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第4話 国王陛下は愚かな元王子が取るべきだった行動を俺に説明させる。
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「事ここに至っては実行することができない拙いものですが、考えていたものはあります。それでもでしょうか?」
万が一、自分が王族の身分で今回のルカスの様に平民など身分差のある女性をどうしても手に入れたくなったときを想定して考えていた方法がある。
「よい。この場ではその責は問わぬ。そこの頭の軽い愚か者に教えてやれ」
そう言って、陛下は俺を促した。王命だから仕方ない。トホホ。
「畏まりました。大前提として、ロザリア嬢は次期国王になる王太子の婚約者です。このことは揺るぎません。まず最初に、マリアンナ元男爵令嬢を正室、王妃にすることは現実問題として不可能です。また、ロザリア嬢が教育によって王妃としての実務能力を既に備えているのに対して、マリアンナ嬢はそれがないだけでなく、王を政治的に支える能力、味方になる友人の貴族令嬢がいません」
正しくはロザリア嬢の婚約者はルカスもしくはそのスペアである俺のどちらかで、実質的に選択権は王子側にはない。
故に俺とルカスの意見よりも、次期王妃・王太子妃が確定しているロザリア嬢の意見を陛下が聞き入れるので、イニシアチブはロザリア嬢側にある。
俺が知る限り、王国史上で2人の王子が学園を卒業するまでに王太子は決まっていた。
現時点まで王太子不在の原因は第1王子のルカスの教養面の欠格にあり、素行はギリギリ及第。予備の俺に出番が回ってくる可能性がある状況だった。
平穏に卒業していれば、ルカスは王太子になり、陛下が譲位するまでスパルタ教育で知識と判断力、必要な実績を積むはずだった。しかし、それも今回の失態で完全になくなった。
また、本来、学園で女生徒は社交界の味方となる同性の友人を見つけ、派閥に入って、自身の立ち位置を作り、将来の伴侶の家を支える下地を作る。
マリアンナは在学中はルカスとその取り巻き達とイチャつくばかりで、そのやるべきことをやっていなかった。
むしろ、顔と身分だけは偏差値が高いルカス達と常にいたため、同性間での評判も著しく悪い。味方は皆無だ。
「実務経験に差が既にあることもありますが、次期王妃として、ロザリア嬢が陛下の名の下に周知されているからロザリア嬢の次期王妃は不動。ロザリア嬢が公爵家麾下の貴族の令息達に裏切られたことは私も予想外でした。しかし、仮に彼女が亡くなろうと、次点の候補者が繰り上がって王妃となるため、マリアンナ嬢が王妃になることはありません」
「ふむ、ではどうやって嫁するのだ?」
興味深げに陛下は俺に問いかけた。
「事実として、社交の場で味方の令嬢を作るどころか、大量の敵を作っているマリアンナ嬢を側室に迎えるのは危険なので、愛妾として後宮に入れます」
側室という選択肢は政治的な能力と社交界での高い立場があればあった。しかし、両方ともないマリアンナでは選べない。
むしろ、側室にすると自分や正室となるロザリア嬢の足を引っ張りかねない。
反面、愛妾であれば社交界に出ることもなく、限度はあるが豊かな生活を送ることは可能。
流石に子供に王位継承権を与えることはできないが、子を成すことも認められる。
「なるほど、では愛妾でも必要な身分の問題はどうするのだ?」
「陛下と共に、次期国王の後ろ盾になるサイフィス公爵に相談して、公爵傘下の適任の伯爵家にマリアンナ嬢を養子にしてもらいます」
俺の答えに陛下は満足そうな笑みを浮かべた。それもそのはず。きちんと義父になるサイフィス公爵に相談、配慮しているのはもとより、身分差の問題も解決しているからだ。
例外もあるが、血筋はどうあれ貴族社会の身分はそのままその貴族の実力と影響力を示す指標となるものだから、下級貴族である男爵家よりも上級貴族である伯爵家の方が能力と影響力が上と言える。
下級貴族家から嫁を迎えることできない別の理由は嫁の実家に爵位に見合わない立場と権力を与えないことにもある。
過去、下級貴族家の嫁を迎えたことで嫁の実家が増長、国が傾いたことがある。
「ふむ、サイフィス公爵。アルトリウスの方法であればお主も納得して認めるか?」
陛下はさらりとサイフィス公爵に訊いた。
「……そうですね。細かい条件を詰める必要はありますが、それ次第で否やはないかと」
サイフィス公爵はいつもの無表情で陛下に答えた。
「……なぜ、なぜ私に教えなかったアルトリウス!?」
それまで沈黙していたルカスが俺に対して声を荒げた。
「陛下、発言してよろしいでしょうか?」
「ああ、構わぬぞ」
「ありがとうございます」
疲れた表情で発言許可を下した陛下に俺は感謝を述べて、憤るルカスへ向き直った。
「訊かれなかった。相談もされなかったからだ。だから、俺は教えられない。最も、訊かれてもその高圧的な上から目線で訊かれたら、俺は応えなかったかもしれない」
「何を言うか、お前は第2王子なのだから、私の要請に応えるべきだろう」
言葉のキャッチボールにならなくて俺の頭が痛くなると共に腹が立ってくる。
「何を根拠に俺にその義務があるのか分かりかねる。そもそも、俺に言われず自分で気づくか、取り巻きの者が提案するものだ。
次期王妃確定のロザリア嬢と後ろ盾になるサイフィス公爵を蔑ろにすることで王太子候補として完全に詰むことにいい加減気づけ!!」
「なにが候補だ! 陛下に次ぐ立場の私が王太子に決まっているだろう!」
「もう、元第1王子だがな。学園生活での学業の怠慢と素行不良が陛下達に届いていないと本気で思っているのか?」
「なっ、なにを言っている?」
俺の言葉にルカスは激しく狼狽出した。
この世界では未婚の非婚約者間の婚前交渉は禁止されている。
「3日前に学園に1泊2日の外泊届を出し、同じ期間で外泊届を出して受理されたマリアンナ嬢と一体、何処でナニをしていたんだ?」
「なんのことだ?」
「惚けるな。俺達、王太子候補には陛下直属の監視が付いていて、定期的に報告がなされている。隠しているつもりなのかもしれないが、お前達の行動は全て筒抜けで、3日前の夜にルカスとマリアンナの間でナニがあったかは、陛下と王妃、宰相の3人はご存知だ」
このことは王妃経由でロザリア嬢も把握済みなのは想像に難くない。
「私は私用で馴染みの宿屋に泊まっただけだ」
あくまで反省を見せず、シラを切るつもりの愚かなルカスに俺は現実を直視させることにした。
「言ったはずだ。既に陛下は監視からの報告でご存知だと。周囲への配慮次第で今言った失態の挽回はできた。しかし、それをせずに呆れる暴挙にお前達は出た。陛下が下された処分に従い、いつも自分で言っている身の程を弁えた平民の振る舞いを実践し、悔い改めて余生を過ごすがいい」
「アルトリウス! 貴様ぁああ!!」
ルカスが激昂して俺に殴りかかろうとするが、近衛兵に取り押さえられる。
もっとも、ルカス程度なら襲われても返り討ち余裕だが。
「もうよい、悔い改める様子のない其奴は修道院に送る日まで地下牢に繋いでおけ。期日は決まり次第伝える」
疲れた表情で陛下は近衛兵に命じた。
喚き声をあげるルカスは近衛兵の腹パンで沈黙して連行されていった。
「ロザリア嬢、サイフィス公爵。此度は其方らに不快な思いと要らぬ手間と時間を掛けさせて申し訳ない」
陛下は2人に改めて、謝罪して頭を下げた。
「陛下、お直りください。謝罪は承ります。ロザリアもよいな?」
「はい。陛下のご英断と誠意ある対応を謹んで承ります」
サイフィス公爵とロザリア嬢はそう言って臣下の礼をとって応えた。
「ではルカスの処分はこれでひと段落とする。詰めるべき事項は別途時間をとる。いらぬ心労をかけたロザリア嬢は下がってよいぞ」
そう告げ、陛下はルカス達の被害者であるロザリア嬢に労いの言葉をかけて、退出の許可を出した。
「陛下、アルトリウス殿下もお疲れのはずです。この後のことには無関係であらせられるので、娘と一緒に退がっていただいてはどうでしょうか?」
サイフィス公爵から俺にありがたい援護が出た。
「そうだな。アルトリウスも退がってよいぞ」
「畏まりました。失礼します陛下」
陛下の言葉を受けて、一礼した俺とロザリア嬢は謁見の間を後にした。
「この度はご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでしたアルトリウス殿下」
扉を出たところで、改めてロザリア嬢が頭を下げてきた。
「いや、礼には及ばない。頭をあげてくれないかな」
「ありがとうございます。申し訳ございませんが、疲れてしまいましたので、失礼いたします」
そう言うと、早々にロザリア嬢は従者を引き連れて去っていった。ただ、去り際に、
「もう逃がしませんよ、アルトリウス様」
ロザリア嬢は恍惚とした笑顔で俺に告げた。
あれ? どうしてこうなったん??
万が一、自分が王族の身分で今回のルカスの様に平民など身分差のある女性をどうしても手に入れたくなったときを想定して考えていた方法がある。
「よい。この場ではその責は問わぬ。そこの頭の軽い愚か者に教えてやれ」
そう言って、陛下は俺を促した。王命だから仕方ない。トホホ。
「畏まりました。大前提として、ロザリア嬢は次期国王になる王太子の婚約者です。このことは揺るぎません。まず最初に、マリアンナ元男爵令嬢を正室、王妃にすることは現実問題として不可能です。また、ロザリア嬢が教育によって王妃としての実務能力を既に備えているのに対して、マリアンナ嬢はそれがないだけでなく、王を政治的に支える能力、味方になる友人の貴族令嬢がいません」
正しくはロザリア嬢の婚約者はルカスもしくはそのスペアである俺のどちらかで、実質的に選択権は王子側にはない。
故に俺とルカスの意見よりも、次期王妃・王太子妃が確定しているロザリア嬢の意見を陛下が聞き入れるので、イニシアチブはロザリア嬢側にある。
俺が知る限り、王国史上で2人の王子が学園を卒業するまでに王太子は決まっていた。
現時点まで王太子不在の原因は第1王子のルカスの教養面の欠格にあり、素行はギリギリ及第。予備の俺に出番が回ってくる可能性がある状況だった。
平穏に卒業していれば、ルカスは王太子になり、陛下が譲位するまでスパルタ教育で知識と判断力、必要な実績を積むはずだった。しかし、それも今回の失態で完全になくなった。
また、本来、学園で女生徒は社交界の味方となる同性の友人を見つけ、派閥に入って、自身の立ち位置を作り、将来の伴侶の家を支える下地を作る。
マリアンナは在学中はルカスとその取り巻き達とイチャつくばかりで、そのやるべきことをやっていなかった。
むしろ、顔と身分だけは偏差値が高いルカス達と常にいたため、同性間での評判も著しく悪い。味方は皆無だ。
「実務経験に差が既にあることもありますが、次期王妃として、ロザリア嬢が陛下の名の下に周知されているからロザリア嬢の次期王妃は不動。ロザリア嬢が公爵家麾下の貴族の令息達に裏切られたことは私も予想外でした。しかし、仮に彼女が亡くなろうと、次点の候補者が繰り上がって王妃となるため、マリアンナ嬢が王妃になることはありません」
「ふむ、ではどうやって嫁するのだ?」
興味深げに陛下は俺に問いかけた。
「事実として、社交の場で味方の令嬢を作るどころか、大量の敵を作っているマリアンナ嬢を側室に迎えるのは危険なので、愛妾として後宮に入れます」
側室という選択肢は政治的な能力と社交界での高い立場があればあった。しかし、両方ともないマリアンナでは選べない。
むしろ、側室にすると自分や正室となるロザリア嬢の足を引っ張りかねない。
反面、愛妾であれば社交界に出ることもなく、限度はあるが豊かな生活を送ることは可能。
流石に子供に王位継承権を与えることはできないが、子を成すことも認められる。
「なるほど、では愛妾でも必要な身分の問題はどうするのだ?」
「陛下と共に、次期国王の後ろ盾になるサイフィス公爵に相談して、公爵傘下の適任の伯爵家にマリアンナ嬢を養子にしてもらいます」
俺の答えに陛下は満足そうな笑みを浮かべた。それもそのはず。きちんと義父になるサイフィス公爵に相談、配慮しているのはもとより、身分差の問題も解決しているからだ。
例外もあるが、血筋はどうあれ貴族社会の身分はそのままその貴族の実力と影響力を示す指標となるものだから、下級貴族である男爵家よりも上級貴族である伯爵家の方が能力と影響力が上と言える。
下級貴族家から嫁を迎えることできない別の理由は嫁の実家に爵位に見合わない立場と権力を与えないことにもある。
過去、下級貴族家の嫁を迎えたことで嫁の実家が増長、国が傾いたことがある。
「ふむ、サイフィス公爵。アルトリウスの方法であればお主も納得して認めるか?」
陛下はさらりとサイフィス公爵に訊いた。
「……そうですね。細かい条件を詰める必要はありますが、それ次第で否やはないかと」
サイフィス公爵はいつもの無表情で陛下に答えた。
「……なぜ、なぜ私に教えなかったアルトリウス!?」
それまで沈黙していたルカスが俺に対して声を荒げた。
「陛下、発言してよろしいでしょうか?」
「ああ、構わぬぞ」
「ありがとうございます」
疲れた表情で発言許可を下した陛下に俺は感謝を述べて、憤るルカスへ向き直った。
「訊かれなかった。相談もされなかったからだ。だから、俺は教えられない。最も、訊かれてもその高圧的な上から目線で訊かれたら、俺は応えなかったかもしれない」
「何を言うか、お前は第2王子なのだから、私の要請に応えるべきだろう」
言葉のキャッチボールにならなくて俺の頭が痛くなると共に腹が立ってくる。
「何を根拠に俺にその義務があるのか分かりかねる。そもそも、俺に言われず自分で気づくか、取り巻きの者が提案するものだ。
次期王妃確定のロザリア嬢と後ろ盾になるサイフィス公爵を蔑ろにすることで王太子候補として完全に詰むことにいい加減気づけ!!」
「なにが候補だ! 陛下に次ぐ立場の私が王太子に決まっているだろう!」
「もう、元第1王子だがな。学園生活での学業の怠慢と素行不良が陛下達に届いていないと本気で思っているのか?」
「なっ、なにを言っている?」
俺の言葉にルカスは激しく狼狽出した。
この世界では未婚の非婚約者間の婚前交渉は禁止されている。
「3日前に学園に1泊2日の外泊届を出し、同じ期間で外泊届を出して受理されたマリアンナ嬢と一体、何処でナニをしていたんだ?」
「なんのことだ?」
「惚けるな。俺達、王太子候補には陛下直属の監視が付いていて、定期的に報告がなされている。隠しているつもりなのかもしれないが、お前達の行動は全て筒抜けで、3日前の夜にルカスとマリアンナの間でナニがあったかは、陛下と王妃、宰相の3人はご存知だ」
このことは王妃経由でロザリア嬢も把握済みなのは想像に難くない。
「私は私用で馴染みの宿屋に泊まっただけだ」
あくまで反省を見せず、シラを切るつもりの愚かなルカスに俺は現実を直視させることにした。
「言ったはずだ。既に陛下は監視からの報告でご存知だと。周囲への配慮次第で今言った失態の挽回はできた。しかし、それをせずに呆れる暴挙にお前達は出た。陛下が下された処分に従い、いつも自分で言っている身の程を弁えた平民の振る舞いを実践し、悔い改めて余生を過ごすがいい」
「アルトリウス! 貴様ぁああ!!」
ルカスが激昂して俺に殴りかかろうとするが、近衛兵に取り押さえられる。
もっとも、ルカス程度なら襲われても返り討ち余裕だが。
「もうよい、悔い改める様子のない其奴は修道院に送る日まで地下牢に繋いでおけ。期日は決まり次第伝える」
疲れた表情で陛下は近衛兵に命じた。
喚き声をあげるルカスは近衛兵の腹パンで沈黙して連行されていった。
「ロザリア嬢、サイフィス公爵。此度は其方らに不快な思いと要らぬ手間と時間を掛けさせて申し訳ない」
陛下は2人に改めて、謝罪して頭を下げた。
「陛下、お直りください。謝罪は承ります。ロザリアもよいな?」
「はい。陛下のご英断と誠意ある対応を謹んで承ります」
サイフィス公爵とロザリア嬢はそう言って臣下の礼をとって応えた。
「ではルカスの処分はこれでひと段落とする。詰めるべき事項は別途時間をとる。いらぬ心労をかけたロザリア嬢は下がってよいぞ」
そう告げ、陛下はルカス達の被害者であるロザリア嬢に労いの言葉をかけて、退出の許可を出した。
「陛下、アルトリウス殿下もお疲れのはずです。この後のことには無関係であらせられるので、娘と一緒に退がっていただいてはどうでしょうか?」
サイフィス公爵から俺にありがたい援護が出た。
「そうだな。アルトリウスも退がってよいぞ」
「畏まりました。失礼します陛下」
陛下の言葉を受けて、一礼した俺とロザリア嬢は謁見の間を後にした。
「この度はご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでしたアルトリウス殿下」
扉を出たところで、改めてロザリア嬢が頭を下げてきた。
「いや、礼には及ばない。頭をあげてくれないかな」
「ありがとうございます。申し訳ございませんが、疲れてしまいましたので、失礼いたします」
そう言うと、早々にロザリア嬢は従者を引き連れて去っていった。ただ、去り際に、
「もう逃がしませんよ、アルトリウス様」
ロザリア嬢は恍惚とした笑顔で俺に告げた。
あれ? どうしてこうなったん??
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