21 / 57
ビビの後悔①
しおりを挟む
――――こんなつもりじゃなかった。
もう何度目になるか分からない後悔をしつつ、ビビは暖炉に薪をくべる。
「ちょっとビビさん、火はまだ点かないのかい? 早くしないと男共が戻ってきちまうだろう?」
「あ……すみません、お義姉さん。すぐ点けますので……」
義姉の叱責にビビは慌てて薪に火をつけた。
赤い炎が暖炉を燃やし、部屋の中が急速に温まっていく。
「そしたらこっちで昼食の準備を手伝ってちょうだい。もうすぐ男共が腹を減らして帰ってくるから」
「はい、分かりました……」
さっきまで外に薪を取りに行っていたせいで、まだ体が冷えている。
もう少しだけ暖炉で温まりたいのに……。そう不満に思うも口には出さない。
出したらまた叱責されてしまうから。いや叱責されるだけならばまだいい、最悪なのは家から追い出されることだ。
こんな何もない土地で、女一人放り出されて生きていけるわけがない。
ビビは冷えた体を引きずり、厨房まで向かうのだった。
*
初めて恋した男、エーミールはどこか不思議な魅力を持つ人だった。
容姿が特別優れているとかそういうのではなく、人を惹きつけて離さないような、そんな不思議な魅力。
蝶が花の蜜に誘われるが如くにエーミールの魅力に抗えなかったビビは、彼に一目で夢中になってしまった。
勇気を出し、夜会でダンスに誘い、共に踊れた日は天にも昇る心地になった。
だがその行為を義母である男爵夫人から咎められてしまう。
「女性の方からダンスに誘うなんてふしだらな! やはり淫売の血は争えないようね?」
亡くなった母を悪く言う義母は嫌いだ。
淑女のマナーがどうこう言うが、結局は母のことが嫌いだから娘の私も気に食わないだけなのだろう、とビビは夫人の忠告を右から左に流していた。
「そもそも親しくもない方を名前で呼ぶなど失礼です! きちんと“コンラッド侯爵令息”とお呼びなさい!」
何それ、とビビは鼻で笑った。
市井では皆名前で呼び合っていたし、わざわざそんな長く面倒な呼び方をするなんて信じられない。
男爵夫人はビビに家庭教師をつけてマナーを覚えさせようとするも、勉強嫌いなビビは積極的に覚えようとしなかった。そんな中、唯一の例外がダンス。憧れの人と踊りたい、とビビはこれだけは積極的に覚えていった。
だが、もしこの時にマナーを身に着けていれば、どの言動が無礼なのかを理解したはずだ。
そうすればあんな失礼な真似はしなかったと……悔やんでも悔やみきれない。
あの日、邸にエーミールがやって来た時は心臓が飛び出ると思う程嬉しくかったのに、彼の口から出た言葉は心を抉るものだった。
「え……? エーミール様、婚約者がいるのですか?」
恋した人は伯爵家のお嬢様と婚約していた。
しかも今、そのお嬢様と婚約破棄の危機にあると。
「だからビビ嬢の口から直接ベロニカに説明してほしいんだ。あの夜会でのダンスは誤解だったって……!」
(誤解? 何が誤解なんだろう? よく分からない……。分からないけど、これってチャンスなんじゃないかしら?
その婚約者のお嬢様との婚約を破棄すれば、私がエーミール様のお嫁さんになれるんじゃないの? 婚約者のお嬢様なんて、きっと高飛車で嫌な女に違いないわ。ちょっと焚きつければ怒って暴力を振るってくるに決まっている。
エーミール様の目の前で私がお嬢様に暴力を受ければ、可哀想な女を演じることが可能だわ。 そうなればエーミール様は暴力的な婚約者を嫌になり、健気な私を選んでくれるはず!)
そんな愚かな考えでベロニカの邸へと乗り込んだビビだが、平然とした態度の彼女に神経を逆撫でされ、怒鳴りつけてしまうという失態を犯す。
おまけにエーミールが自分のことを何とも思っていないことを知り、更に絶望しているところへ彼の父親が乗り込んできた。
(え? 顔怖っ……!? この人がエーミール様のお父さん? 全然似てないじゃないの!!)
柔らかで優しい雰囲気のエーミールとは真逆の険しい顔をした侯爵は、目を吊り上げて激高した。
その恐ろしさにビビもエーミールも体を硬直させ、顔をこれでもかと青褪めさせる。
馬車に乗り込んだ後も震えが止まらず、邸に着いてもそれが続く。
それから色々あって、父親に見限られたビビは部屋へと閉じ込められた。
扉を叩き「出して!」と訴えても誰も答えてくれない。
(どうして? 私が何をしたっていうの? ただ好きな人に近づいただけじゃない!)
部屋に閉じ込められて数日経ったある日、ビビは数人の侍女によって念入りに綺麗にされそのまま馬車に押し込められた。
「お父様? 私をどこへ連れていくの?」
「お前はこれから私の知人の息子に嫁いでもらう。ああ、これは決定事項だからお前が泣いて嫌がっても無駄だぞ。 いいか、これは父親としての最後の忠告だ。嫁ぎ先で気に入られなければ辛い目にあうのはお前だ。それを肝に銘じることだな」
まるで汚いものを見るような目でビビを蔑む男爵。
自分のことを父親だと言うが、とてもじゃないが娘に向ける目だとは思えない。
長い日数を馬車に揺られ、辿り着いた先は木々が生い茂る森林地帯。
何なのここ……? ここが私の嫁ぐ先って……こんな何もない田舎に?
困惑するビビを迎えたのは髭の生えた大男。
ビビをここまで送ってきた男爵家の使用人が「この方がお嬢様のご夫君です」と告げる。
え……嘘でしょう? こんな毛むくじゃらの熊みたいな男が私の夫ですって……?
夫と紹介された男はビビの好みとかけ離れている。
エーミールのような細身の貴公子が好きなビビにとって、夫となった男の外見は正反対だ。
(好みでもない、愛してもいない男と一生一緒に暮らさなきゃならないの? この熊みたいな男の子供を産まなきゃいけないの? 何で! 何でよ!?)
現状を受け入れられないビビは夫となった男を拒絶した。
挨拶すら無視し、勝手に空いた部屋に籠り、ずっと寝台の上で泣き続ける。
可哀想な私、と現実を理解しないで悲劇に酔うビビは分かっていなかった。
ここは貴族の邸ではない。そして自分はもう、貴族令嬢ではないということを―――。
もう何度目になるか分からない後悔をしつつ、ビビは暖炉に薪をくべる。
「ちょっとビビさん、火はまだ点かないのかい? 早くしないと男共が戻ってきちまうだろう?」
「あ……すみません、お義姉さん。すぐ点けますので……」
義姉の叱責にビビは慌てて薪に火をつけた。
赤い炎が暖炉を燃やし、部屋の中が急速に温まっていく。
「そしたらこっちで昼食の準備を手伝ってちょうだい。もうすぐ男共が腹を減らして帰ってくるから」
「はい、分かりました……」
さっきまで外に薪を取りに行っていたせいで、まだ体が冷えている。
もう少しだけ暖炉で温まりたいのに……。そう不満に思うも口には出さない。
出したらまた叱責されてしまうから。いや叱責されるだけならばまだいい、最悪なのは家から追い出されることだ。
こんな何もない土地で、女一人放り出されて生きていけるわけがない。
ビビは冷えた体を引きずり、厨房まで向かうのだった。
*
初めて恋した男、エーミールはどこか不思議な魅力を持つ人だった。
容姿が特別優れているとかそういうのではなく、人を惹きつけて離さないような、そんな不思議な魅力。
蝶が花の蜜に誘われるが如くにエーミールの魅力に抗えなかったビビは、彼に一目で夢中になってしまった。
勇気を出し、夜会でダンスに誘い、共に踊れた日は天にも昇る心地になった。
だがその行為を義母である男爵夫人から咎められてしまう。
「女性の方からダンスに誘うなんてふしだらな! やはり淫売の血は争えないようね?」
亡くなった母を悪く言う義母は嫌いだ。
淑女のマナーがどうこう言うが、結局は母のことが嫌いだから娘の私も気に食わないだけなのだろう、とビビは夫人の忠告を右から左に流していた。
「そもそも親しくもない方を名前で呼ぶなど失礼です! きちんと“コンラッド侯爵令息”とお呼びなさい!」
何それ、とビビは鼻で笑った。
市井では皆名前で呼び合っていたし、わざわざそんな長く面倒な呼び方をするなんて信じられない。
男爵夫人はビビに家庭教師をつけてマナーを覚えさせようとするも、勉強嫌いなビビは積極的に覚えようとしなかった。そんな中、唯一の例外がダンス。憧れの人と踊りたい、とビビはこれだけは積極的に覚えていった。
だが、もしこの時にマナーを身に着けていれば、どの言動が無礼なのかを理解したはずだ。
そうすればあんな失礼な真似はしなかったと……悔やんでも悔やみきれない。
あの日、邸にエーミールがやって来た時は心臓が飛び出ると思う程嬉しくかったのに、彼の口から出た言葉は心を抉るものだった。
「え……? エーミール様、婚約者がいるのですか?」
恋した人は伯爵家のお嬢様と婚約していた。
しかも今、そのお嬢様と婚約破棄の危機にあると。
「だからビビ嬢の口から直接ベロニカに説明してほしいんだ。あの夜会でのダンスは誤解だったって……!」
(誤解? 何が誤解なんだろう? よく分からない……。分からないけど、これってチャンスなんじゃないかしら?
その婚約者のお嬢様との婚約を破棄すれば、私がエーミール様のお嫁さんになれるんじゃないの? 婚約者のお嬢様なんて、きっと高飛車で嫌な女に違いないわ。ちょっと焚きつければ怒って暴力を振るってくるに決まっている。
エーミール様の目の前で私がお嬢様に暴力を受ければ、可哀想な女を演じることが可能だわ。 そうなればエーミール様は暴力的な婚約者を嫌になり、健気な私を選んでくれるはず!)
そんな愚かな考えでベロニカの邸へと乗り込んだビビだが、平然とした態度の彼女に神経を逆撫でされ、怒鳴りつけてしまうという失態を犯す。
おまけにエーミールが自分のことを何とも思っていないことを知り、更に絶望しているところへ彼の父親が乗り込んできた。
(え? 顔怖っ……!? この人がエーミール様のお父さん? 全然似てないじゃないの!!)
柔らかで優しい雰囲気のエーミールとは真逆の険しい顔をした侯爵は、目を吊り上げて激高した。
その恐ろしさにビビもエーミールも体を硬直させ、顔をこれでもかと青褪めさせる。
馬車に乗り込んだ後も震えが止まらず、邸に着いてもそれが続く。
それから色々あって、父親に見限られたビビは部屋へと閉じ込められた。
扉を叩き「出して!」と訴えても誰も答えてくれない。
(どうして? 私が何をしたっていうの? ただ好きな人に近づいただけじゃない!)
部屋に閉じ込められて数日経ったある日、ビビは数人の侍女によって念入りに綺麗にされそのまま馬車に押し込められた。
「お父様? 私をどこへ連れていくの?」
「お前はこれから私の知人の息子に嫁いでもらう。ああ、これは決定事項だからお前が泣いて嫌がっても無駄だぞ。 いいか、これは父親としての最後の忠告だ。嫁ぎ先で気に入られなければ辛い目にあうのはお前だ。それを肝に銘じることだな」
まるで汚いものを見るような目でビビを蔑む男爵。
自分のことを父親だと言うが、とてもじゃないが娘に向ける目だとは思えない。
長い日数を馬車に揺られ、辿り着いた先は木々が生い茂る森林地帯。
何なのここ……? ここが私の嫁ぐ先って……こんな何もない田舎に?
困惑するビビを迎えたのは髭の生えた大男。
ビビをここまで送ってきた男爵家の使用人が「この方がお嬢様のご夫君です」と告げる。
え……嘘でしょう? こんな毛むくじゃらの熊みたいな男が私の夫ですって……?
夫と紹介された男はビビの好みとかけ離れている。
エーミールのような細身の貴公子が好きなビビにとって、夫となった男の外見は正反対だ。
(好みでもない、愛してもいない男と一生一緒に暮らさなきゃならないの? この熊みたいな男の子供を産まなきゃいけないの? 何で! 何でよ!?)
現状を受け入れられないビビは夫となった男を拒絶した。
挨拶すら無視し、勝手に空いた部屋に籠り、ずっと寝台の上で泣き続ける。
可哀想な私、と現実を理解しないで悲劇に酔うビビは分かっていなかった。
ここは貴族の邸ではない。そして自分はもう、貴族令嬢ではないということを―――。
722
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
【完結】婚約破棄される前に私は毒を呷って死にます!当然でしょう?私は王太子妃になるはずだったんですから。どの道、只ではすみません。
つくも茄子
恋愛
フリッツ王太子の婚約者が毒を呷った。
彼女は筆頭公爵家のアレクサンドラ・ウジェーヌ・ヘッセン。
なぜ、彼女は毒を自ら飲み干したのか?
それは婚約者のフリッツ王太子からの婚約破棄が原因であった。
恋人の男爵令嬢を正妃にするためにアレクサンドラを罠に嵌めようとしたのだ。
その中の一人は、アレクサンドラの実弟もいた。
更に宰相の息子と近衛騎士団長の嫡男も、王太子と男爵令嬢の味方であった。
婚約者として王家の全てを知るアレクサンドラは、このまま婚約破棄が成立されればどうなるのかを知っていた。そして自分がどういう立場なのかも痛いほど理解していたのだ。
生死の境から生還したアレクサンドラが目を覚ました時には、全てが様変わりしていた。国の将来のため、必要な処置であった。
婚約破棄を宣言した王太子達のその後は、彼らが思い描いていたバラ色の人生ではなかった。
後悔、悲しみ、憎悪、果てしない負の連鎖の果てに、彼らが手にしたものとは。
「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルバ」にも投稿しています。
王命を忘れた恋
須木 水夏
恋愛
『君はあの子よりも強いから』
そう言って貴方は私を見ることなく、この関係性を終わらせた。
強くいなければ、貴方のそばにいれなかったのに?貴方のそばにいる為に強くいたのに?
そんな痛む心を隠し。ユリアーナはただ静かに微笑むと、承知を告げた。
貴方が側妃を望んだのです
cyaru
恋愛
「君はそれでいいのか」王太子ハロルドは言った。
「えぇ。勿論ですわ」婚約者の公爵令嬢フランセアは答えた。
誠の愛に気がついたと言われたフランセアは微笑んで答えた。
※2022年6月12日。一部書き足しました。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
史実などに基づいたものではない事をご理解ください。
※話の都合上、残酷な描写がありますがそれがざまぁなのかは受け取り方は人それぞれです。
表現的にどうかと思う回は冒頭に注意喚起を書き込むようにしますが有無は作者の判断です。
※更新していくうえでタグは幾つか増えます。
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
愛想を尽かした女と尽かされた男
火野村志紀
恋愛
※全16話となります。
「そうですか。今まであなたに尽くしていた私は側妃扱いで、急に湧いて出てきた彼女が正妃だと? どうぞ、お好きになさって。その代わり私も好きにしますので」
【完結】「俺は2番目に好きな女と結婚するんだ」と言っていた婚約者と婚約破棄したいだけだったのに、なぜか契約聖女になってしまいました
As-me.com
恋愛
完結しました。
番外編(編集済み)と、外伝(新作)アップしました。
とある日、偶然にも婚約者が「俺は2番目に好きな女と結婚するんだ」とお友達に楽しそうに宣言するのを聞いてしまいました。
例え2番目でもちゃんと愛しているから結婚にはなんの問題も無いとおっしゃっていますが……そんな婚約者様がとんでもない問題児だと発覚します。
なんてことでしょう。愛も無い、信頼も無い、領地にメリットも無い。そんな無い無い尽くしの婚約者様と結婚しても幸せになれる気がしません。
ねぇ、婚約者様。私はあなたと結婚なんてしたくありませんわ。絶対婚約破棄しますから!
あなたはあなたで、1番好きな人と結婚してくださいな。
※この作品は『「俺は2番目に好きな女と結婚するんだ」と婚約者が言っていたので、1番好きな女性と結婚させてあげることにしました。 』を書き直しています。内容はほぼ一緒ですが、細かい設定や登場人物の性格などを書き直す予定です。
【完結】もう誰にも恋なんてしないと誓った
Mimi
恋愛
声を出すこともなく、ふたりを見つめていた。
わたしにとって、恋人と親友だったふたりだ。
今日まで身近だったふたりは。
今日から一番遠いふたりになった。
*****
伯爵家の後継者シンシアは、友人アイリスから交際相手としてお薦めだと、幼馴染みの侯爵令息キャメロンを紹介された。
徐々に親しくなっていくシンシアとキャメロンに婚約の話がまとまり掛ける。
シンシアの誕生日の婚約披露パーティーが近付いた夏休み前のある日、シンシアは急ぐキャメロンを見掛けて彼の後を追い、そして見てしまった。
お互いにただの幼馴染みだと口にしていた恋人と親友の口づけを……
* 無自覚の上から目線
* 幼馴染みという特別感
* 失くしてからの後悔
幼馴染みカップルの当て馬にされてしまった伯爵令嬢、してしまった親友視点のお話です。
中盤は略奪した親友側の視点が続きますが、当て馬令嬢がヒロインです。
本編完結後に、力量不足故の幕間を書き加えており、最終話と重複しています。
ご了承下さいませ。
他サイトにも公開中です
教養が足りない、ですって
たくわん
恋愛
侯爵令嬢エリーゼは、公爵家の長男アレクシスとの婚約披露宴で突然婚約破棄される。理由は「教養が足りず、公爵夫人として恥ずかしい」。社交界の人々の嘲笑の中、エリーゼは静かに会場を去る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる