44 / 102
第6章 ヴァルメリア
第44話 暗闇の廃坑へ
しおりを挟む
日が沈み、峠の空は墨を流したような暗さに包まれた。
山間部の夜は町とは比べ物にならないほど深い闇に覆われる。星明りはあるものの、雲が厚く垂れ込めて月光も遮られている。山間部の夜は早く、気温も急激に下がる。吐く息が白く揺れ、岩肌に霜が降り始めていた。
静寂が支配する山の夜だが、その静けさの中に不穏な気配が潜んでいる。風が木々を揺らす音、遠くで鳴く夜鳥の声、そして廃坑から漏れる微かな金属音――すべてが緊張を高めている。
俺たちは岩陰から姿を現し、闇の中を音もなく移動する。
長時間の待機で身体は冷え切っていたが、行動を開始すると緊張で血流が良くなり、徐々に温まってくる。月明かりがほとんど届かないため、地形は目で見るよりも耳と足裏の感覚で捉えるしかない。
夜目が利く俺が先行し、バルグとリィナが後方からついてくる。
鷲の目は夜間でも比較的よく見えるが、それでも完全な暗闇では限界がある。足音を立てないよう、一歩一歩慎重に進む。バルグの重い足音とリィナの軽やかな歩調が、かすかに後ろから聞こえてくる。
廃坑の入り口は昼間と同じく静まり返っていた。
しかし、静けさは死んだ場所のそれではなく、獲物を待つ罠のような気配を放っている。空気にも緊張感があり、何かが潜んでいることを直感的に感じ取れる。
俺は翼を畳み、地面すれすれを滑るように前進した。
翼を広げると音が出てしまう可能性があるため、できるだけ身体を低くして進む。坑道前の広場に差し掛かった瞬間――足元の土がわずかに盛り上がっているのに気付く。
月明かりを反射しない暗褐色の縄が地面に埋められ、そこから金属製の棘付き罠が隠されていた。
よく見ると、広場のあちこちに同様の仕掛けがある。踏めば足首を貫く鋭い棘が飛び出す仕組みで、しかも毒が塗られている可能性もある。巧妙に隠されており、昼間でも発見は困難だろう。
「……罠だ。踏むな」
声を低くして仲間に伝える。
バルグが慎重に足を避け、リィナも息を殺して飛び越える。二人とも戦闘経験豊富で、このような状況にも慣れている。敵は坑道手前で侵入者を確実に仕留めるつもりらしい。こういう念の入れ方は、籠城戦に自信がある証拠だ。
広場を抜けるのに予想以上に時間がかかったが、全員無事に坑道入り口まで到達できた。
◆
坑道の入り口からは、かすかな明かりと金属音が漏れていた。
奥のほうで炎が揺れ、何者かが作業をしている。松明の明かりが坑道の壁を照らし、影を踊らせている。風向きは山の向こうからこちらへ――つまり、もし毒霧が発生すれば、俺たちの位置まで一瞬で広がる。
地形を考えると、毒霧は坑道から谷筋を伝って下流に流れ、広範囲に被害をもたらす可能性がある。絶対に阻止しなければならない。
「突入は二段階に分ける。俺が先行して内部構造を確認。合図したら二人が続く」
俺は翼を半開きにして坑道の天井すれすれを進む。
坑道は思っていたより高く、翼を半分ほど広げても天井に当たらない。内部は古い木枠の支柱で補強されており、ところどころから冷たい水が滴っていた。鉱山時代の湧き水がまだ染み出しているようだ。
地面はぬかるんで滑りやすく、何度も足場を確かめながら進む。
足元には古いレールの跡があり、かつてはトロッコが走っていたのだろう。錆びた金属片やがれきも散乱しており、音を立てずに進むのは困難だった。
やがて視界の先に、広間のような空間が現れた。
そこは鉱山時代の中央作業場だったようで、天井が高く、複数の坑道が合流している。そこでは黒装束の者たちが十数人、忙しく動き回っている。
中央には金属製の大型装置――薬液を加熱し、蒸留するための精製炉だろう。
装置は複雑な配管で構成されており、複数の工程を経て毒物を精製する仕組みになっている。青灰色の粉末を溶かし、透明な液体をガラス容器に移している。その匂いだけで吐き気が込み上げるほどの強烈な刺激臭が漂ってきた。
作業員たちは皆、鼻と口を布で覆い、ゴーグルのような防護具を着けている。毒性の強さを物語っている。
◆
広間の奥に、一際目立つ人物が立っていた。
長身で、肩から腕にかけて黒い羽根の刺青。以前港で遭遇しかけた「刺青の男」だ。その目は猛禽のように鋭く、俺と視線が一瞬だけ交わった――が、何も言わず作業員たちに指示を飛ばし続ける。
男の存在感は圧倒的で、他の作業員たちが彼を中心に動いているのが分かる。明らかに指揮官クラスの人物だ。
あれが、この廃坑作戦の責任者だ。
俺は岩陰に身を隠し、後方の二人に合図を送る。
手信号で状況を伝え、敵の配置と装置の位置を知らせる。バルグとリィナが音もなく現れ、俺の視線の先を確認して頷いた。
「……あの刺青、間違いないな」
「奴を倒せば、この作戦は止まる」
バルグの声は低く抑えられているが、闘志を感じさせる。しかし、状況はそう単純ではない。
しかし、刺青の男の背後には別の坑道があり、そこからも人の気配がする。
広間は複数の坑道が交差する地点で、奥にはまだ未知の空間が続いているようだ。つまり、ここは単なる作業場で、奥にまだ施設が続いている可能性が高い。
敵の規模は予想以上に大きく、単純な正面攻撃では突破は困難だろう。
俺たちは互いの役割を確認した。
――バルグが正面突破で敵の注意を引き、
――俺が刺青の男を上空から狙い、
――リィナが毒物の拡散を防ぐための薬剤を投入する。
各自の特技を活かした作戦で、タイミングが重要だ。一人でも失敗すれば、全体の作戦が破綻する可能性がある。
準備は整った。
坑道の空気が冷え、呼吸の音すら大きく響く。緊張で心拍数が上がり、血管に血液が勢いよく流れているのを感じる。
「行くぞ」
俺の合図と共に、作戦が開始された。
次の瞬間、バルグの戦斧が轟音を立てて地面を叩き割り、闇の中の決戦が幕を開けた。
石の床が砕け散り、破片が四方に飛び散る。作業をしていた黒装束たちが一斉に振り返り、警戒態勢を取る。予想通り、バルグの攻撃が敵の注意を完全に引きつけた。
俺は翼を広げて天井近くまで上昇し、刺青の男に向かって急降下する。暗闇の中から現れた翼の影に、敵は一瞬遅れて反応した。
リィナも同時に行動を開始し、精製装置に向かって特製の薬剤を投入しようとしている。彼女の薬学知識を活かした作戦で、毒物の無力化を図る。
広間は一瞬で戦場と化し、松明の明かりが激しく揺れる中で三つ巴の戦いが始まった。坑道の奥からも増援が駆けつけてくる気配があり、予断を許さない状況だった。
闇の中での決戦は、俺たちにとって最も困難な戦いになることは間違いなかった。しかし、毒物の完成を阻止するためには、ここで勝利しなければならない。
戦斧と剣がぶつかり合う金属音、翼が空気を切る音、そして敵の怒号が坑道に響き渡る。最終決戦の火蓋が切って落とされた。
山間部の夜は町とは比べ物にならないほど深い闇に覆われる。星明りはあるものの、雲が厚く垂れ込めて月光も遮られている。山間部の夜は早く、気温も急激に下がる。吐く息が白く揺れ、岩肌に霜が降り始めていた。
静寂が支配する山の夜だが、その静けさの中に不穏な気配が潜んでいる。風が木々を揺らす音、遠くで鳴く夜鳥の声、そして廃坑から漏れる微かな金属音――すべてが緊張を高めている。
俺たちは岩陰から姿を現し、闇の中を音もなく移動する。
長時間の待機で身体は冷え切っていたが、行動を開始すると緊張で血流が良くなり、徐々に温まってくる。月明かりがほとんど届かないため、地形は目で見るよりも耳と足裏の感覚で捉えるしかない。
夜目が利く俺が先行し、バルグとリィナが後方からついてくる。
鷲の目は夜間でも比較的よく見えるが、それでも完全な暗闇では限界がある。足音を立てないよう、一歩一歩慎重に進む。バルグの重い足音とリィナの軽やかな歩調が、かすかに後ろから聞こえてくる。
廃坑の入り口は昼間と同じく静まり返っていた。
しかし、静けさは死んだ場所のそれではなく、獲物を待つ罠のような気配を放っている。空気にも緊張感があり、何かが潜んでいることを直感的に感じ取れる。
俺は翼を畳み、地面すれすれを滑るように前進した。
翼を広げると音が出てしまう可能性があるため、できるだけ身体を低くして進む。坑道前の広場に差し掛かった瞬間――足元の土がわずかに盛り上がっているのに気付く。
月明かりを反射しない暗褐色の縄が地面に埋められ、そこから金属製の棘付き罠が隠されていた。
よく見ると、広場のあちこちに同様の仕掛けがある。踏めば足首を貫く鋭い棘が飛び出す仕組みで、しかも毒が塗られている可能性もある。巧妙に隠されており、昼間でも発見は困難だろう。
「……罠だ。踏むな」
声を低くして仲間に伝える。
バルグが慎重に足を避け、リィナも息を殺して飛び越える。二人とも戦闘経験豊富で、このような状況にも慣れている。敵は坑道手前で侵入者を確実に仕留めるつもりらしい。こういう念の入れ方は、籠城戦に自信がある証拠だ。
広場を抜けるのに予想以上に時間がかかったが、全員無事に坑道入り口まで到達できた。
◆
坑道の入り口からは、かすかな明かりと金属音が漏れていた。
奥のほうで炎が揺れ、何者かが作業をしている。松明の明かりが坑道の壁を照らし、影を踊らせている。風向きは山の向こうからこちらへ――つまり、もし毒霧が発生すれば、俺たちの位置まで一瞬で広がる。
地形を考えると、毒霧は坑道から谷筋を伝って下流に流れ、広範囲に被害をもたらす可能性がある。絶対に阻止しなければならない。
「突入は二段階に分ける。俺が先行して内部構造を確認。合図したら二人が続く」
俺は翼を半開きにして坑道の天井すれすれを進む。
坑道は思っていたより高く、翼を半分ほど広げても天井に当たらない。内部は古い木枠の支柱で補強されており、ところどころから冷たい水が滴っていた。鉱山時代の湧き水がまだ染み出しているようだ。
地面はぬかるんで滑りやすく、何度も足場を確かめながら進む。
足元には古いレールの跡があり、かつてはトロッコが走っていたのだろう。錆びた金属片やがれきも散乱しており、音を立てずに進むのは困難だった。
やがて視界の先に、広間のような空間が現れた。
そこは鉱山時代の中央作業場だったようで、天井が高く、複数の坑道が合流している。そこでは黒装束の者たちが十数人、忙しく動き回っている。
中央には金属製の大型装置――薬液を加熱し、蒸留するための精製炉だろう。
装置は複雑な配管で構成されており、複数の工程を経て毒物を精製する仕組みになっている。青灰色の粉末を溶かし、透明な液体をガラス容器に移している。その匂いだけで吐き気が込み上げるほどの強烈な刺激臭が漂ってきた。
作業員たちは皆、鼻と口を布で覆い、ゴーグルのような防護具を着けている。毒性の強さを物語っている。
◆
広間の奥に、一際目立つ人物が立っていた。
長身で、肩から腕にかけて黒い羽根の刺青。以前港で遭遇しかけた「刺青の男」だ。その目は猛禽のように鋭く、俺と視線が一瞬だけ交わった――が、何も言わず作業員たちに指示を飛ばし続ける。
男の存在感は圧倒的で、他の作業員たちが彼を中心に動いているのが分かる。明らかに指揮官クラスの人物だ。
あれが、この廃坑作戦の責任者だ。
俺は岩陰に身を隠し、後方の二人に合図を送る。
手信号で状況を伝え、敵の配置と装置の位置を知らせる。バルグとリィナが音もなく現れ、俺の視線の先を確認して頷いた。
「……あの刺青、間違いないな」
「奴を倒せば、この作戦は止まる」
バルグの声は低く抑えられているが、闘志を感じさせる。しかし、状況はそう単純ではない。
しかし、刺青の男の背後には別の坑道があり、そこからも人の気配がする。
広間は複数の坑道が交差する地点で、奥にはまだ未知の空間が続いているようだ。つまり、ここは単なる作業場で、奥にまだ施設が続いている可能性が高い。
敵の規模は予想以上に大きく、単純な正面攻撃では突破は困難だろう。
俺たちは互いの役割を確認した。
――バルグが正面突破で敵の注意を引き、
――俺が刺青の男を上空から狙い、
――リィナが毒物の拡散を防ぐための薬剤を投入する。
各自の特技を活かした作戦で、タイミングが重要だ。一人でも失敗すれば、全体の作戦が破綻する可能性がある。
準備は整った。
坑道の空気が冷え、呼吸の音すら大きく響く。緊張で心拍数が上がり、血管に血液が勢いよく流れているのを感じる。
「行くぞ」
俺の合図と共に、作戦が開始された。
次の瞬間、バルグの戦斧が轟音を立てて地面を叩き割り、闇の中の決戦が幕を開けた。
石の床が砕け散り、破片が四方に飛び散る。作業をしていた黒装束たちが一斉に振り返り、警戒態勢を取る。予想通り、バルグの攻撃が敵の注意を完全に引きつけた。
俺は翼を広げて天井近くまで上昇し、刺青の男に向かって急降下する。暗闇の中から現れた翼の影に、敵は一瞬遅れて反応した。
リィナも同時に行動を開始し、精製装置に向かって特製の薬剤を投入しようとしている。彼女の薬学知識を活かした作戦で、毒物の無力化を図る。
広間は一瞬で戦場と化し、松明の明かりが激しく揺れる中で三つ巴の戦いが始まった。坑道の奥からも増援が駆けつけてくる気配があり、予断を許さない状況だった。
闇の中での決戦は、俺たちにとって最も困難な戦いになることは間違いなかった。しかし、毒物の完成を阻止するためには、ここで勝利しなければならない。
戦斧と剣がぶつかり合う金属音、翼が空気を切る音、そして敵の怒号が坑道に響き渡る。最終決戦の火蓋が切って落とされた。
1
あなたにおすすめの小説
薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜
仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。
森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。
その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。
これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語
今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ!
競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。
まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。
異世界に移住することになったので、異世界のルールについて学ぶことになりました!
心太黒蜜きな粉味
ファンタジー
※完結しました。感想をいただけると、今後の励みになります。よろしくお願いします。
これは、今まで暮らしていた世界とはかなり異なる世界に移住することになった僕の話である。
ようやく再就職できた会社をクビになった僕は、不気味な影に取り憑かれ、異世界へと運ばれる。
気がつくと、空を飛んで、口から火を吐いていた!
これは?ドラゴン?
僕はドラゴンだったのか?!
自分がドラゴンの先祖返りであると知った僕は、超絶美少女の王様に「もうヒトではないからな!異世界に移住するしかない!」と告げられる。
しかも、この世界では衣食住が保障されていて、お金や結婚、戦争も無いというのだ。なんて良い世界なんだ!と思ったのに、大いなる呪いがあるって?
この世界のちょっと特殊なルールを学びながら、僕は呪いを解くため7つの国を巡ることになる。
※派手なバトルやグロい表現はありません。
※25話から1話2000文字程度で基本毎日更新しています。
※なろうでも公開しています。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
【幸せスキル】は蜜の味 ハイハイしてたらレベルアップ
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はアーリー
不慮な事故で死んでしまった僕は転生することになりました
今度は幸せになってほしいという事でチートな能力を神様から授った
まさかの転生という事でチートを駆使して暮らしていきたいと思います
ーーーー
間違い召喚3巻発売記念として投稿いたします
アーリーは間違い召喚と同じ時期に生まれた作品です
読んでいただけると嬉しいです
23話で一時終了となります
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~
小狸日
ファンタジー
交通事故に巻き込まれて、異世界に転移した拓(タク)と浩司(コウジ)
そこは、剣と魔法の世界だった。
2千年以上昔の勇者の物語、そこに出てくる勇者の遺産。
新しい世界で遺跡探検と異世界料理を楽しもうと思っていたのだが・・・
気に入らない異世界の常識に小さな喧嘩を売ることにした。
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる