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38話 バグ
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「うん…仁ノ崎さんにとっても大事な事だと思うから…」
「わかった…」
私は仁ノ崎さんに対してとある提案をした。
それは彼女にとってとても大事な事の筈だ…
勿論あの事しかない。
雅君の呪いについてだ…。
彼女も中学時代に雅君の呪いの影響を受け、雅君を好きになった事がある。
当時付き合ってた大地君を蔑ろにしてでも雅君と親密な関係になりたいと…彼女は行動していた。
そして今の彼女はそんな行動の結果を後悔している。
彼女もまた、雅君の犠牲者だ。
であるなら…彼女にも救いがなければならない…。
雅君の幼馴染である私は彼女が不幸になった責任を取らなければならない…。
雅君の幼馴染である私が。
というのは体のいい言い訳だ。
私は彼女を介してとある実験をしたいと思ってる。
実験なんていえば聞こえが悪いかも知れないけど、彼女にとっても利のある事だし、そんなに悪い事でも無いと思ってる。
「それで、いったい何をしようとしてるんだ?」
「うん、私は雅君の呪いを拒む事が今は出来てる…こんなの初めての事なの…智君との愛の力…って思えたら素敵なんだけど…多分雅君の呪いにある程度抵抗出来る条件みたいのがあるんじゃないかって…思ってさ…」
「あぁ…成る程…?」
「他の女神と私で違うと思う点を厳選したら一つ違う所があるの…」
「宮藤の呪いを認識してるかどうか…とかか?」
「うん…雅君の呪いに抵抗するには雅君自身のメンタル以外だと女の子側が雅君の呪いを認識してるかどうかって大きいと思うの…」
「成る程なぁ…」
「だから放課後、仁ノ崎さんに呪いの事を打ち明けようと思ったの。」
「でも信じてくれるか?かなり荒唐無稽な話だと思うぞ?」
「信じてくれないならそれはそれでもいいんだよ…」
「そうなのか?」
「うん。」
雅君の呪いについては私は有るものだと確信している。
今までも雅君のハーレムに散々悩まされてきたし、女の子達の雅君への態度も色々と見てきた。
その中には様々なパターンがあった。
仁ノ崎さんみたいに雅君への気持ちが萎えちゃう人
冬真さんみたいに萎えちゃっても雅君のコンディショ
ン次第では好意が生き返っちゃう人。
変わらず一途に雅君を想い続ける人
その気持ちが溢れてストーカーみたいな存在になった人…。
多分私の勘が正しいなら仁ノ崎さんは冬真さんと同じタイプだ。
雅君のコンディション次第で好意が復活する…
なら大地君をもう一度、いや、何度でも裏切る事になると思う。
もし仁ノ崎さんが呪いを信じて心構えを持っていれば呪いに対抗できるかも知れない…、呪いは身構えてれば怖い物ではないと言う事になるんだ。
逆に信じない場合、呪いを知識として知っていても身構えて無いなら意味がないという証明となる。
雅君のハーレムメンバーにはいろんな人がいた。
大抵は雅君への気持ちが消える人が多かったけど中にはまだ雅君への好意を持続させている人達も少なからずいた。
その中でもストーカー行為に走るなんて極端な人もいたな。
これもなんらかの条件次第で女の子達に発生してるなら呪いを防ぐパターンは幾通りかあるんだと私は思ってる…。
「私は今の段階で雅君の呪いを無効化するのに大事な要素って雅君の呪いを知った上でそれに立ち向かおうって意思を強く持ってる事と雅君の呪いを跳ね除けれる程に強く誰かを想ってるって事の2つがあると思ってるの…」
「成る程…つまり茜は俺が大好きだと…」
「もう!茶化さないで!まぁ…好きだけど…それは一旦置いといて!」
「すいません…」
「とにかく!一度このあたりをハッキリさせたいんだよ…」
「まぁ、気持ちはわかるよ、いつまでも放置には出来ないしな…」
と、そんなこんなで私達は放課後、仁ノ崎さんに雅君の持つ呪いについて話す事とした。
「まさか彼氏同伴だとは思わなかったわ」
「あはは…どうも、足立です…」
「仁ノ崎よ、とゆーかクラスメイトなんだし、今更、堅苦しいのは抜きにしましょ…」
「そうだな…」
「それで、九条さん、私に話しておきたい事って…?」
「うん、それを話すのが本題なんだ、荒唐無稽な話だから信じれないかも知れないけどまずは聞いて欲しいの。」
「いいわ、教えて」
「仁ノ崎さんはこれまで雅君といて彼の事を好きでいた期間があると思うの…でもそれに違和感を感じた事はない?」
「違和感?」
「変に思った事はない?例えばそれまで意識した事もないのに雅君を急に好きになった事に…一目惚れって言えばそこまでだけど、そんなに人の気持ちって単純じゃないと思うの…」
「……何が言いたいの?」
「雅君は無自覚に女の人を惹き付ける力があると私は確信してるの…私はその力を呪いって呼んでるわ。」
「呪い?そんな…馬鹿馬鹿しい…話、あるはず…」
「貴方は一概に無いなんて言えないと思うの…」
「……、そうね…あるのかもしれないわね…」
一目惚れと言えば聞こえは良いがそれまでの関係を犠牲にしてまで初対面の人間にのめり込める事なんて多分無いだろうし、例えあったとしてもそんなの天文学的な確率だと思う。
雅君はその天文学的な確率を年単位で実現しているのだからそんなのもはや奇跡でもなんでも無いと思うのだ。
それを彼女も理解しているからこそ"呪い”に対する信憑性も上がるのだろう。
「だとしたら私の中学時代の青春は彼の呪いによって歪められた訳と言う事ね…本当、救えないわ…で?それを今更私に教えてくれたのは何故?善意って訳でもないんでしょ?」
「うん…私は雅君の呪いが弱まる条件やある程度抵抗する手段を探してて、それを模索してるの」
「それで?その条件ってのを私にも教えてくれるの?」
「一つは雅君のメンタル…メンタル次第で雅君の呪いの効力に影響すると私は思ってる…それと後は呪いを受ける側の心構え…呪いの事を知った上で抵抗したい、抗いたいって強く思えば呪いを跳ね除けれるの」
「成る程…あの男、今は引き籠もりだし、それに今は誰もあの男に惚れてないのよね…普通ならハーレムとか出来てそうなのにね…」
「う…うん…」
「ちなみにあの男が閉じ籠もってるのは何故?」
「……私のせいだと思う…」
「別に茜は悪くねーだろ?」
「ありがと…智君…」
「成る程ね…はぁ…」
杏朱はそんな2人を見回してからはぁ…とため息を吐く。
色々と得心したのか質問を投げかけて来る事はない、しかし核心を突く言葉を投げかけて来た。
「成る程…私に呪いの事を教えたのは実験も兼ねてる訳ね、自分の立てた仮説が正しいか検証するために…」
「う…察しがいいね、その通りだよ」
「聞いてれば誰でも解るわよ…今の貴女、とても幸せなそうだし、呪いなんかでその幸せを壊されたくもないのでしょ?…だからこそ、呪いなんて不確かな物、確かめようもないんだし、……あっ…そういえば…」
「…?」
「?」
「私…よくウーチューブで動画見るのが趣味なんだけどね、最近は都市伝説系の動画にハマってるの」
「え…?」
「それが…?」
なんだ?
このタイミングで何故彼女はこんな関係の無さそうな話題を振ってくる?
「最近良く都市伝説系のチャンネルで取り上げられる単語にバグってのがあるの…」
「ばぐ?」
「そう…この世の中に何千何万分の確率でこのバグに発症してる人がいるんだって?」
「な…なんだよ…そのバグって…」
「簡単に言えば超能力…?みたいな感じかな…普通の人には無い力を持ってるからこの世界のバグみたいなモノって事でそう呼ばれてるの…今までも未来の自分を夢で見たとか前世の自分の記憶があるとか、性別が入れ替わったとか色々あるらしいわ…」
「なんだそれ…それこそ嘘くせーな、」
「そりゃそうよ…ただの噂…都市伝説だもん、でも宮藤の呪いの話を聞いたらただの噂って事にして笑い話にしても良いものなのかどうか解らなくなったの…」
「雅君の呪いがそのバグっていうのだったら一気に信憑性が上がると思うな…」
「なんでだよ…?ただの都市伝説なんだろ?」
「でもそれだけ色んな所で変な力を持った人の噂があるんだよ?それに私達の近くにもその変な力を持った人がいる、私は無関係には思えないかな…」
「兎に角、都市伝説界隈でこのバグって言うのはある程度の知名度があるの…その話を知った上で宮藤がやたらモテるのが呪いのせいっていうなら私も無関係とは思えないのよね、」
「つまり…宮藤の呪いはそのバグってヤツって事かよ…」
この話で重要なのはバグって都市伝説が存在していることでは無い…都市伝説という形で世界中に不可思議な力が広まっていて、普段なら馬鹿馬鹿しいと相手にしない様な話が実在している可能性があるって事が重要なんだ。
これはつまり雅君の呪いが本物であると証明されたに近いんだ。
だって雅君みたいに変な力を持った人が少なくともこの日本って国の何処かにいるかも知れないのだから…。
「兎にも角にも呪いの話を聞いて思い出したから話題に出しただけよ、余り気にしないで、所詮は噂、幽霊や宇宙人と同じ様なモノよ。」
「あはは…そうだね、とりあえず、私が言いたかったのは雅君の呪いには自分の意識次第で抵抗出来るって事…貴方の心が強いなら抗えると思うの…だから頑張って…」
「ありがとう…一応は感謝しておくわ」
「うん…」
でも結局は当人の意思次第だし、抵抗出来るかどうかは大地君への思いの強さに依存してるんだと思う。
私も智君がいなければ今も変わらず雅君を追いかけて意味のない行動を取り続けていただろうし、そう思うとゾッとする。
貴方はどっちの道を行くの?
あとがき───────────────────────
いつも応援ありがとうございます。
あと、6~7話で完結予定としています。
それまで引き続き応援の方、してもらえたら光栄です
「わかった…」
私は仁ノ崎さんに対してとある提案をした。
それは彼女にとってとても大事な事の筈だ…
勿論あの事しかない。
雅君の呪いについてだ…。
彼女も中学時代に雅君の呪いの影響を受け、雅君を好きになった事がある。
当時付き合ってた大地君を蔑ろにしてでも雅君と親密な関係になりたいと…彼女は行動していた。
そして今の彼女はそんな行動の結果を後悔している。
彼女もまた、雅君の犠牲者だ。
であるなら…彼女にも救いがなければならない…。
雅君の幼馴染である私は彼女が不幸になった責任を取らなければならない…。
雅君の幼馴染である私が。
というのは体のいい言い訳だ。
私は彼女を介してとある実験をしたいと思ってる。
実験なんていえば聞こえが悪いかも知れないけど、彼女にとっても利のある事だし、そんなに悪い事でも無いと思ってる。
「それで、いったい何をしようとしてるんだ?」
「うん、私は雅君の呪いを拒む事が今は出来てる…こんなの初めての事なの…智君との愛の力…って思えたら素敵なんだけど…多分雅君の呪いにある程度抵抗出来る条件みたいのがあるんじゃないかって…思ってさ…」
「あぁ…成る程…?」
「他の女神と私で違うと思う点を厳選したら一つ違う所があるの…」
「宮藤の呪いを認識してるかどうか…とかか?」
「うん…雅君の呪いに抵抗するには雅君自身のメンタル以外だと女の子側が雅君の呪いを認識してるかどうかって大きいと思うの…」
「成る程なぁ…」
「だから放課後、仁ノ崎さんに呪いの事を打ち明けようと思ったの。」
「でも信じてくれるか?かなり荒唐無稽な話だと思うぞ?」
「信じてくれないならそれはそれでもいいんだよ…」
「そうなのか?」
「うん。」
雅君の呪いについては私は有るものだと確信している。
今までも雅君のハーレムに散々悩まされてきたし、女の子達の雅君への態度も色々と見てきた。
その中には様々なパターンがあった。
仁ノ崎さんみたいに雅君への気持ちが萎えちゃう人
冬真さんみたいに萎えちゃっても雅君のコンディショ
ン次第では好意が生き返っちゃう人。
変わらず一途に雅君を想い続ける人
その気持ちが溢れてストーカーみたいな存在になった人…。
多分私の勘が正しいなら仁ノ崎さんは冬真さんと同じタイプだ。
雅君のコンディション次第で好意が復活する…
なら大地君をもう一度、いや、何度でも裏切る事になると思う。
もし仁ノ崎さんが呪いを信じて心構えを持っていれば呪いに対抗できるかも知れない…、呪いは身構えてれば怖い物ではないと言う事になるんだ。
逆に信じない場合、呪いを知識として知っていても身構えて無いなら意味がないという証明となる。
雅君のハーレムメンバーにはいろんな人がいた。
大抵は雅君への気持ちが消える人が多かったけど中にはまだ雅君への好意を持続させている人達も少なからずいた。
その中でもストーカー行為に走るなんて極端な人もいたな。
これもなんらかの条件次第で女の子達に発生してるなら呪いを防ぐパターンは幾通りかあるんだと私は思ってる…。
「私は今の段階で雅君の呪いを無効化するのに大事な要素って雅君の呪いを知った上でそれに立ち向かおうって意思を強く持ってる事と雅君の呪いを跳ね除けれる程に強く誰かを想ってるって事の2つがあると思ってるの…」
「成る程…つまり茜は俺が大好きだと…」
「もう!茶化さないで!まぁ…好きだけど…それは一旦置いといて!」
「すいません…」
「とにかく!一度このあたりをハッキリさせたいんだよ…」
「まぁ、気持ちはわかるよ、いつまでも放置には出来ないしな…」
と、そんなこんなで私達は放課後、仁ノ崎さんに雅君の持つ呪いについて話す事とした。
「まさか彼氏同伴だとは思わなかったわ」
「あはは…どうも、足立です…」
「仁ノ崎よ、とゆーかクラスメイトなんだし、今更、堅苦しいのは抜きにしましょ…」
「そうだな…」
「それで、九条さん、私に話しておきたい事って…?」
「うん、それを話すのが本題なんだ、荒唐無稽な話だから信じれないかも知れないけどまずは聞いて欲しいの。」
「いいわ、教えて」
「仁ノ崎さんはこれまで雅君といて彼の事を好きでいた期間があると思うの…でもそれに違和感を感じた事はない?」
「違和感?」
「変に思った事はない?例えばそれまで意識した事もないのに雅君を急に好きになった事に…一目惚れって言えばそこまでだけど、そんなに人の気持ちって単純じゃないと思うの…」
「……何が言いたいの?」
「雅君は無自覚に女の人を惹き付ける力があると私は確信してるの…私はその力を呪いって呼んでるわ。」
「呪い?そんな…馬鹿馬鹿しい…話、あるはず…」
「貴方は一概に無いなんて言えないと思うの…」
「……、そうね…あるのかもしれないわね…」
一目惚れと言えば聞こえは良いがそれまでの関係を犠牲にしてまで初対面の人間にのめり込める事なんて多分無いだろうし、例えあったとしてもそんなの天文学的な確率だと思う。
雅君はその天文学的な確率を年単位で実現しているのだからそんなのもはや奇跡でもなんでも無いと思うのだ。
それを彼女も理解しているからこそ"呪い”に対する信憑性も上がるのだろう。
「だとしたら私の中学時代の青春は彼の呪いによって歪められた訳と言う事ね…本当、救えないわ…で?それを今更私に教えてくれたのは何故?善意って訳でもないんでしょ?」
「うん…私は雅君の呪いが弱まる条件やある程度抵抗する手段を探してて、それを模索してるの」
「それで?その条件ってのを私にも教えてくれるの?」
「一つは雅君のメンタル…メンタル次第で雅君の呪いの効力に影響すると私は思ってる…それと後は呪いを受ける側の心構え…呪いの事を知った上で抵抗したい、抗いたいって強く思えば呪いを跳ね除けれるの」
「成る程…あの男、今は引き籠もりだし、それに今は誰もあの男に惚れてないのよね…普通ならハーレムとか出来てそうなのにね…」
「う…うん…」
「ちなみにあの男が閉じ籠もってるのは何故?」
「……私のせいだと思う…」
「別に茜は悪くねーだろ?」
「ありがと…智君…」
「成る程ね…はぁ…」
杏朱はそんな2人を見回してからはぁ…とため息を吐く。
色々と得心したのか質問を投げかけて来る事はない、しかし核心を突く言葉を投げかけて来た。
「成る程…私に呪いの事を教えたのは実験も兼ねてる訳ね、自分の立てた仮説が正しいか検証するために…」
「う…察しがいいね、その通りだよ」
「聞いてれば誰でも解るわよ…今の貴女、とても幸せなそうだし、呪いなんかでその幸せを壊されたくもないのでしょ?…だからこそ、呪いなんて不確かな物、確かめようもないんだし、……あっ…そういえば…」
「…?」
「?」
「私…よくウーチューブで動画見るのが趣味なんだけどね、最近は都市伝説系の動画にハマってるの」
「え…?」
「それが…?」
なんだ?
このタイミングで何故彼女はこんな関係の無さそうな話題を振ってくる?
「最近良く都市伝説系のチャンネルで取り上げられる単語にバグってのがあるの…」
「ばぐ?」
「そう…この世の中に何千何万分の確率でこのバグに発症してる人がいるんだって?」
「な…なんだよ…そのバグって…」
「簡単に言えば超能力…?みたいな感じかな…普通の人には無い力を持ってるからこの世界のバグみたいなモノって事でそう呼ばれてるの…今までも未来の自分を夢で見たとか前世の自分の記憶があるとか、性別が入れ替わったとか色々あるらしいわ…」
「なんだそれ…それこそ嘘くせーな、」
「そりゃそうよ…ただの噂…都市伝説だもん、でも宮藤の呪いの話を聞いたらただの噂って事にして笑い話にしても良いものなのかどうか解らなくなったの…」
「雅君の呪いがそのバグっていうのだったら一気に信憑性が上がると思うな…」
「なんでだよ…?ただの都市伝説なんだろ?」
「でもそれだけ色んな所で変な力を持った人の噂があるんだよ?それに私達の近くにもその変な力を持った人がいる、私は無関係には思えないかな…」
「兎に角、都市伝説界隈でこのバグって言うのはある程度の知名度があるの…その話を知った上で宮藤がやたらモテるのが呪いのせいっていうなら私も無関係とは思えないのよね、」
「つまり…宮藤の呪いはそのバグってヤツって事かよ…」
この話で重要なのはバグって都市伝説が存在していることでは無い…都市伝説という形で世界中に不可思議な力が広まっていて、普段なら馬鹿馬鹿しいと相手にしない様な話が実在している可能性があるって事が重要なんだ。
これはつまり雅君の呪いが本物であると証明されたに近いんだ。
だって雅君みたいに変な力を持った人が少なくともこの日本って国の何処かにいるかも知れないのだから…。
「兎にも角にも呪いの話を聞いて思い出したから話題に出しただけよ、余り気にしないで、所詮は噂、幽霊や宇宙人と同じ様なモノよ。」
「あはは…そうだね、とりあえず、私が言いたかったのは雅君の呪いには自分の意識次第で抵抗出来るって事…貴方の心が強いなら抗えると思うの…だから頑張って…」
「ありがとう…一応は感謝しておくわ」
「うん…」
でも結局は当人の意思次第だし、抵抗出来るかどうかは大地君への思いの強さに依存してるんだと思う。
私も智君がいなければ今も変わらず雅君を追いかけて意味のない行動を取り続けていただろうし、そう思うとゾッとする。
貴方はどっちの道を行くの?
あとがき───────────────────────
いつも応援ありがとうございます。
あと、6~7話で完結予定としています。
それまで引き続き応援の方、してもらえたら光栄です
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