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プロローグ
選択と願い
しおりを挟むもし、一つだけ願いが叶うとしたら
あなたは何を願いますか。
もし、もう一度やり直すことができたとしても、やっぱり私はこれしか選べない。
それが他から見ればどんなに愚かで、どんなに間違った選択だとしても、やっぱり私にはこれしか選べない。
人は誰しも、迷いながらもその時はその選択が正しいと思い、それを選び、そして気付く。
それが本当に正しかったのか否か。
—— そして願う。
私にはもう何も見えない。何も聴こえない。
ここは全てを闇が支配しているから。
終の記憶は貴方の泣き顔。
違う。そうじゃない。
貴方を哀しませたかったわけじゃない。
そもそもが薄氷の上を歩いているようなものだったのだ。
だからわかっていた。
終わりが近いことを。
それでも私は ——。
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