが礼儀だろう!」
「…………はあ……そこですよ、旦那様の駄目なところは」
「は? なんだと!?」
「行動のなにもかもが中途半端です! 寵愛など望んでいないというのであれば、婚姻なぞ受けねばよかったでしょう? でも貴方はそれを受けてシスカ家に婿入りなさった。ならば腹をくくって婚家に貢献できるようにせねばなりませんのに、それもなさらない。アレも嫌、コレも嫌と……まるで聞き分けの無い幼子のようです」
「貢献ならしている! ちゃんと領地経営の補佐はしているじゃないか!」
「仕事だけなら別に婿じゃなくとも可能です。婿だけにしかできない仕事は当主である奥様に尽くすことですよ。貴方は奥様に尽くしていると言えますか? 歩み寄りを諦めて事態を傍観し、せっかく奥様と共寝ができたというのに、事が済めば今までの仕返しとばかりに冷たくあしらう。……このままだと間違いなく嫌われますよ?」
「だ、だが! あちらから一方的に好意を示して金と権力で僕を手に入れたんだぞ?」
「そうですね。では、その奥様からの好意がなくなったらどうします?」
「は………………?」
「何ですかその顔……。まさか、どれだけ冷たい態度をとろうとも奥様が貴方を嫌いになることはないと思っています? どこから来るんですかその自信は……」
リヒャルトは想像もしていなかったことを言われ唖然とした。
自分に惚れこんでいるレイチェルは、自分がどんな態度をとろうとも変わらず好きでいてくれるという謎の自信が確かに彼の中にはあった。
「奥様が貴方への好意を無くせば貴方はお役御免になりますよ。それでよいのですか?」
「だ、だが! レイチェル様は婚姻関係を続けると約束してくれた! 一年も放置したお詫びだと……」
「一年放置したお詫びですか……。ふむ、ならば……奥様も一年我慢すれば離縁して構わないということですね?」
「は? どうしてそうなる!?」
「貴方が一年放置された仕返しとして奥様に冷たくするのなら、奥様はその冷遇に一年耐えればおあいこになりますよね?」
「あ……い、いや……それは……」
言われれば確かにそうだ。
リヒャルトは自分が放置された詫びとしてレイチェルに一生をかけて償ってもらうような気でいた。だが、よく考えればそれはなんとも傲慢な考えで、レイチェルがその通りにしなければいけない根拠は何処にもない。
「ですが、奥様ほど高貴な御方にそんな態度をとること自体が無礼に当たります。国王陛下の姪であり公爵家の当主である奥様に貧乏伯爵家の次男如きが冷たくあたるなど言語道断です」
「貧乏伯爵家だと!? デュラン家を馬鹿にするつもりか!」
「純然たる事実ではないですか? だいたい、奥様から支援を受けたおかげでデュラン家の借金は無くなり領民も飢えずに暮らせるのです。その御恩を思えばたかだか一年放置されたくらい許すべきでは?」
「っ!? だがそれは……僕を買った金だ!」
「そうですよ、貴方が婿入りするだけで何千もの領民の暮らしが豊かになったのです。それに対して御恩は感じないので?」
「それは……でも……今更そんなことを言われても……」
「今更……?」
はっ、とカールは呆れた笑みを浮かべる。
「以前から私は散々貴方に苦言を呈していたはずですよ? その度に貴方は『あちらが先に自分を蔑ろにした』と言って聞く耳を持ってくださいませんでした……。新婚早々に放置された貴方の悲しみを考えると私もそんなに強く言えませんでしたが……今回のことで遠慮しないことに決めました。せっかく奥様の方から歩み寄ってくださったのに、仕返しとばかりに寝所に放置するなど最低です。初夜明けに一人残された奥様の悲しみが分かりませんか?」
「……………………」
カールの叱責にリヒャルトは何も返せなかった。
閨を共にした妻を一人寝所に残すという今までの意趣返しに暗い満足感を覚えると同時にひどい罪悪感が芽生えた。
きっと、妻は今頃一夜を共にした夫に冷たくされて惨めな思いをしているだろう。
もしかするともう、彼女の中にある自分への好意は消え去ってしまっているかもしれない。
そこまで考えてリヒャルトは血の気が引いた。
ただ自分を放置して蔑ろにした妻に仕返しをしたかった。
そしてそれを実行して満足したかといえばそうではない。
むしろ後悔でずっと胸が痛いし、寝所を出る際に見た妻の悲しそうな顔が頭から離れない。
「勘違いしてはいけません、人の愛情は永遠ではないのです。奥様の御心が貴方から離れていかない保障など何処にもありません。もしかすると既に遅いかもしれませんね……。ちなみに女性は一度愛が冷めると二度と燃えあがらないと聞きます。つまり一度冷めたらもう終わりということですね」
カールの言葉にリヒャルトは慌てて椅子から立ち上がった。
「…………レイチェル様の元に行ってくる」
「ええ、そうした方がよろしいでしょう」
よほど焦っているのか机や調度品に足をぶつけ、その衝撃で書類が床に落ちるのも構わずリヒャルトは急いで部屋を後にする。そしてカールは主が走り去った後の執務室で散らばった書類を片付けながらぼそりと呟いた。
「見た目はすこぶるいいけど、中身は格好悪いんだよな……」
長年の付き合いだからこそカールは知っている。リヒャルトの中身が割とポンコツだということを。
だからこそ、レイチェルのように蝶よ花よと大切にされてきた深窓の姫君相手ではうまくいかないだろうなと予想していた。
なまじ顔が良かったせいで何もしなくとも持て囃されてきたリヒャルトは受け身な性格だ。
そんな彼が傅かれて当然の立場にあるレイチェルの機嫌を伺う真似をするわけもなく、それどころか傷つけてしまうという失態を犯した。
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