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3「体育の時間に僕たちはこっそりと抜け出していた~改~」

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 7月9日の2限目。

 猛暑が続く毎日だった。

 僕たちのクラスは体育の授業で、みんなはグラウンドに出ていた。

 男子はサッカー、女子は陸上競技をすることになっていた。


「あっつー」


 僕の隣で絵梨花という女の子が、真っ白な体操服の胸元を掴んでパタパタとしている。今年は梅雨明けが早く、今日も太陽の強い日差しが肌を鋭く刺していた。


「日焼け止めちゃんと塗った?」


 絵梨花が胸元から空気を取り込みながら、僕にそんなことを言う。この前、絵梨花と海に遊びにいった時に、日焼け止めを塗っていなかったせいで、肌が真っ赤になったのを、どうやら絵梨花は心配してくれているようだった。


「ああ、スプレータイプのやつをやったけど」

「それじゃあダメなんだよぅ。クリームタイプのやつじゃないと」

「まぁ、別にこの前の海みたいに丸一日外にいるわけでもないしさ、いいじゃん」

「はぁ、全く。今度からは私が拓海の分も持っていくわ!」


 絵梨花はそういうと、女子の集合がかかったようだったので、そっちの方へ小走りで駆けていく。


 その際に、ふっと後ろを振り返って。


「じゃあ、後でね」


「うん、また後で」


 僕たちはそうやって、お互いにしか意味の通じない言葉で確認を取り合ってから、解散した。



★★★★★



数分後。


「あ~。今日は50m走、7秒5しか出なかった……」


「僕は3点しかゴール決めれなかったわ~」


「いやいや、数分で3点もゴール決めるとか、やばすぎっしょ。どういうプレーしてんの?」


「あはは、なんか今日は俺によくボールが回ってきてね」


「相変わらず運動神経いいね、惚れ惚れするよ」


「絵梨花もな」


 僕たちは、少しだけ体育の授業を受けた後に、こっそりと抜け出してきて、今は体育倉庫の裏にいる。


 体育倉庫の裏は、ちょうど木々の影になっていて、人目につきにくい場所になっている。


 そんな場所で僕たちは、運動後の適度に汗をかいた状態で向かい合っている。


 絵梨花の濃厚な汗の香りが、夏のじめっとした空気を伝って鼻の奥の方まで入ってくる。


「絵梨花の香りエッロ」


「いやいや、それ女子に言っちゃダメっしょ」


「でも絵梨花、これ言うと嬉しそうなんだもん」


 僕がそう言うと、絵梨花はヨイショっと体をこちらの方に近づけて、ぎゅっと密着させるように体を寄せてきた。


「はぁ、いい匂い。拓海のも、すっごい濃厚な匂いするよ。ほら、ここのズボンのおちんちんの辺り、とってもいい匂い」


 絵梨花は犬のように、鼻をすんすんと鳴らしながら、僕の股間全体をくまなく嗅ぎ回す。


「おい、絵梨花。それくらいにしてさ、ただでさえ時間がないんだから。もう始めようぜ」


「もうちょっと、と言いたいところだけど、そうね。じゃぁ脱いで。今日は私が先にしゃぶってあげる」


 絵梨花がそう提案してくれたので、僕はずるっと勢いよくズボンを下ろした。ズボンのお尻の方にはグラウンドの砂がたくさん付いていた。


「うわぁ。くっさぁい」


 絵梨花はそう言いながら、おちんちんを、自らの顔にビタァと貼り付けて、その存在感と匂いを堪能している。


 そして……


 ちゅっ。


 ちゅっ。


 亀頭に優しい口づけを始めた。


 なかなかに繊細なタッチで、体に快感に近いくすぐったさが駆け巡る。


「うっっっ」


 レロォォォォォォ


 今度は長い舌を垂らして、それをおちんちんの根元からカリ先まで、一気に舐めとった。



「あああっっっっ」



 絵梨花の洗練されたフェラのテクニックに僕は、今日もされるがままになっている。


「どう、きもひぃ?」


「ううううっっっっ」


 気づけば、おちんちんはもう絵梨花の口のなかいっぱいに、頬張られていた。


 じゅぷじゅぷ

 じゅぷじゅぽ


 とろりとした唾液が、いっぱいに分泌されて、それがとてもいやらしい音を奏でている。


「い、いきそうっっっっ」


「いいよ、そのまま。喉奥まで突っ込むから。そのまま出して」


「い、いくぅぅぅぅ!!!!!」



 ビューーーーーーーーーー



 びゅっびゅっっ



 ドクンドクン……



 最後の一滴まで、無駄にしないような、そんな舌裁きでおちんちんを舐め回す。


 そのこの上なく官能的な感触に。


 僕は今日も……


「ああ、最高だぁ……」


 感嘆の言葉を漏らすのであった。


「さぁ、じゃぁ次は私のクリ攻めね」


「ああ、わかった」


 俺は最後の余韻を楽しむために、射精直後のおちんちんを、絵梨花の真っ赤に火照った顔に、何回かペチペチと心地よい音を立てながら、あてがい……


 そして、


「よし、それじゃあ、体育倉庫の壁にもたれて、左足を大きく上にあげようか。今日はその姿勢でしてあげる」


「え、マジで。私それめっちゃ好き」


「激しくイかせてあげるよ、今日も」


 僕はそんなセリフを吐いて、今日も絵梨花のおまんこを堪能するのだった。


 僕たちは体育の授業中に、


 こんなことをしていた……

 こんな……

 ことをしていたんだ。

【完】
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