わがまま放題の悪役令息はイケメンの王に溺愛される

水ノ瀬 あおい

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★嫉妬

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 ホックが外れてジップも下ろされる。
 薄い下着を押し上げているモノの形を確かめるようにリューラはそっと触れて、それが少しもどかしい。
 触れられるショックより、今ふわふわと少し靄のかかった思考では早くちゃんと触って欲しかった。

「もう……リュ、ラ……」

 強請ってしまうと、リューラは俺の上から退いてパンツと下着を一気に下ろして俺の脚から引き抜きながらまたソファーに乗ってその膝に俺の尻を乗せる。

「ちょっ!!っ……」

 脚まで開かれてさすがに焦るが、もう腹に付きそうな屹立を握られてビクンと跳ねてしまった。
 初めて他人に触られることには少し戸惑いつつも、自分とは違う手からの刺激にいつも以上に感じてしまう。
 絶妙な強さで握られて、扱かれるそれにもう抗う気持ちなんてなかった。
 弟のマニエルより近い大事な弟のようだったリューラに……そんな罪悪感さえドキドキが増す材料になってしまう。

「んっ……くっ……う、ぁっ!!」

 声が上擦ってカクカクと腰が勝手に揺れ始めてしまった。
 欲が膨れ上がって解放を待ち望んでいる。
 でも、さすがに……出すのはマズい。
 グッと唇を噛んで堪えていると、

「ダメだよ。切れちゃうから」

 リューラは俺の口を指で抉じ開けてそっと俺の頬に手を添えた。

「サラ、我慢しないで。声も、イくのも」

 優しい低音にまたキュンとしてしまう。
 無理矢理だったはずなのに気持ち良くて、止められなくて……俺はリューラに追い詰められるまま白濁をぶち撒けてしまった。
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