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第7章
第80話 解毒薬への道筋
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港町の輪郭が再び見えてきた。故郷の街並みが視界に入る瞬間は、いつも心に安堵をもたらしてくれる。だが、以前のような賑わいはない。桟橋の人影はまばらで、通りにも活気が感じられなかった。
普段なら朝市で賑わう広場も静まり返り、商店の多くがシャッターを下ろしている。住民たちの姿も少なく、歩いている人々の足取りも重い。海風に混じって、薬草と消毒液の匂いが漂ってくる。港全体が臨時の療養所と化している証拠だ。
この変化を目の当たりにして、改めて事態の深刻さを実感する。俺たちが出発してからわずか数日の間に、港町の日常は完全に失われてしまったのだ。
船が接岸すると、防衛隊の衛生兵たちが駆け寄ってきた。彼らの表情には疲労が色濃く表れているが、俺たちの帰還を心から歓迎してくれている。
「お帰りなさい! ……それが例のサンプルですか?」
俺は胸の革袋から小瓶を取り出す。緑色の液体が、陽光を受けて鈍く光った。この小さな瓶の中に、港町の運命を左右する重要な情報が詰まっている。
瓶を見つめる衛生兵たちの表情は真剣そのものだった。彼らも、このサンプルが治療法開発の鍵となることを理解している。
「すぐ診療所へ運んでくれ。厳重に密封したまま、外気には触れさせるな」
俺の指示に、衛生兵たちが慎重に運び出す。この病原体の危険性を考えれば、取り扱いには最大限の注意が必要だ。万が一にも拡散させるわけにはいかない。
その姿を見送り、俺はリィナとバルグと共に診療所へ向かった。いよいよ医者としての本領を発揮する時が来た。この手で、必ず患者たちを救ってみせる。
◆
診療所の扉を開けた瞬間、重苦しい空気が押し寄せてくる。出発前よりもさらに深刻化した状況が、一目で理解できた。
咳き込む音、苦しげなうめき声、薬湯を煮る匂い――どれも俺の耳と鼻に突き刺さる。医者として数え切れないほどの患者を診てきたが、この光景は特に胸が痛む。
目に入るのは、増え続けた患者で埋まるベッドの列。明らかに、症状が重くなった者が増えていた。出発時には軽症だった患者も、今では呼吸困難を訴えている。病気の進行速度は想像以上に速い。
俺は一人の患者に近づき、そっと手をかざす。触れずとも、皮膚から伝わる微細な熱と鼓動の乱れで、体内の状態が見える。特殊能力により、患者の内部状態を詳細に把握することができる。
肺胞にびっしりと炎症、血中酸素の減少、心拍数の不規則な変動――まるで胸の奥に直接目を凝らしているようだ。炎症の広がり方は通常の感染症とは明らかに異なり、人工的に設計された病原体の特徴を示している。
(進行速度が速すぎる……あと数日で臨界に達する)
次々と患者を見て回り、症状の共通点と違いを把握していく。全員に共通するのは呼吸器症状だが、個人差も見られる。脳波に軽度の異常、肝臓にも炎症反応……呼吸器感染から全身性へ移行しつつある。
病原体が血流に乗って全身へ広がっている証拠だった。このまま進行すれば、多臓器不全に陥る可能性が高い。時間的猶予は想像以上に短い。
患者の一人、中年の女性が俺を見て弱々しく微笑んだ。
「先生……ありがとうございます。きっと治してくれると信じてます」
その言葉に、医者としての責任の重さを改めて感じる。この人たちの命を救うために、絶対に治療法を見つけなければならない。
リィナが横から報告する。彼女も患者の診察を続けており、医学的な観察を共有してくれる。
「ここの薬も、もう効きが鈍ってる。時間との戦いね」
「だからこそ、これからが本番だ」
俺はサンプルの瓶を見やり、深く息を吐いた。いよいよ医師としての知識と経験を総動員する時が来た。
「培養槽で増殖していた菌株と、今の患者から検出される病原体を突き合わせる。そこから弱点を見つける」
リィナが頷き、彼女の薬学知識と俺の医学知識を組み合わせた治療法開発が始まろうとしていた。
◆
倉庫の奥に設置された臨時の分析室で、俺とリィナは作業を始めた。限られた設備だが、基本的な分析には十分だ。顕微鏡、試薬、培養用具など、必要最小限の道具が揃っている。
顕微鏡で見ると、サンプルの中で蠢く微細な影が見える。病原体の形状は既知の菌と似ているが、表面構造が異常に複雑だ。通常の細菌よりもはるかに精巧な構造を持っている。
外膜に二重の防御層があり、既存の抗菌薬が届きにくい構造になっている。この防御機構により、一般的な治療薬では効果が期待できない。まさに生物兵器として設計された証拠だった。
「……これ、自然発生じゃない。改造されてる」
リィナが低く呟く。彼女の薬学的知識により、この病原体の人工的な性質が明らかになった。
「構造の一部は植物由来だ。多分、免疫反応を鈍らせる効果がある」
その指摘により、俺も記憶の中から関連する知識を引き出す。俺は顎に手を当て、記憶を掘り起こす。医師時代に遭遇した稀な症例――それと似た免疫回避機構が、人工的に組み込まれている。
植物由来の成分を利用した免疫回避は、高度な生物工学技術の産物だ。敵の科学技術のレベルは想像以上に高い。
「じゃあ、植物由来の代謝経路を逆に利用すれば……」
「……毒化できるかもしれないわね」
二人の視線が交わる。解決の糸口が見えた瞬間だった。敵が利用した植物の特性を逆手に取り、病原体自体を無害化または死滅させる方法が見つかるかもしれない。
リィナが興奮を抑えながら続けた。
「この植物成分、私の知識だと確か毒性の強い薬草と同じ代謝経路を持ってる。特定の条件下では自己毒性を発現する可能性があるわ」
「それだ! 病原体の防御機構を逆利用して、内部から破壊する」
治療法の基本的な方向性が定まり、具体的な研究開発に着手できる段階に入った。まだ多くの実験と検証が必要だが、希望の光が見えてきた。
◆
その夜、港町の広場では防衛隊と住民代表が集まり、俺たちの報告を受けた。松明の明かりに照らされた人々の顔には、疲労と不安が色濃く表れている。
「影の港の製造拠点は破壊した。しかし、町に残っている感染はまだ続く。だが――」
俺は小瓶を掲げた。月光がガラスに反射して、中の液体が神秘的に輝いて見える。
「この中に、治療の鍵がある。必ず解毒薬を作る」
疲れた顔の中に、わずかに光が差した。人々は拍手こそしなかったが、その表情が物語っていた――希望はまだある、と。
住民の一人、老いた漁師が前に出てきた。
「先生方、本当にありがとうございます。私たちは信じております」
その言葉に、俺たちの決意がさらに固まった。この人たちの信頼に応えるためにも、必ず治療法を完成させなければならない。
バルグも力強く宣言した。
「俺たちは絶対に諦めねぇ。みんなを救うまで戦い続けるぜ」
広場に集まった人々の表情に、わずかながら安堵の色が浮かんだ。まだ治療法は完成していないが、希望を抱くことができる状況になった。
(次は……時間との戦いだ)
俺たちは眠る暇も惜しんで、解毒薬の開発へと取り掛かった。患者たちの容態は刻一刻と悪化している。一刻も早く治療法を完成させ、この悪夢を終わらせなければならない。
分析室に戻り、俺とリィナは夜通し研究を続ける準備を整えた。医者として、そして港町の一員として、絶対に諦めるわけにはいかない。必ず道は見つかるはずだ。
窓の外では、港町の灯りがまばらに光っている。その光一つ一つが、俺たちの帰りを待っていてくれた人々の温かさを象徴しているようだった。この美しい港町と大切な人々を守るため、俺は最後まで戦い抜く決意を新たにした。
普段なら朝市で賑わう広場も静まり返り、商店の多くがシャッターを下ろしている。住民たちの姿も少なく、歩いている人々の足取りも重い。海風に混じって、薬草と消毒液の匂いが漂ってくる。港全体が臨時の療養所と化している証拠だ。
この変化を目の当たりにして、改めて事態の深刻さを実感する。俺たちが出発してからわずか数日の間に、港町の日常は完全に失われてしまったのだ。
船が接岸すると、防衛隊の衛生兵たちが駆け寄ってきた。彼らの表情には疲労が色濃く表れているが、俺たちの帰還を心から歓迎してくれている。
「お帰りなさい! ……それが例のサンプルですか?」
俺は胸の革袋から小瓶を取り出す。緑色の液体が、陽光を受けて鈍く光った。この小さな瓶の中に、港町の運命を左右する重要な情報が詰まっている。
瓶を見つめる衛生兵たちの表情は真剣そのものだった。彼らも、このサンプルが治療法開発の鍵となることを理解している。
「すぐ診療所へ運んでくれ。厳重に密封したまま、外気には触れさせるな」
俺の指示に、衛生兵たちが慎重に運び出す。この病原体の危険性を考えれば、取り扱いには最大限の注意が必要だ。万が一にも拡散させるわけにはいかない。
その姿を見送り、俺はリィナとバルグと共に診療所へ向かった。いよいよ医者としての本領を発揮する時が来た。この手で、必ず患者たちを救ってみせる。
◆
診療所の扉を開けた瞬間、重苦しい空気が押し寄せてくる。出発前よりもさらに深刻化した状況が、一目で理解できた。
咳き込む音、苦しげなうめき声、薬湯を煮る匂い――どれも俺の耳と鼻に突き刺さる。医者として数え切れないほどの患者を診てきたが、この光景は特に胸が痛む。
目に入るのは、増え続けた患者で埋まるベッドの列。明らかに、症状が重くなった者が増えていた。出発時には軽症だった患者も、今では呼吸困難を訴えている。病気の進行速度は想像以上に速い。
俺は一人の患者に近づき、そっと手をかざす。触れずとも、皮膚から伝わる微細な熱と鼓動の乱れで、体内の状態が見える。特殊能力により、患者の内部状態を詳細に把握することができる。
肺胞にびっしりと炎症、血中酸素の減少、心拍数の不規則な変動――まるで胸の奥に直接目を凝らしているようだ。炎症の広がり方は通常の感染症とは明らかに異なり、人工的に設計された病原体の特徴を示している。
(進行速度が速すぎる……あと数日で臨界に達する)
次々と患者を見て回り、症状の共通点と違いを把握していく。全員に共通するのは呼吸器症状だが、個人差も見られる。脳波に軽度の異常、肝臓にも炎症反応……呼吸器感染から全身性へ移行しつつある。
病原体が血流に乗って全身へ広がっている証拠だった。このまま進行すれば、多臓器不全に陥る可能性が高い。時間的猶予は想像以上に短い。
患者の一人、中年の女性が俺を見て弱々しく微笑んだ。
「先生……ありがとうございます。きっと治してくれると信じてます」
その言葉に、医者としての責任の重さを改めて感じる。この人たちの命を救うために、絶対に治療法を見つけなければならない。
リィナが横から報告する。彼女も患者の診察を続けており、医学的な観察を共有してくれる。
「ここの薬も、もう効きが鈍ってる。時間との戦いね」
「だからこそ、これからが本番だ」
俺はサンプルの瓶を見やり、深く息を吐いた。いよいよ医師としての知識と経験を総動員する時が来た。
「培養槽で増殖していた菌株と、今の患者から検出される病原体を突き合わせる。そこから弱点を見つける」
リィナが頷き、彼女の薬学知識と俺の医学知識を組み合わせた治療法開発が始まろうとしていた。
◆
倉庫の奥に設置された臨時の分析室で、俺とリィナは作業を始めた。限られた設備だが、基本的な分析には十分だ。顕微鏡、試薬、培養用具など、必要最小限の道具が揃っている。
顕微鏡で見ると、サンプルの中で蠢く微細な影が見える。病原体の形状は既知の菌と似ているが、表面構造が異常に複雑だ。通常の細菌よりもはるかに精巧な構造を持っている。
外膜に二重の防御層があり、既存の抗菌薬が届きにくい構造になっている。この防御機構により、一般的な治療薬では効果が期待できない。まさに生物兵器として設計された証拠だった。
「……これ、自然発生じゃない。改造されてる」
リィナが低く呟く。彼女の薬学的知識により、この病原体の人工的な性質が明らかになった。
「構造の一部は植物由来だ。多分、免疫反応を鈍らせる効果がある」
その指摘により、俺も記憶の中から関連する知識を引き出す。俺は顎に手を当て、記憶を掘り起こす。医師時代に遭遇した稀な症例――それと似た免疫回避機構が、人工的に組み込まれている。
植物由来の成分を利用した免疫回避は、高度な生物工学技術の産物だ。敵の科学技術のレベルは想像以上に高い。
「じゃあ、植物由来の代謝経路を逆に利用すれば……」
「……毒化できるかもしれないわね」
二人の視線が交わる。解決の糸口が見えた瞬間だった。敵が利用した植物の特性を逆手に取り、病原体自体を無害化または死滅させる方法が見つかるかもしれない。
リィナが興奮を抑えながら続けた。
「この植物成分、私の知識だと確か毒性の強い薬草と同じ代謝経路を持ってる。特定の条件下では自己毒性を発現する可能性があるわ」
「それだ! 病原体の防御機構を逆利用して、内部から破壊する」
治療法の基本的な方向性が定まり、具体的な研究開発に着手できる段階に入った。まだ多くの実験と検証が必要だが、希望の光が見えてきた。
◆
その夜、港町の広場では防衛隊と住民代表が集まり、俺たちの報告を受けた。松明の明かりに照らされた人々の顔には、疲労と不安が色濃く表れている。
「影の港の製造拠点は破壊した。しかし、町に残っている感染はまだ続く。だが――」
俺は小瓶を掲げた。月光がガラスに反射して、中の液体が神秘的に輝いて見える。
「この中に、治療の鍵がある。必ず解毒薬を作る」
疲れた顔の中に、わずかに光が差した。人々は拍手こそしなかったが、その表情が物語っていた――希望はまだある、と。
住民の一人、老いた漁師が前に出てきた。
「先生方、本当にありがとうございます。私たちは信じております」
その言葉に、俺たちの決意がさらに固まった。この人たちの信頼に応えるためにも、必ず治療法を完成させなければならない。
バルグも力強く宣言した。
「俺たちは絶対に諦めねぇ。みんなを救うまで戦い続けるぜ」
広場に集まった人々の表情に、わずかながら安堵の色が浮かんだ。まだ治療法は完成していないが、希望を抱くことができる状況になった。
(次は……時間との戦いだ)
俺たちは眠る暇も惜しんで、解毒薬の開発へと取り掛かった。患者たちの容態は刻一刻と悪化している。一刻も早く治療法を完成させ、この悪夢を終わらせなければならない。
分析室に戻り、俺とリィナは夜通し研究を続ける準備を整えた。医者として、そして港町の一員として、絶対に諦めるわけにはいかない。必ず道は見つかるはずだ。
窓の外では、港町の灯りがまばらに光っている。その光一つ一つが、俺たちの帰りを待っていてくれた人々の温かさを象徴しているようだった。この美しい港町と大切な人々を守るため、俺は最後まで戦い抜く決意を新たにした。
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