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眠り姫の追放
眠り姫の決意
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ー何もしない。
シープはその言葉の意味をレムに説明する。
『この世界から、現実に関与してあらゆる厄災を止めてきたでしょ?それをやめるの』
「でもそんなことしたらこの国は!」
『そうね、危ない状況にはなるかもしれないね。でも、そうなったときに初めてあんたの話を聞く気になるんじゃないのかしら』
「でも、そんなこと」
『この状況を生んだのは、あの愚王と愚息達よ。お人好しもいい加減にしなさい!』
レムの言葉に、父や兄達の蔑むような視線を思い出す。
それに、私の苦労も知らないで『眠り姫』と王国の恥だと言われたこと。
そしてそれが、城下の民にまでよく思われていないこと。
『それにね、あなたを護るためでもあるのよ。私の力はあなたが眠っていないと使えないわよね?今までは安全な城内にいたから良かったけど、こんなところで何日も眠りこける状況になるのは危険よ』
ー確かに。
国を護にしてもまずは自分の身の安全を確保できない事にはどうしようも無い。
「でも、それでこの国の人達が危険な目に遭うなんて」
『まあ、あんた良い子ちゃんだものね。でもこの国にも兵士はいるし、民を護るくらいできるわよ。もう王族でもないレムが命をかける必要はないわよ』
何もしない。ただそれだけ。
明日には私は死んだ事にされる。
私は王女としてこの国を護るべき立場として、この国を護ってきた。
でも今は違う。何もないただの平民。
明日どうやって生きていけば良いかさえ分からないのに、他人の為に頑張れるわけがない。
そもそも平民が民を守るだなんて、調子に乗るのも甚だしいよね。
レムは、やらない理由を正当化していく自分に嫌気が差してきた。
あぁ、私って良い子ちゃんを演じてただけなのかな。
「よし!少しだけほんとに少しだけ、お父様やお兄様達を懲らしめてみたい!」
『しばらくは眠り姫様はお休みね。せっかく外の世界に出たのだから、普通の女の子として生きていきましょう』
シープはそう言うと、レムの頭を撫で優しい表情を向けた。
レムは寝ているはずなのに、その感触に心地よくなり眠りについてしまいそうだった。
『早速なんだけどね、魔物の気配を感じるのよ。どうする?』
「え!そうなの?結界を張らないといけないかな?」
シープが気配の下方向に向かい手を伸ばし、力を感じ取る。
『騎士団で充分制圧できそうね』
「本当に大丈夫?」
『あんたは少し過保護すぎ。あなたの母親だってこのレベルは見逃してたんだから平気よ』
「お母さんも?」
『そうよ。全てを相手してたら身も持たないでしょ!それに何か起きてもあなたは何もしなかっただけなんだから気にしなくて良いわ」
シープはそう言うとその場から消え去った。
それと同時にいまいる不思議な空間も消えてしまった。
シープはその言葉の意味をレムに説明する。
『この世界から、現実に関与してあらゆる厄災を止めてきたでしょ?それをやめるの』
「でもそんなことしたらこの国は!」
『そうね、危ない状況にはなるかもしれないね。でも、そうなったときに初めてあんたの話を聞く気になるんじゃないのかしら』
「でも、そんなこと」
『この状況を生んだのは、あの愚王と愚息達よ。お人好しもいい加減にしなさい!』
レムの言葉に、父や兄達の蔑むような視線を思い出す。
それに、私の苦労も知らないで『眠り姫』と王国の恥だと言われたこと。
そしてそれが、城下の民にまでよく思われていないこと。
『それにね、あなたを護るためでもあるのよ。私の力はあなたが眠っていないと使えないわよね?今までは安全な城内にいたから良かったけど、こんなところで何日も眠りこける状況になるのは危険よ』
ー確かに。
国を護にしてもまずは自分の身の安全を確保できない事にはどうしようも無い。
「でも、それでこの国の人達が危険な目に遭うなんて」
『まあ、あんた良い子ちゃんだものね。でもこの国にも兵士はいるし、民を護るくらいできるわよ。もう王族でもないレムが命をかける必要はないわよ』
何もしない。ただそれだけ。
明日には私は死んだ事にされる。
私は王女としてこの国を護るべき立場として、この国を護ってきた。
でも今は違う。何もないただの平民。
明日どうやって生きていけば良いかさえ分からないのに、他人の為に頑張れるわけがない。
そもそも平民が民を守るだなんて、調子に乗るのも甚だしいよね。
レムは、やらない理由を正当化していく自分に嫌気が差してきた。
あぁ、私って良い子ちゃんを演じてただけなのかな。
「よし!少しだけほんとに少しだけ、お父様やお兄様達を懲らしめてみたい!」
『しばらくは眠り姫様はお休みね。せっかく外の世界に出たのだから、普通の女の子として生きていきましょう』
シープはそう言うと、レムの頭を撫で優しい表情を向けた。
レムは寝ているはずなのに、その感触に心地よくなり眠りについてしまいそうだった。
『早速なんだけどね、魔物の気配を感じるのよ。どうする?』
「え!そうなの?結界を張らないといけないかな?」
シープが気配の下方向に向かい手を伸ばし、力を感じ取る。
『騎士団で充分制圧できそうね』
「本当に大丈夫?」
『あんたは少し過保護すぎ。あなたの母親だってこのレベルは見逃してたんだから平気よ』
「お母さんも?」
『そうよ。全てを相手してたら身も持たないでしょ!それに何か起きてもあなたは何もしなかっただけなんだから気にしなくて良いわ」
シープはそう言うとその場から消え去った。
それと同時にいまいる不思議な空間も消えてしまった。
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