【R18】婚約破棄されたらおっとり系アラフォーを攻めることになりまして

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　そんな相手の手を強引に口許から引き剥がし、ニアンナは自身の空いている手の親指をナミアの口内に差し入れた。彼の性格から考えて、こうされてもニアンナの指を噛んだりは出来ないはずである。

　親指でナミアの舌を弄ってみると、彼の肩が神経質にぴくんと震えた。

「ンッ、ふ……んん……っ」

　ナミアはニアンナの手を押し返そうとするが、快楽にチカラを奪われたその腕はあまりに弱々しく、満足に押し返すことさえ出来ていない。
　相手の舌を苛みながら、ニアンナは衣服越しに彼の下腹部も刺激した。

「ぁっ、あ……！　らめ、こんな……ッ」

　くちに指を挿入されているため、呂律が怪しい。

　顔を赤らめているナミアは涙に瞳を濡らしながら、腰をびくびくと痙攣させた。催淫効果のある煙のせいで過敏になっているのか、もとよりそういった体質なのかは、定かでない。

　飲み込みきれないのであろう彼の唾液が、ニアンナの指を伝い、そのまま掌を流れる。どうしてか、妙に背徳的な気分がした。

　ナミアの顔は、耳まで真っ赤に染まっている。自分よりも遥かに年下の――それも異性に攻められて快感を得てしまう事実は、きっと彼の羞恥心を煽るのに違いなかった。

　それを想像すると、ニアンナは征服欲に満たされる。歪んだ欲であるということはわかっているが、それでも、満たされずにはいられなかった。

　ニアンナは疑いようもなく、誤魔化しようもなく、ナミアを羞恥心で煽って愉悦で追いつめているという現状に、興奮を覚えているのである。

　相手の下肢の着衣をくつろげたニアンナは、下着から彼の昂りを取り出し、直接的な刺激を送った。

　ナミアは瞠目し、泣きそうな声を出す。

「ニアンナちゃ……もう、これ以上は……！」
「そんなにやらしい顔して、なに言ってるんですか。ほら、こっちだってぬるぬるですよ」

　言いながら、陰部の先端を指の腹で強く擦った。
　彼の膝と腰が、がくがくと跳ねる。

「ひぅ、ッん……！　ゃっ、ぁあ……ッ」
「エッチなお汁がいっぱい溢れてきてます。気持ちいいんですよね？　年下の女の子に攻められて、感じちゃってるんですよね？」

　涙を流しながらナミアは首を左右に振るが、説得力などあるはずもなかった。

　手中の性器からは、先走りがとめどなく湧いてくる。それがニアンナの愛撫を手伝い、ナミア本人をいっそう追いつめていた。

　ニアンナは先端を弄る動きから、全体を扱く動作に変える。と、彼の面持ちはますますとろけて、甘ったるくなった。

「あっ、ァ……だめ、だめぇ……！」

「体は素直なのに、どうしておくちは素直になれないんですか？　ほら、手を動かすたびにいやらしい音してるの、聞こえてますよね。これ、全部ナミアさんが出したものの音なんですよ」