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6.突然の火事
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私とジスランの新婚旅行は滞りなく進んだ。
近衛騎士団から有志で十名を募り、軍服を纏った騎士たちを引き連れての旅行。新婚旅行というより、ちょっとした軍事パレードだ。
バルニエ王国はドートリッシュ王国の南に位置する。
ドートリッシュ王国に王女を嫁がせるくらい両国は国交が盛ん。それ故に国境を越えも私たちを見送る民が沢山いた。目的地まではドートリッシュ王国とバルニエ王国を結ぶ大通りを通った。私の知る最短距離とは違う迂回ルートの為、ここまで来るのに三週間。別荘で一ヶ月程のんびり過ごす予定だ。
「ジスラン、別荘に着きましたよ」
既に辺りは暗くなっていた。心地良い夜風が頬を擽り気持ちが良い。鳥の群れが遠くに飛び立って行くのが見えて、これから何か起こりそうな不安を感じさせる。
世界一美しいと言われるオタム湖の湖畔に位置する別荘。外壁に手を触れるとバルニエ王国の伝統の繊細な彫刻が施されているのが分かる。
オタム湖は北半分がドートリッシュ王国領、南半分がバルニエ王国領。ドートリッシュ王国領側は未開の森だが、バルニエ王国側は観光業で栄えているようだ。別荘やホテルが所狭しと建ち並んでいる。その中で、一際目を引く歴史を感じさせる立派な建物がドリアーヌ王妃からのプレゼントだ。
「フェリシア、嫌かもしれないが僕と一緒の部屋で寝てもらうぞ。この旅は対外的にハネムーンという事になっているからな」
ジスランは三週間にも及ぶ道のりで、私の恋心が冷め切っているのを感じたのだろう。恋というのは一方通行では成り立たない。一方が冷めてしまった今、この結婚期間が終わるのも時間の問題。
「別に嫌ではありませんよ。旦那様」
私の言葉を聞いて、ジスランは少し表情が緩んだ。
群衆の目に映る完璧な第一王子、騎士たちを率いる指揮官。
ジスランは自分の立場を理解し、常に緊張感を持って過ごしている。
ひとときでも私は彼に立場を忘れさせてあげたいと思った。
別荘は二階建てで部屋は十室以上ある。連れて来ている騎士たちは十名。部屋を十分に割り振ることができた。
増築をした形跡があり、部屋数の多さに対し階下に降りる階段は左端の一つしかない。
私とジスランは出窓のある二階の中央部にある部屋に泊まることになった。
部屋に入るなり、私は出窓の窓を開けてみる。先程より風が強くなっていて、自慢の金髪が風に舞う。
「ジスラン見てください。オタム湖が目の前です。贅沢な部屋ですね」
銀色の月明かりだけが照らす眼下。広がる静寂に佇む美しいオタム湖と桟橋。ボート遊びをした後なのか四隻のボートが湖に浮かんでいた。私は何が起きても対処できるよう、辺りを注意深く観察し続けた。
「フェリシア。無邪気に寛いでいるように見せて僕の緊張を解こうとしてくれてるようだが、君が一番緊張している」
突然、ジスランは私を抱え上げ窓台に座らせて、肩を揉んでくる。私の知っている肩揉みは背後からするものだったが、ジスラン式肩揉みは向き合うようだ。
「ふふっ、下手くそですね。でも癒されます」
「えっ? 何か間違っていたか? リラックス出来なさそうか?」
「いいえ、合ってますよ。これも楽しいです」
見つめ合って肩揉みをやり合いっこしたら、面白いかもしれない。
私はジスランの肩に手を伸ばした。
「ジスラン、肩が随分凝っていますね。原因は寝不足と精神的なストレスでしょうか。運動不足も考えられます」
この三週間、私たちは殆ど同じ姿勢で馬車に揺られて過ごした。三日に一度はホテルに宿泊し湯浴みをして体を伸ばしたが、全身が凝り固まって疲れが溜まっている。
「ドクターフェリシア。運動不足の解消に今晩一緒に運動しませんか?」
小首を傾げて敬語を使い、可愛くおねだりしてくるジスラン。
二人きりの時は随分と色々な表情を見せてくれるようになった。
「謹んでお断りします」
キッパリと私が言い放った言葉にジスランがむくれた表情を見せる。
私たちは目を合わせて笑い合った。
「ジスランもこの三週間緊張してますね。何かが起こるなら、バルニエ王国に入った今日⋯⋯」
私が言い終わらない内に、耳を擘く程の爆発音が響き渡る。
ジスランは慌てて扉を開けて廊下に出た。
「何事だ!」
「ベルモン卿の部屋で爆発が!」
ジスランの側近であるギル・ブトナが部屋に入ってくる。
私は懸念していた事態が起こったと察した。
右奥にあるベルモン卿の部屋から赤い炎が広がっているのが見える。
「ジスラン! 今すぐ貴方は一階の部屋の騎士六名を避難させて先に外に出てください」
「フェリシア、何を言って!」
「私はベルモン卿を含む二階の四名の騎士の救助に回ります。階段は左奥の一つです。急いでください」
ロイ・ベルモンの部屋は二階の右奥。
不幸中の幸いか一階に降りる階段は火元から遠い。
二階の炎の広がりの早さから計画的に何かを撒かれ、火の回りを早くされている可能性を感じる。
ジスランの命を狙う騎士が潜んでいた。彼が有志から選別した騎士たちだったが、気を付けた方が良さそうだ。裏切り者は一人とは限らない。
一人は今、自爆技を使っただろうロイ・ベルモン。
「急いでください、ジスラン。夫婦ならば私を信じてください。これは貴方を狙ったテロ行為。貴方が一早く安全な場所に逃げることが最善です。言うことを聞けないなら、今すぐ離婚しますよ」
私は出窓の窓枠にぶら下がり反動をつけジスランを蹴り付け、ギル・ブトナに引き渡す。私は狡い。泡沫の恋とはいえ、ジスランの気持ちがまだ自分にあることを利用して彼を逃がそうとしている。
「フェリシア、君も一緒に」
私は手を伸ばしてくるジスランを突っぱねた。
「一番大事なのはジスラン、貴方の命。そして、次に大事なのはここにいる騎士たちをドートリッシュ王城まで連れ帰ることです」
私が真剣に伝えた言葉がジスランにも伝わったようだ。急ぎ部屋を出ていく彼の背中に私は叫んだ。
「ジスラン、私を信じて! 窓から見えたオタム湖の桟橋で待ち合わせましょう」
近衛騎士団から有志で十名を募り、軍服を纏った騎士たちを引き連れての旅行。新婚旅行というより、ちょっとした軍事パレードだ。
バルニエ王国はドートリッシュ王国の南に位置する。
ドートリッシュ王国に王女を嫁がせるくらい両国は国交が盛ん。それ故に国境を越えも私たちを見送る民が沢山いた。目的地まではドートリッシュ王国とバルニエ王国を結ぶ大通りを通った。私の知る最短距離とは違う迂回ルートの為、ここまで来るのに三週間。別荘で一ヶ月程のんびり過ごす予定だ。
「ジスラン、別荘に着きましたよ」
既に辺りは暗くなっていた。心地良い夜風が頬を擽り気持ちが良い。鳥の群れが遠くに飛び立って行くのが見えて、これから何か起こりそうな不安を感じさせる。
世界一美しいと言われるオタム湖の湖畔に位置する別荘。外壁に手を触れるとバルニエ王国の伝統の繊細な彫刻が施されているのが分かる。
オタム湖は北半分がドートリッシュ王国領、南半分がバルニエ王国領。ドートリッシュ王国領側は未開の森だが、バルニエ王国側は観光業で栄えているようだ。別荘やホテルが所狭しと建ち並んでいる。その中で、一際目を引く歴史を感じさせる立派な建物がドリアーヌ王妃からのプレゼントだ。
「フェリシア、嫌かもしれないが僕と一緒の部屋で寝てもらうぞ。この旅は対外的にハネムーンという事になっているからな」
ジスランは三週間にも及ぶ道のりで、私の恋心が冷め切っているのを感じたのだろう。恋というのは一方通行では成り立たない。一方が冷めてしまった今、この結婚期間が終わるのも時間の問題。
「別に嫌ではありませんよ。旦那様」
私の言葉を聞いて、ジスランは少し表情が緩んだ。
群衆の目に映る完璧な第一王子、騎士たちを率いる指揮官。
ジスランは自分の立場を理解し、常に緊張感を持って過ごしている。
ひとときでも私は彼に立場を忘れさせてあげたいと思った。
別荘は二階建てで部屋は十室以上ある。連れて来ている騎士たちは十名。部屋を十分に割り振ることができた。
増築をした形跡があり、部屋数の多さに対し階下に降りる階段は左端の一つしかない。
私とジスランは出窓のある二階の中央部にある部屋に泊まることになった。
部屋に入るなり、私は出窓の窓を開けてみる。先程より風が強くなっていて、自慢の金髪が風に舞う。
「ジスラン見てください。オタム湖が目の前です。贅沢な部屋ですね」
銀色の月明かりだけが照らす眼下。広がる静寂に佇む美しいオタム湖と桟橋。ボート遊びをした後なのか四隻のボートが湖に浮かんでいた。私は何が起きても対処できるよう、辺りを注意深く観察し続けた。
「フェリシア。無邪気に寛いでいるように見せて僕の緊張を解こうとしてくれてるようだが、君が一番緊張している」
突然、ジスランは私を抱え上げ窓台に座らせて、肩を揉んでくる。私の知っている肩揉みは背後からするものだったが、ジスラン式肩揉みは向き合うようだ。
「ふふっ、下手くそですね。でも癒されます」
「えっ? 何か間違っていたか? リラックス出来なさそうか?」
「いいえ、合ってますよ。これも楽しいです」
見つめ合って肩揉みをやり合いっこしたら、面白いかもしれない。
私はジスランの肩に手を伸ばした。
「ジスラン、肩が随分凝っていますね。原因は寝不足と精神的なストレスでしょうか。運動不足も考えられます」
この三週間、私たちは殆ど同じ姿勢で馬車に揺られて過ごした。三日に一度はホテルに宿泊し湯浴みをして体を伸ばしたが、全身が凝り固まって疲れが溜まっている。
「ドクターフェリシア。運動不足の解消に今晩一緒に運動しませんか?」
小首を傾げて敬語を使い、可愛くおねだりしてくるジスラン。
二人きりの時は随分と色々な表情を見せてくれるようになった。
「謹んでお断りします」
キッパリと私が言い放った言葉にジスランがむくれた表情を見せる。
私たちは目を合わせて笑い合った。
「ジスランもこの三週間緊張してますね。何かが起こるなら、バルニエ王国に入った今日⋯⋯」
私が言い終わらない内に、耳を擘く程の爆発音が響き渡る。
ジスランは慌てて扉を開けて廊下に出た。
「何事だ!」
「ベルモン卿の部屋で爆発が!」
ジスランの側近であるギル・ブトナが部屋に入ってくる。
私は懸念していた事態が起こったと察した。
右奥にあるベルモン卿の部屋から赤い炎が広がっているのが見える。
「ジスラン! 今すぐ貴方は一階の部屋の騎士六名を避難させて先に外に出てください」
「フェリシア、何を言って!」
「私はベルモン卿を含む二階の四名の騎士の救助に回ります。階段は左奥の一つです。急いでください」
ロイ・ベルモンの部屋は二階の右奥。
不幸中の幸いか一階に降りる階段は火元から遠い。
二階の炎の広がりの早さから計画的に何かを撒かれ、火の回りを早くされている可能性を感じる。
ジスランの命を狙う騎士が潜んでいた。彼が有志から選別した騎士たちだったが、気を付けた方が良さそうだ。裏切り者は一人とは限らない。
一人は今、自爆技を使っただろうロイ・ベルモン。
「急いでください、ジスラン。夫婦ならば私を信じてください。これは貴方を狙ったテロ行為。貴方が一早く安全な場所に逃げることが最善です。言うことを聞けないなら、今すぐ離婚しますよ」
私は出窓の窓枠にぶら下がり反動をつけジスランを蹴り付け、ギル・ブトナに引き渡す。私は狡い。泡沫の恋とはいえ、ジスランの気持ちがまだ自分にあることを利用して彼を逃がそうとしている。
「フェリシア、君も一緒に」
私は手を伸ばしてくるジスランを突っぱねた。
「一番大事なのはジスラン、貴方の命。そして、次に大事なのはここにいる騎士たちをドートリッシュ王城まで連れ帰ることです」
私が真剣に伝えた言葉がジスランにも伝わったようだ。急ぎ部屋を出ていく彼の背中に私は叫んだ。
「ジスラン、私を信じて! 窓から見えたオタム湖の桟橋で待ち合わせましょう」
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