10 / 40
9 無駄にはりあうカリオス君
しおりを挟む
大人しく転移させられたダークレイは、ドカリと椅子に座ると長い足を組んだ。俺が茶を出すと鷹揚に頷く。
「ふむ、ニギリ草か」
「それ好きだったろ」
「ああ。いただこう」
ダークレイが我が物顔で茶をすすっているのを、カリオスはまだ警戒した様子で見つめていた。
俺は手招きしてテーブルに着くよう促す。
「お前も来いよカリオス、ダークレイはちょっとばかし喧嘩っ早いところがあるけどいいやつだぞー」
「……失礼します」
カリオスは観念したかのように、俺の席の隣に腰かけた。
ちょっと緊張してるっぽいな。さっきまで剣を抜いて戦おうとしていた相手だし、しょうがないか。
カリオスは紅茶が好きなんだっけなーと出してやると、彼は短く礼を言って口をつけた。
俺も緑茶を出して椅子に腰かけ、ついでに適当に茶菓子を用意すると早速ダークレイに問いかけた。
「何十年ぶりだっけ。あんまりに音沙汰ないもんだから、どこかで死んでんのかと思ったわ」
「最後にここを訪れたのは八十年ほど前か? しばらく世界を見て回っていただけだ。勝手に我を死んだことにするな」
「ふーん。番探し?」
「ああ。見つからなかったがな。そもそも死にそうになったらコレを使っている」
ダークレイは懐から鳴らない鈴を取りだした。
これは昔、まだダークレイが幼竜だったころに渡したお守りだ。
普段は鳴らない鈴だが、緊急事態になった時だけ鳴り響き、世界中どこにいても俺に知らせるようになっている。
ダークレイにコレを渡した時、我は子どもではないのだぞと嫌がってたから、どこかに捨てられた可能性もあると思っていたけれど。
「まだ持ってたのか、それ」
「薄情な誰かと違い、我は物ですら大切にする性質でな」
「あー、わかったわかった、悪かったって。とにかく、ダークレイが無事でよかったよ」
これ以上ヤブを突かれるのはゴメンだと、俺は強引に話を打ち切った。
ところでドラゴン種は、年頃になると番を探して世界中を見てまわるらしい。
ダークレイも例外ではなかったようだ。それまで一年に一回は顔を見せていたのに、けっこうな長時間帰ってこないもんだから、死んだかどうかはともかく、とっくに俺のことなんて忘れ去ってたと思った。
「番、そのうち見つかるといいな」
「そうだな。なに、我もお前程ではないが長命だ。あと二百年以内に見つかればよい」
ドラゴンは八百年から千年ほど生きる種族だから、嫁さん探しも子作りものんびりしている。
俺もせっかくならドラゴンに転生してればよかったのかなー? そしたら番を作って仲睦まじく生を終えていたかもしれない。
俺がぽやぽやと夢物語を想像していると、ダークレイはニヤリと笑って爆弾発言を投下した。
「して、そこの人族はお前の番候補か?」
「そうですね、その理解で間違いありません」
「いやありまくりだけど!? ……って、ついツッコミ入れちゃったけどもしかしてそれであってる……!?」
「ん? どっちなんだ。ハッキリするがいい」
一応番候補っていうか恋人候補ではあるのか……今のところ恋人というか、スキンシップの多い同居人の関係に落ちついているけども。
俺は腕を組んで鼻息を吐いているダークレイに向かって、カリオスのことを簡単に説明した。
「えーと、番候補の同居人、カリオス君です」
「ご紹介にあずかりましたカリオスです。ツカサに振り向いてもらうためにあの手この手で口説いている最中です」
「そうか。ツカサは優柔不断だからな、下手に口説くと百年かかっても落とせんぞ」
「ご忠告をどうも。ですがご心配なく、そんなに時間をかけるつもりはありません。ね、ツカサ」
「いや、俺に振られてもだな」
カリオスは甘さを含んだ瞳でフワリと笑いかけてきた。そんな甘い顔をしても、うーむイケメンの微笑みは眼福だなあって感想しか抱けないけど?
「フッ。前途多難だな」
「貴方に心配されることではありません」
「おいおい喧嘩するなよ? ダークレイ、ほらこれを食ってみろ。うまいぞー」
俺は不穏な空気を払拭するため、ニギリ草を練りこんだクッキーをヤツの口に押しこむ。
お前ら腹減ってるからカリカリするんだよ、せっかく出したんだから茶菓子を食え。
ダークレイは大人しく口を開けて、カリッと一口食べた。
「うむ、なかなかの味だ」
「俺が直々に作ってやったんだから、ありがたーく食べてくれ」
ダークレイがまたそのうち来るかもって思って、作っておいた特製クッキーだ。肉でも草でもなんでも食べる雑食ドラゴンだが、このニギリ草を混ぜこむのが美味しいらしい。
神の力は大抵の食べ物は出せる。だがこのニギリ草クッキーは人間が食べるような物じゃないため、食べ物のくくりに入らないのか、自分で焼くしか用意する方法がなかった。
作り過ぎたまんまで時を止めた異空間に死蔵されてたから、活躍の機会があってよかったよ。
「……ツカサ、僕もそれ食べたいです」
「カリオスもか? カリオスにはこっちの人間用のクッキーの方がオススメだけど」
「ではそちらを」
「ほれ」
カリオスの手にクッキーを置いてやると、彼は不満そうに眉を寄せる。
「どうしてダークレイにはあーんするのに、僕にはしてくれないんですか」
「あーんなんてしたか?」
無理矢理口に押しこもうとしただけだけど。しかしカリオスは主張を譲らない。口を開けて俺がクッキーをあーんするのを待っている。
「えー」
「そのくらいの望み、聞いてやったらどうだ?」
ニヤニヤとダークレイがテーブルに肘をついて見つめてくる。んー、まあ減るもんでもないし、それでカリオスの気が済むならいっか。
「はいあーん」
「むぐ……美味しいです」
「そりゃよかった。それは俺のお手製じゃなくて、数百年前の王都の店のめっちゃうまいクッキーを神の力で再現したやつだから、美味しいよなー」
自分で作ったやつもいいけど、やっぱプロの味には敵わないからなー。俺も一枚かじっておいしさを実感していると、カリオスはまたしても要求してくる。
「ツカサお手製のクッキーが食べたいです」
「やー、それはオススメしないぞ? ニギリ草は人間には激シブだから。しかも高確率で腹を下す」
いくら砂糖を入れても口の中に苦味が残る仕様だ。しかも強烈な下剤にもなるから、むしろ人間の間では腹下しの薬として流通している。
それでもカリオスは食べたがった。
「構いません」
「いややめとけって。お手製がいいなら後で作ってやるから」
「本当ですか? ぜひ。でもそれはそれとして、このクッキーも是非とも食べてみたい。貴方の作ったもの全てに興味があります」
「そこまで言うなら……ちょっとかじるだけにしとけ? はい、あーん」
一口かじると、カリオスの目が見開かれる。バッと口を押さえたまま二、三回噛み砕き、紅茶で喉に流しこんでいた。
「……独創的な味ですね」
「素直に激マズって言っていいんだぞ?」
「ククッ……なんと愚かな真似を……これだから人間は」
ダークレイが俺達の様子を見てニヨニヨしていた。その笑い方、まるで魔王みたいに邪悪でカリオスに喧嘩売られそうだからよした方がいいぞ?
「……お手洗いに行ってきます」
カリオスが腹を押さえてトイレに駆けていった。ほらー言わんこっちゃない。すげー強烈な即効性の下剤なんだから。
「ふむ、ニギリ草か」
「それ好きだったろ」
「ああ。いただこう」
ダークレイが我が物顔で茶をすすっているのを、カリオスはまだ警戒した様子で見つめていた。
俺は手招きしてテーブルに着くよう促す。
「お前も来いよカリオス、ダークレイはちょっとばかし喧嘩っ早いところがあるけどいいやつだぞー」
「……失礼します」
カリオスは観念したかのように、俺の席の隣に腰かけた。
ちょっと緊張してるっぽいな。さっきまで剣を抜いて戦おうとしていた相手だし、しょうがないか。
カリオスは紅茶が好きなんだっけなーと出してやると、彼は短く礼を言って口をつけた。
俺も緑茶を出して椅子に腰かけ、ついでに適当に茶菓子を用意すると早速ダークレイに問いかけた。
「何十年ぶりだっけ。あんまりに音沙汰ないもんだから、どこかで死んでんのかと思ったわ」
「最後にここを訪れたのは八十年ほど前か? しばらく世界を見て回っていただけだ。勝手に我を死んだことにするな」
「ふーん。番探し?」
「ああ。見つからなかったがな。そもそも死にそうになったらコレを使っている」
ダークレイは懐から鳴らない鈴を取りだした。
これは昔、まだダークレイが幼竜だったころに渡したお守りだ。
普段は鳴らない鈴だが、緊急事態になった時だけ鳴り響き、世界中どこにいても俺に知らせるようになっている。
ダークレイにコレを渡した時、我は子どもではないのだぞと嫌がってたから、どこかに捨てられた可能性もあると思っていたけれど。
「まだ持ってたのか、それ」
「薄情な誰かと違い、我は物ですら大切にする性質でな」
「あー、わかったわかった、悪かったって。とにかく、ダークレイが無事でよかったよ」
これ以上ヤブを突かれるのはゴメンだと、俺は強引に話を打ち切った。
ところでドラゴン種は、年頃になると番を探して世界中を見てまわるらしい。
ダークレイも例外ではなかったようだ。それまで一年に一回は顔を見せていたのに、けっこうな長時間帰ってこないもんだから、死んだかどうかはともかく、とっくに俺のことなんて忘れ去ってたと思った。
「番、そのうち見つかるといいな」
「そうだな。なに、我もお前程ではないが長命だ。あと二百年以内に見つかればよい」
ドラゴンは八百年から千年ほど生きる種族だから、嫁さん探しも子作りものんびりしている。
俺もせっかくならドラゴンに転生してればよかったのかなー? そしたら番を作って仲睦まじく生を終えていたかもしれない。
俺がぽやぽやと夢物語を想像していると、ダークレイはニヤリと笑って爆弾発言を投下した。
「して、そこの人族はお前の番候補か?」
「そうですね、その理解で間違いありません」
「いやありまくりだけど!? ……って、ついツッコミ入れちゃったけどもしかしてそれであってる……!?」
「ん? どっちなんだ。ハッキリするがいい」
一応番候補っていうか恋人候補ではあるのか……今のところ恋人というか、スキンシップの多い同居人の関係に落ちついているけども。
俺は腕を組んで鼻息を吐いているダークレイに向かって、カリオスのことを簡単に説明した。
「えーと、番候補の同居人、カリオス君です」
「ご紹介にあずかりましたカリオスです。ツカサに振り向いてもらうためにあの手この手で口説いている最中です」
「そうか。ツカサは優柔不断だからな、下手に口説くと百年かかっても落とせんぞ」
「ご忠告をどうも。ですがご心配なく、そんなに時間をかけるつもりはありません。ね、ツカサ」
「いや、俺に振られてもだな」
カリオスは甘さを含んだ瞳でフワリと笑いかけてきた。そんな甘い顔をしても、うーむイケメンの微笑みは眼福だなあって感想しか抱けないけど?
「フッ。前途多難だな」
「貴方に心配されることではありません」
「おいおい喧嘩するなよ? ダークレイ、ほらこれを食ってみろ。うまいぞー」
俺は不穏な空気を払拭するため、ニギリ草を練りこんだクッキーをヤツの口に押しこむ。
お前ら腹減ってるからカリカリするんだよ、せっかく出したんだから茶菓子を食え。
ダークレイは大人しく口を開けて、カリッと一口食べた。
「うむ、なかなかの味だ」
「俺が直々に作ってやったんだから、ありがたーく食べてくれ」
ダークレイがまたそのうち来るかもって思って、作っておいた特製クッキーだ。肉でも草でもなんでも食べる雑食ドラゴンだが、このニギリ草を混ぜこむのが美味しいらしい。
神の力は大抵の食べ物は出せる。だがこのニギリ草クッキーは人間が食べるような物じゃないため、食べ物のくくりに入らないのか、自分で焼くしか用意する方法がなかった。
作り過ぎたまんまで時を止めた異空間に死蔵されてたから、活躍の機会があってよかったよ。
「……ツカサ、僕もそれ食べたいです」
「カリオスもか? カリオスにはこっちの人間用のクッキーの方がオススメだけど」
「ではそちらを」
「ほれ」
カリオスの手にクッキーを置いてやると、彼は不満そうに眉を寄せる。
「どうしてダークレイにはあーんするのに、僕にはしてくれないんですか」
「あーんなんてしたか?」
無理矢理口に押しこもうとしただけだけど。しかしカリオスは主張を譲らない。口を開けて俺がクッキーをあーんするのを待っている。
「えー」
「そのくらいの望み、聞いてやったらどうだ?」
ニヤニヤとダークレイがテーブルに肘をついて見つめてくる。んー、まあ減るもんでもないし、それでカリオスの気が済むならいっか。
「はいあーん」
「むぐ……美味しいです」
「そりゃよかった。それは俺のお手製じゃなくて、数百年前の王都の店のめっちゃうまいクッキーを神の力で再現したやつだから、美味しいよなー」
自分で作ったやつもいいけど、やっぱプロの味には敵わないからなー。俺も一枚かじっておいしさを実感していると、カリオスはまたしても要求してくる。
「ツカサお手製のクッキーが食べたいです」
「やー、それはオススメしないぞ? ニギリ草は人間には激シブだから。しかも高確率で腹を下す」
いくら砂糖を入れても口の中に苦味が残る仕様だ。しかも強烈な下剤にもなるから、むしろ人間の間では腹下しの薬として流通している。
それでもカリオスは食べたがった。
「構いません」
「いややめとけって。お手製がいいなら後で作ってやるから」
「本当ですか? ぜひ。でもそれはそれとして、このクッキーも是非とも食べてみたい。貴方の作ったもの全てに興味があります」
「そこまで言うなら……ちょっとかじるだけにしとけ? はい、あーん」
一口かじると、カリオスの目が見開かれる。バッと口を押さえたまま二、三回噛み砕き、紅茶で喉に流しこんでいた。
「……独創的な味ですね」
「素直に激マズって言っていいんだぞ?」
「ククッ……なんと愚かな真似を……これだから人間は」
ダークレイが俺達の様子を見てニヨニヨしていた。その笑い方、まるで魔王みたいに邪悪でカリオスに喧嘩売られそうだからよした方がいいぞ?
「……お手洗いに行ってきます」
カリオスが腹を押さえてトイレに駆けていった。ほらー言わんこっちゃない。すげー強烈な即効性の下剤なんだから。
51
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
悪役令息に転生したらしいけど、何の悪役令息かわからないから好きにヤリチン生活ガンガンしよう!
ミクリ21 (新)
BL
ヤリチンの江住黒江は刺されて死んで、神を怒らせて悪役令息のクロエ・ユリアスに転生されてしまった………らしい。
らしいというのは、何の悪役令息かわからないからだ。
なので、クロエはヤリチン生活をガンガンいこうと決めたのだった。
「役立たず」と追放された神官を拾ったのは、不眠に悩む最強の騎士団長。彼の唯一の癒やし手になった俺は、その重すぎる独占欲に溺愛される
水凪しおん
BL
聖なる力を持たず、「穢れを祓う」ことしかできない神官ルカ。治癒の奇跡も起こせない彼は、聖域から「役立たず」の烙印を押され、無一文で追放されてしまう。
絶望の淵で倒れていた彼を拾ったのは、「氷の鬼神」と恐れられる最強の竜騎士団長、エヴァン・ライオネルだった。
長年の不眠と悪夢に苦しむエヴァンは、ルカの側にいるだけで不思議な安らぎを得られることに気づく。
「お前は今日から俺専用の癒やし手だ。異論は認めん」
有無を言わさず騎士団に連れ去られたルカの、無能と蔑まれた力。それは、戦場で瘴気に蝕まれる騎士たちにとって、そして孤独な鬼神の心を救う唯一の光となる奇跡だった。
追放された役立たず神官が、最強騎士団長の独占欲と溺愛に包まれ、かけがえのない居場所を見つける異世界BLファンタジー!
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
義理の家族に虐げられている伯爵令息ですが、気にしてないので平気です。王子にも興味はありません。
竜鳴躍
BL
性格の悪い傲慢な王太子のどこが素敵なのか分かりません。王妃なんて一番めんどくさいポジションだと思います。僕は一応伯爵令息ですが、子どもの頃に両親が亡くなって叔父家族が伯爵家を相続したので、居候のようなものです。
あれこれめんどくさいです。
学校も身づくろいも適当でいいんです。僕は、僕の才能を使いたい人のために使います。
冴えない取り柄もないと思っていた主人公が、実は…。
主人公は虐げる人の知らないところで輝いています。
全てを知って後悔するのは…。
☆2022年6月29日 BL 1位ありがとうございます!一瞬でも嬉しいです!
☆2,022年7月7日 実は子どもが主人公の話を始めてます。
囚われの親指王子が瀕死の騎士を助けたら、王子さまでした。https://www.alphapolis.co.jp/novel/355043923/237646317
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる