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龍之介再び旅立ちます
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龍之介達は嵐山城に戻った
御所城に行くのは翌日にしたのだ
エリリ・トゥルル・エターニャ
「金閣寺素晴らしかったです」
龍之介
「私も好きだ」
「殿下は派手好きですからね、銀閣寺も見ましたが赴きがあります」
「ほう、外国人のお前たちにもわかるのか?」
「はい、でもせっかく銀閣寺の名のだから銀箔を貼られてみては?」
「やはり、そう思うか、私も銀色に輝く銀閣寺がみたいのだ 直ぐに取り掛からせよう」
…その後、銀閣寺は銀箔貼りにされるのであった…
銀閣寺の歴史が変わった…その後、せっかくだからと言って、銅閣寺が作られた…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
翌日、正光を連れ御所城に参内した
帝に再び地中海へ向かう挨拶をしに
御所城には普段は二条城で隠居生活をしていた上皇もいた
「上皇、帝、再び旅立ちます」
「我が息子、龍之介また長い旅になるのだな?」
「はい、しばらくは帰れません」
「会うのはこれが最後かも知れぬな…」
上皇は八十を過ぎていたのだ
「何を弱気な事を」
「事実は事実として受け入れなければならぬぞ!私も歳だ、それは事実である」
「はい…」
「我が息子が日本国を統一し、また世界でも、活躍する働きは誇りに思うぞ」
「ありがたきお言葉…」
「龍之介、自分の信じる道を進みなさい」
「はい、ありがとうございます」
帝
「国内の事、幕府の事はしっかりと任せなさい!すでに幕府の評定議会制度はうまく行っている、それを監視するだけの事は十分できるからな」
「兄上様、元服した正光を嵐山城を与えます、何かありましたら使ってやってください」
「頼もしい禁裏御守衛総督じゃな 正長には我が娘を嫁にするが正光には決まっておるのか?」
「いやまだまだでございます」
「では、龍之介の妹が産んだ姫を我が養女として嫁がせるがどうかな?」
「御心遣いありがたき幸せ 兄上にお任せいたします」
幕府と朝廷は結び付きを強くしていったのである
「兄上様…帝、我が国は国家元首が「帝」であります、しかし朝廷を私利私欲のために利用してきた時代が続きました これを防ぐのにも考えなくてはならないと思いますが」
「何か良い案でもあるのか?」
「制限君主制もしくは、立憲君主制を用いる国政・法度の整備をするべきだと考えております 今、幕府が始めてる民衆も含めた評定議会制を成熟させ、その議会が暴走しないよう取り締まる権利を「帝」が有してみてはいかがでしょうか?」
「なるほど、良い案であるな!征夷大将軍正長と相談しあって決めていこうではないか」
「は!それと、新しい技術で私とも海外に居てもやり取りが出来るようになっております」
「ん!」
「モールス信号通信機と言う機械を開発してその機械を通せば遠い地でも手紙のやり取りが出来るようになったとお考え下されば」
「また、奇っ怪な物を作ったな(笑)陰陽力か?」
「科学にございます(笑)」
「まぁ~良くわからんが、異国に居ても連絡出来るのだな?」
「はい、京都には嵐山城にその設備を設置しましたので、正光にお申し付け下されば」
「あい、わかった 」
嵐山城には龍之介が、安土に行っている間に平賀源内と富益恵時尊トマスエジソンが通信機を設置したのであった
「龍之介、異国の土産も良いがお主が生きて帰ってくる事こそが土産ぞ!それを忘れるなよ」
「は!それでは、父上様・兄上様言って参ります」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
翌朝、堺港
「歩美、留守を頼むぞ」
「心得ております!さて、今回の渡航で何人側室が増えますかな?(笑)私はそれが少し楽しみなのですよ」
「ん?」
「異国人にも好かれる殿下が私のご主人様であることが誇りです」
「変わったことを言うな…」
エリリ・トゥルル・エターニャが龍之介の後で照れ笑いをしていた
「春、殿下を頼みましたよ」
「はい、政所様」
「では、行ってくる」
こうして、龍之介は日本国を離れていくのであった
こののち、日本国は制限君主制と立憲君主制の良いとこ取りをする政治を始めるのであった
幕府・征夷大将軍は、その取りまとめ役並びに、軍最高指揮者となるのである
御所城に行くのは翌日にしたのだ
エリリ・トゥルル・エターニャ
「金閣寺素晴らしかったです」
龍之介
「私も好きだ」
「殿下は派手好きですからね、銀閣寺も見ましたが赴きがあります」
「ほう、外国人のお前たちにもわかるのか?」
「はい、でもせっかく銀閣寺の名のだから銀箔を貼られてみては?」
「やはり、そう思うか、私も銀色に輝く銀閣寺がみたいのだ 直ぐに取り掛からせよう」
…その後、銀閣寺は銀箔貼りにされるのであった…
銀閣寺の歴史が変わった…その後、せっかくだからと言って、銅閣寺が作られた…
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翌日、正光を連れ御所城に参内した
帝に再び地中海へ向かう挨拶をしに
御所城には普段は二条城で隠居生活をしていた上皇もいた
「上皇、帝、再び旅立ちます」
「我が息子、龍之介また長い旅になるのだな?」
「はい、しばらくは帰れません」
「会うのはこれが最後かも知れぬな…」
上皇は八十を過ぎていたのだ
「何を弱気な事を」
「事実は事実として受け入れなければならぬぞ!私も歳だ、それは事実である」
「はい…」
「我が息子が日本国を統一し、また世界でも、活躍する働きは誇りに思うぞ」
「ありがたきお言葉…」
「龍之介、自分の信じる道を進みなさい」
「はい、ありがとうございます」
帝
「国内の事、幕府の事はしっかりと任せなさい!すでに幕府の評定議会制度はうまく行っている、それを監視するだけの事は十分できるからな」
「兄上様、元服した正光を嵐山城を与えます、何かありましたら使ってやってください」
「頼もしい禁裏御守衛総督じゃな 正長には我が娘を嫁にするが正光には決まっておるのか?」
「いやまだまだでございます」
「では、龍之介の妹が産んだ姫を我が養女として嫁がせるがどうかな?」
「御心遣いありがたき幸せ 兄上にお任せいたします」
幕府と朝廷は結び付きを強くしていったのである
「兄上様…帝、我が国は国家元首が「帝」であります、しかし朝廷を私利私欲のために利用してきた時代が続きました これを防ぐのにも考えなくてはならないと思いますが」
「何か良い案でもあるのか?」
「制限君主制もしくは、立憲君主制を用いる国政・法度の整備をするべきだと考えております 今、幕府が始めてる民衆も含めた評定議会制を成熟させ、その議会が暴走しないよう取り締まる権利を「帝」が有してみてはいかがでしょうか?」
「なるほど、良い案であるな!征夷大将軍正長と相談しあって決めていこうではないか」
「は!それと、新しい技術で私とも海外に居てもやり取りが出来るようになっております」
「ん!」
「モールス信号通信機と言う機械を開発してその機械を通せば遠い地でも手紙のやり取りが出来るようになったとお考え下されば」
「また、奇っ怪な物を作ったな(笑)陰陽力か?」
「科学にございます(笑)」
「まぁ~良くわからんが、異国に居ても連絡出来るのだな?」
「はい、京都には嵐山城にその設備を設置しましたので、正光にお申し付け下されば」
「あい、わかった 」
嵐山城には龍之介が、安土に行っている間に平賀源内と富益恵時尊トマスエジソンが通信機を設置したのであった
「龍之介、異国の土産も良いがお主が生きて帰ってくる事こそが土産ぞ!それを忘れるなよ」
「は!それでは、父上様・兄上様言って参ります」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
翌朝、堺港
「歩美、留守を頼むぞ」
「心得ております!さて、今回の渡航で何人側室が増えますかな?(笑)私はそれが少し楽しみなのですよ」
「ん?」
「異国人にも好かれる殿下が私のご主人様であることが誇りです」
「変わったことを言うな…」
エリリ・トゥルル・エターニャが龍之介の後で照れ笑いをしていた
「春、殿下を頼みましたよ」
「はい、政所様」
「では、行ってくる」
こうして、龍之介は日本国を離れていくのであった
こののち、日本国は制限君主制と立憲君主制の良いとこ取りをする政治を始めるのであった
幕府・征夷大将軍は、その取りまとめ役並びに、軍最高指揮者となるのである
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