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第七章 学園編3
第116話 努力は報われる
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オリビア学園の中央にある共有施設である訓練場にて。
ニコラスは目の前の耐魔法レンガで作られた的に向けて魔力を集中させる。
「俺の中で練り上げた魔力の術式がかみ合っているのを感じる。……なるほど。こう言う事だったのか。行くぞ! アイスジャベリン!」
前方に突き出した手の平から、身長ほどの長さのある氷の槍が出現し前方の的に向かって射出される。
その氷の槍は耐魔法レンガにぶつかると、バキンと音を立て砕け散る。
そして、その周囲にキラキラと綺麗な氷の破片をまき散らしていた。
成功だ。
ニコラスは遂に中級魔法アイスジャベリンの習得ができた。
すでに習得済みのソフィア以外では初めての快挙だった。
「流石です殿下。やはり殿下は魔法の才能がありますね」
「殿下は御兄弟の中で最も勤勉だといっただろう? 殿下の日々の努力も評価すべきだろう」
ニコラスの友人たち、アベルとゴードンは称賛の声を上げる。
「アベルにゴードン、ありがとう。だが、これは俺だけの功績ではない。共に学ぶ仲間が居たからだ。
リリアナの魔法書の読解力と、ルーシーの……何というかポジティブさで可能になったのだ」
「むー、殿下。私の功績をぼかしたでしょ、正直に言ったらいいのに、足手まといなんでしょ?」
ルーシーは口を尖らせながらニコラスにぼやく。
「そ、そんなことはない。ルーシーは頑張ってる。それは皆知ってることだ。俺もそんなお前のひたむきさに……いや、何でもない。よし、ならば俺は全力でサポートするよ」
なんやかんやで、リリアナとルーシーはニコラスが成功したことで自信を付ける。
自分たちの班は一歩前進しているのだと。
リリアナは何気に術式の理解力が高い。
ニコラスに続き、数回の失敗の後にアイスジャベリンを発動させてしまった。
ニコラス、リリアナ、ルーシーの班が研究した術式の理解に間違いはない。
だがルーシーは未だに発動させることができなかった。
「ぐぬぬ、またしても私が足手まといになっているのか。リリアナさん。私の何が間違ってるのかな……」
「うーん、ルーシーさんの術式は間違ってないんだけど。なにが問題なのかしら……」
そう、ニコラスもリリアナも何度も確認した。ルーシーの練り上げた術式に間違いはない。込められた魔力量も適切である。
「個人差……という結論に至るにはまだ早い。……そうだ、ルーシー。そういえばお前、魔法を放つ時、姿勢が結構前のめりだよな」
ルーシーは魔法を放つ時はなぜか前傾姿勢になる。彼女の性格から自然とそういう姿勢になるのだ。
ニコラスはそれが気になった。
「魔法を放つ時の姿勢、おそらくそこに魔力の無駄があるんじゃないかな?
魔法使いは常に冷静であるべき。何度も聞いた言葉だけど、実はそれは心の持ち方ではなく姿勢の事を言ってるんじゃいかなって」
ニコラスはそう言うと、ルーシーの前のめりに伸ばした手を掴む。
「ルーシー。君は魔法を放つ時、なぜか腰が曲がるよね。ほら姿勢を伸ばしてごらん?」
ニコラスはルーシーの腰に手を当てる、そして姿勢を正す、まるでダンスのレッスンをしているようである。
殿下にダンスの手ほどきを受ける女子。見る人によっては憧れの場面ではあるが、ルーシーはもちろんそういう事には無頓着であった。
再び魔力を込めるルーシー。
正解だった。姿勢を正したルーシーの魔力は正しい術式を完成させる。
氷の槍は的に向かって射出された。
「あはは。やったよー、アイスジャベリンが発動したよー。やったー」
喜びのあまり、側にいたニコラスに抱き着き、そしてリリアナに抱き着く。
突然の抱擁にニコラスはどぎまぎするが、ルーシーは直ぐにソフィアたちにも同様の行動をした。
「ふ、俺達が班としてナンバーワンになったな、ん? リリアナ、どうした?」
「いえ、殿下はもしかしてルーシーさんの事を? ……いいえ、何でもありません」
リリアナの質問にドキリとするニコラス。
(俺は彼女のことがきっと好きなんだろう。だが、気持ちの整理をつけないと。地獄の女監獄長、そしてルーシー。
俺はどちらが本当に好きなんだろう。……いや。不誠実だ。くそっ。俺は、煩悩まみれではないか……)
そんなニコラスの苦悩とは関係なくルーシーは今日の出来事を両親への手紙にしたためると、すぐにベッドに入った。
程よい疲れ。すぐにルーシーは夢の世界へ。
…………。
『ルーシーよ、聞け。我の声が聞こえんのか?』
「むー、またか、我は眠いというのに、なんだお前は!」
『ふぅ、またそこからか……相変わらず頭が悪いな。我はルシウスと言ったであろう』
「あ、そうだった。お前。今、いろいろと問題になってるんだぞ! お前を復活させるとかなんとかで悪い奴が暗躍してるって」
『ふ、ルーシーよ。それは我に何の関係もない事よ。そもそも我は復活などできんしな。完全復活には後数百年は必要だろうよ。それは変えようのない事実だ。
その事実をもって結論をつけてやろう、そんな問題など人間同士の些細ないざこざで終わるとな』
ルーシーは納得する。
なるほど、言われてみればその通りだ。マーガレット先生の見解と一致している。人間ごときがドラゴンロードをどうにかできる訳がないのだ。
「そっか、なら安心だ。……あ! それよりも聞け! 我は遂に中級魔法アイスジャベリンを習得したのだぞ、わっはっは。魔法使いとして一人前になったと言いうことだな、わっはっは」
『ふ、それはめでたいな。ところでルーシーよ、一人前ついでに、お主、そろそろつがいを持ってはどうだ? もう子を産める身体であろう?
我としてはニコラスあたりが素材としてなかなかよいと思うがな。ほれ、お主も今日、身体を触られて満更でもなかったであろうが。
人間どものいざこざよりもお主達の関係の方が、我としては一大事なのだがな』
「むぅ……お前もその話か。ニコラス殿下は良い人だし、殿下にその気があれば……でも私には恋心というかそういうのはよく分からない……ふぅ、眠い。限界だー、今日は疲れた、その話はまた今度ー」
『ち、面倒くさい奴よ。まあよい、我としてはニコラスは気に入っておる。それに奴はルーシーに恋心を抱いておるようだしな。……問題はこやつ。ルーシーに恋心を芽生えさせれば良いのだ。
まあ……それが一番の難関でもあるのだがな』
そしてルシウスの意識は、ルーシーの睡眠と共に消え去った。
ニコラスは目の前の耐魔法レンガで作られた的に向けて魔力を集中させる。
「俺の中で練り上げた魔力の術式がかみ合っているのを感じる。……なるほど。こう言う事だったのか。行くぞ! アイスジャベリン!」
前方に突き出した手の平から、身長ほどの長さのある氷の槍が出現し前方の的に向かって射出される。
その氷の槍は耐魔法レンガにぶつかると、バキンと音を立て砕け散る。
そして、その周囲にキラキラと綺麗な氷の破片をまき散らしていた。
成功だ。
ニコラスは遂に中級魔法アイスジャベリンの習得ができた。
すでに習得済みのソフィア以外では初めての快挙だった。
「流石です殿下。やはり殿下は魔法の才能がありますね」
「殿下は御兄弟の中で最も勤勉だといっただろう? 殿下の日々の努力も評価すべきだろう」
ニコラスの友人たち、アベルとゴードンは称賛の声を上げる。
「アベルにゴードン、ありがとう。だが、これは俺だけの功績ではない。共に学ぶ仲間が居たからだ。
リリアナの魔法書の読解力と、ルーシーの……何というかポジティブさで可能になったのだ」
「むー、殿下。私の功績をぼかしたでしょ、正直に言ったらいいのに、足手まといなんでしょ?」
ルーシーは口を尖らせながらニコラスにぼやく。
「そ、そんなことはない。ルーシーは頑張ってる。それは皆知ってることだ。俺もそんなお前のひたむきさに……いや、何でもない。よし、ならば俺は全力でサポートするよ」
なんやかんやで、リリアナとルーシーはニコラスが成功したことで自信を付ける。
自分たちの班は一歩前進しているのだと。
リリアナは何気に術式の理解力が高い。
ニコラスに続き、数回の失敗の後にアイスジャベリンを発動させてしまった。
ニコラス、リリアナ、ルーシーの班が研究した術式の理解に間違いはない。
だがルーシーは未だに発動させることができなかった。
「ぐぬぬ、またしても私が足手まといになっているのか。リリアナさん。私の何が間違ってるのかな……」
「うーん、ルーシーさんの術式は間違ってないんだけど。なにが問題なのかしら……」
そう、ニコラスもリリアナも何度も確認した。ルーシーの練り上げた術式に間違いはない。込められた魔力量も適切である。
「個人差……という結論に至るにはまだ早い。……そうだ、ルーシー。そういえばお前、魔法を放つ時、姿勢が結構前のめりだよな」
ルーシーは魔法を放つ時はなぜか前傾姿勢になる。彼女の性格から自然とそういう姿勢になるのだ。
ニコラスはそれが気になった。
「魔法を放つ時の姿勢、おそらくそこに魔力の無駄があるんじゃないかな?
魔法使いは常に冷静であるべき。何度も聞いた言葉だけど、実はそれは心の持ち方ではなく姿勢の事を言ってるんじゃいかなって」
ニコラスはそう言うと、ルーシーの前のめりに伸ばした手を掴む。
「ルーシー。君は魔法を放つ時、なぜか腰が曲がるよね。ほら姿勢を伸ばしてごらん?」
ニコラスはルーシーの腰に手を当てる、そして姿勢を正す、まるでダンスのレッスンをしているようである。
殿下にダンスの手ほどきを受ける女子。見る人によっては憧れの場面ではあるが、ルーシーはもちろんそういう事には無頓着であった。
再び魔力を込めるルーシー。
正解だった。姿勢を正したルーシーの魔力は正しい術式を完成させる。
氷の槍は的に向かって射出された。
「あはは。やったよー、アイスジャベリンが発動したよー。やったー」
喜びのあまり、側にいたニコラスに抱き着き、そしてリリアナに抱き着く。
突然の抱擁にニコラスはどぎまぎするが、ルーシーは直ぐにソフィアたちにも同様の行動をした。
「ふ、俺達が班としてナンバーワンになったな、ん? リリアナ、どうした?」
「いえ、殿下はもしかしてルーシーさんの事を? ……いいえ、何でもありません」
リリアナの質問にドキリとするニコラス。
(俺は彼女のことがきっと好きなんだろう。だが、気持ちの整理をつけないと。地獄の女監獄長、そしてルーシー。
俺はどちらが本当に好きなんだろう。……いや。不誠実だ。くそっ。俺は、煩悩まみれではないか……)
そんなニコラスの苦悩とは関係なくルーシーは今日の出来事を両親への手紙にしたためると、すぐにベッドに入った。
程よい疲れ。すぐにルーシーは夢の世界へ。
…………。
『ルーシーよ、聞け。我の声が聞こえんのか?』
「むー、またか、我は眠いというのに、なんだお前は!」
『ふぅ、またそこからか……相変わらず頭が悪いな。我はルシウスと言ったであろう』
「あ、そうだった。お前。今、いろいろと問題になってるんだぞ! お前を復活させるとかなんとかで悪い奴が暗躍してるって」
『ふ、ルーシーよ。それは我に何の関係もない事よ。そもそも我は復活などできんしな。完全復活には後数百年は必要だろうよ。それは変えようのない事実だ。
その事実をもって結論をつけてやろう、そんな問題など人間同士の些細ないざこざで終わるとな』
ルーシーは納得する。
なるほど、言われてみればその通りだ。マーガレット先生の見解と一致している。人間ごときがドラゴンロードをどうにかできる訳がないのだ。
「そっか、なら安心だ。……あ! それよりも聞け! 我は遂に中級魔法アイスジャベリンを習得したのだぞ、わっはっは。魔法使いとして一人前になったと言いうことだな、わっはっは」
『ふ、それはめでたいな。ところでルーシーよ、一人前ついでに、お主、そろそろつがいを持ってはどうだ? もう子を産める身体であろう?
我としてはニコラスあたりが素材としてなかなかよいと思うがな。ほれ、お主も今日、身体を触られて満更でもなかったであろうが。
人間どものいざこざよりもお主達の関係の方が、我としては一大事なのだがな』
「むぅ……お前もその話か。ニコラス殿下は良い人だし、殿下にその気があれば……でも私には恋心というかそういうのはよく分からない……ふぅ、眠い。限界だー、今日は疲れた、その話はまた今度ー」
『ち、面倒くさい奴よ。まあよい、我としてはニコラスは気に入っておる。それに奴はルーシーに恋心を抱いておるようだしな。……問題はこやつ。ルーシーに恋心を芽生えさせれば良いのだ。
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