眠り姫な私は王女の地位を剥奪されました。実は眠りながらこの国を護っていたのですけれどね

たつき

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眠り姫の追放

レムを知る者

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「さて、帰るとするかの」

老人はそういうと、呆然としているレムの手をとる。

「え、はい」

レムは老人に引っ張られるがままに歩き出した。

「待てよじじい。お前はこのまま帰さないし、孫も死にたくなるまでこき使ってやる」

ガネイルはそういうと立ち上がり、小型の銃を取り出した。

「魔法銃を持っておるのは想定外じゃなの」

老人はレムを庇うように射線上に立つ。

「俺の魔法で丸焦げにしてやる」

そういうとガネイルは銃を構え、詠唱をする。

引き金を引くと火の弾が2人を目掛けて飛んできた。

「貴様何をしている!」

魔法銃を放つ、ガネイルの姿を見つけた騎士団の団員が火の弾を相殺したらしく、2人に届くことはなかった。

「くそ!邪魔がはいりやがった」

騎士団員の出現にガネイルは慌ててその場から逃げ去った。

「あなたはこの場にいてください」

騎士団員は老人にそういうとガネイルの後を追いかけた。

「ありがとうございました」

レムは老人に向かって頭を下げる。

頭を下げながら、仮面をつけたままなことに気がついたレムは、慌てて仮面を取ろうとした。

「そのままで結構ですぞ。レム様」

老人は仮面を取ろうとするのを止めそういった。

「ち、違います!レム様はお亡くなりになったと言ってましたよ!」

老人が名前を知っていたことに動揺したが、レムはとっさに自分の身分を隠そうとした。

「このセバスが間違えるわけないでございましょう」

老人の言葉に、レムは初めて老人の顔をしっかりと見た。

「思い出してくれましたかな?」

「もしかしてベルモント兄様の剣の指導をしていたセバス爺ですか?」

セバスはレムの言葉に軽く笑みを浮かべ頷いた。

「ここにもう時期、騎士団が集まるでしょう。レム様、私を信じられるならここに向かってください。」

セバスはそういうとレムにメモを記した紙を手渡した。
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