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商品開発頑張ります!

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ミルティーヌとロペスは、ミディに連れられてノティス商会と工房にやってきた。

商会ってより、城ですよね?
 
どう見ても、商会という建物には見えなくて、呆れ顔のミルティーヌだが…

「おじい様が、孫バカを発揮した結果よね?

ちなみに、私が家出した時に住んでいたのよ。

ねぇ。ロペス」

「そうそう、アーライ神様や、ザイラス様も住んでたからねぇ。

懐かしいじゃない?

部屋が沢山余ってるから、住み込み希望の従業員を募集してもよいし、寮として安く貸すのも有りよね?」

「ミルティーヌは商会の代表だけど、表向きの事はロペスに任せたらよいからね?

ミルティーヌは、アクセサリーのデザインや、魔道具の開発後は商会で扱いたいモノを探す事が仕事よ?

桜庵のお団子の粉を売るのはよい考えだと思うわ。

セットで作り方のコツも売りましょう。

私も、冒険者が欲しがるような商品でジュビアでは売っていない物を探してみるわ」

おじい様に頼まれたからというわけでもないがミディもノリノリだ。

「そうよ!

ミルティーヌ様は工房で色々開発したらいいわよ。

商会の細かい事はマティスがやってくれるから安心だし…

そう言えば、ゼルダがデザインしている野薔薇姫シリーズのワンピース可愛いわよね!

オーダーしたら、私のサイズで作ってくれるかしら?

野薔薇姫シリーズのアクセサリー可愛いから密かに愛用しているのよ?

ほら見て!」

ロペスは、左腕をふたりに見せつける。

そこには、ミルティーヌがデザインした野薔薇モチーフのブレスレットが光っていた。

「えっ?

これ限定で…しかもサイズってありました?」

「サイズなかったから、魔法でのばしてつけてるんだよ。

どうしても、つけたかったから…」


「成程…

これからは、オーダーも出来るようにしますね!

私の初めての作品…

お買い上げ有難うございます。

何か…嬉しいです!

ロペスさんが愛用出来るようなシリーズ作りたいので、好みを教えてもらえますか?」

ミルティーヌのデザイナー魂に火がついたようだ。

ロペスがノティス商会で働く時に着る制服をデザインする事にしたのか、ロペスをモデルにデザイン画を凄い勢いで書き出した。

「ロペスさんには、私のブランドの広告塔になってもらうわ!

男女両方のモデルを出来るのは、あなただけだからね?

ちょっとこの布は制服には向かないかしら?

ミディ姉様!

布について詳しい従業員を呼んで来て欲しいの!

あと、ゼルダに縫製を頼みたいわ」

ミルティーヌの要望に応え、自分の好みについて語りながら、色々なポーズを取らされているロペス。

開店準備をしていたノティス商会の従業員も、制服用の布を用意したり、サイズを測られたりと忙しい。

◇◇◇◇◇

ミルティーヌったら!

やるじゃない!

おじい様が、自分の後継者として推すだけあるわね。

表向きのサポートは、ロペス達に任せて私は影ながら見守りますか!

商業ギルドがどう出てくるかも気になるところよね…

ミディは、ジュビアの商業ギルドがノティス商会に何かしてくるのでは?と懸念しているみたいだけど…

そこら辺は、ディオン様が対策してそうよね?










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