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恋人遊戯
恋人遊戯<193>
「そうだね?♡ イったらゴム替えないと意味ないね♡♡」
口よりも先に行動を開始したのは、人よりもいくらか器用な手だった。
(早く消費しちゃいたいから、言われなくてもちゃんと替えるつもりでいたけど♡♡)
芸術家たちが試行錯誤を繰り返してようやく見つけ出した至高の曲線をしていると思しき腰をなぞって掴む。下心しか感じられない動作を彼女はどう受け取っただろう。
「でもさ、紗世ちゃんはそのほうがいいんじゃない?♡ ――何回もイってるのにそのまま続けて漏れちゃったり、破れちゃったり?♡♡ そういう結果的に中に出されちゃう系アクシデント、実はひそかに希望してたりしない?♡♡」
くびれを撫で回されても平気そうにしていた彼女だが、尾骶骨に指がかかった瞬間に唇をきゅっと内側に巻き込んだ。
(今、どっちに反応した?♡♡ 俺の質問?♡ ――じゃなくて、性感帯見つけちゃった?♡♡)
「…………千尋くんはどうなの?♡ そういうプレイがしたくて着けたの?♡ あんなそれっぽいこと言ってたのに?♡ ……私はすっごくいいと思うし、やってみたいけど……♡♡」
「やっちゃダメだろ♡ 少なくとも今は。一回やったら癖になって普通のエッチじゃ満足出来なくなる。――で、毎回なんだかんだ理由付けて生でさせて最初の約束がなかったことになる。……買いすぎちゃったゴムの消費、付き合ってくれるって言ったよな?」
彼女の手に自分の手を重ねて包み込んだ。嫌だろうけど、そいつの存在を感じてもらうために。
「その約束、そこまで大事にするほどのものだったかなあ……? 確かにもったいないし、物は大切にしないといけないけど……」
「約束自体はいつ破ってもいいくらいだけど、俺の苦しみの一部でも味わってほしいなと思って♡♡ 紗世ちゃんの場合は――――ゴール見えてるだけ大分マシじゃない?♡ 紗世ちゃんが一生懸命頑張って俺のこと気持ちよくしてくれて、うちにあるゴム全部使い切れたら、それからはずっと生でいいって言ってるじゃん♡ 張り切りすぎた俺の尻拭いに付き合わせて申し訳ないとは思うけど、同意したからには守ってもらわないとさ♡♡」
「『守らなかったらお仕置き』とか……あったりする……? …………千尋くんならしかねないよね」
彼女は下をしきりに気にしている。やっと合体出来ると思ったのに、また振り出しに戻されるのがよほど嫌みたいだ。逃げられたくないなら逃げられる前に飲み込ませてしまえばいいのに、かわいそうなくらい従順だ。
「…………そのゴールが遠いのに。……でも、そうだよね。千尋くんは私が千尋くんのこと好きになるまで待っててくれたんだもん。全部使い切るまで頑張って耐えてみる…………」
彼女の言葉を聞き届け、そっと手を離した。
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