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柊の葛藤⑪
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その手紙を、悠衣は何度も何度も読み返した。
内容が頭に入ってこなかった、理解できなかった。
そして漸く柊が側にいないと、それだけ理解した時。
「柊、兄……いや……やだよ、柊兄……やだ………いやあぁあぁ!」
ぽとりと手紙を落として、泣き叫ぶ。
それを慰める手は今はいない。
悠衣を置いて、消えてしまった。
恋人として触れ合ったのは、あの結ばれた日からたったの数日間だけだ。
そして無情にも、手紙で別れを切り出された。
好きな人に、自分以外の恋人を探せと、非情にも言われたのだ。
まだその事を理解まではしていないだろうが、悲しくて悲しくて、悠衣は声が枯れるまで泣き続けた。
泣けばいつでも柊が来てくれる。
けれど今、柊は悠衣の側に来てくれなかった。
いくら泣いても、叫んでも、請うても、欲しい手は側にはいてくれない。
それから、何時間が経っただろうか。
もう日が傾き始めた空を窓越しに見ながら、悠衣はラップを外した。
サンドイッチを手にして、それをパクリと口に含む。
「……おいしい」
それでまた、涙が込み上げてきて。
悠衣は暫く、学校にすら行けなかった。
内容が頭に入ってこなかった、理解できなかった。
そして漸く柊が側にいないと、それだけ理解した時。
「柊、兄……いや……やだよ、柊兄……やだ………いやあぁあぁ!」
ぽとりと手紙を落として、泣き叫ぶ。
それを慰める手は今はいない。
悠衣を置いて、消えてしまった。
恋人として触れ合ったのは、あの結ばれた日からたったの数日間だけだ。
そして無情にも、手紙で別れを切り出された。
好きな人に、自分以外の恋人を探せと、非情にも言われたのだ。
まだその事を理解まではしていないだろうが、悲しくて悲しくて、悠衣は声が枯れるまで泣き続けた。
泣けばいつでも柊が来てくれる。
けれど今、柊は悠衣の側に来てくれなかった。
いくら泣いても、叫んでも、請うても、欲しい手は側にはいてくれない。
それから、何時間が経っただろうか。
もう日が傾き始めた空を窓越しに見ながら、悠衣はラップを外した。
サンドイッチを手にして、それをパクリと口に含む。
「……おいしい」
それでまた、涙が込み上げてきて。
悠衣は暫く、学校にすら行けなかった。
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