真・転生?したら男女貞操逆転世界

美鈴

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第三章

トイレでのやり取り

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 一度トイレのドアの前で深呼吸。なんといってもコレから入るのは男子トイレではない。女子トイレだからだ。女装してるからこっちを使わないといけないし、勿論ここに入るのには理由がある。

 意を決して俺は女子トイレの中に入る事に。



「──豊和君っ!?」

「柚希…大丈夫?」

「私は大丈夫だけれど…私の事よりも、どうして来たのっ!?」

「どうして?どうしてって柚希が大切だから来たんだけど」

「…バカ…なんだから…豊和君はホントにもう…」

「──時間がないのでお二人のお話はそれくらいにしてもらって宜しいでしょうか?」

 俺と柚希の声を遮ったのは俺より少し歳上の女性。彼女は柚希の腕を後ろ手にして掴んで拘束しているのが見てとれる。

 そう、俺がこの女子トイレに来たのは、店員から渡されたコースターの裏に【柚希を無事返して欲しければ一人で女子トイレに来い】と書かれていたからだ。ご丁寧に名前つきで。

素波李すぱいさんでいいんですよね?」

 俺は彼女に問う。

「ほう…わたくしをスパイと見抜きましたか」

 彼女の言葉に柚希がビックリしたような表情を浮かべる。

「いやいやいや…えっ?名前がすぱいじゃないのっ!?えっ?ホントのスパイ!?って、事はどこかの国のスパイか誰かに雇われたという事っ!?」

 俺も俺でビックリしてるけどな。だってとある国の素波李って書かれていたんだぞ?スパイ以外に読み方あるっ!?読むとして、すなみすもも…とか、もとなみすもも…とかか…?そんなの安直過ぎるだろっ!?

「演技はそのくらいで結構です。それとわたくしの名前はもとなみすももです。以後お間違えなきようお願いします。それと先程も言いましたがわたくしには時間がありませんので」

 いや…演技じゃなくて、素でビックリしてたんだけども…?まあ、彼女が言うように時間はそんなにないだろうな。あまりにも遅いと護衛の人達がここに駆け込んでくるだろうし。


「とりあえず柚希を離して欲しい。目的は俺なんですよね?だから俺を柚希の代わりに捕まえればいい」

「そ、そんなの駄目だよ!豊和君が私の代わりになんて…」

 空気にシリアスが混じったところで…

「う~ん。ちょっと違いますね」

 そんな事を言う素波李さん。

「「えっ?」」

「あなたを連れていくとなると戦争になると思いますしね」

「ええと…何が目的なんです?」

「わたくしが手に入れないといけないのは、あなたの精子です」

「っ!?」

 柚希は驚愕。俺はというと…

「柚希を離してもらえるなら…いくらでも」

「豊和君!?」

 柚希が無事ならそれくらいは問題ない。

「そうですか。助かります。約束は勿論守りますよ」

「それで…?どうすればいいんです?あなたを抱けばいいんですか?」

「それはとても魅力的なお言葉ですが…残念な事にわたくしが使うわけじゃあないので。コレに出してもらえますか?すぐに」

 ポ~ンとこちらに放り投げられたものを俺はキャッチする。少し形が違うものの、それは定期的に俺が使う精子搾取保管機に似ていた。

 なるほど。コレなら保管して持ち帰れるというわけか。

「一つ聞いても?」

「何を聞きたいのですか?」

「俺の精子を手に入れるのと引き換えに、素波李さんは何を手に入れられるんです?」

「っ!?それがあなたになんの関係あるのですか!」

 少し怒りを感じさせるかのような彼女の声。なんとなく…彼女が時折浮かべる表情と雰囲気からその事が気になったんだよな。


 よくある話だと…

「誰か人質に取られてたりしますか…?」


「……あなたに関係ないでしょう!それより早くそれに精子を出しなさいっ!!」


 どうやら間違いなさそうだ。俺の勘も捨てたもんじゃないな。そして間違いなくこの瞬間も彼女の行動は筒抜けというか盗聴かなにかされてるんだろう。だから声を荒げた。今思うとあんな安直な名前は気がついて欲しいという彼女の…


「わたくしとした事が申し訳ありません。あなた様は女性に興奮なされるんでしたね?オカズが必要でしょう、オカズが。と、いうわけで」

「「……っ!?」」


 素波さんは柚希を片手で拘束したまま、残る片手で柚希のスカートと下着を取り除き…

「どうぞ!柚希様…ご開帳です☆」

 柚希を足を開きながら持ち上げた。それはどういう事かというと、柚希のその両足はM字に開かれていて、そうなるとバッチリあそこが…

「(ごくっ…)」

「やぁぁぁ!?見ないでっ!?見ないでぇ!?濡れてるから濡れてるからっ!あっ…でも…見られるのも…悪くなかったり…?」
 
「どっち!?」

「さぁ、オカズは用意しましたよ?ソレも反応なされているようですね」

「とりあえず…分かりました。柚希!いい?」

「えっ!?あっ……うん…私で…その…いいよ?」



 俺は俺を取り出し、精子搾取機にヌポン!




 ウィィィィン!ウィィィィン!ウィィィィン!ウィィィィン!ウィィィィン──










「コレでいいでしょう?」

 俺は搾取機を投げ渡す。

「──確かに。では…わたくしはコレで」


「豊和くぅぅぅん!」

 
 自由になった柚希が下半身すっぽんぽんで俺に抱き着いてくる。それを受け取め彼女に視線を向けると、素波さんはすでにその場から姿を消していた。窓が開いてるところから察するに、窓からこの場を後にしたんだろう。



「…あの人を…お願いできます?」

「豊和君…?誰に言って…」


 コンコン!


 了解とばかりにトイレの天井からそんな音がする。居ると思ったんだよな。まあ、彼女に任せておけば後の事は大丈夫だろう。

 なんといっても彼女は…

 





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