黒山羊と花の乙女

NA

文字の大きさ
31 / 52

25.花祭りの夜①

しおりを挟む
 年に一度、晩夏の花祭りの夕方。

 暮れ始めた淡紫の空に、道をまたいで張り巡らされたロープから下がる、球状の紙で包まれた魔灯が、とりどりの光を投げている。
 道行く人々のざわめきと、出店の客引きの声が入り混じって賑やかだ。

 今年の開会の挨拶は、中央から招かれた王女が行うとの触れ込みもあって、例年より人出も増えていた。

 その昔、大いなるものに王権と光の魔力を授けられたという、光輝の一族。

 彼らはその力を持って、初めての城壁を持った都市である王都を築いたという。
 そこを起点に、東西南北の街道が整備され、各地の村は街に発展していった。

 はるか千年も昔の、言い伝えだ。
 それでも、信仰は続いている。
 光の守護者である彼らの祝福を受ければ、病が癒えるとも、寿命が伸びるとも言われていた。




 リファリールは、黒揚羽のオフィーリアの店で、開会式のために支度をしてもらっていた。
 新緑の長い髪を編み、うなじに纏めてもらうと、羊耳の下に満開に開いた左右の花が、すっきりとよく見えた。
 オフィーリアがコルセットの背を編み上げる。
 ララが、大きな花のような白いドレスを床に広げてくれるのに、脚を入れた。
 ひやりと滑らかなシルクの肌触りは、リファリールの花によく似ていた。

 リファリールの透明感のある薄緑の肌に、白い花のドレスはよく映えた。
 鏡の前で回れば、ふんわりと幾重にも重なったチュールの裾がついてくる。

「お綺麗でございますわねえ……」

 オフィーリアは、感無量といったふうに洩らした。
 リファリールは、この一夏のうちに少女から乙女に変身していた。
 すんなりと伸びた手足、ふっくらとした胸元や腰回りの曲線。
 小作りな目鼻立ちは、華やかでなくとも、静かにいつまでも眺めていたくなるような、清楚な美しさが滲んでいる。
 そして、二つに増えた花は、虫人からすればふらふらと平伏してしまいそうなほどの、魅惑の香りを漂わせていた。

 賛辞を贈られて、リファリールは「ふふ」と恥じらって微笑む。

「リファリール様、紅を」

 オフィーリアは仕上げに、リファリールの胸元に淡く滲む紅と同じ色を、筆でそっと唇にのせた。





 ノックの音がした。

「リファちゃん、用意できた? 入っていい?」

 男の声がひどく不躾に聞こえて、オフィーリアはむっとする。
 一方で、リファリールの目は輝いていた。

「いいよー!」

 ララが簡単に答えて、ドアを開けた。
 迎えに来たユールは、大きな体をいくぶん縮めて、遠慮がちに顔を覗かせた。

 リファリールは化粧台の椅子から立ち上がって、薄紅色の唇を綻ばせる。
 ユールは蜂蜜色の目を丸くして、しばらく無言だった。

 リファリールは胸元に手を組んで、不安げに首を傾げた。

「……あの、どうですか?」
「……すげえ、きれい」

 黒山羊の青年は、赤くなった鼻の周りを押さえて、小声で言った。

 ララがぎこちない二人を前に、ぽんと手を打つ。

「なにかに似てるなーって思ったら、花嫁さんの支度見に来た花婿さんだ!」
「勘弁してくださいよ。リファちゃんはともかく、俺こんなだし」

 汗だくで土埃にまみれているのを気にするらしい。
 でも、リファリールは知っている。
 彼は昨晩の前夜祭から、誘導や、喧嘩や迷い人の対応をして、ずっと駆け回っていたのだ。
 みんなが祭りを楽しめるように働いた、その汚れは誇っていいものだ。

「ユールさん、初めて会った時も、これ、つけてました」

 リファリールはユールの腕章に触れた。

「わたし、あのときユールさんに助けてもらえて、よかったです。一年たって、こうして側にいてくれるの、とっても嬉しい」
「ん……その、俺も、嬉しいよ」

 ララは笑いながら、リファリールの荷物を持った。

「開会式の後はお仕事戻るんだよね。リファちゃんが着てきた服は、ララがギルドに返しておくから。ユールくん、舞台裏までエスコートよろしくね!」

 手のひらをシャツの裾でゴシゴシ拭いてから、ユールは緊張した面持ちで、リファリールの手をとった。

 オフィーリアは、リファリールとユールの後ろを飛びながら、ひそやかにため息をつく。
 カナブンのアメランが憤慨しているのを聞いてはいたが、本当だったとは。
 同種間でのみ可能な共有で命を繋ぐ虫人の彼女には、異種との恋愛など、全く理解できない所業だった。

――しかも、よりによってこの黒山羊なんて。

 優雅な振る舞いを心がける彼女が、つい苛々と触角を揺らしてしまうほど、目の前の獣族への忌避感は強かった。

――リファリール様、早く、目を覚ましてくださるとよいのだけど。





 開会式が行われる舞台裏に着くと、カナブンのアメランが飛び出してきた。

「リファリールさん、お待ちしていましたよ! ああ、お綺麗だ素晴らしい!」

 羽を鳴らしながらまくしたて、二人の間に割り込んで手を引き剥がしつつ、触角でユールをピシピシ叩く。

「ハイハイご苦労様、ちゃんとお預かりいたします! 山羊さんはここまで!」
「アメランさん、まじでわかりやすいよね……。リファちゃん、近くで待ってるから。終わったら迎えに来るよ」
「はい」

 ユールが行ってしまうと、リファリールはとたんに緊張が強くなった。腹部がきゅうっと痛む。胸の中で、とくとくと鼓動が速くなる。
 不安な気持ちを紛らわすように、贈呈する大輪の向日葵の花束を抱いて、舞台袖に待機した。

 楽団の演奏と共に、開会式が始まる。
 舞台上には、大きな風の魔力の結晶が据えられて、街中に式の音声を伝えていた。

 アメランの畏まった声が響く。

「おそれながら、御紹介させていただきます。光輝の王族、王陛下が第三子(トロワジェム)、シェフィール王女殿下、御登壇でございます!」

 リファリールは、ここにきてはっと息を飲む。
 シェフィールという名に覚えはあった。けれど、偶然かと思っていた。

 王女が、グリムフィルドを従えて舞台に姿を表した。

 金の短髪にティアラを戴き、涼やかな蒼い目で、歓声を上げる人々に笑みかける。

 身体にそったラインの白いドレスの後ろ姿は、背面が大胆に開いていた。金糸の長い尾が、ドレスと一体となって晩夏の夕風に遊んでいる。
 腿まで入ったスリットからは、馬族の芸術品のような脚と黄金の蹄が覗いていた。

 先日ギルドにやってきた近衛隊長、シェフィールその人だった。

「歓迎の花束を、樹花族のリファリールさんよりお贈りさせていただきます」

 アメランが呼んでいる。出なくてはいけないのに、足が震えた。
 事前の練習とは全く空気が違う。眩い照明も、開けた空間も、あまりに多い人の声と視線も、怖い。
 その中にユールを探しても、見つけることはできなかった。

――大丈夫だよ、おいで。

 向日葵の花束から、言葉が聞こえた。
 グリムフィルドだ。
 リファリールは顔を上げて、真っ直ぐ舞台上を見た。

 見えなくても、心にユールを思い浮かべた。
 街のために働いている彼に、少しでも並べるようにと思って引き受けた話だった。

――わたし、がんばるから。見ててね、ユールさん。




 風の魔力の結晶を通して、澄んだ声が街中に届く。

「王女殿下。この一夏、光輝を慕い仰ぎ見て咲いた花を、どうかお受けとりください」

 清楚な美貌の樹花族の乙女が、光輝の王女に差し出すのは、鮮やかな黄の向日葵の花束だ。
 代々花屋を営む虫人たちが、この日のために丹精した、夏の記憶を閉じ込めたような一束だった。

「謹んでその思いとともに受け取ろう」

 シェフィールは雅やかに微笑んで、幼児を抱くような慈しみをもって、花束を抱き取った。
 向日葵が笑うように揺れる。
 リファリールには、また、言葉が聞こえた。

――袖に下がらずにいてくれる? まだ手伝ってほしいことがある。

 今日は濃紫に銀の刺繍の入った、正装のローブを身につけたグリムフィルドが、さりげなく手招きした。

 シェフィールは朗々と語る。

「王族の一員たる私は、光輝の化身として、全ての種を等しく愛し守るもの!」

 光の粒が、シェフィールの身を飾る。
 蒼い目が、金色に輝き始める。

「近年、毒の華の災禍を乗り越えたこの東の地に、隠れて久しかった樹花族が再び現れたのは、瑞兆である。リファリール、息災な姿を嬉しく思う! そして、はるか西の果ての地より参った樹花族にして『種苗』の魔術師、グリムフィルド!」

 グリムフィルドが一礼し、リファリールの手をとってシェフィールのもとに進んだ。

「ここにあいまみえた東西の樹木の化身とともに、花の祝祭の開幕を宣言する! 光輝をもって寿ぎ、歓待に応えよう!」

 シェフィールが差し出す花束に、グリムフィルドとリファリールは両側から手を添えた。

――リファリール、ともに、この街の人たちを思い、祈っておくれ。

 リファリールは目を閉じる。
 シェフィールとグリムフィルドの魔力は、間近で感じれば怖くなるほど強大だった。
 それでもそこに、微かでも、力を添える。

 この街で過ごした一年。
 千年の時を生きると言われる樹花族には、ほんのひとときだ。
 けれど、リファリールにとっては、生まれてから、これほど鮮やかな彩りに満ち、心を揺らした時間はなかった。

――わたしを受け入れてくれて、ありがとう。みんなが、幸せでありますように。

 三人の魔力によって、向日葵は黄金に輝き始める。

『親愛なる民草よ、健やかに、幸多かれ!』

 シェフィールが謳い上げると、眩いばかりの光球は、無数の輝く花びらとなって、高く夕空に噴き上がった。

 それは街中に降り注ぎ、どんな細い路地裏にも、ささやかな小屋にまでも舞い込んで、ひとひらひとひら、遍く人々の内に吸い込まれていく。

 救護室の医者と、転んで擦りむいた膝に薬を塗ってもらっている子供に。
 警備に跳ね回る白兎と、そっと会いにきた恋人の黒兎に。
 空を舞う梟と、その胸のペンダントに。
 摩訶不思議な喋るリスと、その家族に。
 黒山羊の女性と、その幼い子供に。
 出店で忙しく働く、鹿の野菜商の親子と、子供を宿したその妻に。

 ……全ての、街に生きるひとびとに。




 魔術に長けるエルフ族のララですら、驚くほどの力だった。
 ふわりと暖かくなった胸に手を当てて、彼女は蛇族の夫を見上げる。

「すごい、お日様みたい!」

 スヴェラードも、こればかりは認めた。

「光輝の王族なんて、なにをそんなに有難がってんのかと思ってたけどねえ。伊達じゃねえわけだ」

 樹花族二人の協力があっても、この広範囲の大人数に祝福を行うとは、およそひとの身とは思えない技だった。





 しかし、それを拒むものも、いる。

「要らねえ要らねえ、押し付けがましい、お綺麗な祝福なんざ……胸が悪くなっちまう」

 ひらり舞いこんでくる金の花びらに向かって、闇の魔力を帯びた黒いステッキが振られる。
 触れた瞬間、花びらは微かな音をたてて爆ぜ、消えた。

「だが、仕入れたい品は見つけたねえ」

 さすがに幾重にも守られた王族や、二つ名の魔術師には手が出せないが、樹花族の娘はこの街の一般人らしい。小耳に挟んではいたが、本当にいたとは。

 闇に溶ける毛皮の上に、仕立てのいい黒服を着たそれは、クツクツ喉を鳴らして忍び笑った。





 舞台袖に下がって、まだどきどきする胸を押さえながら、リファリールは訊いた。

「あの、王女様? 隊長さんではなかったんですか?」

 シェフィールは大股でドレスの裾を捌きつつ、悪戯っぽく笑う。

「うむ、私は王族の守護を役目とする、れっきとした近衛の隊長である。普段は二人の姉姫に近侍しておるものだ。……だが、私が王女でないとは一言もいっておらぬであろう」

 グリムフィルドが肩をすくめた。

「それは屁理屈というものでございましょうよ。黙っていた僕も片棒を担いでおりますがね」
「畏まった出迎えも型通りの演習も見飽きたのでな! おかげで面白かった。ユールは良かったな、できれば私の訓練相手に欲しかったのだが」
「地方の戦力を確かめると言いながら引き抜いては、本末転倒でございます」
「わかっておる」

 軽口を叩いているところに、アメランをはじめとする委員たちが飛んできて、平伏した。

「シェフィール王女殿下! もったいなくも光輝の祝福を頂戴し……グリムフィルド様、リファリール様へもなんと御礼を申し上げてよいものか」
「よい、顔を上げよ。民草の幸福を祈ることは、王族の第一の務めである」

 今度は弾かれるように頭を上げたアメランに、シェフィールは堂々と催促した。

「だが、さすがに空腹である」
「ただちに!」
「リファリール、晩餐を共にしよう。グリムフィルドと親交を深めるがいい。これはそのために伴ったのだ」
「あの、せっかくですけど、わたしこのあとお仕事で、迎えが」

 リファリールが答えかけるのに、アメランが飛びついてきて、多い腕を振った。

「リファリール様、いいですいいです言っておきます! ……いけませんよ、ありがたくお受けしなくては! 皆様どうぞあちらの馬車へ、花娘の舞台がよく見えるレストランにお席をご用意しております!」

 シェフィールが馬車の馬の首を親しげに撫でる横で、ほとんど引っ立てられてきたリファリールはアメランに念を押した。

「ユールさんに、ちゃんと伝えてくださいね。忙しい中なのに待ってもらうの悪いですから、見回りのお仕事に行ってくださいって」
「ハイハイ、よーっく言い聞かせておきますよ!」

 その物言いに、なにか嫌な予感がする。

「わたし、お食事をご一緒したあとは、救護室に戻りますから」
「そうおっしゃらず! グリムフィルド様、どうぞ一晩中でもご親交をお深めくださいませ!」

 グリムフィルドは、馬車に押し込まれたリファリールを気の毒そうに見やった。

「なんかごめん、リファリール。あのカナブン氏、すごいねえ」
「いえ……グリムフィルドさんに謝ってもらうことじゃないです……」





 リファリールの嫌な予感は的中する。
 迎えに来たユールを、アメランはとりつくしまもなくあしらった。

「リファリール様は、王女殿下御自ら、グリムフィルド様へお引き合わせいただきました。いいですか、あなた、もうリファリール様に纏わりついてはいけませんよ! 然るべき御方に巡り会えたことを、お喜び申し上げなくては!」

 畏まって、様付けに呼び変えている。
 まるでリファリールを差し出すことを決めている口ぶりだった。

 オフィーリアもまた、ユールの前に立ちはだかった。

「黒山羊のあなた。世馴れぬリファリール様に付け込んだようですが、あの方を真に想うというなら、潔く身を引きなさい」

 妙に熱っぽくなっている虫人二人の言いように、ユールは苦い顔をするしかない。
 いくら腹立たしくても、強く触れれば潰れそうな彼らには怒りをぶつけられないのだ。

「あのさあ、そこまで口出される筋合いねえよ。気にくわないのはわかったけど、あの子の警備は俺の仕事なんだよ。どこ連れてってんの?」
「リファリール様直々に、もう必要ないとのことでした。王女殿下のお側におられますので、近衛の皆様がともにお守りくださるでしょう。これ以上の安全はありません。あなたは見回りの仕事に戻るように。以上!」
「おい、勝手すぎんだろ!」

 アメランは、話は終わりだというように、金属質な緑の輝きの鞘翅を開いて飛んで行った。
 残ったオフィーリアが、ユールの背後で、呟いた。

「……悪魔(バフォメット)」

 ユールは、びくりと身体を振るわせる。

「なんで……」
「知らないとでも? ルミエールはお前のせいで死んだんでしょう」

 ユールは、自分が葬った彼の名を口にする黒揚羽を、振り返る。

「とってもいい子だった。服の作り方を教えてほしいって、お店に通ってきて。あんなところで働かされていたなんて、知っていたらすぐ自警団に通報したのに。摘発があって知った後では、全てが遅かった」

 虫人の表情は、ユールにはわからない。
 でも、その声には、哀しみと憎しみが滲んでいる。
 蝶の複眼に、何人もの自分が映っている。リファリールが知らない、後ろ暗い自分の姿を、この黒揚羽は知っている。

「……更生しているなら、言うまいと思っていましたよ。でも、いい加減に弁えなさい。リファリール様は、お前などが触れていいお方ではないの」

 黒揚羽は枝のような腕で、ユールの胸を指した。

「お前のようなものにすら、光輝の祝福は注がれたでしょう。あのお方が本来どのような存在か、誰とともにあるべきなのか、わからないとは言わせません」

 ユールは言葉に詰まる。
 舞台のリファリールは、この世界で最上の貴人と並んでも、見劣りしなかった。
 あまりに綺麗で、遠かった。

 胸に飛び込んできた金色の花びらは、純然たる善なるものだった。
 陽光のように暖かくて優しい中に、リファリールの気配があった。

 なのに。

 ユールには、針を突き通されるように、痛かったのだ。
 けして人前に出るのが得意ではない彼女が、勇気を振り絞ったことを知っているのに。
 素直に受け取ってやれなかったのは、嫉妬と後ろめたさが、胸の内に巣食っていたからだった。

 そして、今も、ユールはオフィーリアに何も言い返せなかった。

「もう、必要ないの。あの方のお幸せに、お前は邪魔」

 オフィーリアの言葉が、呪いのように胸に刺さった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

優しい雨が降る夜は

葉月 まい
恋愛
浮世離れした地味子 × 外資系ITコンサルのエリートイケメン 無自覚にモテる地味子に 余裕もなく翻弄されるイケメン 二人の恋は一筋縄ではいかなくて…… 雨降る夜に心に届いた 優しい恋の物語 ⟡☾·̩͙⋆☔┈┈┈ 登場人物 ┈┈┈ ☔⋆·̩͙☽⟡ 風間 美月(24歳)……コミュニティセンター勤務・地味でお堅い性格 雨宮 優吾(28歳)……外資系ITコンサルティング会社勤務のエリートイケメン

バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました

美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?

「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します

スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」 眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。 隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。 エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。 しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。 彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。 「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」 裏切りへのカウントダウンが今、始まる。 スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!

完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす

小木楓
恋愛
完結しました✨ タグ&あらすじ変更しました。 略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。 「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」 「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」 大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。 しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。 強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。 夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。 恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……? 「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」 逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。 それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。 「一生、私の腕の中で溺れていろ」 守るために壊し、愛するために縛る。 冷酷な仮面の下に隠された、 一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。 ★最後は極上のハッピーエンドです。 ※AI画像を使用しています。

辺境伯夫人は領地を紡ぐ

やまだごんた
恋愛
王命によりヴァルデン辺境伯に嫁ぐことになった、前ベルンシュタイン公爵令嬢のマルグリット。 しかし、彼女を待っていたのは60年にも及ぶ戦争で荒廃し、冬を越す薪すら足りない現実だった。 物資も人手も足りない中、マルグリットは領地の立て直しに乗り出す。 戦しか知らなかったと自省する夫と向き合いながら、少しずつ築かれていく夫婦の距離。 これは、1人の女性が領地を紡ぎ、夫と共に未来を作る「内政×溺愛」の物語です。 全50話の予定です ※表紙はイメージです ※アルファポリス先行公開(なろうにも転載予定です)

【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない

くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、 軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。 言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。 ――そして初めて、夫は気づく。 自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。 一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、 「必要とされる存在」として歩き始めていた。 去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。 これは、失ってから愛に気づいた男と、 二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。 ――今さら、遅いのです。

処理中です...