24 / 31
24.不穏な来訪者
しおりを挟む
私が冬馬さんからの溢れんばかりのプレゼントの整理をしていると、江夏爽太が鍋を持って現れた。
「桜田さん。さっきは、本当にごめんね。これ良かったら食べてくれる?」
申し訳なさそうな顔で差し出された鍋の蓋をそっと開ける。
具沢山のホワイトシチューは食欲をくすぐる香りを漂わせていた。
「ありがとう。美味しそうなシチューだね。これからは、寝ている人に勝手にキスしたりしちゃダメだよ。そういうのは許可をとってからする事!」
私は自分で言いながら、冬馬さんも許可を取らずにキスをしてきた事を思い出した。あの時の私は不快感を持つどころか、もっとキスが欲しいとさえ感じていた。
「ごめん、本当にもうしない。桜田さんの中で俺の事は十年前に終わってるのに、また傷つけるなんて本当にバカだよな」
私は静かに涙する彼に声をかけようと思ったが、彼に期待をさせてはいけないと彼が泣き止むまで黙って側にいた。
彼は私の具合を心配して、料理を作って持ってきたようだ。私は体調も回復し、お手伝いさんもいる。それでも、寝入った私にキスしたことをひたすらに涙ながらに謝ってくる彼の厚意を拒否できなかった。
私はダイニングで江夏君とホワイトシチューを一緒に食べた。一口で分かるこだわり抜いた味。ホワイトシチューは明らかにルーから作っていて、野菜の切り方からも彼が料理が得意な人だと分かる。
「このシチュー凄く美味しい。江夏君、本当は家事得意でしょ」
私の言葉に江夏君が気まずそうに、ポツリポツリと語り出す。よく考えれば江夏君は何でも器用にこなすオールマイティーな人だった。一人暮らしをして家事が苦手なら、その苦手を潰していくストイックさも持っている。
「確かに家事は得意かも⋯⋯極めると再限がないところとか家事って奥深いよね。ごめん、俺、下心があって桜田さんに住み込みの家事代行を頼んだ。二人で一緒に住む内に愛情が芽生えて、結婚とかできれば最高だなとか考えちゃって⋯⋯」
「えっ? 下心というか、壮大な計画だね」
私は江夏君の下心の壮大さに笑ってしまった。
「そんなに可笑しい? でも、ドラマではお互いを知る内に情が芽生えて結婚してたんだよ」
江夏君がアワアワしながら説明してくる。
家事が不得意だと嘘をついても私一緒にいたがる彼を見て、また冬馬さんが嘘をついた理由を考え始めていた。
「冬馬さんも私に嘘をついていたんだ⋯⋯その理由が何でか気になっちゃって⋯⋯」
こんな事を江夏君に聞いている私はどんな答えを求めているのだろう。江夏君は少し困ったような顔をした後に徐に口を開いた。
「SPにお手伝いさんに医者か⋯⋯城ヶ崎さんは桜田さんの事を大切に思ってるんだね。俺、城ヶ崎さんの過去の女性関係とか持ち出して嫌な奴だったかも。俺の方がずっと桜田さんに酷いことして来たのにな。寝ているのを良いことに勝手にキスまでして最低だ」
江夏爽太は桜田家に配属された面々をみて驚きながらも再び懺悔してきた。
「もう、キスの事は良いよ。私も忘れるから江夏君も忘れて! 冬馬さんの事は実はよく知らないんだ。江夏君は冬馬さんの事を結構知ってるの?」
「知ってるも何も、うちの会社のの大口取引先の副社長だからね。城ヶ崎冬馬副社長は女好きだけど、めちゃくちゃ仕事ができる事でも有名なんだ。こんな田舎に城ヶ崎グループのホテルが出来るって聞いたよ。鈴村建設に一切関わらせないらしい。おそらく桜田さんが地元で過ごしやすいようにする為だと思う」
私は地元に到着してから、周囲が妙に好意的な態度になっている事を不審に思っていた。人々の手のひら返しに、人間不信になりそうだ。
「冬馬さん、私のこと調べたのかな? 私、あまり昔の話を細かく彼にしてないのに何もかも知られている感じがするんだよね」
私の言葉に江夏君が静かに頷く。
「城ヶ崎さんは根っからのビジネスマンだからね。ビジネスは情報戦! 桜田さんの事も徹底的に調べたんじゃないかな」
私の事を調べた理由が、私を弄びたいからではなく私を好きだからだったらどれだけ良いかと願った。
「仕事ができる人って女好きが多いのかな。英雄色を好むというか⋯⋯」
冬馬さんの女性遍歴を思い出すと気分が悪くなる。消えたはずの彼への気持ちがまだ残っているのかもしれない。
「健康食品の通販会社から始めて一代で会社を大きくした小山内進も、女好きで有名だからね。相関関係はあるのかも」
江夏君の言葉に私はため息が漏れた。女好きな男と関わると苦労をしそうだ。
ピンポーン!
インターホンの音が鳴ると、江夏君が「俺が出るよ」と足早に玄関に行く。
程なくして、突然ドカドカと大勢の黒服を引き連れた初老の男性が現れた。険しい表情をしながら私を見るその男性は、テレビでも見た事がある。今、江夏君との会話にも出ていた小山内進だ。私を上から下まで舐め回すように見てくるその男に嫌な気分になった。
「あの! 小山内社長、何か御用でしょうか?」
江夏君が困惑したように私と小山内社長の間に入る。
「娘に会いに来たんだ。未来、君は私と美亜と愛し合ってできた子に違いない。ああ、よく見るとポテっとした口元が私に似ているではないか」
父親がどういうものかは知らないが、彼が私を見る目は父親の目ではない。品物を見るような見定める目だ。私は気持ち悪くて眩暈がした。
「父親はいないと思って育ってます。愛し合って私ができた? 母が貴方を愛していたとは思えません」
高そうなスーツに身を包んだ小山内進を見ると気分が悪くなる。困窮していたのに母は彼を頼らなかった。つまり、彼は母にとって関わりたくない人物だということだ。
「ふっ、本当に気が強いな。そんな所も美亜にそっくりだ」
小山内社長が手をサッと挙げた。
その合図と共に、黒服の男たちが私を連行しようとする。
「ちょっと離して!」
身を捩るけれども拘束が強すぎて逃れられそうにない。
「桜田さん。さっきは、本当にごめんね。これ良かったら食べてくれる?」
申し訳なさそうな顔で差し出された鍋の蓋をそっと開ける。
具沢山のホワイトシチューは食欲をくすぐる香りを漂わせていた。
「ありがとう。美味しそうなシチューだね。これからは、寝ている人に勝手にキスしたりしちゃダメだよ。そういうのは許可をとってからする事!」
私は自分で言いながら、冬馬さんも許可を取らずにキスをしてきた事を思い出した。あの時の私は不快感を持つどころか、もっとキスが欲しいとさえ感じていた。
「ごめん、本当にもうしない。桜田さんの中で俺の事は十年前に終わってるのに、また傷つけるなんて本当にバカだよな」
私は静かに涙する彼に声をかけようと思ったが、彼に期待をさせてはいけないと彼が泣き止むまで黙って側にいた。
彼は私の具合を心配して、料理を作って持ってきたようだ。私は体調も回復し、お手伝いさんもいる。それでも、寝入った私にキスしたことをひたすらに涙ながらに謝ってくる彼の厚意を拒否できなかった。
私はダイニングで江夏君とホワイトシチューを一緒に食べた。一口で分かるこだわり抜いた味。ホワイトシチューは明らかにルーから作っていて、野菜の切り方からも彼が料理が得意な人だと分かる。
「このシチュー凄く美味しい。江夏君、本当は家事得意でしょ」
私の言葉に江夏君が気まずそうに、ポツリポツリと語り出す。よく考えれば江夏君は何でも器用にこなすオールマイティーな人だった。一人暮らしをして家事が苦手なら、その苦手を潰していくストイックさも持っている。
「確かに家事は得意かも⋯⋯極めると再限がないところとか家事って奥深いよね。ごめん、俺、下心があって桜田さんに住み込みの家事代行を頼んだ。二人で一緒に住む内に愛情が芽生えて、結婚とかできれば最高だなとか考えちゃって⋯⋯」
「えっ? 下心というか、壮大な計画だね」
私は江夏君の下心の壮大さに笑ってしまった。
「そんなに可笑しい? でも、ドラマではお互いを知る内に情が芽生えて結婚してたんだよ」
江夏君がアワアワしながら説明してくる。
家事が不得意だと嘘をついても私一緒にいたがる彼を見て、また冬馬さんが嘘をついた理由を考え始めていた。
「冬馬さんも私に嘘をついていたんだ⋯⋯その理由が何でか気になっちゃって⋯⋯」
こんな事を江夏君に聞いている私はどんな答えを求めているのだろう。江夏君は少し困ったような顔をした後に徐に口を開いた。
「SPにお手伝いさんに医者か⋯⋯城ヶ崎さんは桜田さんの事を大切に思ってるんだね。俺、城ヶ崎さんの過去の女性関係とか持ち出して嫌な奴だったかも。俺の方がずっと桜田さんに酷いことして来たのにな。寝ているのを良いことに勝手にキスまでして最低だ」
江夏爽太は桜田家に配属された面々をみて驚きながらも再び懺悔してきた。
「もう、キスの事は良いよ。私も忘れるから江夏君も忘れて! 冬馬さんの事は実はよく知らないんだ。江夏君は冬馬さんの事を結構知ってるの?」
「知ってるも何も、うちの会社のの大口取引先の副社長だからね。城ヶ崎冬馬副社長は女好きだけど、めちゃくちゃ仕事ができる事でも有名なんだ。こんな田舎に城ヶ崎グループのホテルが出来るって聞いたよ。鈴村建設に一切関わらせないらしい。おそらく桜田さんが地元で過ごしやすいようにする為だと思う」
私は地元に到着してから、周囲が妙に好意的な態度になっている事を不審に思っていた。人々の手のひら返しに、人間不信になりそうだ。
「冬馬さん、私のこと調べたのかな? 私、あまり昔の話を細かく彼にしてないのに何もかも知られている感じがするんだよね」
私の言葉に江夏君が静かに頷く。
「城ヶ崎さんは根っからのビジネスマンだからね。ビジネスは情報戦! 桜田さんの事も徹底的に調べたんじゃないかな」
私の事を調べた理由が、私を弄びたいからではなく私を好きだからだったらどれだけ良いかと願った。
「仕事ができる人って女好きが多いのかな。英雄色を好むというか⋯⋯」
冬馬さんの女性遍歴を思い出すと気分が悪くなる。消えたはずの彼への気持ちがまだ残っているのかもしれない。
「健康食品の通販会社から始めて一代で会社を大きくした小山内進も、女好きで有名だからね。相関関係はあるのかも」
江夏君の言葉に私はため息が漏れた。女好きな男と関わると苦労をしそうだ。
ピンポーン!
インターホンの音が鳴ると、江夏君が「俺が出るよ」と足早に玄関に行く。
程なくして、突然ドカドカと大勢の黒服を引き連れた初老の男性が現れた。険しい表情をしながら私を見るその男性は、テレビでも見た事がある。今、江夏君との会話にも出ていた小山内進だ。私を上から下まで舐め回すように見てくるその男に嫌な気分になった。
「あの! 小山内社長、何か御用でしょうか?」
江夏君が困惑したように私と小山内社長の間に入る。
「娘に会いに来たんだ。未来、君は私と美亜と愛し合ってできた子に違いない。ああ、よく見るとポテっとした口元が私に似ているではないか」
父親がどういうものかは知らないが、彼が私を見る目は父親の目ではない。品物を見るような見定める目だ。私は気持ち悪くて眩暈がした。
「父親はいないと思って育ってます。愛し合って私ができた? 母が貴方を愛していたとは思えません」
高そうなスーツに身を包んだ小山内進を見ると気分が悪くなる。困窮していたのに母は彼を頼らなかった。つまり、彼は母にとって関わりたくない人物だということだ。
「ふっ、本当に気が強いな。そんな所も美亜にそっくりだ」
小山内社長が手をサッと挙げた。
その合図と共に、黒服の男たちが私を連行しようとする。
「ちょっと離して!」
身を捩るけれども拘束が強すぎて逃れられそうにない。
38
あなたにおすすめの小説
【完結】育てた後輩を送り出したらハイスペになって戻ってきました
藤浪保
恋愛
大手IT会社に勤める早苗は会社の歓迎会でかつての後輩の桜木と再会した。酔っ払った桜木を家に送った早苗は押し倒され、キスに翻弄されてそのまま関係を持ってしまう。
次の朝目覚めた早苗は前夜の記憶をなくし、関係を持った事しか覚えていなかった。
幼馴染に10年片想いしてたら、冷酷御曹司にプロポーズされました
ほーみ
恋愛
春の匂いが、駅前の並木道をくすぐる。満開の桜の下、私はひとり歩いていた。駅までの道は、高校時代、彼とよく歩いた道だ。
制服姿の学生が笑いながらすれ違っていくのを横目に、私はスマホを見下ろした。
「今日、伝えるって決めたんじゃなかったの?」
送信したきり返信のないメッセージ。画面には「既読」の文字があるだけだった。
――渡瀬 湊。私が10年間片想いをしている、幼馴染。
溺婚
明日葉
恋愛
香月絢佳、37歳、独身。晩婚化が進んでいるとはいえ、さすがにもう、無理かなぁ、と残念には思うが焦る気にもならず。まあ、恋愛体質じゃないし、と。
以前階段落ちから助けてくれたイケメンに、馴染みの店で再会するものの、この状況では向こうの印象がよろしいはずもないしと期待もしなかったのだが。
イケメン、天羽疾矢はどうやら絢佳に惹かれてしまったようで。
「歳も歳だし、とりあえず試してみたら?こわいの?」と、挑発されればつい、売り言葉に買い言葉。
何がどうしてこうなった?
平凡に生きたい、でもま、老後に1人は嫌だなぁ、くらいに構えた恋愛偏差値最底辺の絢佳と、こう見えて仕事人間のイケメン疾矢。振り回しているのは果たしてどっちで、振り回されてるのは、果たしてどっち?
溺愛のフリから2年後は。
橘しづき
恋愛
岡部愛理は、ぱっと見クールビューティーな女性だが、中身はビールと漫画、ゲームが大好き。恋愛は昔に何度か失敗してから、もうするつもりはない。
そんな愛理には幼馴染がいる。羽柴湊斗は小学校に上がる前から仲がよく、いまだに二人で飲んだりする仲だ。実は2年前から、湊斗と愛理は付き合っていることになっている。親からの圧力などに耐えられず、酔った勢いでついた嘘だった。
でも2年も経てば、今度は結婚を促される。さて、そろそろ偽装恋人も終わりにしなければ、と愛理は思っているのだが……?
契約結婚のはずなのに、冷徹なはずのエリート上司が甘く迫ってくるんですが!? ~結婚願望ゼロの私が、なぜか愛されすぎて逃げられません~
猪木洋平@【コミカライズ連載中】
恋愛
「俺と結婚しろ」
突然のプロポーズ――いや、契約結婚の提案だった。
冷静沈着で完璧主義、社内でも一目置かれるエリート課長・九条玲司。そんな彼と私は、ただの上司と部下。恋愛感情なんて一切ない……はずだった。
仕事一筋で恋愛に興味なし。過去の傷から、結婚なんて煩わしいものだと決めつけていた私。なのに、九条課長が提示した「条件」に耳を傾けるうちに、その提案が単なる取引とは思えなくなっていく。
「お前を、誰にも渡すつもりはない」
冷たい声で言われたその言葉が、胸をざわつかせる。
これは合理的な選択? それとも、避けられない運命の始まり?
割り切ったはずの契約は、次第に二人の境界線を曖昧にし、心を絡め取っていく――。
不器用なエリート上司と、恋を信じられない女。
これは、"ありえないはずの結婚"から始まる、予測不能なラブストーリー。
久我くん、聞いてないんですけど?!
桜井 恵里菜
恋愛
愛のないお見合い結婚
相手はキモいがお金のため
私の人生こんなもの
そう思っていたのに…
久我くん!
あなたはどうして
こんなにも私を惑わせるの?
━━ʚ♡ɞ━━ʚ♡ɞ━━ʚ♡ɞ━━
父の会社の為に、お見合い結婚を決めた私。
同じ頃、職場で
新入社員の担当指導者を命じられる。
4歳も年下の男の子。
恋愛対象になんて、なる訳ない。
なのに…?
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
家族から邪魔者扱いされた私が契約婚した宰相閣下、実は完璧すぎるスパダリでした。仕事も家事も甘やかしも全部こなしてきます
さら
恋愛
家族から「邪魔者」扱いされ、行き場を失った伯爵令嬢レイナ。
望まぬ結婚から逃げ出したはずの彼女が出会ったのは――冷徹無比と恐れられる宰相閣下アルベルト。
「契約でいい。君を妻として迎える」
そう告げられ始まった仮初めの結婚生活。
けれど、彼は噂とはまるで違っていた。
政務を完璧にこなし、家事も器用に手伝い、そして――妻をとことん甘やかす完璧なスパダリだったのだ。
「君はもう“邪魔者”ではない。私の誇りだ」
契約から始まった関係は、やがて真実の絆へ。
陰謀や噂に立ち向かいながら、互いを支え合う二人は、次第に心から惹かれ合っていく。
これは、冷徹宰相×追放令嬢の“契約婚”からはじまる、甘々すぎる愛の物語。
指輪に誓う未来は――永遠の「夫婦」。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる