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宣言
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「サラ!下に降りよう!」
しばらく応えてからまたクルリとこっちを見て手を伸ばしてくるリューラ。
「バカ!そんなん騒ぎになるだろーが!」
止めてもリューラは笑って俺の手を握った。
そのまま一度部屋に入ってきて廊下に出る。
何を言ってもグイグイと引かれて階段も廊下もどんどん進んできてしまった。
さっきまであんな歓声を浴びていたリューラが下に現れたら……絶対に大騒ぎになる!!
焦っていると、慣れたように周りは衛兵たちに囲まれた。
警備されても俺と手を繋いでなんて絶対にヤバい。
俺は大抵の人間に煙たがられていて、そんなのと一緒に出るなんてリューラがなんて言われるか……。
しかも、自身のために制度を変えた、そう思われたらどうするのか!!
まぁ、リューラ自身の強い思いはあるからそれも事実ではあるんだが。
「ちょ、おいっ!リューラ!!」
繋がれた手を何度も引いて呼ぶと、やっとリューラはこっちを向いた。
「嫌?」
「ってか……」
強請るようなその目に弱くて言い切ってやれない。
「大丈夫。手は繋がない。ただ、隣には居て?」
にっこり笑って肩を組まれて、
「それもおかしいだろーが」
俺はその腕を持ち上げて外した。
「ったく、さっきまであんなに堂々としてカッコ良かったのに……」
「え!?カッコ良かった?」
ポソッと溢したのを聞かれていてリューラが嬉しそうに目を輝かせる。
「ち、違うっ!!」
焦ると近くに居た衛兵に少し笑われた。
しばらく応えてからまたクルリとこっちを見て手を伸ばしてくるリューラ。
「バカ!そんなん騒ぎになるだろーが!」
止めてもリューラは笑って俺の手を握った。
そのまま一度部屋に入ってきて廊下に出る。
何を言ってもグイグイと引かれて階段も廊下もどんどん進んできてしまった。
さっきまであんな歓声を浴びていたリューラが下に現れたら……絶対に大騒ぎになる!!
焦っていると、慣れたように周りは衛兵たちに囲まれた。
警備されても俺と手を繋いでなんて絶対にヤバい。
俺は大抵の人間に煙たがられていて、そんなのと一緒に出るなんてリューラがなんて言われるか……。
しかも、自身のために制度を変えた、そう思われたらどうするのか!!
まぁ、リューラ自身の強い思いはあるからそれも事実ではあるんだが。
「ちょ、おいっ!リューラ!!」
繋がれた手を何度も引いて呼ぶと、やっとリューラはこっちを向いた。
「嫌?」
「ってか……」
強請るようなその目に弱くて言い切ってやれない。
「大丈夫。手は繋がない。ただ、隣には居て?」
にっこり笑って肩を組まれて、
「それもおかしいだろーが」
俺はその腕を持ち上げて外した。
「ったく、さっきまであんなに堂々としてカッコ良かったのに……」
「え!?カッコ良かった?」
ポソッと溢したのを聞かれていてリューラが嬉しそうに目を輝かせる。
「ち、違うっ!!」
焦ると近くに居た衛兵に少し笑われた。
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