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第七章 公爵の異世界生活

同衾

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寒い深夜ベッドに入り布団にくるまっている。
朝にはまだ早く外は真っ暗、しかし、俺は目を覚ましてしまった。
途中覚醒、早朝覚醒は良くあること、あきらめてはいるもののしっかり眠れないのは辛い。
今日は珍しくハイトンが布団には入ってきてない。
風呂の後、先にベッドに入ると大概、後から入ってくるのだが、珍しい。
ドアの開く音が聞こえた。
やっぱり来たのかと、布団をめくって迎え入れてあげた。
してないからね。
違和感がある、あれ?今日は柑橘のような甘い香りに、柔らかな突起・・・・・・誰?

「御主人様、私だって抱いて欲しいのです、抱かれたいのです」

ミラだった。
寒い夜、布団から押し出したりはしない。

「ミラ、それは奴隷としての役目?それとも個人的な感情から?」

女心などはっきり言ってわからない。
エッチはしたくなくても誰かと一緒に寝たい、そんな子も普通に見てきた。

「両方です、契約の刻印により御主人様の喜びは私の喜びであるとともに、女として強い男の子種は欲しいものなのです」

抱くってエッチのほうか~。いや~困った。抱けないんだよ、諸事情で。
え?ハイトンに入れてるから?いえ、入れてませんから。
草食系でもありません。

「御主人様はハイトンがよろしいのですか?」

「ん~ハイトンはペットみたいな感じかな、本人に言っちゃだめだよ傷つくと思うから」

「ペット?」

「どことなく昔飼っていた一緒に育った秋田犬を思い出すんだよね、良く抱いて寝ていたし、だからかな、匂い、違うんだけどなんか懐かしさがあるんだよ」

「御主人様は匂いフェチですね、ふふふっ」

「ミラ、ミラは勿論かわいいし、魅力的だよ。だけどね、ちょっと抱けないの。いや、ハイトンみたいに抱いて寝るのは良いけど子種はちょっと今はあげられないかな」

「私じゃダメですか?」

「駄目じゃないよ、したいけど出来ないの」

「私、子種いただけるように頑張りますから」

うっ、うん。こんなこと美少女に言わせてしまってる俺って・・・・・・。

「一緒に寝たいならそれは全然かまわないから、このハイトン手作りのキングサイズベッド大きいし、って、今日はハイトン来ないって珍しいんだけど」

「ふふふっ、深い深い眠りに入ってますよ」

血の気が引いた。
えっと、・・・・・・

「殺してないよね」

「そんなことしませんよ、ただ、深い眠りに誘う薬草を少々」

それ、俺が欲しいな。
って、流石薬学課主席怖い。

「朝まではもう少しあるから眠ろう」

と、ぎゅと抱きしめて。
うとうとと眠りの世界に入った。
この日から、ハイトンとミラが交代で俺の抱き枕になっている。
はあ~。ミラの胸の谷間の匂い。たまらんねぇ~~~~~。
脇の匂いも良いよ~~~。
舐めたらくつぐったいって、笑ってた。
ごめん、抱けなくて。
いつぞやのアレ飲めば抱けるかな?
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