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お笑い芸人 紫尊倫太郎編
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「ねえ、桃(もも)、翠(みどり)、聞いて。わたし、今日、恋しちゃったかも」
「ええっ?お姉ちゃん好きな人できたの?お姉ちゃん男嫌いじゃなかったっけ?」
白木 桃(しらき もも)は白木 緋(しらき あか)の双子の妹だ。緋は生徒会長でお淑やかで清楚で品がある。なのに桃は真逆だ。ギャルで派手で陽キャでみんなの人気者。
タイプはまったく正反対の双子だ。
しかし2人とも学校で1、2を争う可愛さだ。
「うん、大抵の男は嫌い。でもあの人は違ったの。いやらしさがなくて気取らなくて爽やかでイケメンなの」
「今日ってことは学校の生徒ってことだよね?だれ?だれなの?」
七瀬 翠(ななせ みどり)が割り込んでくる。翠は緋にも桃にも負けないくらいかわいい。アイドルとして一芸入学をしている。性格は頑張り屋で真面目。なんでも一生懸命な努力家だ。でも世間には天然アイドルで有名だ。それがまたかわいいと評判だ。
「それがわからないの。うちの生徒なのは間違いないんだけど見たことなくて」
「生徒会長でも把握してないって転校生とかかな?」
「うーん、それもちがうかも。本当にわからないの」
3人が首を傾げながら話し合っている姿が僕の目にも入る。
「佐伯くん、あそこの3人、誰が好き?
この学校のマドンナ四天王のうち、3人がこのクラスって最高だね。おかげで1年A組にいるだけで鼻高々だしね」
「いや、僕、興味ないし」
「いやいや、男ならあの3人のどれかのタイプにはあてはまるっしょ?優等生の白木 緋ちゃん、ギャルの白木 桃ちゃん、愛されキャラの七瀬 翠ちゃん、さあどれだ?」
「全く選ぶ気にもならないよ」
「え?もしかして佐伯くんてB線?なんでこの学校入ったの?だってここって、最低でもSRクラスの女の子しか入れないんだよ? さらにこのクラスはSSR級美少女が3人もいるんだよ。こんなラッキーそうそうないよ」
「そこまで気になるなら僕に話しかけずにあそこに入ってくればいいじゃん」
「むりむり、生徒会長は大の男嫌いっていうじゃん。それに桃ちゃんと翠ちゃんも告白してきた男をふりまくってるって言うし、近づき難いよね。外から見てるのが1番さ。でも話してる内容は気になるからあの近くに座っている田中くんにでも話しかけながら盗み聞きでもしてくるよ」
「いってら。僕は君から話しかけられなくてうれしいよ。長居しておいで」
「おう。じゃあ情報収集したら報告に戻ってくるね」
(おいおい、僕の皮肉を理解してないのか?
まあ、紫尊くんらしいけどね)
▽▼▽
「おい、佐伯くん。男嫌いの生徒会長が恋したらしいぞ。なんでも昼休みに生徒会長を助けた学校内の男子生徒らしい」
ギクッ
(ちょっと、それって俺のことだ。むりむり。むりだから。僕に関わらないでほしい)
「それにその男の正体が不明らしい。学校内で見たことない男らしいよ。誰だろうね。佐伯くんみたいなマイナーキャラだったりして」
ギクッ、ガチャンッ
びっくりした僕は筆箱を床に落としてしまった。
「なになに、その慌てようはもしかして生徒会長のことが好きだったとか?」
「いや、できれば話したくもないし顔も合わせたくないね。四天王だが SSR美少女だがよくわからないけど僕には関係ないことさ」
冷静を保ちながら無愛想に突き放す。
「相変わらずだな、佐伯くんは。ラブコメだとそこまで嫌がるってことは実はもう付き合ってたり、一緒に住んでたりしたりするからね」
「そろそろ本気で怒るよ。もし一緒になんか住んでいたらなんでもいうこと聞くよ。なんなら僕の隠してる本当の姿を君に教えてあげるよ。それくらい無い!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
あとがき
2話目をお読みいただきありがとうございます♪
1章のメインキャラが揃い始めました。
これから僕と俺は SSR美少女とどうなるのか?
次話はついに理事長と白木荘が登場します。
ぜひお楽しみに。
チャンネル登録よろしくお願いします!
「ええっ?お姉ちゃん好きな人できたの?お姉ちゃん男嫌いじゃなかったっけ?」
白木 桃(しらき もも)は白木 緋(しらき あか)の双子の妹だ。緋は生徒会長でお淑やかで清楚で品がある。なのに桃は真逆だ。ギャルで派手で陽キャでみんなの人気者。
タイプはまったく正反対の双子だ。
しかし2人とも学校で1、2を争う可愛さだ。
「うん、大抵の男は嫌い。でもあの人は違ったの。いやらしさがなくて気取らなくて爽やかでイケメンなの」
「今日ってことは学校の生徒ってことだよね?だれ?だれなの?」
七瀬 翠(ななせ みどり)が割り込んでくる。翠は緋にも桃にも負けないくらいかわいい。アイドルとして一芸入学をしている。性格は頑張り屋で真面目。なんでも一生懸命な努力家だ。でも世間には天然アイドルで有名だ。それがまたかわいいと評判だ。
「それがわからないの。うちの生徒なのは間違いないんだけど見たことなくて」
「生徒会長でも把握してないって転校生とかかな?」
「うーん、それもちがうかも。本当にわからないの」
3人が首を傾げながら話し合っている姿が僕の目にも入る。
「佐伯くん、あそこの3人、誰が好き?
この学校のマドンナ四天王のうち、3人がこのクラスって最高だね。おかげで1年A組にいるだけで鼻高々だしね」
「いや、僕、興味ないし」
「いやいや、男ならあの3人のどれかのタイプにはあてはまるっしょ?優等生の白木 緋ちゃん、ギャルの白木 桃ちゃん、愛されキャラの七瀬 翠ちゃん、さあどれだ?」
「全く選ぶ気にもならないよ」
「え?もしかして佐伯くんてB線?なんでこの学校入ったの?だってここって、最低でもSRクラスの女の子しか入れないんだよ? さらにこのクラスはSSR級美少女が3人もいるんだよ。こんなラッキーそうそうないよ」
「そこまで気になるなら僕に話しかけずにあそこに入ってくればいいじゃん」
「むりむり、生徒会長は大の男嫌いっていうじゃん。それに桃ちゃんと翠ちゃんも告白してきた男をふりまくってるって言うし、近づき難いよね。外から見てるのが1番さ。でも話してる内容は気になるからあの近くに座っている田中くんにでも話しかけながら盗み聞きでもしてくるよ」
「いってら。僕は君から話しかけられなくてうれしいよ。長居しておいで」
「おう。じゃあ情報収集したら報告に戻ってくるね」
(おいおい、僕の皮肉を理解してないのか?
まあ、紫尊くんらしいけどね)
▽▼▽
「おい、佐伯くん。男嫌いの生徒会長が恋したらしいぞ。なんでも昼休みに生徒会長を助けた学校内の男子生徒らしい」
ギクッ
(ちょっと、それって俺のことだ。むりむり。むりだから。僕に関わらないでほしい)
「それにその男の正体が不明らしい。学校内で見たことない男らしいよ。誰だろうね。佐伯くんみたいなマイナーキャラだったりして」
ギクッ、ガチャンッ
びっくりした僕は筆箱を床に落としてしまった。
「なになに、その慌てようはもしかして生徒会長のことが好きだったとか?」
「いや、できれば話したくもないし顔も合わせたくないね。四天王だが SSR美少女だがよくわからないけど僕には関係ないことさ」
冷静を保ちながら無愛想に突き放す。
「相変わらずだな、佐伯くんは。ラブコメだとそこまで嫌がるってことは実はもう付き合ってたり、一緒に住んでたりしたりするからね」
「そろそろ本気で怒るよ。もし一緒になんか住んでいたらなんでもいうこと聞くよ。なんなら僕の隠してる本当の姿を君に教えてあげるよ。それくらい無い!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
あとがき
2話目をお読みいただきありがとうございます♪
1章のメインキャラが揃い始めました。
これから僕と俺は SSR美少女とどうなるのか?
次話はついに理事長と白木荘が登場します。
ぜひお楽しみに。
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