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俺はこの世界の田舎に住む防人の息子として転生し、今年で15になった。
王子とかに転生しなかったのは残念だったけど、今の自由な暮らしも悪くないと思う。
前世の知識を生かして、幼い時から自主練を積んできた俺は、村で神童と持て囃されていた。
それもついこの間までの話になってしまうけれど。
だけど俺は15歳になるまでに、祝福による能力に目覚めることができなかったのだ。
つまり、ただの村人のまま。
俺は能力を授かった幼なじみ達が、村からに出て行く背中を見送ることしかできなかった。
異世界無双をするために今まで修行してきたことは無駄になったけれど、これを機に異世界スローライフに転換しよう。
そう決めた矢先、あの日に起きた出来事で俺は能力に目覚めたのだった。
文字数 11,988
最終更新日 2022.03.15
登録日 2022.03.02
「どうして悪役令嬢ですらないの!?」
ありえないと思っていた。でもどこかで望んでいた、夢にまで見た転生。
私は貴族の令嬢モブリンク=エルザとして新たな人生をスタートしました。
しかし、私の転生ライフは思っていたものと違いました。
貴族の令嬢といっても中流のありふれた存在。周りと比べたらただのモブでしかないのです!
正統派であれば、世界の中心で王子様とのラブラブな人生を。
悪役令嬢なら、悪役を全うしたスリリングな人生。はたまた、改心しての幸せな人生。
でも、モブなんて!
そこそこの人と結婚してそこそこの人生を過ごすだけじゃないですか。
それなら転生前の人生と代わりません!
むしろ、文明の発達していた転生前の方が楽しいに決まってます。
決めました。
「悪役令嬢に私はなる!」
転生ライフを充実させるために一度、悪役令嬢になる事にしました。
文字数 4,770
最終更新日 2022.02.07
登録日 2022.02.06
「おまえは王族に相応しくない!今日限りで追放する!」
「お父様!何故ですの!」
「分かり切ってるだろ!おまえがいつも寝ているからだ!」
「お兄様!それは!」
「もういい!今すぐ出て行け!王族の権威を傷つけるな!」
こうして私は王女の身分を剥奪されました。
眠りの世界でこの国を魔物とかから護っていただけですのに。
文字数 88,147
最終更新日 2022.01.07
登録日 2020.05.31
都心からそう遠くない場所にそれはあった。
通称【宵闇街】
一癖二癖もある住人たちが住まう混沌とした世界。
ここで起きるのは日常とはかけ離れた現実なのかもしれない。
文字数 13,856
最終更新日 2022.01.05
登録日 2021.08.18
私、ミカエラ・ルイーズはこの世でいちばんの幸運の持ち主のはずだった。
私の幸運は周りを巻き込み、伯爵の階級でありながら、ルイーズ家は莫大の富を築き国内有数の貴族へとなっていた。
そして、遂にこの国の第一王子の目に留まり婚約者になるという、最大の幸運が舞い込んできたはずだった。
しかし、第一王子であるエルハルドは何をしてもツキのない運なし王子だったのです。
エルハルドは私と過ごすうちに、自分の運のなさを忘れ、自分に降りかかる幸運な出来事は全て自分の力だと思い込み始めました。
「ミカエラ、お前の顔を見ていると運気が下がる。俺の目の前から消えてくれ」
そしてとうとう、私のことを捨ててくれたのでした。
「エルハルド様の幸運をお祈り申し上げます」
私は、エルハルドへの最後の言葉をそう投げかけた。
でも残念。この先のあなたに幸運など訪れるわけがないのですわ。
文字数 21,627
最終更新日 2021.08.24
登録日 2021.08.09
アラサーのOLだったはずの私は、生き甲斐にしていたゲームの世界に転生していました。
不運なのは転生したのが悪役令嬢だったのです。
ヒロイン推しの私は、王子とヒロインの邪魔をしないようにただの令嬢として静かに暮らします。
そう決めたはずなのに、何故こうなってしまうのでしょうか!!
普通に過ごしているつもりなのに、どんどんと悪役令嬢に近づいていってしまいます!
このままでは、ゲームの通りに処刑されてしまいますわ!
文字数 19,255
最終更新日 2021.08.10
登録日 2021.06.30
「俺はなんてことをしてしまったんだ!」
美女と、『あんなことやこんなこと』をしたいがために、取り返しがつかなくなった現状に頭を抱える。
「クロウ、してしまったことは仕方ないですよ」
俺に連れ去られたシェイナは泉のほとりで呑気に花を摘んでいる。
いやいや、誘拐されたのになんでそんな悠長にしているんだ!?
悪役令嬢に騙されて、聖女を誘拐するハメになった男の話。
文字数 4,012
最終更新日 2021.02.03
登録日 2021.02.01
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