天寿を全う出来なかったブラック企業戦士は美少女閻魔ちゃんに異世界転生を薦められました。スローライフを送りたい主人公は変態ゴーレム召喚師に

第七章 公爵の異世界生活

侵入者

冬が本格化すると、ハイトンがやたらくっついてきます。
寒がりだそうです。
ハイトンは良い匂いするし、わりかし柔らかいので別に良いんだけど、男の子だよね？
ミラもいるんだからミラにくっついたら？

「だって～ミラちゃん怒るんだもん、この体は御主人様の物だって」

うん、確かにそう言う魔法を唱えて奴隷の契約したけど。

「御主人様、駄目ですか？冬は苦手で」

ドラゴンはやっぱり爬虫類なのかな？トカゲ？
あ、カナチョロの腹がプニュプニュして昔よく触っていたの思い出した。
ハイトンはそれに近いのか？
良い匂いは草原のような香り？干し草の香りかな？似ている。

「変なことしないなら、許すよ」

「ありがとうございます」

なんかミラのつり上がった目が怖いです。
ハイトンに下剤飲ますようなことはしないでね。
ハイトンは、日に日にエスカレートしました。
朝起きると同衾してます。一緒に寝てます。
ハイトンのこだわりなのか、捻り褌で臍だしTシャツ。
寒いなら服しっかり着なよ。
約束は守ってるみたいなので怒りません。
抱き枕がわりに俺もカニ挟みして、ガッツリ抱いて寝てますから、ちょうど良いのか？美少女萌え抱き枕を秋葉原で買った日を思い出しちゃいました。

「ハイトン、狭いからどうにかならないのか？」

やんわりと断ってみました。

「はい、わかりました。ベッド大きくしますね」

・・・そうではない、そうではないのに。

三日後には、キングサイズのベッドに替わってました。
ハイトンの手作り、器用だね。


雪が小屋の屋根ぐらいの高さにまで積もりだしたころ庭に人影を感じました。
王都から帰れなくなってしまったので結界を引き直したので、バージョンアップ。
結界の中に侵入する者が現れると、新たに生成したゴーレム、ダイヤモンド製美少女ゴーレム・ミニ・バージョン・ロングツインテール・石炭スクール水着着用型体長30センチがリビングの脇に置かれた棚の上でハイトン手作りミニ太鼓を叩いて教えるように作ってみました。
ミラの視線は痛いほど冷ややかですがちゃんと作動してくれます。

ドンドンドン、カカカ、ドンドンドン、カカカ、ドンドンドン、カカカ

侵入者が来たようです。