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4章
Part 334『リュー』
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「やあ、よく来たね。来ると思っていたよ。」
そう言ってリューは店を訪れた俺達を出迎えた。
「ちなみに先に言っておくともう代償は支払われているからね。記憶を維持するのは不可能だ。僕にサクヤの記憶をどうこうすることは出来ない。」
「ああ、そこに関してはもう踏ん切りがついているから、お願いするつもりはないよ。」
それにリューに今更お願いするなんて何が待っているか分からない。
「それよりも用事は大丈夫なのか? 確か神様がどうのこうのって」
そういうとリューの表情が暗くなる。どうやら触れられたくない話題だったらしい。
「いや、もうすぐ満足して眠ってくれるんじゃないか。神の奇跡ってのは、本当に劣悪だよ。まったく・・・・・・とまあ、それは大丈夫だ。サクヤ」
「は、はい。」
「そんなにビビるんじゃないよ。今の君は僕よりも圧倒的な強さなんだからさ。取って食ったりしないよ。」
そうは言っても呪術をかけた張本人に声をかけられてビビらない訳はない。
「僕から君に言うことはない。何かを言う権利が僕にはないからね。だけど、君が僕に何かを言うのは自由だよ。今の君に僕は勝てないからね。糾弾も受け入れるさ」
それは呪術をかけたことに関してのリューなりの謝罪なのかもしれない。
今なら呪術をかけたことを怒っても良いんだぞとそう言っている。しかし、サクヤは首を振って否定した。
「・・・・・・いえ、呪術は確かに辛かったですけど、あの呪いがなければ、町に出ることも日向さんとこうしてお付き合い出来ることもありませんでした。なので特に怒ることはありません。もう、やめて欲しいですけど。」
そう言って最後には笑ってサクヤは答えた。
災い転じて福となす。まさにその言葉通りである。
「ならこの話は終わりだ。いやぁ、ちゃんと謝っておかないと恨みを買ってボコボコにされるかと思ってたんだけど、そっかそっか、怒ってないんだ。いやぁ、良かった良かった。」
くるりと手のひら返しをした反応に思わず呆れた表情を浮かべてしまう。
「正直、1割ぐらいは復讐されるかもと思ってたんだけど、良かった良かった。じゃあ、とりあえず、禍根は取り除いたところで、君達に報告しておこうと思ってね。この一件を仕組んだ奴についてだ。」
「ハチだろ。今頃どこにいるのか。」
「地獄じゃないかな。」
あっさりとリューはそう答える。その言葉を聞いてすぐに自体を察した。同情はしないが、こんなにもあっさりとした最期かと思わなくもない。
「お察しの通りだ。だからね。残りの時間を楽しむと良い。邪魔者はいないからね。まあ、今のサクヤをどうこう出来るほどの力があるとはお思えないけどね。将来の不安は消しておきたいだろう?」
リューはそう答えると欠伸をして「さて、僕はもう一眠りするよ。」と用は済んだとばかりに部屋の奥に消えていく。
リドもツララも呆れた様子を浮かべて一部始終を見ていた。
「俺達も何か言えるほどはないからな。二人とも幸せにぐらいか。」
「だね。お幸せに。」
「ああ、ありがとう。じゃあ、また来るよ。」
ツララとリドにお礼を言って俺達は店を出た。
そう言ってリューは店を訪れた俺達を出迎えた。
「ちなみに先に言っておくともう代償は支払われているからね。記憶を維持するのは不可能だ。僕にサクヤの記憶をどうこうすることは出来ない。」
「ああ、そこに関してはもう踏ん切りがついているから、お願いするつもりはないよ。」
それにリューに今更お願いするなんて何が待っているか分からない。
「それよりも用事は大丈夫なのか? 確か神様がどうのこうのって」
そういうとリューの表情が暗くなる。どうやら触れられたくない話題だったらしい。
「いや、もうすぐ満足して眠ってくれるんじゃないか。神の奇跡ってのは、本当に劣悪だよ。まったく・・・・・・とまあ、それは大丈夫だ。サクヤ」
「は、はい。」
「そんなにビビるんじゃないよ。今の君は僕よりも圧倒的な強さなんだからさ。取って食ったりしないよ。」
そうは言っても呪術をかけた張本人に声をかけられてビビらない訳はない。
「僕から君に言うことはない。何かを言う権利が僕にはないからね。だけど、君が僕に何かを言うのは自由だよ。今の君に僕は勝てないからね。糾弾も受け入れるさ」
それは呪術をかけたことに関してのリューなりの謝罪なのかもしれない。
今なら呪術をかけたことを怒っても良いんだぞとそう言っている。しかし、サクヤは首を振って否定した。
「・・・・・・いえ、呪術は確かに辛かったですけど、あの呪いがなければ、町に出ることも日向さんとこうしてお付き合い出来ることもありませんでした。なので特に怒ることはありません。もう、やめて欲しいですけど。」
そう言って最後には笑ってサクヤは答えた。
災い転じて福となす。まさにその言葉通りである。
「ならこの話は終わりだ。いやぁ、ちゃんと謝っておかないと恨みを買ってボコボコにされるかと思ってたんだけど、そっかそっか、怒ってないんだ。いやぁ、良かった良かった。」
くるりと手のひら返しをした反応に思わず呆れた表情を浮かべてしまう。
「正直、1割ぐらいは復讐されるかもと思ってたんだけど、良かった良かった。じゃあ、とりあえず、禍根は取り除いたところで、君達に報告しておこうと思ってね。この一件を仕組んだ奴についてだ。」
「ハチだろ。今頃どこにいるのか。」
「地獄じゃないかな。」
あっさりとリューはそう答える。その言葉を聞いてすぐに自体を察した。同情はしないが、こんなにもあっさりとした最期かと思わなくもない。
「お察しの通りだ。だからね。残りの時間を楽しむと良い。邪魔者はいないからね。まあ、今のサクヤをどうこう出来るほどの力があるとはお思えないけどね。将来の不安は消しておきたいだろう?」
リューはそう答えると欠伸をして「さて、僕はもう一眠りするよ。」と用は済んだとばかりに部屋の奥に消えていく。
リドもツララも呆れた様子を浮かべて一部始終を見ていた。
「俺達も何か言えるほどはないからな。二人とも幸せにぐらいか。」
「だね。お幸せに。」
「ああ、ありがとう。じゃあ、また来るよ。」
ツララとリドにお礼を言って俺達は店を出た。
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