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第七章 公爵の異世界生活
増築、絵心皆無
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俺には絵心はない、画伯だ。
これ言ったの三回目かな?
今、俺の前ではハイトンが頭を抱えてる。
「これ?魚なんですか?なんで、手や足があるんですか?」
一番器用なハイトンにあるものを作ってもらおうと頼むのに絵を描いてみた。
「あ!オケラですね、オケラを作れば良いんですね」
違う、オケラじゃない。
オケラは好きだが屋根には乗せたくない。
オケラ虫の中では一番可愛いなぁ。
絶滅危惧らしいよね、可愛そうに。
「だから、魚をちょっと恐くした顔で、尾ヒレがキュット上がってるの」
「これ尾ヒレなんですか?足じゃなくて?指生えてないですか?」
ごめんよハイトン、悩ませちゃって。
魚なんだよ、空想上の。
「だいたい、なんで魚を屋根に飾るんですか?」
「確か、雷よけだか、火事が起きないようなか水の生き物を乗せる願掛けみたいな物だよ」
「御主人様の国、変わってますね」
うん、ほんと、なんで魚?
あ!鬼もあったな、頼んでみるか?
京都で桃の瓦も見たな。
いや、さらにハイトンが悩みそうだからやめておこう。
とりあえず、形だけはと、体で表現してみた。
うつ伏せになり足をおもいっきり上にあげて、口を大きく開いてみた。
うっ!腰が!!!
「御主人様、新しい魔獣でもゴーレム化して作るんですか?」
ミラが言う。
お!その手があったか。
ゴーレムを生成したら良いのか、よし出してみよう。
う、なんでだ、魚が歩いてる。
腹に指だして、まるで淡白で塩焼きにすると美味い「ホウボウ」のようだ。
このゴーレムは気持ち悪い。
すぐに自然に返した。
「わかりました、御主人様、何体かミニで作ってみますね」
と、ハイトンが木彫りで作ってくれた。
一体目はオットセイ?
二体目はトド?
三体目はイルカ?
どんどん近くなってるよ。
四体目は・・・イカ。
なぜだ~なぜ急に遠くなった。
「冗談ですよ」
と、ケラケラ笑うハイトンは器用だ。
ミラはオットセイ、トド、イルカ、イカをパラパラダンスを続けてるゴーレムの脇に並べて飾った。
気に入ったのね。
五体目にして、願ってた「鯱」ができた。
お~、自分で言うのも情けないがハイトン、よくわかってくれたね、あの絵で。
このミニチュアをミラに村の職人に頼んで屋根に乗せるのに丁度良い大きさで銅板で1対作って貰った。
よし、これを乗せれば完成だ。
金使わないのかって?無駄使いはさける。
しみったれてて、ごめんなさい。
これ言ったの三回目かな?
今、俺の前ではハイトンが頭を抱えてる。
「これ?魚なんですか?なんで、手や足があるんですか?」
一番器用なハイトンにあるものを作ってもらおうと頼むのに絵を描いてみた。
「あ!オケラですね、オケラを作れば良いんですね」
違う、オケラじゃない。
オケラは好きだが屋根には乗せたくない。
オケラ虫の中では一番可愛いなぁ。
絶滅危惧らしいよね、可愛そうに。
「だから、魚をちょっと恐くした顔で、尾ヒレがキュット上がってるの」
「これ尾ヒレなんですか?足じゃなくて?指生えてないですか?」
ごめんよハイトン、悩ませちゃって。
魚なんだよ、空想上の。
「だいたい、なんで魚を屋根に飾るんですか?」
「確か、雷よけだか、火事が起きないようなか水の生き物を乗せる願掛けみたいな物だよ」
「御主人様の国、変わってますね」
うん、ほんと、なんで魚?
あ!鬼もあったな、頼んでみるか?
京都で桃の瓦も見たな。
いや、さらにハイトンが悩みそうだからやめておこう。
とりあえず、形だけはと、体で表現してみた。
うつ伏せになり足をおもいっきり上にあげて、口を大きく開いてみた。
うっ!腰が!!!
「御主人様、新しい魔獣でもゴーレム化して作るんですか?」
ミラが言う。
お!その手があったか。
ゴーレムを生成したら良いのか、よし出してみよう。
う、なんでだ、魚が歩いてる。
腹に指だして、まるで淡白で塩焼きにすると美味い「ホウボウ」のようだ。
このゴーレムは気持ち悪い。
すぐに自然に返した。
「わかりました、御主人様、何体かミニで作ってみますね」
と、ハイトンが木彫りで作ってくれた。
一体目はオットセイ?
二体目はトド?
三体目はイルカ?
どんどん近くなってるよ。
四体目は・・・イカ。
なぜだ~なぜ急に遠くなった。
「冗談ですよ」
と、ケラケラ笑うハイトンは器用だ。
ミラはオットセイ、トド、イルカ、イカをパラパラダンスを続けてるゴーレムの脇に並べて飾った。
気に入ったのね。
五体目にして、願ってた「鯱」ができた。
お~、自分で言うのも情けないがハイトン、よくわかってくれたね、あの絵で。
このミニチュアをミラに村の職人に頼んで屋根に乗せるのに丁度良い大きさで銅板で1対作って貰った。
よし、これを乗せれば完成だ。
金使わないのかって?無駄使いはさける。
しみったれてて、ごめんなさい。
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