同居のヒロイン達に夢精がバレる俺は、正妻戦争の中心にいるらしい件

本能寺から始める常陸之介寛浩

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第四〇八話 「エロすぎるネーム、提出。編集会議が騒然」

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 📕 表紙:
『夢精で世界を救った少年、次は“愛”を知る。』
 コミカライズ 第1話 ネーム(初稿)

 全50ページ。

 ──原作:真壁弘弥
 ──作画:神名寺いおり

 ◆ ◆ ◆

 ページを開いた瞬間、編集部が**ざわっ……**とどよめいた。

「これ……聖なる布団描写ですよね? どう見ても布団というか、“戦場”なんですけど」

「“波紋エフェクト”って何!? え、これ、出てるってこと!?」

「“神官の祝福”カットがエロすぎるんですが!? 乳首描写じゃないけど乳首よりエロい何かが……!」

 一人の男性編集者が、震える指でネームをめくる。

「この……おむつ儀式のページ……これ、“処女膜の描き方”に匹敵する神経使ってませんか?」

「やばい、筆致が繊細すぎて逆に卑猥に見えるやつだ……!」

「というかこれ、“夢精した布団を神官が高々と掲げる”シーン……いいの? こんな荘厳にして……?」

 ◆ ◆ ◆

 編集長がうめくように言った。

「これ、……R-15で……いけるか……?」

 美月は額に手を当てた。

「“愛を描いた”って言ってたじゃない……
 でもこれ、“性と神聖の境界線を超越している”でしょ……!」

 📌 問題の演出リスト(抜粋):

 布団の上に光の波紋演出 → 精神的昇華(とのこと)

 主人公の涙と“別の液体”が混ざって流れるカット

 “夢精で覚醒”の瞬間、周囲に天使の羽が舞う(作者註:これは比喩です)

 神官ヒロインが“神託受胎の儀”として濡れたシーツを抱く描写

 ◆ ◆ ◆

 美月は震える手でネームを閉じ、つぶやいた。

「……これが、“夢精で愛を描く”ということなのね……」

「震えてるじゃないですか!!」

「違うのよ弘弥くん、これは……これはね、芸術とギリギリの綱引きなのよ……」

「これもうロープ切れて奈落に落ちてるじゃないですか!!!」

 ◆ ◆ ◆

 その夜、いおり先生からのメールが届く。

『ネームどうだった?♡
 ちょっと攻めすぎたかもだけど、“愛”はちゃんと伝わると思うの……!』

 添付されていた画像は、
「“夢精布団”を掲げる神官ヒロインの表情差分(全7種)」

「やっぱりダメだこの人……!」
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