13 / 88
第三章 美少女と異世界生活

主人公プロフィール

しおりを挟む
「んでは、始めるべっださしゃ~、まんずはこの魔晶板に手を置いて貰って良いかね」

と、机にあった黒い板を指差すので俺は両手をそこに置いた。
すると、黒い板は光だす。

「ん~、ん~、
氏名、クジマサムネ、
年齢、22才、
出身地、ニホンコク、イバラキ
職業、サラリーマン、
趣味、アニメ観賞、ラノベ読書
ん~何やら訳のわからん単語が多いが指名手配にはなってないのじゃな、
スペック、スキルは・・・・・・
な、な、な、な、な、な、なんじゃこりゃ~~~~~~~
ギルドに勤めて80年、こんな物見たことがない、剣スキルMAXで魔法スキルMAXだとにゃ~ありえへんありえへんありえへん、この片寄ったスキルなど始めてみた~しゃ~オシッコチビりそうだわい、え!装備、北斗神器、天叢雲剣じゃと~なんじゃこれは、天叢雲剣!行方不明になって5000年、わしゃ~夢を見ているのか、夢を、いや、これは最早あの世なのか、あ~神よ、この老婆に最期の祝福かありがたや、ありがたや、ありがたや、ありがたや」

おばあちゃんは俺に手を合わせ摩擦で煙が出そうなくらいスリスリとして拝んでいる。
どうすれば良い?どうすれば、そうだこういった時には、

「あ、っと、この刀ですか?これ先祖伝来でして、父を早く亡くしまして伝来を知らないもので」

知らない事は記憶喪失か、家宝にしてしまうのが一番だろう、後者を選択した。

「お~、まさかまさかスサノオの血筋か!」

選択ミスったかな?

「すみません、何も聞いていなくて」

拝みながら涙を流すおばあちゃんをミライアが俺の後で驚いたかのように口を両手で抑え見ていた。
閻魔ちゃん、俺の設定に無理がありすぎませんか?
と、言いたいが転生設定を今すらどうすることも出来ないだろう。
これをどう流せば俺は静かに生活出来るのかな?絶体絶命的に無理だよね。

「あの~、私はお金が欲しいのでドラゴンを買い取って貰えると聞いたのですが」

「金か、金か?北斗神器の担い手なら近衛兵にでもすぐになれますが」

いや、なんか絶対に近衛兵とかって物語の最重要な位置ですよね?それはどうにか避けたいんですがどうしよう、どうしよう。

「お~~~い!ばーやん、いるか?ドラゴン倒したの来ただろ、いや、来ているだろ?邪龍ドラゴラムの首皆で持ってきてやったから査定してやってくれや、ミライアが連れてきたはずなんだがなぁ~」

さっき、村長の脇にいた人物らしき人がどうやらドラゴラムの首を持ってきてくれたみたいだ。
信じて良かったかも、さっさと換金して逃げよう。


しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~

専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。 ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

推しの幸せをお願いしたら異世界に飛ばされた件について

あかね
恋愛
いつも推しは不遇で、現在の推しの死亡フラグを年末の雑誌で立てられたので、新年に神社で推しの幸せをお願いしたら、翌日異世界に飛ばされた話。無事、推しとは会えましたが、同居とか無理じゃないですか。

処理中です...