あなたが捨てた花冠と后の愛

小鳥遊 れいら

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朝日がカーテンの隙間から照らしている。目を覚ますとリリィの顔が隣にあった。よかった。夢じゃない。

「ん。」

リリィが起きる声がした。

「リリィ。おはよう。」

「おはようございます。レオ様。」

俺たちは無意識に抱きしめ合っていた。2人で見つめ合っていると

(皇帝陛下、皇后陛下、お目覚めでしょうか。)

侍女がこちらに向かって話して駆けてきた。

「何かあったか。」

(皇太子殿下、ならびに皇子殿下、皇女殿下がお見えです。)

子どもたちが、こんな朝早くに。リリィは会いたいという顔をしていた。

「部屋に入ってもいで。」

子どもたちが部屋に入ってきた。

「お父様、お母様、おはようございます。」

恥ずかそうに挨拶をする子どもたち。

「おはよう」 「おはよう」 

俺とリリィは子どもたちに挨拶をした。

アランが俺たちの方を見て

「お父様、お母様、一緒に朝ごはんを食べたいのですが。いかがでしょうか。」

思いも寄らない提案に驚いているとリリィが優しく

「そうね。一緒に食べましょう。」

リリィは涙を浮かべながら答えた。

「はい!お母様!」

アランも涙を浮かべながら。ほかの子どもたちも嬉しそうにしていた。

この日、初めて家族全員で朝ごはんを食べた。リリィは目覚めたばかりということもあり、消化にいいものではあったが、楽しそうに我が子を見ていた。
子どもたちも嬉しそうに自分たちの夢の話や今日の予定を話していた。これが幸せなのだと実感した。

子どもたちとの楽しい朝ごはんのあと、子どもたちは自分のやるべきことのためにそれぞれ向かって行った。
私も執務があるためリリィに伝えて仕事をやりに行った。

リリィはこれからリハビリを始めるようだ2年間もの間ベットにいたことからゆっくりでも日常生活に戻れるようにリハビリしていくと言っていた。

「無理だけはしないでほしい。行きたいところがあるなら、俺が連れて行くから。無理だけはしないでほしい」

リリィの手を握りながら言うと

「レオ様、大丈夫ですよ。無理はしません。」

笑顔で答えてくれるリリィに安心した
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