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第3章
兄ちゃんの秘密
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俺は3月の初め頃に中学校を無事に卒業した。卒業式は全く泣かなかったけど、その代わり友達が俺の分まで号泣していた。俺が行く高校には俺の友達は誰一人進学しなかったので、ここで別れるのは寂しいが俺達が高校が違うという理由だけで、関係が終わるとは思ってはいない。
今日はその友達3人と夜ファミレスに集まって夕食を食べるので、店に向かうと皆はもうすでに席に座っていた。
「もう居たのか?」
「うん、まぁ家にいても暇だし」
俺は「ふーん」と言いながら幼馴染の隣に座った。すると幼馴染がハッと何かを思い出したかのような顔をして、俺に言ってきた。
「そういえばお前彼女とはあれから続いてるのか?」
俺はその言葉に一瞬固まったが、「別れた」と一言言うと、他の2人が俺に「何があったんだ」と言い寄ってきた。
「あぁ、俺さ初デートとの時に・・・・・てことがあったんだよ」※この詳細は割愛します
「なるほどなぁー。嫌だとしても拒否したらまずいだろ」
「まぁ、それは悪いと思ってるけどまさかそれだけで、ふられるとは思ってなかった」
「はぁーこれだから獅郎は分かってないなー、ふられたら直ぐに追いかけて謝ればよかったのに」
「あぁ、まぁーそれもそうだったな」
「そうだったなって他人事かよ」
「てか、それより俺腹減った」
「あ、そういえばなんにも頼んで無かったな」
そして4人でずっとワイワイ喋っていると、いつの間にか夜の8時を過ぎてしまった。俺は母さんに「家には9時までには帰りなさい」と、言われているので慌てて帰った。
俺は小走りで夜の街を歩いていると、何故か聞き覚えのある声が路地裏の方から聞こえた。俺は気になって立ち止まり、こっそりとその人たちの話を聞いていた。
「君が龍馬君?」
「はい、そうです。僕が龍馬です」
「へぇー、写真よりも可愛くて綺麗だね」
「ありがとうございます」
「ヤってる最中にやって欲しくない事とかある?」
「んー・・・キス、ですかねぇ」
「ははは、抱かれるのはいいけどそっちは嫌なのかい?面白い子だね、気に入ったよ。もし君の反応がよかったらお金弾むよ」
「ふふ、ありがとうございます」
俺はその話を聞いて驚いた。兄ちゃんと同じ名前兄ちゃんと同じ声なのだから。俺は気になってじっとその2人の顔を見た。すると偶然龍馬という人の顔に車のライトが当たり、一瞬だけ顔がハッキリと見えた。その顔と雰囲気は独特の色気と美しさを纏った兄ちゃんの姿だった。本当ならここで兄ちゃんを止めるのが正解なのかもしれないが、俺はそれよりも兄ちゃんとの関係が壊れるのが怖くて引き止めることが出来なかった。そして俺は自分は何も見ていないと、心に言い聞かせながら走ってその場から逃げた。
今日はその友達3人と夜ファミレスに集まって夕食を食べるので、店に向かうと皆はもうすでに席に座っていた。
「もう居たのか?」
「うん、まぁ家にいても暇だし」
俺は「ふーん」と言いながら幼馴染の隣に座った。すると幼馴染がハッと何かを思い出したかのような顔をして、俺に言ってきた。
「そういえばお前彼女とはあれから続いてるのか?」
俺はその言葉に一瞬固まったが、「別れた」と一言言うと、他の2人が俺に「何があったんだ」と言い寄ってきた。
「あぁ、俺さ初デートとの時に・・・・・てことがあったんだよ」※この詳細は割愛します
「なるほどなぁー。嫌だとしても拒否したらまずいだろ」
「まぁ、それは悪いと思ってるけどまさかそれだけで、ふられるとは思ってなかった」
「はぁーこれだから獅郎は分かってないなー、ふられたら直ぐに追いかけて謝ればよかったのに」
「あぁ、まぁーそれもそうだったな」
「そうだったなって他人事かよ」
「てか、それより俺腹減った」
「あ、そういえばなんにも頼んで無かったな」
そして4人でずっとワイワイ喋っていると、いつの間にか夜の8時を過ぎてしまった。俺は母さんに「家には9時までには帰りなさい」と、言われているので慌てて帰った。
俺は小走りで夜の街を歩いていると、何故か聞き覚えのある声が路地裏の方から聞こえた。俺は気になって立ち止まり、こっそりとその人たちの話を聞いていた。
「君が龍馬君?」
「はい、そうです。僕が龍馬です」
「へぇー、写真よりも可愛くて綺麗だね」
「ありがとうございます」
「ヤってる最中にやって欲しくない事とかある?」
「んー・・・キス、ですかねぇ」
「ははは、抱かれるのはいいけどそっちは嫌なのかい?面白い子だね、気に入ったよ。もし君の反応がよかったらお金弾むよ」
「ふふ、ありがとうございます」
俺はその話を聞いて驚いた。兄ちゃんと同じ名前兄ちゃんと同じ声なのだから。俺は気になってじっとその2人の顔を見た。すると偶然龍馬という人の顔に車のライトが当たり、一瞬だけ顔がハッキリと見えた。その顔と雰囲気は独特の色気と美しさを纏った兄ちゃんの姿だった。本当ならここで兄ちゃんを止めるのが正解なのかもしれないが、俺はそれよりも兄ちゃんとの関係が壊れるのが怖くて引き止めることが出来なかった。そして俺は自分は何も見ていないと、心に言い聞かせながら走ってその場から逃げた。
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