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1章
Part 26 『真冬の正体』
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食堂へ向かうと美味そうにおにぎりを頬張るサクヤがいた。
「あ、峰さん、おはようございます」
「いや、もう昼だけどな。ていうか、結構早くにきてたんだな。」
「始発で来ました!」
なぜか誇らしげにそんなことを言う。そんなにご飯食べられなかったのが不満だったのか・・・
「なるほど・・・そんで、飯を食ってると・・・」
「ただ、食べてるわけじゃ無いんですよ? 真冬さんのお手伝いもしましたし! 働かざる者食うべからずに従って働いて食べてます。」
「本当にサクヤさんに手伝ってもらったので家事がとても進みました。まるで娘に家事を教えてるみたいで楽しかったです。」
台所の奥から真冬さんが出てくる。その表情は、楽しげだ。そういえば、この人は何歳ぐらいなんだろう。いや、妖怪とかその類の人に年齢を聞くのは不毛か・・・
「そちらは一段落なされたんですか?」
「はい。一応は、確か皮鉄作り? がどうのって言ってましたけど・・・」
「そうですか。では、次は、心鉄の作業ですね。」
さらっとそう言う用語が出てくるのが少し意外だった。もしかして、真冬さんも刀を打つのだろうか? コンが真冬さんは、ウチガネさんの追っかけだと言っていたが・・・
「大丈夫そうでしたか? ウチガネさんは」
「お腹空かせてましたね。」
「そうですか。じゃあ、急いで持って行っていかないといけませんね。」
そう言うと真冬さんは、店で使う様な大皿に盛られた大量のおにぎりを持ってくる。
「あ、持ちます。」
そう言って真冬さんから皿を受け取るとかなりの重量が手にかかる。もしかして、真冬さんは力持ちなのかもしれない。
「ありがとうございます。じゃあ、私は、お水を持って行きましょうかね。」
そう言って2リットルのペットボトルがいくつか入った箱を二箱ひょいと持ち上げると工房の方へ向かう。
その様子を唖然として見る。間違いなく真冬さんは力持ちだ。
「真冬さん・・・何者なんだ・・・?」
「真冬さんは、山姥らしいですよ。」
俺の呟きにサクヤが答える。山姥? 山姥ってあの人間を食べるっていう・・・
「山姥っていうよりは、鬼女らしいですけど、どちらも意味合い的には同じものらしいですし・・・」
「鬼って事か・・・それならあの力も納得かな・・・ただ、大丈夫だよな? 人間食べないよな?」
「大丈夫ですよ。・・・・・・多分・・・」
「いや、多分って怖いな。それ・・・」
そんなふわふわとした感じで気づいたら食べられてるなんて笑えない。
「お二人共、どうしました?」
家の外から真冬さんの声が聞こえる。待たせてしまったようだ。
「あ、すぐ行きます!」と言葉を返して急いで外へ向かった。
工房では、ウチガネとコンが外に出てきていた。
「お待たせしました。どうですか調子の方は?」
真冬さんは、ウチガネさんに声をかける。その姿は、夫婦の様にも思えるが、本当にそういう関係ではないのだろうか?
「今のところは悪くねぇな。」
「そうですか。良かった。」
どこかホッとした様子を浮かべる真冬さんは、明らかにウチガネさんに対して好意を抱いているのが分かる。
追っかけと言っていたが、綺麗な人にこれだけ好意的に接されて、心が動かないものなのだろうか。
やっぱり、ケモミミじゃないからだろうか・・・
「いやぁ、お腹すいたっすよ~」
「そうですね。早速、食べましょう。」
「はい! 食べましょう!」
元気な声でサクヤは、おにぎりを手に取り始める。
「サクヤさっき食ってなかったっけ?」
俺のその言葉にサクヤは何を言ってるかわからないというような表情を浮かべ小さく首をかしげるのだった。
「あ、峰さん、おはようございます」
「いや、もう昼だけどな。ていうか、結構早くにきてたんだな。」
「始発で来ました!」
なぜか誇らしげにそんなことを言う。そんなにご飯食べられなかったのが不満だったのか・・・
「なるほど・・・そんで、飯を食ってると・・・」
「ただ、食べてるわけじゃ無いんですよ? 真冬さんのお手伝いもしましたし! 働かざる者食うべからずに従って働いて食べてます。」
「本当にサクヤさんに手伝ってもらったので家事がとても進みました。まるで娘に家事を教えてるみたいで楽しかったです。」
台所の奥から真冬さんが出てくる。その表情は、楽しげだ。そういえば、この人は何歳ぐらいなんだろう。いや、妖怪とかその類の人に年齢を聞くのは不毛か・・・
「そちらは一段落なされたんですか?」
「はい。一応は、確か皮鉄作り? がどうのって言ってましたけど・・・」
「そうですか。では、次は、心鉄の作業ですね。」
さらっとそう言う用語が出てくるのが少し意外だった。もしかして、真冬さんも刀を打つのだろうか? コンが真冬さんは、ウチガネさんの追っかけだと言っていたが・・・
「大丈夫そうでしたか? ウチガネさんは」
「お腹空かせてましたね。」
「そうですか。じゃあ、急いで持って行っていかないといけませんね。」
そう言うと真冬さんは、店で使う様な大皿に盛られた大量のおにぎりを持ってくる。
「あ、持ちます。」
そう言って真冬さんから皿を受け取るとかなりの重量が手にかかる。もしかして、真冬さんは力持ちなのかもしれない。
「ありがとうございます。じゃあ、私は、お水を持って行きましょうかね。」
そう言って2リットルのペットボトルがいくつか入った箱を二箱ひょいと持ち上げると工房の方へ向かう。
その様子を唖然として見る。間違いなく真冬さんは力持ちだ。
「真冬さん・・・何者なんだ・・・?」
「真冬さんは、山姥らしいですよ。」
俺の呟きにサクヤが答える。山姥? 山姥ってあの人間を食べるっていう・・・
「山姥っていうよりは、鬼女らしいですけど、どちらも意味合い的には同じものらしいですし・・・」
「鬼って事か・・・それならあの力も納得かな・・・ただ、大丈夫だよな? 人間食べないよな?」
「大丈夫ですよ。・・・・・・多分・・・」
「いや、多分って怖いな。それ・・・」
そんなふわふわとした感じで気づいたら食べられてるなんて笑えない。
「お二人共、どうしました?」
家の外から真冬さんの声が聞こえる。待たせてしまったようだ。
「あ、すぐ行きます!」と言葉を返して急いで外へ向かった。
工房では、ウチガネとコンが外に出てきていた。
「お待たせしました。どうですか調子の方は?」
真冬さんは、ウチガネさんに声をかける。その姿は、夫婦の様にも思えるが、本当にそういう関係ではないのだろうか?
「今のところは悪くねぇな。」
「そうですか。良かった。」
どこかホッとした様子を浮かべる真冬さんは、明らかにウチガネさんに対して好意を抱いているのが分かる。
追っかけと言っていたが、綺麗な人にこれだけ好意的に接されて、心が動かないものなのだろうか。
やっぱり、ケモミミじゃないからだろうか・・・
「いやぁ、お腹すいたっすよ~」
「そうですね。早速、食べましょう。」
「はい! 食べましょう!」
元気な声でサクヤは、おにぎりを手に取り始める。
「サクヤさっき食ってなかったっけ?」
俺のその言葉にサクヤは何を言ってるかわからないというような表情を浮かべ小さく首をかしげるのだった。
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