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第1章 クソ勇者からはじまる簡単なお仕事
第32話 エルフの神官
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エルフの里に入ると、そこはツバサが思っていた以上に近代的な様相を呈していた。
メインストリートには高床式の木造建築物が整然と並んでいる。高床式といっても立派なログハウス風の建物で、窓にはガラスがちゃんとハマっている。しかも、各施設の玄関はテラスになっていて、すべての施設のテラスが木で作られた通路でつながっている。つまり、隣の施設に行くのにいちいち階段の上り下りをしなくてもいいのだ。
そして、メインストリートは石できれいに舗装されていて、土が舞い上がったり雨で泥濘んだりすることはない。
おそらく、この地方は雨が多いはずだ。あるいは豪雨が集中的にふることがあるのだろう。だからこ高床式の空中都市になっているのだ。
残念なことに、彼らの人口がどれだけあって都市がいくつあるのかなどの国力を表す情報は教えてもらえなかった。もっとも、それを簡単に教えてしまうようでは、その方が心配になる。
ツバサたちがメインストリートを歩いているとメインストリートにある建物は商業施設や公共施設だけであることに気がついた。住居はメインストリートから離れた木の上に作られているらしい。つまり、この都市はアークフェリス族なりの都市計画の基に造られたものなのだ。
一方、シャルロットたちはというと、ツバサと別れてルシアスと龍神族との今後の交流について話し合いの席を設けた。
もちろん、ここですべてが決まることはない。今後の話し合いの大まかな段取りが決められるだけだろう。本格的な取り決めは数年掛けて詰められていくはずだ。今更慌てる必要などないのだから。
そしてツバサたちはというと、エルフの里の散策を許されたので、とりあえずメインストリートを三人であるき出した。もちろん、案内役兼監視役もついている。
その一人はヒルダという女性で、纏っている服装から神官だということが判る。ひょっとしたらツバサの護衛相手である〈エルフの巫女〉のことを知っているかもしれない。だが、ツバサは直接問いただすのことを避けた。現在彼女がどのような立場なのか知らないし、何よりツバサの任務は誰にも知られてはならないからだ。
つまり、〈エルフの巫女〉とツバサは自然に出会うのが理想なのである。
そして、彼女の後ろには二人の兵士がついている。短剣と弓を装備しているが、あくまでも護衛の範囲を超えていない。
「精霊虫がたくさん飛んでいますね」
クラウが面白そうに辺りを見回している。
「お、俺のせいじゃないぞ」
ツバサは精霊紋のせいで自然と精霊虫を惹き寄せてしまう。だが、今では精霊虫の制御ができるようになっているはずた。
「この地が生命力に溢れているからだと思いますよ」
理由は解らないが、エルフの里自体が精霊虫を惹き寄せているのだろう。少なくともツバサのせいではない。
「シャルロットも大変だよな。俺だったら逃げちゃうよ」
ツバサが怠そうにいった。
「シャルロットさまはお姫さまですから、そんな無責任なことはできません」
クラウの表情からは「キリッ」という音が聞こえてきそうだ。
その時、フェルが不安そうな表情をしてい自分の方を見つめていることにツバサは気がついた。
『お兄ちゃん……、なんだか嫌な感じなの……』
フェルがテレパシーで話しかけてきた。とても不安そうな表情をしている。因みにフェルは少女の姿に戻っている。
『ひょっとして、ルシアスのことか?』
『そうなの。雲に囲まれているみたいにフワフワしてるの』
『ん? 雲に囲まれている? フェルの言ってることはよく分からないけど、なにか魔法のようなものを掛けられているとか?』
『ツバサさまの鑑定スキルでルシアスのステータスは確認済みですが、そのような兆候は示されていませんが?』
ツバサはクラウに自分のスキルを使えるようにしているので、情報収集はツバサがやらなくてもクラウが全てやってくれる。
クラウはツバサにはもったいないくらいの秘書であり、アシスタントなのだ。
『フェルの勘は侮れないからな。ルシアスたちには警戒を怠らないようにしよう』
『了解です、ツバサさま』『解ったわ、お兄ちゃん』
ツバサはそれよりも自分の任務がまだ少しも進んでいないことを気にしていた。
エルフの里に来てからというもの、〈エルフの巫女〉についてまったく聞いていない。噂さえも聞こえてこない。
どうしたものかとツバサが思案していると、横を歩いていたはずのフェルとクラウがいない。
「お前たち、何やってんだよ?」
どうやら食べ物の匂いに釣られて買い食いをしようとしてるようだった。
「あれ? 金はあるのか?」
(エルフの里で使われる通貨はどれだろう?)
「その程度でしたら、私たちが用立てますわ」
後ろについてきた神官が、買い食いの資金を提供してくれるようだ。
(あまり彼女に借りは作りたくない。後で換金できるものを売っぱらって返すことにしよう)
大賢者グランが残してくれた資産の中にアークフェリス族の通貨も含まれている可能性が高いが、ツバサは気がついていないようだ。
「お兄ちゃん、これ食べて」
フェルが串焼きのようなものを買ってきた。彼女は肉が好きらしい。
「こちらを先にお食べください、ツバサさま。早く食べないと解けてしまいます」
クラウが持ってきたのはアイスキャンディーのようなものだった。おそらく何かの果物を凍らせたものだろう。
串焼きが冷めるよりもアイスキャンディーが解ける方が悲惨なので、ツバサはアイスキャンディーから食べることにした。
フェルがツバサの横で膨れているが気にしても仕方がない。後でフォローすればいいだろうと、ツバサは思った。
「俺たちって観光客みたいだな」
(あっそうか。観光客作戦で行こう!)
ツバサは後ろを振り返って神官に話しかけた。
「ヒルダさん、どこか神聖な場所を観光できなかな? 教会とか寺院とか聖地のような観光名所があればいいんだけど」
アークフェリス族は他の人種との交わりを断っているのだから、観光名所というのはないだろうと、ツバサは自分で言ってから気がついた。
「この近くでしたら〈生命の泉〉という神聖な場所があります。そこは観光地ではありませんが、アークフィリアの森に住むエルフたちが巡礼に来る場所としても有名です」
エルフたちは〈エルフの里〉のことをアークフィリアの森と呼んでいるらしい。自分たちのことをエルフと言ったのは、アークフェリス族以外にも部族が存在するのだろう。
「おお、いいですね。ぜひ見せてください」
「もちろんです。わたしの後を付いて来てください」
ツバサが考えていたのは巫女がいそうな寺院のような場所であるが、取っ掛かりとしてはいいだろう。
ヒルダを先頭に一時間くらい歩くと〈生命の泉〉に着いた。
小高い丘の麓にある泉なのでメインストリートからはだいぶ外れている。だが、ツバサが想像していたよりもだいぶ近い。
ここは結構な勢いで水が湧き出ているばしょで、二五メートルプールくらいの広さがある。
「この泉の水を飲むと健康になれるという言い伝えがあります」
「エルフの長寿の秘密だったりするのかな?」
「まさか。フフフ。ただの言い伝えですよ」
ヒルダは笑顔がチャーミングだとツバサが思った瞬間、近くで建物が壊れるような大音響が聞こえた。
この泉の周りには壁があり、出入り口は衛兵に守られている。おそらく、その門が破壊されたのではないだろうか?
「お前たち、急いで様子を見てきなさい!」
ヒルダが一緒に来た兵士に指示を出すと、彼らは大急ぎで門の方へ向かった。
「何があったんですか? まさか魔獣ではないよね?」
「この地には魔獣も侵入できませんから違うはずです。でも、用心のために結界を作りますので、この中に入ってください」
ツバサ、フェル、クラウの三人は、ヒルダが地面に描いた直径が三メートルほどの円の中に入った。
「それでは結界を張ります」
ヒルダは何かの呪文を唱えた後、持っていた杖を円の中に向けた。すると、円全体に魔法陣が現れた。
「ここれが結界? うっ……」
ツバサは目眩を感じた。ツバサはその感覚を知っている。
「これは転移魔法陣……騙したなっ!」
「もう遅いですよ。転移魔法陣は発動されました」
ヒルダによって描かれた魔法陣は、結界などではなかった――
「永遠の牢獄へようこそ」
ツバサたちは光りに包まれながら静かに消えていった。
メインストリートには高床式の木造建築物が整然と並んでいる。高床式といっても立派なログハウス風の建物で、窓にはガラスがちゃんとハマっている。しかも、各施設の玄関はテラスになっていて、すべての施設のテラスが木で作られた通路でつながっている。つまり、隣の施設に行くのにいちいち階段の上り下りをしなくてもいいのだ。
そして、メインストリートは石できれいに舗装されていて、土が舞い上がったり雨で泥濘んだりすることはない。
おそらく、この地方は雨が多いはずだ。あるいは豪雨が集中的にふることがあるのだろう。だからこ高床式の空中都市になっているのだ。
残念なことに、彼らの人口がどれだけあって都市がいくつあるのかなどの国力を表す情報は教えてもらえなかった。もっとも、それを簡単に教えてしまうようでは、その方が心配になる。
ツバサたちがメインストリートを歩いているとメインストリートにある建物は商業施設や公共施設だけであることに気がついた。住居はメインストリートから離れた木の上に作られているらしい。つまり、この都市はアークフェリス族なりの都市計画の基に造られたものなのだ。
一方、シャルロットたちはというと、ツバサと別れてルシアスと龍神族との今後の交流について話し合いの席を設けた。
もちろん、ここですべてが決まることはない。今後の話し合いの大まかな段取りが決められるだけだろう。本格的な取り決めは数年掛けて詰められていくはずだ。今更慌てる必要などないのだから。
そしてツバサたちはというと、エルフの里の散策を許されたので、とりあえずメインストリートを三人であるき出した。もちろん、案内役兼監視役もついている。
その一人はヒルダという女性で、纏っている服装から神官だということが判る。ひょっとしたらツバサの護衛相手である〈エルフの巫女〉のことを知っているかもしれない。だが、ツバサは直接問いただすのことを避けた。現在彼女がどのような立場なのか知らないし、何よりツバサの任務は誰にも知られてはならないからだ。
つまり、〈エルフの巫女〉とツバサは自然に出会うのが理想なのである。
そして、彼女の後ろには二人の兵士がついている。短剣と弓を装備しているが、あくまでも護衛の範囲を超えていない。
「精霊虫がたくさん飛んでいますね」
クラウが面白そうに辺りを見回している。
「お、俺のせいじゃないぞ」
ツバサは精霊紋のせいで自然と精霊虫を惹き寄せてしまう。だが、今では精霊虫の制御ができるようになっているはずた。
「この地が生命力に溢れているからだと思いますよ」
理由は解らないが、エルフの里自体が精霊虫を惹き寄せているのだろう。少なくともツバサのせいではない。
「シャルロットも大変だよな。俺だったら逃げちゃうよ」
ツバサが怠そうにいった。
「シャルロットさまはお姫さまですから、そんな無責任なことはできません」
クラウの表情からは「キリッ」という音が聞こえてきそうだ。
その時、フェルが不安そうな表情をしてい自分の方を見つめていることにツバサは気がついた。
『お兄ちゃん……、なんだか嫌な感じなの……』
フェルがテレパシーで話しかけてきた。とても不安そうな表情をしている。因みにフェルは少女の姿に戻っている。
『ひょっとして、ルシアスのことか?』
『そうなの。雲に囲まれているみたいにフワフワしてるの』
『ん? 雲に囲まれている? フェルの言ってることはよく分からないけど、なにか魔法のようなものを掛けられているとか?』
『ツバサさまの鑑定スキルでルシアスのステータスは確認済みですが、そのような兆候は示されていませんが?』
ツバサはクラウに自分のスキルを使えるようにしているので、情報収集はツバサがやらなくてもクラウが全てやってくれる。
クラウはツバサにはもったいないくらいの秘書であり、アシスタントなのだ。
『フェルの勘は侮れないからな。ルシアスたちには警戒を怠らないようにしよう』
『了解です、ツバサさま』『解ったわ、お兄ちゃん』
ツバサはそれよりも自分の任務がまだ少しも進んでいないことを気にしていた。
エルフの里に来てからというもの、〈エルフの巫女〉についてまったく聞いていない。噂さえも聞こえてこない。
どうしたものかとツバサが思案していると、横を歩いていたはずのフェルとクラウがいない。
「お前たち、何やってんだよ?」
どうやら食べ物の匂いに釣られて買い食いをしようとしてるようだった。
「あれ? 金はあるのか?」
(エルフの里で使われる通貨はどれだろう?)
「その程度でしたら、私たちが用立てますわ」
後ろについてきた神官が、買い食いの資金を提供してくれるようだ。
(あまり彼女に借りは作りたくない。後で換金できるものを売っぱらって返すことにしよう)
大賢者グランが残してくれた資産の中にアークフェリス族の通貨も含まれている可能性が高いが、ツバサは気がついていないようだ。
「お兄ちゃん、これ食べて」
フェルが串焼きのようなものを買ってきた。彼女は肉が好きらしい。
「こちらを先にお食べください、ツバサさま。早く食べないと解けてしまいます」
クラウが持ってきたのはアイスキャンディーのようなものだった。おそらく何かの果物を凍らせたものだろう。
串焼きが冷めるよりもアイスキャンディーが解ける方が悲惨なので、ツバサはアイスキャンディーから食べることにした。
フェルがツバサの横で膨れているが気にしても仕方がない。後でフォローすればいいだろうと、ツバサは思った。
「俺たちって観光客みたいだな」
(あっそうか。観光客作戦で行こう!)
ツバサは後ろを振り返って神官に話しかけた。
「ヒルダさん、どこか神聖な場所を観光できなかな? 教会とか寺院とか聖地のような観光名所があればいいんだけど」
アークフェリス族は他の人種との交わりを断っているのだから、観光名所というのはないだろうと、ツバサは自分で言ってから気がついた。
「この近くでしたら〈生命の泉〉という神聖な場所があります。そこは観光地ではありませんが、アークフィリアの森に住むエルフたちが巡礼に来る場所としても有名です」
エルフたちは〈エルフの里〉のことをアークフィリアの森と呼んでいるらしい。自分たちのことをエルフと言ったのは、アークフェリス族以外にも部族が存在するのだろう。
「おお、いいですね。ぜひ見せてください」
「もちろんです。わたしの後を付いて来てください」
ツバサが考えていたのは巫女がいそうな寺院のような場所であるが、取っ掛かりとしてはいいだろう。
ヒルダを先頭に一時間くらい歩くと〈生命の泉〉に着いた。
小高い丘の麓にある泉なのでメインストリートからはだいぶ外れている。だが、ツバサが想像していたよりもだいぶ近い。
ここは結構な勢いで水が湧き出ているばしょで、二五メートルプールくらいの広さがある。
「この泉の水を飲むと健康になれるという言い伝えがあります」
「エルフの長寿の秘密だったりするのかな?」
「まさか。フフフ。ただの言い伝えですよ」
ヒルダは笑顔がチャーミングだとツバサが思った瞬間、近くで建物が壊れるような大音響が聞こえた。
この泉の周りには壁があり、出入り口は衛兵に守られている。おそらく、その門が破壊されたのではないだろうか?
「お前たち、急いで様子を見てきなさい!」
ヒルダが一緒に来た兵士に指示を出すと、彼らは大急ぎで門の方へ向かった。
「何があったんですか? まさか魔獣ではないよね?」
「この地には魔獣も侵入できませんから違うはずです。でも、用心のために結界を作りますので、この中に入ってください」
ツバサ、フェル、クラウの三人は、ヒルダが地面に描いた直径が三メートルほどの円の中に入った。
「それでは結界を張ります」
ヒルダは何かの呪文を唱えた後、持っていた杖を円の中に向けた。すると、円全体に魔法陣が現れた。
「ここれが結界? うっ……」
ツバサは目眩を感じた。ツバサはその感覚を知っている。
「これは転移魔法陣……騙したなっ!」
「もう遅いですよ。転移魔法陣は発動されました」
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