10 / 19
第3章
兄ちゃんとの距離
しおりを挟む
家に帰るとリビングにいた母さんが「お帰りー今日どうだった?」と聞いてきたので、俺は適当な返事を返した。すると母さんが少し怒って「何よもぉー反抗期?」と、言いながらリビングに戻って行った。俺はバックを自室の端にぶん投げて、ベットに倒れ込んだ。そしてしばらくボーッと天井を眺めていると、兄ちゃんからメールが来た。俺は兄ちゃんが俺が見ていた事に気がついているんじゃないかと思い、見るのが怖くてためらったが、しかしメールをいつまでも見ない訳にはいかないので渋々メールを見た。すると内容はただ母さんに少し遅くなると言っておいて、と書かれているだけだった。俺はひとまずホッとして、下に降りて母さんに伝えた。すると母さんが「何かあったの?」と聞いてきたので、俺はいつも通り笑って「なんもない」と言った。そして俺は風呂に入り今日は早めに寝る事にした。兄ちゃんとなるべく合わないために。
結局俺はなかなか寝付けなくてベットでゴロゴロしていると、兄ちゃんが帰って来たらしく階段を上がってきた。俺は急いで布団をかぶって隠れていると、兄ちゃんが俺の部屋の前で足を止めて部屋に入ってきた。そして兄ちゃんは真っ直ぐに俺の寝ているベットに来て、俺の頭に触れようとしたが、との手を急にピタッと止めた。そして手を下ろすと兄ちゃんは冷たい寂しそうな声で、「ごめんね、こんなお兄ちゃんで。でも僕を捨てないで・・・」と言った。そして俺の部屋を出て行った。
俺はその日グルグル頭の中で色々な記憶や、不安が巡ったせいでよく眠れなかった。
「獅郎!いつまで寝てるの起きなさい!」
「ぅ~ん・・・分かってるよ」
俺は母さんにそう言って階段を降りていくと、ちょうど洗面所から出てきた兄ちゃんと会ってしまった。俺は兄ちゃんにいつも通り挨拶したつもりだったが、兄ちゃんは何かおかしいと気づいたらしく、俺に「どうかしたの?」と聞いてきた。俺は慌てすぎて苦笑いで「何でもないよ」と言ってしまった。そのせいでより怪しくなったせいか、兄ちゃんは俺の顔をジーッと見ると、ニコッと笑って「そっか」と言ってリビングに向かった。俺は兄ちゃんになんて言われるか不安だったので、これ以上質問されなくてよかったと安心した。
結局俺はなかなか寝付けなくてベットでゴロゴロしていると、兄ちゃんが帰って来たらしく階段を上がってきた。俺は急いで布団をかぶって隠れていると、兄ちゃんが俺の部屋の前で足を止めて部屋に入ってきた。そして兄ちゃんは真っ直ぐに俺の寝ているベットに来て、俺の頭に触れようとしたが、との手を急にピタッと止めた。そして手を下ろすと兄ちゃんは冷たい寂しそうな声で、「ごめんね、こんなお兄ちゃんで。でも僕を捨てないで・・・」と言った。そして俺の部屋を出て行った。
俺はその日グルグル頭の中で色々な記憶や、不安が巡ったせいでよく眠れなかった。
「獅郎!いつまで寝てるの起きなさい!」
「ぅ~ん・・・分かってるよ」
俺は母さんにそう言って階段を降りていくと、ちょうど洗面所から出てきた兄ちゃんと会ってしまった。俺は兄ちゃんにいつも通り挨拶したつもりだったが、兄ちゃんは何かおかしいと気づいたらしく、俺に「どうかしたの?」と聞いてきた。俺は慌てすぎて苦笑いで「何でもないよ」と言ってしまった。そのせいでより怪しくなったせいか、兄ちゃんは俺の顔をジーッと見ると、ニコッと笑って「そっか」と言ってリビングに向かった。俺は兄ちゃんになんて言われるか不安だったので、これ以上質問されなくてよかったと安心した。
0
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
兄弟カフェ 〜僕達の関係は誰にも邪魔できない〜
紅夜チャンプル
BL
ある街にイケメン兄弟が経営するお洒落なカフェ「セプタンブル」がある。真面目で優しい兄の碧人(あおと)、明るく爽やかな弟の健人(けんと)。2人は今日も多くの女性客に素敵なひとときを提供する。
ただし‥‥家に帰った2人の本当の姿はお互いを愛し、甘い時間を過ごす兄弟であった。お店では「兄貴」「健人」と呼び合うのに対し、家では「あお兄」「ケン」と呼んでぎゅっと抱き合って眠りにつく。
そんな2人の前に現れたのは、大学生の幸成(ゆきなり)。純粋そうな彼との出会いにより兄弟の関係は‥‥?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる