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アフター・アフター・レイン・トーク
アフター・アフター・レイン・トーク<CXLV>
しおりを挟む「じゃあ……♡」
翻ったシャツの裾を捕まえて、上目遣いに彼を見た。
「うん、俺も脱ぐよ♡♡ ……でも、こんな状態じゃ都合悪いでしょ♡♡ 俺もせっかく見せるなら、もっと見やすい恰好でじっくり見てもらいたいしさ……♡♡ だから、本格的に脱ぐのはきみに別の姿勢になってもらったあとね?♡♡」
彼の視線はわたしの顔よりももっと下に注がれていた。
「…………またわたしだけおあずけするの?♡ いじわる…………♡♡」
脚をクロスさせたときにパンツのなかで小さな水音が聞こえた気がしたけれど、気が気でないわたしの幻聴だったのだろうか。
どうあれそこは彼を受け入れるために潤むばかりか、きっともう開いてきてしまっている。
「えぇ?♡ むしろ俺は親切心で言ってるんだよ?♡」
「親切心? ……ほんとに?♡♡」
「ほんとほんと♡ 俺、きみに比べればたぶん脱ぐの抵抗ないと思うし、30秒くらいあればさくっと脱げるよ。……でも、きみだって俺が着替えてるところ見たいんじゃないの?♡♡ 俺がきみの着替え見たから交換条件で……って意味で言ってるわけじゃないよ。……それもないとは言わないけど、気になるんじゃない?♡ 俺がいつもどんなふうに着替えてるのか……♡♡」
掴まれていないほうの裾をひらひらさせた彼は、その手でスラックスを掴んだ。
彼がそれをくつろげるシーンを想像させるには十分すぎる仕草だと思ったけれど、わたしの妄想力にさらに磨きがかかってしまっているだけかもしれない。
(見たい♡ 見たくないわけない♡ 彼がそんなふうに考えてたのは意外だったけど。……わたしって、本当に思ってることが声に出ないんだなぁ……。全部出ちゃったら困っちゃうけど、聞かれても別に困らないことだったら勝手に出てくれればいいのに。なにを言って、なにを言ってないのかすぐわからなくなって少し大変。……『好き』とかは何回言っても喜んでくれると思うから、言ってても言ってなくても言いたいときは言っちゃうくらいでちょうどいいのかもしれないけど)
「腹筋だって下のほうがちらっと見えるところから全部見えるようになるまでゆっくり見せてあげるし、ズボン脱いだら俺のがすごいことになっちゃってるのも確認できるよ?♡♡ きみはそっちは全然興味ないかもしれないし、ズボンの上からでもかなりわかりやすく勃っちゃってるけどね♡♡ ……ほら、わかる?♡ ここ……♡ 触ってみてもいいよ♡♡」
彼はスラックスにかけていた左手をずらして自身の股間をひと撫でした。
(彼の手が上通ったときに形わかっちゃった♡♡ わたしでそんなになってくれたんだ♡♡)
そして、そのままいまにも裾から離れそうなわたしの手を握ってきた。
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