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第33話 伊達・最上との密約

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龍之介は自分の陰陽力の占いにより織田信長の死後、信忠と戦う運命を知ってしまった。

その為、対抗するため同盟勢力を拡大する必用があった。

かねてより断っていた大名からの、側室を受け入れることにしたのである。

伊達政宗からは輝宗の娘を・最上義光からは娘を娶った。

これと同時に、有事の際の同盟を幕府に内密に結んだのだ。

奥州・羽州の両探題は完全に龍之介の内密に配下に入った。

伊達政宗・最上義光は、龍之介指導のもと農政改革を行い石高を伸ばしていたのだ。

その為、両家は遠くの織田より近くの龍之介を信頼していた。

伊達政宗の妹は有村架純に、最上義光の娘は広瀬すずに似ており側室が増えた為、三上家は側室達を大奥制度化した
大奥はまさにハーレムだった。

龍之介は異世界に来た当初は、ハーレムを作る気はなかったが、政略婚が戦国時代には必用不可欠であった。

特に天下を狙う大名ならば特にであった。
 
龍之介は、正妻・側室に仲良く勤めるよう努力するよう命令していた。

龍之介が作った大奥を取りまとめたのは勿論、正室・歩美であった。

この時代、食事は個人個人別々、さらには炊事場から部屋に食事が運ばれる為、冷めた食事は普通であったが、龍之介は温かい食事をとりたかったので、大きな座敷に円卓式囲炉裏を作りそれを全員で囲んで食事をするようにしていたのだった。

囲炉裏には味噌汁が温められ、魚や肉などもそこで焼いたのである。

また、領地内の大子の温泉を整備し正妻・側室を連れて皆で入ったのだ。

まさにハーレムではあったが、三上家の側室達は極めて仲が良かったのである。
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