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正体をばらされたくないならば、と脅迫されてもねえ・・・
製理整頓しようではないか
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「兎に角、整理整頓してみようではないか?アブラ、クサス、お前達から状況をまとめてくれ。」
ナルシス王国国王ガマリエルは、王妃サラスを隣に座らせた玉座に座り、アブラとクサスの両宰相に命じた。アブラは国の宰相と呼ばれ、彼の下に各行政長官、行政官がいる。クサスは民の宰相と呼ばれ、彼が枢密院を主宰し、国の監査府、行政、地方の監査、国民の生活状況等の調査を行っている、の長でもある。そして名のとおり、前者は国益を主に考え、後者は主に民、国民の立場から行動し、主張する。彼らは、就任するとそれを求める神の意志に支配され、元々の性格が消え、その立場の人間そのものになるとされており、当然のこととしてそれが期待されるのである。
2人は小声で協議を始めた。
今、ナルシス王国と夜の女王の合同会議であり、双方の文武幹部が顔をそろえていた。ガマリエルは、ナルシス王国国王としてと夜の女王の両方として会議を主催、招集している。国の重大事に際しての緊急会議である。
一連の脅迫的交渉要求と3件の暗殺未遂の後、レムス王国からの宣戦布告がおこった。ナルシス王国は、亜人、ハイエルフである王妃が国王を暗殺して、国王を装っている。偽王を打倒して、ナルシス王国を亜人であるエルフの支配から解放しなければならない、と事前?の脅迫もなく、要求もなくの宣戦布告なのである。
「サバト、ゼブル、プット。軍事的にはどう思うか?」
サバトはナルシス王国軍、ゼブルは夜の女王奴隷軍、プットはその両方の統括責任者である。
彼らの見解は、戦闘準備は既に始めていること、レムス王国とは国境を接しているわけではないから、その間の国を通過しなければならないし、それができる状況ではないと思われる。しばし時間はあるかと思われる。今、脅迫、謀略を仕掛けて来ている諸国が一致団結、連合して侵攻してきた場合の対応、最悪の場合の対応について、そのために防衛に徹した戦略について議論を始めた。それが一通り終わった後、宰相達が口を開いた。
今のところは、彼らの持っていると思われる情報と意図を推察すると、個々バラバラであり、情報の共有も連携もされていないと思われるという見解だった。ただ、レムス王国のあからさまな行動で、初めにレムス王国との接触、それが裏で画策、出し抜き、利用の策を弄していくうちに、次第に結びついて行く可能性がある。それは、阻止しなければならない。逆に、彼らの中途半端な情報と自分勝手な意図を利用して、罠にかけて、個別撃破していくのが最良だということになった。相手国に対する情報収集の強化、情報操作などの謀略をかけてゆくことを提案した。
錬金術師の長官から、暗殺者達に対する自白剤等の使用による結果の報告があった。かなり詳しいことが分かったが、依頼主の持っている情報と意図までははっきりできなかった。だが、暗殺組織の全容はわかったので、芋づる式に殲滅しつつ、情報を入手していくということになった。
「私達が顔で相手に微笑んで、彼らに同意する風を装って、陥れるということですね。」
とサラスは言って、微笑んだ。それに、全員が頷いた。
「しかし、どうして一斉にいくつもの国が行動を起こそうとし始めたのだろうか?」
とガマリエルは疑問を口にした。
「私の男装が下手だったのでしょうか?」
「いや、とても似合っていたよ。」
「王妃様は、なかなかのものでしたぞ。」
「私が知っている限り、お見事だったと思いますよ。」
「過去、エルフの王妃もオーガの王妃もおられましたが、このようなことはありませんでした。」
そうするとどうしてか、どうして今なのか、という疑問に戻っていった。
「誰がそもそも私が男装していると見破ったんだろうか?」
とサラスが言うと、
「それと何か焚きつけるようにした奴は異なるのかもしれないよ。」
とガマリエルが指摘した、根拠などはない、単なる勘だった。
ナルシス王国国王ガマリエルは、王妃サラスを隣に座らせた玉座に座り、アブラとクサスの両宰相に命じた。アブラは国の宰相と呼ばれ、彼の下に各行政長官、行政官がいる。クサスは民の宰相と呼ばれ、彼が枢密院を主宰し、国の監査府、行政、地方の監査、国民の生活状況等の調査を行っている、の長でもある。そして名のとおり、前者は国益を主に考え、後者は主に民、国民の立場から行動し、主張する。彼らは、就任するとそれを求める神の意志に支配され、元々の性格が消え、その立場の人間そのものになるとされており、当然のこととしてそれが期待されるのである。
2人は小声で協議を始めた。
今、ナルシス王国と夜の女王の合同会議であり、双方の文武幹部が顔をそろえていた。ガマリエルは、ナルシス王国国王としてと夜の女王の両方として会議を主催、招集している。国の重大事に際しての緊急会議である。
一連の脅迫的交渉要求と3件の暗殺未遂の後、レムス王国からの宣戦布告がおこった。ナルシス王国は、亜人、ハイエルフである王妃が国王を暗殺して、国王を装っている。偽王を打倒して、ナルシス王国を亜人であるエルフの支配から解放しなければならない、と事前?の脅迫もなく、要求もなくの宣戦布告なのである。
「サバト、ゼブル、プット。軍事的にはどう思うか?」
サバトはナルシス王国軍、ゼブルは夜の女王奴隷軍、プットはその両方の統括責任者である。
彼らの見解は、戦闘準備は既に始めていること、レムス王国とは国境を接しているわけではないから、その間の国を通過しなければならないし、それができる状況ではないと思われる。しばし時間はあるかと思われる。今、脅迫、謀略を仕掛けて来ている諸国が一致団結、連合して侵攻してきた場合の対応、最悪の場合の対応について、そのために防衛に徹した戦略について議論を始めた。それが一通り終わった後、宰相達が口を開いた。
今のところは、彼らの持っていると思われる情報と意図を推察すると、個々バラバラであり、情報の共有も連携もされていないと思われるという見解だった。ただ、レムス王国のあからさまな行動で、初めにレムス王国との接触、それが裏で画策、出し抜き、利用の策を弄していくうちに、次第に結びついて行く可能性がある。それは、阻止しなければならない。逆に、彼らの中途半端な情報と自分勝手な意図を利用して、罠にかけて、個別撃破していくのが最良だということになった。相手国に対する情報収集の強化、情報操作などの謀略をかけてゆくことを提案した。
錬金術師の長官から、暗殺者達に対する自白剤等の使用による結果の報告があった。かなり詳しいことが分かったが、依頼主の持っている情報と意図までははっきりできなかった。だが、暗殺組織の全容はわかったので、芋づる式に殲滅しつつ、情報を入手していくということになった。
「私達が顔で相手に微笑んで、彼らに同意する風を装って、陥れるということですね。」
とサラスは言って、微笑んだ。それに、全員が頷いた。
「しかし、どうして一斉にいくつもの国が行動を起こそうとし始めたのだろうか?」
とガマリエルは疑問を口にした。
「私の男装が下手だったのでしょうか?」
「いや、とても似合っていたよ。」
「王妃様は、なかなかのものでしたぞ。」
「私が知っている限り、お見事だったと思いますよ。」
「過去、エルフの王妃もオーガの王妃もおられましたが、このようなことはありませんでした。」
そうするとどうしてか、どうして今なのか、という疑問に戻っていった。
「誰がそもそも私が男装していると見破ったんだろうか?」
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「それと何か焚きつけるようにした奴は異なるのかもしれないよ。」
とガマリエルが指摘した、根拠などはない、単なる勘だった。
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